2007年6月アーカイブ

Symphony 5 Symphony 5
Gustav Mahler、 他 (2002/11/05)
EMI Classics
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今日の通勤時間はマーラーでした。交響曲第5番をラトルの指揮にて。ラトルのマーラーはバーミンガム市響都の録音もあるのですが、やはりベルリンフィルと演奏している方が良いなあと言う気がしています。特に弦楽器の美しさにおいては、ベルリンフィルの方が一日の長があるような気がします。そのベルリンフィルにラトルがのっかると、奇跡的な美しさへと消化していくような気がします。このCDについては、これまでも何度も書いているのですが、いつ聴いても感心してしまいます。

最近、マーラーをもう一度聞き直そうと思うようになってきました。中学一年生ごろに、マーラーの復活を聴いた衝撃以降、マーラーを聴きまくっていた時代もありました。計画的にマーラーの交響曲を聴いていこうかな、という気分になっています。またロゴを作ってシリーズ化しようかな、と思っています。

本当は、カラヤンの振ったラヴェルをとりあげようとおもったのですが、そちらは明日にということで……。


今日から6月が始まりました。連休以降7月16日まで祝祭日がないので、個人的にこの期間は「死のロード」と呼んでいます(笑)。でもよくよく考えてみると、周りの人間はちょくちょく休んでいますね。風邪を引いたり、研修に行ったりで……。僕も休もうっと。


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Ravel, Debussy, Saint-Saëns: Orchestral Works Ravel, Debussy, Saint-Saëns: Orchestral Works
Claude Debussy、 他 (2003/05/13)
Deutsche Grammophon
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遅れましたが、ラヴェルの日ということで、このCDを。

ラヴェル、ドビュッシー、サン=サーンスの有名どころが収録されているのですが、その中でもラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲が特にすばらしいです。夜明け、太陽の光が地平線から差し込む瞬間の描写がすばらしいです。カラヤンらしく弦楽部のレガートが伸びやかな美しさを醸成していて、しかもオーケストラは重厚で一つのまとまりのある音の塊として聴くものを圧倒します。完璧な演奏とはこういうことを言うのでしょうか。

CDのライナーには1965年の録音となっていますが、The Archives of Herbert von Karajaさんのウェブでは1964年3月に録音された音源が記載されています。いずれにせよ1960年代半ばの録音ですから、もう40年も前の録音になるのですね。それほど昔であるにもかかわらず今でも輝きを失わないというのはすごいことだと思います。

「ダフニスとクロエ」のバレエですが、数年前に新国立劇場で「スペインの燦き」と題されたステージの中で見たことがあります。バレエはあまり見る機会がなかったのですが、というよりこのときが初めてバレエをみたのですが、思った以上に楽しめました。舞踊というものは、音楽を視覚化する手段の一つなのですが、人間離れをした洗練された所作動作に圧倒されたのを覚えています。

このとき、ラヴェルのオペラ「スペインの時」もみたのですが、コミカルで示唆に富んだ内容で、とても楽しめました。


同じCDに収録されている「亡き王女のためのパヴァーヌ」も静謐な美しさをたたえています。ここでいう「王女」とは、ルーブルにあるベラスケスの絵で、その絵インスピレー ションを得てラヴェルが書いたのだ、ということです。かなりテンポを落としているので、少し苦しそうなところもありますが、美しく憂鬱で哀しい思いが伝 わってくる演奏です。

土曜日です。朝は4時半頃に起き出して、仕事を少々。食事を取ってから近所の文化センターにいってサックスの練習を。最近ジャズライフ誌を図書館から借りて読んでいるのですが、サックスの吹き方についていろいろと示唆に富んだ記事が多くて少々試してみています。アンブシェアを少し変えて、改めて腹式呼吸を強く意識して吹いてみたのですが、音の調子が大分変わったのが分りました。フレージングの方はまだまだで、やはりブランクが長いと言うこともあって指がきちんと回ってくれません。あ、それからフラジオ音域がよく出ました。ソロで使うと効果的なので、嬉しかったです。次回の練習は6月17日です。本番が6月23日です。大丈夫かなあ? まあ、大丈夫なんでしょうけれど。

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Strauss: Also sprach Zarathustra; Till Eulenspiegel; Don Juan; etc. [Germany] Strauss: Also sprach Zarathustra; Till Eulenspiegel; Don Juan; etc. [Germany]
Karajan/Berlin Philharmonic (2002/02/04)
Deutsche Grammophon

