2007年5月アーカイブ

なんどかこのブログでも描いた覚えがあって、いまさら、という感じもするのですが、ロシア五人組といたらこのCDについて書かずにはおられないのです。

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」 ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」
チェリビダッケ(セルジュ) (2001/04/18)
東芝EMI

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もうこのCDとの出会いも何度も書いたような気がします。一連のチェリビダッケ盤がEMIから市場に出回り始めたのが1997年末から1998年にかけてだったと記憶しています。ぼくがタワレコでクラシックCDを気が狂うようなペースで買いあさっていた頃でした。

そ れで、渋谷のタワレコでいつものようにCDをあさっていたら、流れていたのですよ、チェリビダッケのテンポの遅い「プロムナード」が……。度肝を抜かれま した。こんな遅い演奏、ありなんだ、って。それまでに聴いていた展覧会の絵は、カラヤン盤とジュリーニ盤でしたので、こんなにトリッキー(?)なテンポ 取りすること自体信じられなかったのです。こんなのありなんだ、と思うと共に、これってめちゃくちゃ格好がいいんじゃないか? と思ったわけです。ここま で遅いテンポで、これだけグルーヴ(?)できて、激しく歌っている演奏をするチェリビダッケはすごい! と思い、ボックスCDを買いにレジに走っていったわけ です。

それ以来、チェリビダッケの演奏、特にブルックナーを振った演奏にしばらくのあいだまるで金縛りにあったような気分で聴いておりま した。ブルックナーのテンポの遅さもやはりすごかった。でも歌ってるんだよなあ、チェリビダッケの演奏は。遅いテンポをとるにはそれなりの難しさがあると いうのは、ジャズコンボでフロント取っていたのでよくわかる気がするのですが(もしかしたらクラシックでは違うのかもしれませんが)、遅ければ遅いほど、曲の細部が拡大さ れて、素っ裸状態になるわけですよ。ごまかしのきかない世界。そこでチェリビダッケは雄々しく闘っているのだなあ、と思ったわけです。

そういう意味では、チェリビダッケの世界に誘ってくれた僕にとっては思い出深い盤がこの「展覧会の絵」だったというわけです。

ムソルグスキーのことというより、チェリビダッケのことになってしまいましたが……。趣旨とは違う感じで申し訳ありません。

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夢そよぐ風 夢そよぐ風
イリアーヌ (2004/05/26)
BMG JAPAN
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ここのところ疲れ気味で、音楽に正面から向き合えない感じ。いつもなら楽しんで聴けるプッチーニやシュトラウスにもそっぽを向かれている感じ。というより、「カプリッチョ」聴いて涙ぐむぐらい疲れているらしい。

年度が替わって、部署も変わって、忙しくなってきたからかなあ? それとも少し早い五月病だったりして。

でも、このアルバムを毎日聴いて英気を養っています。通勤は90分ぐらいかかるのですが、最後の20分間は決まってこのアルバム。帰宅するときも最初の20分は必ずこのアルバム。

イリアーヌ・イリアス「夢そよぐ風(Dreamer)」です。

以前にも紹介しました。

http://shushi.s39.xrea.com/mt/2004/05/04-232357.php

曲のラインナップです。

  1. Call Me
  2. Baubles, Bangles And Beads
  3. Photograph
  4. Movin' Me On
  5. So Nice
  6. That's All
  7. Tangerine
  8. Dreamer
  9. Time Alone
  10. Doralice
  11. A House Is Not A Home
 特に、冒頭Call MeとPhotographのアンニュイな感じ、たまりません。それからBaubles, Bangles And Beadsの洒脱な感じ。いいですな。

サックスは、もちろんマイケル・ブレッカーです。さっきサックスの練習をしていたときに、Call Meを聴きながらブレッカーの真似をしようとしたのですが、どだい無理な話でした。Call Meって、冒頭で激しく転調するのですが、この転調であのメロディアスなフレーズを吹けるだなんて、本当にマイケル・ブレッカーは偉大だと思います。あまりに偉大すぎるので、自分が矮小にみえて、また落ち込んだりして。

Youtubeで、イリアーヌがCall Meを歌っている映像を見つけました。CDの音源よりフェイクしている感じ。シンプルなカルテットですが、CDの音源は、オケもサックスも入ってますからね。この映像よりももっと充溢していますよ。

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SAX
 昨夜は、会社帰りで少し疲れていたのですが、日曜日に行った近所の文化センターでまたサックスの練習をしました。前回はコード進行をPC上のDAWソフトで動かして練習していましたが、PCが重くて仕方がない(いわゆる重さが重いのです)ので、MIDIファイルをAACに変換して、iPodに載せて持って行きました。iTuneは、MIDIをAACに変換することができるのですね。感動です。  それにしてもスタンダードナンバーの難しさといったら、という感じです。サックスを初めてもう15年で、そのうち5年ほどは吹いていませんので、実質10年ぐらいのキャリアだったりするのですが。まあ、プロになるわけでもないので、致し方ありません。余り自分を責めるのは疲れるのでやめました。ゆっくりつきあっていくことにしようと思います。

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踊れトスカーナ! 踊れトスカーナ!
レオナルド・ピエラッチョーニ (2005/09/21)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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踊れトスカーナ!(1998) - goo 映画

あー、面白かったですよ、「踊れトスカーナ!」。気分転換に、と思って午後の気怠い時間に見てみました。1時間半の映画なので、疲れることもなく爽快。イタリアらしいラヴ・コメディ。いろいろと小道具や会話に気を遣っています。「愛は、太陽と同じく、昇り沈む」なんていう言葉も出てきたりする。ブーメランは登場人物の再登場を示唆したり(そのまんまですか……)。余り詳しくは書きませんが、途中のはちゃめちゃなディナーの場面では一人で笑いっぱなしでした。面白かったですよ。
にしても、イタリア人はスペイン語分からないんですね。昔聴いた噂(都市伝説?)では、イタリア人とスペイン人はお互いがお互いの言葉をしゃべっていても、日本で言う方言の違いぐらいなもんなので、何とか理解し合えるのだ、と言うのがあったんですが、そうでもなさそう、というのがわかりました。
時代設定は1996年から1997年にかけてのトスカナ地方。フィレンツェにちかい田舎町です。田舎町だけあって、映像は古く感じられます。70年代と言われても分からない感じ。ですが、ばかでかい携帯が登場したりするので、ああ10年前のことなんだ、と言うのが分かります。

この連休、映画を5本見よう! と目標を立てたのですが、これで2本目です。あと3本。みられるかな?

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Richard Strauss: Capriccio / Sawallisch, Philharmonia Orchestra Richard Strauss: Capriccio / Sawallisch, Philharmonia Orchestra
Richard Strauss、 他 (2000/08/15)
Angel

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Capriccio Capriccio
Richard Strauss、 他 (2005/09/13)
Deutsche Grammophon

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 今日も良い天気。早起きをして近所のカフェに行って、本を読んだり文章を書いたりしました。昨日も行きましたので二日連続です。最近よく行っているカフェなのですが、「新豆主義」を謳っておられて、収穫後一年以内の豆を使用したり、山地、農園、品種がわかる品質の高い豆を使用したり、焙煎をお店でやられていたり(焙煎前の豆は傷まない(=生きているから)が、焙煎すると劣化していくのだそうです)、とこだわりのお店です。僕は、珈琲を飲み過ぎて体調を崩すことが多いのですが、この店ではついつい珈琲を飲んでしまいますね。ご夫婦でお店を切り盛りされているのですが、注文を受けてから豆をひいてドリップしているので、とても忙しそうです。応援したいな、と思いますので、休日にはちょくちょく出かけようかな、と思っています。
 
 そのカフェでカプリッチョを聴きました。昨日はベーム盤、今日はサヴァリッシュ盤と言う具合。第9場で、月光の音楽のモティーフが現れるのですが、そのとき歌われるのはオペラ賛歌とでもいうべき内容。月光の音楽の裏テーマは、詩と音楽の融合としての総合芸術であるオペラを讃えるモティーフなのですね。

 サヴァリッシュ盤はモノラル録音なのですが、古めかしさを感じさせない演奏ですね。録音されたのが1957年から1958年にかけてですので、サヴァリッシュさんは35歳ぐらいですね。その歳でシュヴァルツコプさんやホッターさんと仕事をされている。

 サヴァリッシュ盤の月光の音楽は、ベーム盤よりゆったりとしたテンポ取りで、豊かに歌い上げる感じ。執事は、ベーム盤よりもさらりとした歌い方。実は執事の歌がシュトラウスの全オペラの締めくくりなんですよね。シュトラウスの全オペラのリブレットの最後の最後です。