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今日もカラヤンが振るシュトラウスを聴きました。「ツァラトゥストラはかく語りき」です。先週の日曜日に買ってきたCDのなかの一枚です。この曲は三歳頃から好きな曲だったらしく、おかげさまでいまでも好きな曲の上位に入っています。ニーチェの著作とは全く関係ない、あるいはシュトラウスがニーチェを揶揄しているとも言われているということですがどちらなのでしょうか?文学的才能に恵まれていたシュトラウスが、全く理解していなかったとも考えられないので、揶揄説を信じたいところです。
カラヤンの指揮はここでも流麗豪華で、この壮大な交響詩を豊かにたっぷりと歌い上げています。カラヤンの特徴は弦楽器のレガートなのだそうですが、弦楽器の響きが本当に豊かです。テンポは基本はゆっくりですが、随所で細かくコントロールされています。またお気に入りが増えました。
今日も4時に起きて2時間ほど仕事。やはり疲労が残っているようで、すねのあたりにしくしくとした痛みを感じたので、もう一度眠ることにしました。9時頃もう一度起きて、作業等々。今日は一日中家にいたのですが、部屋の片づけなどをしました。久々の休みでしたので、ゆっくりできました。あとは寝るまでに予定の作業を終らせればOK。明日からも頑張りましょう。

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Gustav Mahler

Gustav Mahler
マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日の通勤時間ですが、マーラーの8番を聴きました。マーラーの8番は、おそらくはマーラーの交響曲の中で最も人気がない曲と思うのですが(とあるホームページでの投票結果ですが……)、僕にとってはマーラーの作品の中で最も好きな作品だったりします。

  いつもは、もっぱらショルティ盤を聴いているのですが、今日はアバド盤を聴いているというわけです。ショルティ盤は比較的テンポが速いと思うのですが、アバド盤はそれに比べてテンポは遅い印象です。その分、一つ一つの音を伸びやかに豊かに歌い上げている印象を受けます。ショルティがスタイリッシュであるとすれば、アバドは豊潤に愛を歌いあげていると言うイメージですね。

  この曲自体、マーラーが献呈をした唯一の曲なのですが、その献呈された相手というのは妻のアルマ・マーラーだったわけです。初演は1910年でマーラーがなくなる前年ですが、そのころから二人は上手くいかなくなっていて、アルマは不倫していたりします。なんだかマーラーの一方通行の愛という感じで心打たるものがあります。人間の愛情というものは本当に難しいものです。天才マーラーといえどもやはり人間ですからね。どうしようもないものはどうしようもない。でもそこに果敢に挑んでいってある程度の勝利を収めたと言えるとは思います。ウィーン休廷歌劇場の音楽監督に昇り詰めたのですから。


今日からまた仕事です。今日は僕が属しているユニットのリーダーが研修で不在。水曜日までの三日間です。ところが、そんなときに限って起こるトラブル。それも最近まれに見るトラブルでして、結構大変な状況になりそうです。幸いなことに、僕の組織の起因ではないですのでまだ気が楽なのですが。というか、トラブルについて一つ一つめげていては人生幾らあっても足りません。

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Gustav Mahler

マーラー:交響曲第9番 マーラー:交響曲第9番
ラトル(サイモン) (2002/10/25)
東芝EMI

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今日のマーラーは、ラトルの9番です。帰りの電車の中で聴きました。ラトルの指揮は、想像以上に刺激的で、テンポがとてもよく動いていると思いました。歌わせるところは、ラトルらしく能動的に動かしている感じ。特に第四楽章は、静謐な感じを巧く出していると思います。老成した感じというよりは、若々しく挑戦的な演奏なのではないでしょうか?ただ、ここのところアバド盤をよく聴いていますので、ちょっと違和感を感じるところは仕方がないですね。

それで、思い立ってアバドのマーラーを一曲ずつ聴いていこうかな、と思っています。まずはiPodに入れていく作業から始めないと行けないですね。

それから、今週末9日土曜日は、新国立劇場で「ばらの騎士」を観る予定です。そちらの予習もしなければ。いまやろうとしているのは、カラヤン盤の古い方、シュヴァルツコップさんやクリスタ・ルートヴィヒさんが出演している盤をきいてみようというところ。こちらもiPodに入れて予習する予定です。そう言う意味で言うと、新しいカラヤン盤(シントウさん、モルさん)の第一幕の後半部分の予習もやっているところです。