 シュワルツコップさんは、ヤノヴィッツさんより情感が出ている。伯爵夫人の心境を拡大鏡で見せている感じ。ヤノヴィッツさんはもう少し冷静です。どちらを取るか人それぞれかもしれませんね。私はどちらも好きですが。

 イタリア人が登場するあたりは「ばらの騎士」と似ていますね。

 カプリッチョには様々な引用があるそうなのですが、門外漢の僕にはそれをそれとして認識することはできません。ただ、イタリアオペラ風な旋律が幾つも登場している、ということがわかるぐらい。 名曲ライブラリーによると、グルックやラモーから引用されていると言うこと。その二人のオペラは聴いたことないですし楽譜が読めないのでなかなかわかりにくいのですが。頑張ろうっと。

それから、月光の音楽はシュトラウスの歌曲集「小間物屋の鏡」に似ているそうです。こちらも要チェック。

それではライナーからの写真を(もう50年経っているから良いでしょうか……)

Capriccio

若かりしサヴァリッシュさん。

Capriccio

録音風景。へー、こんな感じでレコーディングしたんだ、と言う感じ。今は歌手の方は防音ブースに入って歌われるのでしょうか? ポピュラー音楽だと、ドラムやサックスなどの生楽器はガラス張りの防音ブースに入ってあとで適宜ミキシングできるようにしますけれど……。

Capriccio

ベームさんとシュトラウス先生のツーショット。このお二人とても仲が良かったようですね。

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マーラー:交響曲第8番 マーラー:交響曲第8番
クーベリック(ラファエル)、アーロヨ(マーティナ) 他 (2005/09/21)
ユニバーサルクラシック

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昨日の午後はちょっと出かけたのですが、出先で軽い風邪の症状を自覚しました。身体がだるく、いやな眠気がとれない、のどがチリチリと痛む。せっかくのGWに風邪をひいてはかなわない、と思いまして今日はゆっくりと過すことにしました。

クーベリックが振るマーラーの交響曲第8番を聴いております。「葉っぱに埃がついたので水をかけて払ってやったでちブログ」で紹介されていたので、触発されました。ありがとうございます。

この盤の白眉は、やはりディースカウさんですね。第二部の歌が入ってくるところ、法悦の教父の独唱が良いですね。ディースカウさんの歌は、それとわかるぐらい個性的な歌い回しですね。ベーム盤カプリッチョの伯爵役もそうでしたし、クライバー盤トリスタンとイゾルデのクルヴェナールもそうでした。本当に偉大な音楽家です。
クーベリックの指揮はショルティ盤より早いです。一枚組であることからもその速さをうかがい知ることが出来ます。でもあまり違和感を感じることはありません。とても良い演奏だと思います。

このオペラ的交響曲はとても思い出深いものです。初めて聴いたのは中学生の頃で、ショルティ盤が生まれて初めて買ったCDだったのです。ショルティ盤をすり切れるぐらい(CDなのですり切れませんが……)聴きました。
マーラー:交響曲第8番 マーラー:交響曲第8番
ショルティ(サー・ゲオルグ)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (1999/06/02)
ユニバーサルクラシック

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何度も書きましたが、僕はショルティ盤でルネ・コロさんのすばらしさを知りました。ルネ・コロさんが歌うマリア崇拝の博士の独唱がとても魅力的です。それからショルティ盤はオルガンの音が良いのですよ。ちょっとリズムが狂っているような感じも受けるのですが、アフレコです。リンツのザンクトフリーリアン教会のオルガンをミキシングしたのです。このオルガンはブルックナーが弾いたオルガンなのだそうです。

8番については今までも何度か取り上げています。

http://shushi.s39.xrea.com/mt/2006/07/31-213953.php
http://shushi.s39.xrea.com/mt/2006/07/22-225750.php
http://shushi.s39.xrea.com/mt/2005/02/14-231402.php

僕にとっては、この曲の最高の瞬間は、マリア崇拝の博士の独唱と、神秘の合唱への導入、神秘の合唱だったりします。第一部も好きです。でも歳をとるに連れて、法悦の教父、瞑想の教父の独唱も好きになってきました。それから、少年合唱も好きですね。交響曲第3番の少年合唱も印象的ですが、8番の少年合唱もそれに劣らず魅力的です。

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 今朝は少し寝坊気味でした。疲れていたのでいい休息になったと思います。おかげさまで喉の痛みも治まりました。最近はなぜかほとんど風邪を引かなくなりました。  カフェに行こうと思ったのですが、今日は雨なのでお休みすることにしました。その代わり家でインスタントコーヒーを飲みながら音楽を聴いたりしています。  
Richard Strauss: An Alpine Symphony
Richard Strauss: An Alpine Symphony
  • 発売元: Naxos
  • レーベル: Naxos
  • スタジオ: Naxos
  • メーカー: Naxos
  • 価格: ¥ 1,360
  • 発売日: 2006/06/20
   iTuneのラジオにつなげてみたら、シュトラウスのアルプス交響曲が流れていたので、聴くことにしました。Antoni Witという方の指揮ですので、このナクソス盤をかけているようです。オーケストラは、ワイマール・シュターツカペレ。ワイマールの歌劇場といえば、若いシュトラウスが音楽監督をしていたところですね。第一作目のオペラ「グントラム」はワイマールでの初演でした。あまりうまくいかなかったようですが。といいながらも、歌手だった奥さんのパウリーネを捕まえたのもここだったようですが。しかしその奥さん結構厳しい人だったらしいですね。「インテルメツォ」では奥さんのパウリーネをモデルにした女性が登場するのですが、気位が高く、勝ち気な性格な女性として描かれていました。初演に立ち会った奥さんはすこしムっとしていたらしいですが。  アルプス交響曲は1915年に作曲されています。この時点で、すでに「ナクソス島のアリアドネ」第一版まで作曲済みです。「サロメ」、「エレクトラ」、「ばらの騎士」を作り終えたシュトラウスの手になる最後の交響曲です。  描写がすばらしい曲です。羊の付けるカウベルの音、頂上での荘厳な迫力、遠くから聞こえる雷鳴、嵐の強烈な音と、嵐が収まった後の美しい夕日。時々現れるシュトラウスらしい旋律を聴くとうれしくなりますね。でも最後はマイナーの和音で終わってしまいます。あれだけ盛り上がったというのに少し寂しいですね。GWが終わってしまう今日にふさわしい感じもします。  演奏のほうはメリハリがあって、ゆったりと音を鳴らしたり、切迫した感じを巧く表現したりしていい感じだと思います。  僕の場合CDを聴こうとすると、ついつい同じ曲を聴いてしまいがちです。最近ではiPodに入っている曲しか聴いていない気がします。音楽を聴ける時間は通勤時間のみですので仕方がないのですが。しかもiPodは第三世代ですので、15GBしかありませんので、あまり多く入らないのです。曲を入れ替えるのもついついおっくうになってしまいがち。  その点、インターネットラジオだと普段聴かない音楽を聴くことができるのでいいですね。次の休みにもリラックスしてインターネットラジオを聴いてみようと思いました。 よろしければクリックしてみてください。 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ にほんブログ村 本ブログへ

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シェーンベルク:モーゼとアロン 全曲 シェーンベルク:モーゼとアロン 全曲
ブーレーズ(ピエール)、ライヒ(ギュンター) 他 (2001/07/18)
ソニーミュージックエンタテインメント

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バレンボイム率いるベルリン国立歌劇場が今秋来日しますが、演目はドン・ジョヴァンニ、トリスタンとイゾルデ、そしてモーゼとアロンです。どの公演も値段がお高めで行くのを諦めていたのですが、このところ少し引っかかりを感じていました。ドン・ジョヴァンニやトリスタンとイゾルデはメジャー級なのでこれから見られる可能性は高いでしょう。 でもモーゼとアロンは、この機会を逃すと一生見られないのではないか、と思えてならないのです。どうやらかなりアバンギャルドな演出のようでとても興味をそそられます。これを見れば、シェーンベルグについての理解が深まるきっかけにもなるでしょうし、旧約聖書の有名な物語を理解する助けにもなると思うのです。今週中をめどにもうしばらく考えてみることにします。 さて、今日はチェリビダッケさんが振られた「こうもり序曲」を考えてみたいと思います。
レクイエム ボックス レクイエム ボックス
チェリビダッケ(セルジュ)、ボニー(バーバラ) 他 (2004/10/20)
東芝EMI

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Celibi 三回聴きました。 冒頭は中速ですが、オーボエのソロに入るとやはり他の演奏と比べて遅いかな、と言う気持はあります。しかし、遅いテンポをしっかりとコントロールしているのが分かるのです。そうですね、たとえるならば、飛行機を着陸させようと速度を落としながら下降をしていくのですが、失速寸前まで落としながらも絶対に失速しないぎりぎりの速度で、飛行機を滑走路まで導いている、そんなイメージです。 確かに異論も在るでしょうけれど、本当にチェリビダッケさんらしいこうもり序曲だと思います。この速度で演奏すると、曲の細部が拡大されて見えてくるんですよね。ウィナーワルツのもたり方もゆっくりとした速度なので、とてもよく見えてきます。これで踊るとなると少し大変そうですが。 それから、アッチェレランドしてくるところは鮮やかですね。ゆっくりとしたテンポだからこそ速度の変化を自在に操ることが出来るのではないでしょうか? テンポは早いほうが良いのか、遅い方が良いのか、と言う議論はあまり生産的ではないと思いますが、少なくともこの演奏はチェリビダッケさんらしい個性的な仕上がりとなっていて、十分楽しむことが出来ます。 このCDには、「モルダウ」や「フィンガルの洞窟」なども収められていますが、こちらもやはり遅いテンポで、カラヤンやクーベリックの演奏に親しんでいる向きには違和感を感じることもあるかもしれません。でもこれも一つの解釈の解答なのだと思います。 それにしても、ミュンヘンフィルって巧いのですね。前にも書きましたが、この速度についてくるのはとても厳しいはず。多少の乱れはあるにしてもおおむねきちんとチェリビダッケさんの棒についてきていると思います。 よろしければクリックしてみてください。 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ にほんブログ村 本ブログへ

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パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
  • アーチスト: ジョニー・デップ
  • 発売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • レーベル: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • スタジオ: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 価格: ¥ 3,120 (22% OFF)
  • 発売日: 2006/12/06
  • 売上ランキング: 93
  • おすすめ度 3.5
結局GWに観た映画は四本でした。五本見るのを目標にしていたのですが、きっと目標を立てなければ見なかったでしょうから、四本も見られて良かったな、と思います。

それで、くだんの「デッドマンズチェスト」ですが、全作同様ストーリーのおもしろさはもちろん、奇々怪々な特殊撮影の技巧に唖然とさせられたりという具合で、2時間半あっという間に見切ってしまいました。 この映画を見ていると、本当に死ぬことが許されないのろいというものがあるのだ、と思ってしまうので不思議なものです。

ですが、最後の場面は、あれですか……、と言う感じ。よく言えば次作への期待を持つことが出来るのですが、悪く言えば、あそこで切ってくれるなよ! と言いたい感じ。というか、次作への期待を抱かせたという点においては作り手側の術中にはまったというわけになりますね。ネット上では辛口な意見もあるようですけれど、合格点には達していると思いますよ。

それにしてもジョニー・デップは演技が巧いよなあ。主役級二人は完全に食われてしまっています。特に島の原住民の神になりおおせているあたりの演技、すさまじいです。

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト - goo 映画

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Tsuji


右側においてある「辻邦生著作目録」ですが、リンク切れになっていましたので修正しました。原因はMuseum::Shushi Archives Divisionないの著作目録のページのURLが誤って設定されていたためでした。申し訳ありませんでした。 (気がついて良かったです)

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Cruisin'
Cruisin'
  • アーチスト: Marc Antoine
  • 発売元: Grp Records
  • レーベル: Grp Records
  • スタジオ: Grp Records
  • メーカー: Grp Records
  • 価格: ¥ 2,585
  • 発売日: 2001/06/19
  • 売上ランキング: 193886
  • おすすめ度 5.0
お昼休みは、なぜか11時30分から12時30分までです。普通の会社だと12時からだと思うのですが、部署毎に昼休みの時間をずらして食堂や売店の混雑を防ごうという目的のようです。と言うわけで、11時30分のチャイムがなるとすぐさま外に出ます。僕の会社は山奥にありますので、ビルからでるとそこはもう木々の生い茂る林だったりします。最近は体重を落とすために林の中を15分ほど歩くことにしています。歩き始めたのは3月の半ばぐらいから。おかげさまで体重にして4キログラム程度痩せてきました。目標は12キロ減量したが、もう3割も達成しているのですね。ありがたいことです。これまでは昼休みはオフィスにいたまま食事をしてネットを眺めたり本を読んだりしているぐらいでしたから、それに比べるととても健康的なのではないかと思っています。

林の中を歩いた後は、オフィスに戻って弁当を食べながら音楽を聴くのですが、今日はマーク・アントワン(ギター)のアルバム「クルージン」を聴きいたのです。これがもう大ヒットでした。マーク・アントアワンのことは五年ぐらい前から知っていましたが、ここまで身を入れて聴くことはなかったのです。ところが、これが思った以上に素晴らしいのでした。ここで格言。「名曲は家のCD棚あるいはiTuneの中にある」。その通りでした。

清涼感とともによくビートが聞いているので、サウンドは豊かな響きを持っています。特に、Sierra Bellaは名曲です。サビのメロディーが美しくて、EWIでフレーズを吹きたくなりますね。帰りの電車の中でこの曲ばかり繰り返して聴いてしまいました。思い浮かぶのは暮れ行く空の向こうに見えるエッフェル塔のイメージ。昔パリに行ったときに、ルーブルの窓から夕暮れのエッフェル塔を眺めたのです。そのときのことが頭によぎります。マーク・アントンはロマの血筋をひいたフランス人というこ ともあって、曲の作り方が洒脱で、なおかつ情熱的です。アメリカのフュージョンを東西に分けることができると仮定したとしても、そのどちらにも当てはまらないですね。

Indian Summerは、すこし湿っぽいかな。でもこの湿っぽさもヨーロッパ的なんだろうな。石畳に雨降る町並みを思い浮かべてしまう。 Caribbean Morningは明るい曲。Fuegoは、フラメンコ音階が聞こえてくる。やはりヨーロッパです。アントワンはスペイン音楽にも影響を受けているようですので、あながち間違いでもなさそうです。

フュージョン(という音楽ジャンルの定義自体難しいのですが)のなかでも、マーク・アントワンのようなスムースジャズ的音楽を聴き始めたのは高校に入ってからですから、もう20年弱も聴き続けていることになります。当初は日本の某バンドから入ったのですが、一年後には、リッピントンズなんかを聞き始めていました。

それでそのころから、日本のバンドと欧米のバンドの音作りに明らかな差違があることに気付きはじめていました。何なんだろう? と常々不思議に思っています。大学の先輩は、それは日本人のバンドには技巧的に劣る面があるからなのだ、と言います。たしかに、それはあるかもしれません。でもそれだけでは説明できないものがある気がしています。

やはりそれが民族性なのではないか、と思うのです。演歌や民謡を体内に備えている我々と、クラシックやジャズを体内に備えている欧米の彼らとの間には説明できない違いがあると思うのです。それが、たとえば日本人にはきこえないオーケストラの音を欧米人は聞いている、とか、対位法の響きをドイツ人は日本人とは違うやり方で聞き取っている、とか、そういう点に現れているのです。

日本人のバンドの中でもアメリカのバンドに一瞬近づいたアルバムを一枚知っています。そのことについてはまた今度書いてみたいと思います。

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Tsuji

今日は午後から雨でした。お昼を回ってすぐの頃、西の空から灰色の渦巻く積乱雲が近づいていきました。途端に遠雷がきこえ始めたのですが、幾ばくかも経たないうちにコンクリートの駐車場に雨模様が現れ始めました。空は光り、雨音は激しく、雷鳴がとどろき渡るさまを、ガラス越しに眺めていたのですが、なんだか気分は晴れ晴れしてきた感じです。雷雨という非日常をガラス越しに見遣るのは気分の良いものです。それは窓の外に出ることがないと保証されているからでしょう。

 モンマルトル日記

昨日から、辻邦生師の「モンマルトル日記」を再読始めました。辻邦生師がパリでどんなに厳しい思いで思索を試みていたのか、と思うたびに、痛切なまでに感歎と畏敬を覚えずにはいられません。
ピアニストがピアノを叩き、レスラーが身体をきたえ、左官屋が壁土をこねること以外、何一つ考えなくてよく、考えないでいるのと同じく、物語作家にとってレアリテはただ一つ「強烈な感情」を自分の中につくるということである。二十四時間このことだけに集中するのである。「強烈な感情をつくること、吐きだすこと──
辻邦生『モンマルトル日記』集英社文庫、1979年、136頁
この石で固められた硬い都会(まち)に、自分をとぎに来たのである。この都会の硬さは、あらゆるにせもの、いんちき、つけ焼刃を、すべて残酷にはぎとってしまうどうしようもない真実さがある。ここでは生と死の境界のような、人生のぎりぎりの本ものがある。一人一人がそうしたもので生きている。労働者は労働者なりに、娼婦は娼婦なりに、この硬さ、この殻の不敵さで生きている。それは打ちやぶることはできない。(中略)いい加減なものは絶対にうけ入れない。甘さなど微塵もない。一流中の一流の才能がやっと残り、そしてそれでさえすぐさま滅び去ってしまう。(中略)うそはだめであり、自己満足はすぐ窒息する。ただ真に「よきもの」に達したものだけが、この硬さと同じ硬さを持って生きはじめる。
辻邦生『モンマルトル日記』集英社文庫、1979年、133頁