Shibata_Mahler
グスタフ・マーラー―現代音楽への道 グスタフ・マーラー―現代音楽への道
柴田 南雄 (1984/10)
岩波書店

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いま柴田南雄さんが書かれた「グスタフ・マーラー──現代音楽への道──」を読んでいます。最初に日本におけるマーラー受容の歴史が書かれていて、それからマーラーの生い立ち、「嘆きの歌」からはじまって一つ一つ交響曲を紹介していく内容なのですが、本当に秀逸です。私は音楽理論はほとんど分からないので、書いてあることを完全には理解しきれていないと思いますが、交響曲の拍節的分析、旋律の分析などをしていてくれて、どうしてマーラーの音楽が、ドイツロマン派的音楽と違った響き・旋律を持っているのかと言うことを理論的に説明してくれています。本当に秀逸で、この本を理解するために楽典の勉強をもう一度やってみようか、と思ったぐらいです。激しくおすすめする一冊です。

仕事、ですが、なんとか山を越えました。発生したトラブルを収束に向かわせるべく、午前中はステークホルダーと折衝を重ねて、昼明けには、対応方針が決定。ようやくと収束に向けた具体的な動きになってきた感じです。影響範囲は思ったよりも小さく収まると言うことで、胸をなで下ろした感じ。それで、午後は結構疲労感と闘いながら仕事をしました。帰宅前はもうフラフラです。こういうときには、珈琲を飲みたくなるもので、現にいつもよりも多く珈琲を飲んでしまったのですが、却って肉体疲労と精神疲労のバランスが崩れてしまい、なんだかよく分からない朦朧とした感じに陥ってしまいました。疲れているからと言って珈琲を飲み過ぎてカフェインの過剰摂取になるのは危険です。

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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日も通勤時間はマーラー一色。家に帰ってきてからもマーラーを聴いています。グラモフォンのアバドさんが振った全集を聴いています。第1番、第2番、第6盤、第9番をつまみ聴きしているところです。というのも、昨日ご紹介した柴田南雄さんの「グスタフ・マーラー」を読みながら、読み返しながら聴いていると、取り上げられている曲をついつい聴きたくなるんですね。 アバドさんのマーラーは、これまで書いてきたように、テンポが遅めな気がします。僕のマーラー体験はショルティ盤に始まっていますので、それに比べれば遅いのは当然だとは思います。繰り返しになりますが、実によく歌っているのです。情感豊かに、ふくよかに。この数日聴いてあらためて好きになった感じです。 マーラーといえば、テンシュテットさんも評価が高いですね。タワーレコードでEMIの廉価版ボックスで全集が出ていたので、今週末買ってしまうかもしれません。 Shibata_Mahler
グスタフ・マーラー―現代音楽への道 グスタフ・マーラー―現代音楽への道
柴田 南雄 (1984/10)
岩波書店

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柴田南雄さんは、凄い経歴の方ですね。東京帝国大学理学部を卒業して理学部大学院へ。中退して東京科学博物館の嘱託、そして東京帝国大学文学部美学美術史学科に再入学して卒業。凄いですね。親族も学者だらけで「一族で大学が作れる」と豪語されていたとか。ウィキペディアに詳しいです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E7%94%B0%E5%8D%97%E9%9B%84

 それにしても思うのは、音楽を理解するためには理系的な考え方が必須だなあ、と。音楽理論なんて、ほとんど数学パズルのようなものですから。ジャズ系の話で言うと、やっぱり理系の人の方がインプロヴァイズが巧かったりしますし(ほとんど理系の方で占められていました。文系の私は少数派だった気がしますね)、外に目を向けても、東京理科大の方なんて本当に素晴らしい演奏をされていました。 もっとも、哲学も数学的な思考が必要なんですけれど。僕の祖父が数学の教師だったと言われているのですが、僕は全く数学ができません。お恥ずかしながら……。だから、哲学を理解できなかったのでしょうね。でも、それでいて今はシステム開発やっているのですが……。まったくよく分かりません……。
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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日もマーラー。行きも帰りも交響曲第6番を聴きました。この曲、何度も聴いているはずなのですが、アバド盤で改めて聴いたということと、集中的にマーラーを聴いているということで、今までと違った聴き方ができているような気がします。聴けば聴くほど複雑な楽想のひだのなかに吸い込まれていってしまいそうな気分です。

それにしても、第一楽章の第二主題、これは、妻のアルマをイメージした主題なのだそうですが、本当に美しいです。でもマーラーの場合は美しいだけではなく、冒頭の兵士の行進と言いましょうか、ある種グロテスクな動機も含まれています。美しいだけが現実ではないのです。それにしても、第一主題と第二主題のかけ離れていることと言ったら。すさまじい分裂だと思います。