本当に厳しい文章です。本当に辻先生は強い方です。このときには、既に「夏の砦」や「廻廊にて」は既に世に送り出されていて、「嵯峨野名月記」で苦しんでいる時分なのですが、こういうことを考えていらしたわけですね。これを読むと、もっと強くなければならない、と思うことしきりです。 もちろんあまり自分を責めるのはよくはないのですけれど。 よろしければクリックしてみてください。 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ にほんブログ村 本ブログへ

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Cruisin'
Cruisin'
  • アーチスト: Marc Antoine
  • 発売元: Grp Records
  • レーベル: Grp Records
  • スタジオ: Grp Records
  • メーカー: Grp Records
  • 価格: ¥ 2,585
  • 発売日: 2001/06/19
  • 売上ランキング: 193886
  • おすすめ度 5.0
先だって取り上げたマーク・アントワンのアルバム「Cruisi'n」を聞いて思ったこと。特に4曲目のSierre Bellaを聴いて思ったことです。

たとえば、この曲のバックでコードを押さえている空間系シンセ音とか、ストリングスの対旋律とか、ハモンドが一瞬コードおさえていたりとか、正確無比なスネアとか、フロントギターの細かいリフとか、冒頭に一瞬登場する水が流れる音とか、コンガかボンゴの音とか、それ自体では端数的な意味合いしか持たないものが融合すると、ひとつの世界となってたち現れてくることの不思議さ。量的意味が質的意味に変換したというか、エラン・ヴィタールというか……。 そうした要素要素を直感的に配置する感覚も筆舌に尽くしがたい。こういう清涼感とか、空間的な広がりをユニット全体で表現することの難しさといったら途方もないな、という感じです。

フュージョンとか、スムーズジャズ(あるいはポップスとか……ひとくくりにすると商業音楽? 非古典的音楽?……でも同じだと思いますが※1)は、音韻情報だけではなく、こうしたハーモニーと音色が織り成す全体が重要だし、それを味わえるかどうか、がその是非を決定しますね。それは、作り手側によるところはもちろんのこと、聞き手側にも責任の半分はあると思います。これって、味わえない人がいたとしたらその人を責めているわけではなく、その人が生来持っている感覚に合致しないというだけのことです。僕が残念なことにロックを聞いてもそのよさを味わうことができないのと同じように、です。ビートルズの時代や、モダン以前のジャズではここまで全体の音色などが重要視されることはなかったと思います。

昔、サックス奏者の坂田明氏が「音楽作りは、絵を描くのに似ている。まず背景を何色にして、そこにどういう要素を加えていくのか、という点において……」ということを15年ほど前にテレビで語っていたのを思い出したのですが、現代の商業音楽、フュージョンとか、スムーズジャズだけではなく、ポップスなんかの音の作り方はまさにそういう作りなんでしょうね。おそらくは、「絵を描くように」、サウンドを重ねたり、付け加えたり、効果をかけたり、という過程が、演奏局面と同等かそれ以上に重要なんだと思います。だから、プロデューサの役割というのが大きいのだと思います。

そういう意味では、こういう音楽の作り手さんって、本当にすごいと思います。 ちなみに、こういう音を素人が演奏すると聞いていられない音になってしまうことが多いです。第一に技巧的な面で。リズムがそろわないのが致命的。第二に編集作業を入れにくいから(もっとも今はDAWソフトが進化しているから、玄人はだしの素人さんはたくさんいるんだと思うけれど……)。

それでも果敢に挑戦したことがありましたが、私が足を引っ張ってしまっていたのでした。とほほ。 音楽は難しいです、本当に。才能のある人にとっては、これほど自分を表現するのに有効な手段はないと思うのですが、そうでない私にとっては、もどかしさと歯がゆさが常につきまといますね。

 ※1 こういう音韻情報以外に全体の音色感、響和感が顕著になってきたのは70年代後半以降のシンセサイザーの導入以降でしょうか。あるいは、マイルスがエフェクターかけ始めた頃、とか、そう言う感じ。

明日は4年ぶりぐらいにやるバンドのリハーサルです。けっこう緊張しますね。ちゃんとテーマを吹けるのか、ソロをとれるのか、少し不安です。

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SAX

今日はリハをしてきました。二時間ほど新宿のスタジオにて。スタジオでサックスを吹くのは2年ぶりでした。サックスは音が大きいので、最近の練習(文化センターなどでの)では、無意識のうちにセーブして吹いていたようで、最初の一時間は、音が全然出てくれません。か細い、ボソボソした音が出るだけで、高音域はしおれた草のような音だし、ピッチも安定しない。曲が進んでいくに従って、気分は落ち込んでいきました。

五分ほど休憩して、Mistyという曲を吹いたのですが、そのときマイケル・ブレッカーがMistyを演奏した音が思い浮かんで、それに触発されてやっと楽器に音を吹き込むことができました。今日のリハでなんとか音的には復活の手がかりをつかんだ感じ。あとは、インプロヴァイズの質的向上ですね。まだイメージにフィンガリングがついて行かないのです。こればっかりは、練習しないと治らないです。できるだけサックスに触れて練習していくことと、できれば毎日EWIでインプロヴァイズの練習をする必要がありそうです。

ちなみに演奏する曲一覧。

Girl From Ipanema
Misty
That's all
When you wish upon a Star
My One and Only Love
The Days of Wine and Roses

どれも難しいですが、頑張ります。

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Tsuji

先だって、JIS2004準拠のフォントをWindows Updateで入手したら、システムフォントが変わったのだが、驚くべき変化が!

辻先生の辻の字、しんにょうにてんひとつだったのが、しんにょうにてんふたつに変わっています。
ほら、こんな感じに!

Tsuji_2

これは本当に感動だよなあ。嬉しい限り。

この字の方が日本語的には正しいらしい、とされているのだそうです。

詳しくはこちらへ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061122/254684/


字形がJIS2004準拠となるフォントは、VISTAに載った「MS 明朝」「MS P明朝」「MS ゴシック」「MS Pゴシック」「MS UI Gothic」「メイリオ」だそうですが、XPでも使用可能なようです。

とはいえ、てんひとつのしんにょうの方々にとってはは少々困った話になりそうです。

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R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
  • アーチスト: クライバー(カルロス)
  • 発売元: ユニバーサルクラシック
  • レーベル: ユニバーサルクラシック
  • スタジオ: ユニバーサルクラシック
  • メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 価格: ¥ 6,825
  • 発売日: 2002/06/26
  • 売上ランキング: 19530
  • おすすめ度 5.0
次のオペラの予定は、6月9日、新国立劇場で「ばらの騎士」を観に行きます。

主なキャストはこちら。

【元帥夫人】カミッラ・ニールント
【オックス男爵】ペーター・ローゼ
【オクタヴィアン】エレナ・ツィトコーワ
【ファーニナル】ゲオルグ・ティッヒ
【ゾフィー】オフェリア・サラ

このうち、一番楽しみにしているのは、エレナ・ツィトコーワさんです。この方が歌うのを初めて聴いたのは2003年10月、新国立劇場でフィガロの結婚を見たとき。ケルビーノを歌われていました。オクタヴィアンとおなじズボン役ですね。この方の声、倍音が非常に豊かなのです。柔らかくのびがあってよい意味で太い声を出されるのです。この時のパフォーマンスのなかで一番光っていたのがこの方でした。今回はオクタヴィアンですから、聞き所満載ですね。楽しみです。

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ケイン号の叛乱
ケイン号の叛乱
  • アーチスト: ハンフリー・ボガート
  • 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • レーベル: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • スタジオ: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/08/04
  • 売上ランキング: 68043
  • おすすめ度 4.5
ケイン号の叛乱
  • 発売元: フジ出版社
  • レーベル: フジ出版社
  • スタジオ: フジ出版社
  • メーカー: フジ出版社
  • 発売日: 1984/01

いやあ、面白かったですよ、「ケイン号の叛乱」。第二次大戦中の米海軍の旧式掃海駆逐艦「ケイン号」で起こった叛乱事件をモチーフにした戦争ドラマ。ケイン号という艦は実在しないし、実際に叛乱は起きていないのだが、ハーマン・ウォークが素晴らしい作品に仕立て上げている。

Amazonで調べてみると、なんと映画化されていて、ハンフリー・ボガードだという。これ、見てみたいですね。

二回に分けて感想などを。

・バウンティ号の叛乱や、ホンブロワーシリーズの叛乱も思い出させる。特にホンブロワーの影響は大きいなあ。艦長が強迫的で偏執狂とくれば、ホ ンブロワーの上官ソーヤー艦長をおもいだす。小説も読んだけれど、ドラマでも見ました。軍法会議の場面もホンブロワーの影響受けているなあ。でも、ホンブ ロワーのように単純明快に判決が下るわけではなく、検察側と弁護側の丁々発止のやりとりがあって、判決が下ると言う点は違う。ケイン号のほうがよりリア ル。

・この本もやはりウィリー・キースの成長物語。やはり売れる本である条件の一つは、主人公に感情移入させ、なおかつ主人公の成長を追体 験させるもの、というのはあるだろうなあ。幼い頃繰り返し読んだ「ゆうかんな船長」のハービーもそうだったし、「魔の山」のハンスもそうだったし、ホンブ ロワーシリーズも同じく。

・クリーグ艦長の偏執狂的強迫的行動を読んで、悪役ながらも気の毒になった。艦長と言えば、会社の上司と同じ立場。戦時中の艦長と、現 在のサラリーマン社会を比べるのも愚の骨頂あるいは紋切り型かもしれないけれど、軍隊も会社も個人の前に立ちはだかる厳然とした組織であることには変わり ない。組織のあらゆる上長──社長から始まり、部長、課長、係長、だれもが組織の長であり、それに向いている人もいれば、向いていない人もいる。クリーグ 艦長はおそらく向いていない方だったんだろうけれど、幼い頃のトラウマ──いじめられていたり、成績が悪かったり──を克服するために、無理して海軍のな かで努力してきた。それでも十年以上頑張ったんだけれど、ケイン号の艦長に就任したところでパンクしちゃったに違いないのですよ。いまなら、うつ病などの 精神疾患と診断されてもおかしくないなあ、という感じ。キーファーも文中でそう述べているとおり、本当に気の毒だ。

・沖縄でケイン号が神風攻撃を受けた場面、艦は火災を起こし、弾薬が引火して爆発し始める。キーファは逃げ出すのだが、ウィリーは艦に 残って消火活動をする。結局は、消火活動が功を奏して、大破するものの艦は無事に帰港することができたのだ。何事もそうだけれど、安易にあきらめてはいけ ないのだなあ、という人生訓。戦争においては特にそうだし、そもそも生きるということも戦争と同じく厳しい戦いだ。あきらめちゃあいかんなあ、なんでも絶 対にやりぬくという強い意志で立ち向かわないといけないなあ、という感じ。尻尾を巻いて逃げ出すのは簡単だし傷つかないけれど、立ち向えば、たとえ負けて も傷はついても名誉は失われないし、勝つことができるかもしれない。両者には天と地の差がある。
 
・長編小説だったので、途中で体調を崩したときはもう読めなくなるかと思った。でも、結局最後まで読みきれた。よかった。あきらめちゃあ、いかんなあ、という感じ。

明日に続きます。
−−−−−−−−−−−
今日のことを少し。
今日は早めに会社を出て図書館へ。今回も借りた本やっぱり全部読めなかったのですが、「ケイン号」を読めてからいいかな、と言う感じです。その後楽器屋さんへ。今週末、友人の結婚式でサックスを吹くのですが、譜面立てを持って行こうと思いまして、購入。税込み1029円でした。ちょっと重いのと嵩張るのが難点ですが、まあ致し方ないでしょう。今週末も頑張ります!

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ケイン号の叛乱
ケイン号の叛乱
  • アーチスト: ハンフリー・ボガート
  • 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • レーベル: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • スタジオ: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/08/04
  • 売上ランキング: 68043
  • おすすめ度 4.5
ケイン号の叛乱
  • 発売元: フジ出版社
  • レーベル: フジ出版社
  • スタジオ: フジ出版社
  • メーカー: フジ出版社
  • 発売日: 1984/01

昨日に引き続き、ケイン号の叛乱について。

・キファーが離艦するとき、こんなことをいう。

おれはいまクイーグに同情したい気持で一杯なんだよ。(中略)指揮権ということがどんなものなのか、指揮をとってみてからはじめて納得がいく。こんな孤独 な、こんな重圧を感ずる仕事は、世界中どこを捜したってありはしないよ。当人が牛みたいな鈍物でないかぎり、悪夢みたいなものだ。正確な判断と幸運の細道 をいつまでも行きつもどりつするようなもので、この細道たるや、いつ過ちをしでかすかもしれぬという無限の暗鬱さの中を曲がりくねってるんだよ。

564頁


さもありなむ。これ、今のサラリーマンも同じだよなあ。というか、そう思っている時点で負けなのかも。「鈍物」な人はそうは思わないだろうから。ここで言 う「鈍物」って、おおらかで大胆で剛気で包容力のある堂々たる人物のことをさしている。そんな人は指揮官(上長)になっても上手くいくんだろうけれど、そ うじゃない人にとっては、キーファーが語るようなこと、身につまされるような思いなんじゃないかな。
 
 
・やはり指揮官に適任なのは、ド・ブリースのような、鷹揚で、いい意味でいい加減な人物なんだろうね。そうじゃないと勤まらないんだろう。
 
・この小説は、本当にアクチュアルな小説だと思う。組織と、組織の中の上下関係の織り成す葛藤という名のタペストリ。だからこそ、これまでずっと読まれているんだろう。
 
・あらゆる組織はモルトケ以降の軍機構によっている、という話を思い出す。頂上に司令官がいて、軍団があって、軍があって、師団があって、連隊 があって、大隊があって、中隊があって、小隊があって、という具合に、細分化していく組織。その中のあらゆる箇所に指揮官がいるという構造。最近はそうで ない組織もあると思うんだが、やはり大部分はこのような細分化構造に拠っている。
 
・会社組織、特に20世紀からあるようなふるい会社組織って、やっぱり軍隊的だなあ、ついでに、底流するものも軍隊意識なんだろうな、と改めて 認識する。そうじゃないという人もいるだろうけれど、すくなくともうちの会社はそうだ。だからついてこれない人は次々にやめていっちゃう。あるいは体や心 を壊しちゃう。クリーグ艦長のように。
 
・メイ・ウィンのことも触れておかなきゃ。ウィリーはメイにほれるんだけれど、母親の反対にあって、いったんはあきらめる。というより、メイを 捨てちゃう。メイは、貧しいカトリック家庭の娘。一方、ウィリーはおそらくはWASPで、父親は医者で、母親は富豪。ウィリーもプリンストン出身のエリー トなんだけれど、ピアノの才能もあるから、夜の街で気晴らしにピアノなんかを弾いたりしている。メイとウィリーの接点は音楽だけ。でも、やっぱり好きだった。そのことを神風攻撃で死にかけたときに感じる。人間、死を意識すると、愛に目覚めると言うこと、あると思う。どうせ死ぬなら、愛している人間との時間をできるだけ多く持ちたい、とか、そう言う気持なんだと思う。

・でも、メイはウィリーとよりを戻せるんだろうか? 解説では、元に戻ることができるというような示唆があったけれど……。僕は、ウィリーが戻ったら、メイは死んでいるのだ、と思ったんだけれど、それよりも辛いことになっていたのには驚いた。安易じゃない道をちゃんと作者は準備していてくれたのだ。嬉しい限り。

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都おどり殺人事件
都おどり殺人事件
  • 発売元: 徳間書店
  • レーベル: 徳間書店
  • スタジオ: 徳間書店
  • メーカー: 徳間書店
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2004/01
  • 売上ランキング: 351044

訳あって手に取ることになったこの本、勢いよく半分読んでしまいました。

山村美紗さんの小説を読むのは(お恥ずかしながら)初めてなのですが、文章は上品に落ち着いています。主人公は沢木という画家と、舞妓の小菊なんですが、祇園花街の風情がよく伝わってきます。季節によって髪飾りを変えるとか、取引事は真夜中にやってわざと日にちを曖昧にするとか。なるほどなるほど、と言う感じです。トリックは少し奇をてらっているような気もしますが、なかなかよく考えられていて、大きな不自然さは感じないです。早速続きを読むことに致しましょう。

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今日は、シュトラウス先生の「死と浄化」をケンペ指揮で聴きました。この曲、繰り返し聞けば聴くほど言い曲だと思います。つくられたのは1888年から1889年ですから、若干24歳の作品と言うことになります。この若さでこの曲か……。天才は違いますね。
シュトラウスの管弦楽曲は、小さい頃から少しずつ聴いていましたが、体系だって押さえているわけではないです。これからも頑張って聴きます。
明日、友人の結婚式でサックスを吹きます。曲は「星に願いを」で、5年ほど前にも会社の同僚の結婚式で吹いた曲。5年前は、マイクにリバーヴを宛てて貰って吹いたので気持ちよかったのですが、明日の会場はレストランなので、PAは望めなさそう。いい音が出ると良いなあ、と思います。今日は自宅にてEWIで練習。フレーズの吹き回しや、コーダの部分のインプロヴァイズを確認。きっと上手くいくでしょう。

ちなみに、YOUTUBEでこの曲を検索したら、素敵な映像を見つけました。この曲で、この映像を見ると、本当に涙が出てきますね。ディズニーは偉大だ! よろしければクリックしてみてください。 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ にほんブログ村 本ブログへ

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Faure 今日は友人の結婚式。表参道の裏にあるフランスレストランにて。このレストランを結婚式で訪れるのは3回目。今回を含めて2回は大学の友人の結婚式。後の1回は自分の結婚式のときだったりして……。 それで、久々に大学の友人二人と会ったのだが、そのうちの一人は、大学をでてからあらためて某大学院の作曲科に入学したという強者。それで彼と音楽の話をいろいろしたんだが、彼が言うには、フォーレって、はずれがないんだそうである。フォーレの曲はすべて出版されているとか。それで、今まではフォーレの楽譜が高かったんだが、最近版権が切れて(おそらく没後80年の2004年から?)安く手に入れることができたのだ、とか……。 同じテーブルには、初めてお会いする方もいらしたのだが、その方はメシアンが好きなのだとか。知らない方とあって、その人がメシアン好きだ、ということになる確率は相当低いと思うのですが……。よくぞ同じテーブルに固まったものだ、と思う。 ちなみに、のだめの劇中曲「おなら体操」が発売される、というネタでも盛り上がりました。 式が終ってから、大学の友人三人と表参道から西麻布方面へてくてくと歩いて、青山墓地に隣接する公園に陣取って、スタバのテイクアウトを飲みながら、アホな話を繰り広げる。 カミングアウトしますが、僕らは哲学科出身なので、話し好きというか議論好きだったりします。まあ、僕は今は単なるサラリーマンなので、なかなかついていけないのだが、音楽における美と醜の対立関係は、商業音楽(ポップスとかジャズね……)に適用することはできない、なんていう話で熱くなったりして……。端から見てかみ合った議論であるかどうかは疑問ですけれど。 あ、結婚式ではサックス吹きました……(無言)。 6月にも後輩の結婚式でもサックスを吹くのですが(これはカルテット)、夜はリハを二時間ばかり。さすがに疲れました。

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モーツァルト交響曲第40番&第41番 モーツァルト交響曲第40番&第41番
ベーム(カール) (2005/12/14)
ユニバーサルクラシック

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ブログにあまり「疲れた疲れた」と書くのも良くはないと思うのですが、やはり今日は疲れちゃった一日。昨日の無理がたたったのでしょうね。

そんなときは音楽を聴いて心を休ませようと思うのですが、iPodに入っている曲の中からそうした癒しのアルバムを選ぶのも大変なぐらい。インコグニートを聴いて自分を鼓舞してみようかな、と思ったけれど、かえって疲れちゃう感じ。

 そこで、初心に戻ってモーツァルトを。後期の交響曲がiPod内に常備されているので、その中からベームがベルリンフィルを振った盤を聴いてみることに。 疲れたときは、明るい曲ではなく、マイナーキーの交響曲がいいに決まっています。疲れているときに明るい曲を聴くと、「なんで君だけそんなに元気なの、ヴォルフィー!」と叫びたくなりますから。

それで、マイナーキーの交響曲といえば、25番か40番に限られるわけでして、iPodに入っていたのは 40番。慣れ親しんだ40番を聴いて慰めてもらったというわけです。 ベームの指揮は、重厚で格式のあるスタイル。とても「ピンクの(のだめカンタービレ的形容における)」モーツァルトというわけにはいきませんが、安心して聴くことができました。

 昨日の友人の弁が強烈だったので(というか、音楽を生業にしているのだから当たり前で、こっちはアマチュアなんだから仕方がないけれど)、なおさら音楽を語ることの難しさ、あるいは音楽を語ることの意味、について考えざるを得ません。僕のように独りでクラシックを聴き続けてきた人間にとっては、どういう風に間合いをとりながら音楽について語ることができるのでしょうか? 吉田秀和さんの本を読んで音楽批評の意味について考えなければならないのでしょうか?(そこまでは到達できずとも、ですが……) ベームの演奏を聴きながらそんなことを考えながら家に帰ってきました。すこしお悩み中です。やはり疲れている模様。今日は早く眠ります。

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Mozart: Symphonies Nos. 35, 36, 38 - 41 Mozart: Symphonies Nos. 35, 36, 38 - 41
Herbert Von Karajan ()
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今日も会社からの帰りの電車でモーツァルトの40番を聴くことにしました。こちらもiPodに入っていましたので、早速と聴くことが出来ました。
今日はカラヤン盤です。いやあ、これがもう美しくて美しくて。冒頭のフレーズのヴァイオインにテヌートがかかっていて、伸びやかで表情のある演奏。みずみずしいなあ。今の季節にぴったりです。ダイナミックレンジもしっかりとってある。でも、なんだか暗鬱な感じは全く受けないのです。むしろ清々しい感じです。やはりカラヤンは偉大なんですね。


昨夜は早く眠りましたので、今日は昨日に比べて調子も上向きです。やはり睡眠は大事ですね。

今日は、コメントをお二人の方から頂きました。ありがとうございました。このブログのテーマは、辻邦生師のことを書くことと、音楽を聴いた感想を書くというものなのですが(守られていない面はありますが)、ともかく、書いていくことこそが大事な気がしますので、できるだけ続けていこうと思います。

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Strauss: Intermezzo Strauss: Intermezzo
Dietrich Fischer-Dieskau、 他 (1993/11/16)
Angel

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まずは、残念なことに昨日記事を書いたつもりだったのですが、下書きのままだったみたいでした。昨日の記事がなくて、あれれ、ということで気づいてしまいました。やはり疲れ気味なのでしょうか?

今日は、またですが、サヴァリッシュさんのインテルメッツォなどを聴いておりました。私は聴く範囲が狭いのでしょうか。他の方々のようにいろいろな演奏を聴いたりしていない気がしています。それにしても部屋はCDで溢れているのですが(本と同居して一部屋つぶれている感じです)……。僕は買ったCDを売ったりしていないからなのではないか、と思っています。聴いてみて、どうしても欲しいもの以外は売って行って、スペースをつくって新しいものを買っていく感じ、循環させていく感じにしないと行けないのかな、と思っています。

それにしても、いつ聴いてもルチア・ポップさんの歌は素晴らしい。聴いているだけで明るい気分になりますね。明瞭な発音で歌詞もはっきり。早いパッセージを気持ちよく歌っています。胸がすっきりしますね。

今日は、会社帰りに図書館に寄ることができたのですが、そこで吉田秀和さんの本を少々立ち読みしました(もう限度一杯借りているので、借りられなかったのですが)。そこには、小澤征爾さんがニューイヤーコンサートを振ったことについて書いておられました。とても良い演奏だと褒めていらして、出自にかかわらずともこうして西洋音楽でよい仕事をすることが可能であることの証左なのだ、ということをおっしゃっていました。そうですね。そういった日本のかた、あるいはアジアの方はたくさんいらっしゃるわけですので、そう言った方にとってはとても勇気づけられる文章だな、と思います。千秋君なんか、とても勇気づけられるのではないでしょうか(笑)?

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック

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マーラーのシンフォニー10番をアバドの指揮で聴いてみました。

マーラーを聴き始めたのは、中学生の頃でしたが、大学に入ってからはすこしご無沙汰していました。特に思い入れの強い第8番をのぞいて、マーラーを聴くのは本当に久しぶりです。

この曲を聴くと本当に悲しくなります。生と死の狭間で揺れ動いているかのような気分になるのです。この曲を書いている頃、奥さんのアルマは不倫をしていたわけですが、その不倫相手のグロピウスが、マーラーの山荘を訪れたときに、マーラーは「アルマ、君の好きなようにしなさい」と言ったのですが、この挿話を聞くたびに、マーラーの気持たるやいかなるものだったのか、と考え込まずにはおられません。名家の出身で社交界の花形だったアルマと、ボヘミア生まれのユダヤ人で決してスマートな外見などを持ち合わせていなくても、実力でスターダムにのし上がったマーラーの結婚は、おそらくは本当に難しいものだったに違いないのです。アルマはマーラー自身ではなく、音楽監督としてのマーラーと結婚したのでしょうし、マーラーはマーラーで、アルマに対して負い目を感じていたのではないかと想像するのです。この結婚が順風満帆で幸福のうちに終るわけがない、と思わずにはいられません。

 そんなことを考えていると、CDの4トラック目(全体で言うと12トラック目)で現れるトーンクラスター。あまりにも悲痛な叫びなので、胸が引き裂かれる重いです。12音中9音が同時に慣らされていると言うことで、シェーンベルクはこの箇所を「和声の革新」と見なしたそうです。

 その後、アルマはグロピウスと再婚して、マノンという女の子をもうけるのですが、聡明な美少女でありながらも夭折してしまい、マノンのためにアルバン・ベルグがヴァイオリン協奏曲を書くというストーリーが待っていますからね。 さらに言うと、アルマはグロピウスと別れたのちに、フランツ・ヴェルフェルと結婚します。ナチスから逃れるために、二人はピレネーを越えてスペイン経由でアメリカに亡命するわけですが、このとき亡命に失敗したのがヴァルター・ベンヤミンなんですよ。ほとんど同時期に試みたのですが、ベンヤミンは失敗して自殺するんですね……。何とも言えない悲しみなのですよ、このあたりの話は……。

そんなことを思いながらあっという間に第一楽章を聴き終えてしまったのでした。
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さて、今日はゼンハイザーのHD600というヘッドフォンで聴いています。いつもはiPodとBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンで聴いていますので、このヘッドフォンで聴くのも久しぶりと言うことになります。今は発売していないようで、改良版と思われるHD650というヘッドフォンがAmazonで出ているようです。 このHD600というヘッドフォンですが、10年ほど前に電気屋で衝動買いしてしまったものです。サンプルに流れていたベートーヴェンの弦楽四重奏があまりに繊細に美しくきこえたので、買ってしまったのです。買った後に気づいたのですが、このヘッドフォンで聴くと、高音域を丁寧に聴かせると同時に低音域も豊かにきこえるのです。シンフォニーを聴くには最適なヘッドフォンだと思います。難点は少々高いことでしょうか。でも、僕は満足なステレオセットは持っていませんし、借家の共同住宅住まいなので大音量で聞くこともままなりません。いい音で聞くにはヘッドフォンにお金をかけるしかなかったのです(と言うことにしておいてください)。

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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アバドが振ったマーラー全集から、交響曲第7番を聴きました。アバドのマーラーはとても明瞭でくっきりしていると思います。とても好感を持つことができました。ゆっくりフルコースを食べているような気分。ショルティだったら、スポーツカーに乗ってびゅんびゅん飛ばすと思うのですが、そうじゃない感じ。これも幸せですね。 第1楽章のホルンが素晴らしい。マーラーって、ホルンの使い方が巧いと思います。第4楽章のイントロ部分のヴァイオリンが美しい。この音だけ聞いていたいと思うぐらい。夜曲と言うだけあって、あまりに静謐すぎて言葉を失ってしまいます。マーラー、マンドリンをよく使いますが(8番でも使っているはず)、何でなんでしょうね。このマンドリンの音が本当に侘びしいなあ。第5楽章は大好きでしたね。この楽章だけ繰り返し聞いたのを覚えています。明るい感じで終ってくれますし。

 ああ、他のマーラーも聴きたくなってきました。iPodに入れちゃおう。

 アバドと言えば、ルツェルンで振った「復活」が印象的でした。前にも書いたことがありましたが、本当に度肝を抜かしましたよ。アバドは病気から復帰したわけですが、往事に比べてめっきり痩せてしまって痛々しいぐらいでした。でも本当に素晴らしい集中力でした。あやかりたいものです。どんなに体調を崩しても頑張らないといけません。

今日でお仕事もおしまいで、明日は休日なのですが、さすがに週末に向けて身体が痛くなるぐらいな感じでした。会社からのバスの中でマーラーの7番を聞き始めたのですが、聞き始めるに付けて、昔のことが思い出されて、回想モードへ。それがいつの間にか夢想モードに変わっていて、知らない間にバスは終点に近づいていたのでした。寝坊したら危なかったです。何を思ったのかというと、7番を最近聴いたのはいつだろう、ということ。昨日「10番は久しぶり」とか言っているくせに、つい3ヶ月前にも聴いてるじゃん、みたいな自分つっこみをしていたのですが、さすがに7番は10年ぐらいまともに聴いてないですよ。

 それで思ったのが、そもそも私の聴く量っていうのが、思ったより少ないなあ、ということ。確かにジャズっぽいの聴いたり、スムーズジャズ的な音楽を聴いたり、と浮気してますからね。致し方がないんですが。でも、やっぱりクラシックも好きなんですよね。それで、何かを考えたり書いたりするためには、やっぱり量聴かないといけなくって、でも時間なくて、ジャズも聴きたいし、サックスも吹きたいし、本も読みたいし、仕事もしないとイカンし、CD買いたいけれど経済的にも空間的にも厳しいし、みたいな感じで、四方八方に引き裂かれている感じなんですよね。でも頑張って聴こう。感動がかならず待っていますからね。

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ジャーマンフェスト2007に行ってきましたよ。 http://www.nihon-oktoberfest.com/hibiya/index.html 昨日は雨でしたので、どうなることかと思いましたが、今日は思いの外良い天気。ビールを飲んで灼けてきました。 GERMAN FEST Hefe、あるいはWeiss Bierとよばれる濁ったビールです。独特の甘みとコクが特徴です。私がドイツに行く楽しみはこのビールを飲むことです。日本の大手メーカーはこういったタイプのビールをなぜ出さないのでしょうか? 是非出して欲しいものです。そしたら毎日でも飲みたいです。 GERMAN FEST ザウアー・クラウトに、ソーセージ、豚肉、クヌーデルのようなもの、などなど。メチャメチャ美味かったです。 GERMAN FEST 昼下がり。大盛況でした。

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karajan brahms 昨日は久々にタワーレコードへ。悪い虫が出て少々買いすぎてしまいました。

そのうちの一つが、グラモフォンから出ているブラームス交響曲全集の廉価版です。その中でも特に交響曲第三番を聴いています。

非常にスタイリッシュでありながら、胸を打つ情感、切迫した感じに溢れています。特に、第三楽章、悲しみが溢れ出ています。聴いている方もメランコリッシュになります。 

気づいたのですが、カラヤンは結構テンポを動かすのですね。僕がこれまで聴いた印象ではあまりテンポを動かさず一気に演奏するイメージがありました。そこが少し驚いた感じです。それから、テンポどりもあまり早くない感じです。カラヤンのテンポ取りは早いという印象があったのですが、そうでもないのですね。意識して聴いてみるといろいろ新しい発見があって面白いです。

それから、先日のモーツァルトでもそうでしたが、弦楽器はテヌート気味に音価を長めにとっていることがおおいですね。それがのびやかな美しさを醸成しているのだと思います。

全体的に、クライバーのような華やいだ甘い感じは少ないですが、まさに王道なブラームスで、雄大なブラームス、そして悲哀に満ちあふれたブラームス。違和感なんて全く感じず、むしろ懐かしい気持を持ちます。

なぜ懐かしいのか、というと、初めてクラシックに意識して触れた時に、親からプレゼントされたカセットテープがグラモフォンの名曲100選のなかから選んで貰った6本のテープで、それ全てカラヤンがふっていたんですね。運命、田園、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークなどなど、王道ものです。それを聴いて育ったもんですから、一時期はカラヤンを聴いても面白くないなんて感じることもあったのです。でも、カラヤンは凄いというのは、先日も書いたとおり。カラヤンの厳然たる美意識がやっとわかるようになってきた、と言うところでしょうか。

今日は6時半に起きたのですが、少々疲れていたようで8時まで二度寝をしてしまいました。やむなしです。それから近所のカフェに出かけて仕事をしました。カフェではインターネットも使えませんし、気の散る要素が少ないので、仕事がはかどります。14時前に帰宅して、少々午睡。それからまた仕事。18時ぐらいに一息ついて、食事。夜はブラームスを聴きながらブログです。明日からまた仕事ですが、頑張ります。 よろしければクリックしてみてください。 にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ にほんブログ村 本ブログへ

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アダージョ・カラヤンGOLD アダージョ・カラヤンGOLD
カラヤン(ヘルベルト・フォン) (2006/08/16)
ユニバーサルクラシック

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また新たな癒しのCDを発見しました。

エピキュリアンのブログ日記 さんで紹介されていたアダージョ・カラヤン。コンピレーションアルバムとして結構売れましたよね。そういえば、10年前に聴いたっきりだったなあ、と思いまして、聴いてみたのですが……。驚くほど素晴らしい。どうしていままでCDラックの肥やしにしていたんだろう? 私は愚か者でした。 それにしても、マーラーのアダージェット、驚くほどゆったりとしたテンポで、弦楽器が激しく歌っています。この揺らぎは、明らかにベネツィアのゴンドラです。ヴィスコンティの「ベニスに死す」を見たのを思い出しました。あれは凄い映画でした。それから、この曲を聴くと、マーラーが死ぬ場面を思い出すのですよ。アルマの回想記を高校生の時に読んで感動にうちふるえたときのこと、です。

それから、アルビノーニのアダージョ。この曲も思い出深いです。いまから6年ほど前に一人でドイツに旅行に行きました。寒い冬でした。それが初めての単独海外旅行だったのですが、思った以上に緊張していて、行きの飛行機の中でもう知恵熱が出てしまって大変。ホテルも何もとっていなかったので、フランクフルト中央駅の向かいにあるホテルに泊ったんですよ。それで、そこのフロントの男ともまともに話せずショックを受けて(思った以上にドイツ語ができないことが判明したんです)、そのまま食事も摂らずに悪夢と共に眠り続けたのでした。翌朝起きて、気を取り直して、駅から地域間急行(IR:Inter Regio、今はもうないようですが)にのって、ハイデルベルクへ。まだショックが収まらず、町はずれの駅からハイデルベルクの旧市街へと歩いていったのです。前夜の雪がまだ残っていて石畳の街路は白く舗装されているように見えたんですね。そうしたら、アルビノーニのアダージョがきこえてきたんです。アコーディオンを道ばたでひいていらっしゃる方がいたんですね。アダージョ、本当に胸に染みました。あまりに感動したので、楽器ケースに5マルク入れたのを覚えてます。
Heiderberg
なんてことを思い出したりしながら聴いています。

実は、エピキュリアンのブログ日記さんの記事を読んで、カラヤンを聴こう! と思ったのですよ。それもヘッドフォンを付けて大音量で。おかげでこの一週間、良い音楽を聴くことが出来ています。ありがとうございます。
今日は辛い一日でした。月曜日はあまり体調がよくないことが多いですね。しかも今日は5時半に起きてしまいました。いつもより一時間早いのですが、ちょっとやらないと行けないことがありまして……。早起きは気持が良いのですが、体調が悪いとなると少々辟易気味ではあります。今日は会社で後輩指導。育っていってくれるのを見るのは嬉しいものです。
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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック

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今日はマーラーの9番をアバドの指揮で聴きました。これもiPodに入っています。マーラーの9番を聴くのも本当に久しぶりです。昔はあんなにマーラーばかり聴いていたのに、です。僕が好きな順序で言うと、8番>2番>3番>7番 と言った感じでしょうか。といっても、高校生の頃の印象なのですが。最近は10番も聴いて、本当に良いなあ、と思います。

前述の通り、かなり久々に聴いたので、ほとんど初めて聴いたのと同じです。新鮮な気持で聴きました。昔はブルノ・ワルター盤を聴いていたものですが……。9番は、旋律が幾つも有機的に組み合わさった緻密な構造なのだな、という印象です。それから第一楽章と第四楽章が白眉ですね。マーラーのこういう静謐なところがとても大好きです。第四楽章が消え入るよう終るところは感動的です。

それから、やはりベートーヴェンやブラームスとは違う出自を感じます。彼がボヘミアで生まれたということや、ユダヤ人であったと言うことが関係しているのだと思います。アウトローでありながら、西洋音楽の頂点(=ウィーン休廷歌劇場監督)に上り詰めたマーラーは凄いです。加えてこうして11曲も交響曲を残しているのですから。本当に偉大なペルソナだと思います。


今日はなぜか5時起き。少々仕事をしてから7時前に家を出て会社へ。会社にはいつものように8時20分頃につきます。今日はお休みの人が多かったですね。風邪が流行っているのです。僕も鼻や喉の粘膜に痛みを感じて、マスクをつけて仕事をしました。指導をしている後輩が、管理職にプレゼンをする日だったのですが、あえて口を出さず、遠くから見守っていました。自分がプレゼンするよりはるかに緊張しますね。僕は用事で途中退席したのですが、あの後は大丈夫だったのでしょうか……。明日会社に行くのが少し怖い感じです。

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Richard Strauss

Richard Strauss: Der Rosenkavalier Richard Strauss: Der Rosenkavalier
Gottfried Hornik、 他 (1990/10/25)
Deutsche Grammophon

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新国立劇場のばらの騎士、6月9日に迫ってきました。 というわけで、予習を。 葉っぱに埃がついたので水をかけて払ってやったでちブログさんでもベーム盤が取り上げられていました。ベーム盤は聴いてみたいのですが、いったんはiPodに入っていたカラヤン盤(新しい方)を聴きました。

  • 伯爵夫人はシントウさん
  • オクタヴィアンはパルツァさん
  • オックス男爵は大好きなクルト・モルさん

このオペラで僕的に一番理解が深まっていないのが第一楽章の後半、伯爵夫人とオクタヴィアンの二重唱のところです。ここばかりはほかの部分に比べて、理解が弱いなあ、と思ったので、帰りの電車の中で集中的に聴きました(今日はとても疲れて半分眠ってしまったのですが)。それで家に帰ってからも聴いています。 伯爵夫人の歌詞のなかからいくつか抜粋してみます。
時とともに流れていくものがどんなに弱いかを、感じないではいられない気持なの。このことは私の心に深く食い込んでいく。
時というものはね、カンカン、時というものはすべての物を変えはしない。でも、時は不思議なもの。ただ夢中で生きているときは全く無に過ぎない。でも突然、時のほか何物も気に留めないようになるの。
カンカン、今日か明日かはしらないけれど、あなたは去っていく。別の人のために──私よりももっと若く、もっと美しい人のために私を捨ててしまう。
このあたりの音楽的盛り上がり方、本当に素敵です。シュトラウスらしい品のある美しさ、です。 それにしても、伯爵夫人の言うこと、本当にそうです。時間こそ最大の自然力で、我々は決してそれにあらがえない。そのことを30代になった伯爵夫人はよく知っているのですが、オクタヴィアンはまだよくわからない。若者たちがそうであるように、まだ無限に時間があるように思っているからなのでしょう。私たちもきっと同じ経験をしているはずなのです。かつてはオクタヴィアンだったが、そのうちに伯爵夫人の気持が分かるようになる。まるで、若い頃はオクタヴィアンを歌った歌手が、歳を重ねて伯爵夫人を歌うようになる、ということを物語っているようですね。

 「ばらの騎士」は、2003年の夏に、上野で二期会の公演があったのを見たことがあるだけです。あとはクライバーさんがウィーンで振ったDVDを見たぐらいです。ですが、今年は二回も見られますからね。楽しみです。

今朝は、気合いを入れて4時に起きて一仕事しようと思ったのですが、一時間であまりに眠たくてダウン。布団に潜ってしまいました。6時半には起きていつものように会社に行ったのですが、かなり悔しいです。今朝は多少準備に失敗した感があるので、明日は準備を万全に早起きしたいと思います。昨日の後輩のプレゼン、なんとか最後まで言ったようです。今日少し相談をしてフォローをしてなんとか完了。よかったです。この後輩が結構やる気もありますし、かわいい奴なんですね。

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R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
カラヤン(ヘルベルト・フォン) (1998/06/10)
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今日は昨週末に購入したカラヤンが振るアルプス交響曲です。

この曲は、中学生の頃に初めて聴いたのですが、その演奏にどうも今ひとつなじめなく、そのままこれまであまり省みる機会がなかった曲でした。先だって、インターネットラジオでこの曲が流れているのを聴いて、俄然興味が出たと言うことと、このところカラヤンがマイ・ブームだったりしますので、ついつい買ってしまったのでした。

昨日、ようやくとiPodに入れましたので、今日の通勤のお供に聴いてみたわけです。いやあ、すごい迫力、ダイナミックレンジの広さ、です。細かいですが、オルガンの音が良いですね。

ところどころに、「ツァラトゥストラ」の旋律が聞こえてくるあたりもおもしろいですね。標題音楽なので、一応シュトラウスがアルプス登山をしたときの印象を書いている訳なのですが、そういう枠を超えて良い曲だとおもいます。もちろん、我々は表題を知っているわけですので、いろいろ想像してしまうわけです。鳥の囀りとか、小川のせせらぎとか、山に太陽が沈む場面とか、嵐の場面とか(貧困な想像で申し訳ないですが)。そう思うと、グローフェを思い出したり、田園を思い出したりしますね。

ともかく、カラヤンとベルリンフィルのコンビの強力さを改めて思い知らされました。しばらくこのCDを聴く機会が増えそうです。



今日で五月も終わりですが、今日付でウチの会社を去る人がまた一人いらっしゃいました。まあ転職ですね。

転職者に対する組織の雰囲気は、本当にいやな感じです。なんだか裏切り者扱いをしているような感じで、端から見ていてあまり良い気持ちがしません。人それぞれ生きるスタイルがあるのでしょうから、転職する方が出るのは当たり前なのですが。そういう考えを持たないように常に自己点検しないと行けないな、と思いました。

明日からは6月ですね。ついこの間がお正月だと思っていたのに早いものです。今後ともよろしくお願いします。


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