僕は8番が最も好きだ、と書いたことがあったと思いますが、今日一日6番を聴いて、かなり良いなあ、という印象を持ちました。8番ぐらい聴きこなして理解を深めていけば、もしかしたら一番好きな交響曲になるかもしれません。
Alma
アルマ・マーラー―ウィーン式恋愛術 アルマ・マーラー―ウィーン式恋愛術
フランソワーズ ジルー (1999/02)
河出書房新社

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今日届いたフランソワーズ・ジルーの著作「アルマ・マーラー──ウィーン式恋愛術」を、ぱらぱらとめくってみたのですが、アルマは本当に恐ろしい女ですね。結婚したのは、マーラー、グロピウス、ヴェルフェルの三人。恋愛相手といえば、ツェムリンスキーや、クリムト、ココシュカなどなど。魔性の女です。最後の夫、フランツ・ヴェルフェルはこういっています。「彼女はこの世では滅多にお目にかかれない本物の魔術師の一人だ……」 ちなみに、マーラーはニーチェを好んでいたようですね。これについてもまた機会があれば書きたいと思います。
今日は平穏な日。月曜日に起きたトラブルも粛々と解決へと向かっています。ただミーティングが多くて疲れてしまいましたが……。しかし、明日行けば、会社も終ります。そして明後日は、楽しみにしていた新国立劇場「ばらの騎士」です! 明日は、マーラー漬ではなく、ばらの騎士漬にしようと思っています。
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Richard Strauss

Strauss
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲) R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)、フィルハーモニア合唱団 他 (1999/07/16)
東芝EMI

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Ich weiss noch was. Was weiss Sie noch, sag' Sie mir's, ma cousine.
Quiquin.
Weiss Sie den Namen auch?
──何をご存じですか、どうぞおっしゃってください、従妹さん
──カンカン
──その名前までご存じですか?
ばらの騎士第二幕より
Heut oder morgen opder den übernächten Tag. Hab' ich nicht ein Gelübde tan, dass ich's mit einem ganz gefassten herzen ertragen werd' … Huet morgen oder den übernächsten Tag.
 今日か、明日か、あさってか。私は前に言ったではないの? どの女にも一度は来ることです。私は知らなかったのだろうか? 私は誓ったのではなかったの? 強い覚悟を持ってこれを堪え忍ぶために。今日か明日か、それともあさってか
ばらの騎士第三幕より

 長いようで短い仕事に勤しむ一週間は終りました。いよいよ、明日、新国立劇場のばらの騎士です。予習と言うことで、カラヤンが1956年にフィルハーモニア管弦楽団を振ったばらの騎士を一日聴いていました。

  • 元帥夫人はシュヴァルツコップさん
  •  オックス男爵はエーデルマンさん
  • オクタヴィアンはクリスタ・ルートヴィヒさん
  •  ゾフィーはテレサ・シュティッヒ=ランダルさん

シュヴァルツコップさんの声は、柔らかくふくよかな感じですね。これは、サヴァリッシュ盤のカプリッチョでマドレーヌを歌っている声を聴いたときの印象と同じです。お顔のイメージとは少し離れていますが、僕のきらいな声質ではありません。エーデルマンさんはオックス男爵の野性味溢れる感じを巧く出していると思います。聴いていて楽しいぐらいです。ルートヴィヒさんも巧いですね。高くて倍音を吹くんだ良い声です。第三幕で女装して出てくるところ、本当に泣いているような声を出されています。 歌手が脇役で登場しますが、ニコライ・ゲッダさんなんですよ! まだそんなにメジャーではなかった頃の録音なのでしょうね。

ばらの騎士で一番好きなシーンは、ばらの献呈からゾフィーとオクタヴィアンがしばし二重唱で歌うところ。Quinquin、とゾフィーが伸びやかに歌うところ、このオペラの美しさの頂点の一つと言っても良いと思います。その後舞曲風のリズムが軽やかに始まって、タンバリンが二拍打たれるところの疾走感もたまらなく好きです。 それから、一幕の後半部分で元帥夫人が諦観する場面、そして最後の三重唱も聞き所ですね。しかしその美しさはオックス男爵のある意味下卑た(ちょっと酷い言い方ですが)性格が対極にあるからこそ生まれるものです。そして決して忘れてはならないのは、オックス男爵が歌うウィナーワルツ。オックスにこんな名旋律を歌わせるなんて本当に良い思いつきだと思います。

明日、楽しみになってきました。
今日で仕事は終わりでしたが、先だってのトラブルがまだまだ尾を引きそうな気配。少し憂鬱。でも週末に楽しみがあるから良いですね。今日もミーティングが多くて少し疲れました。家人も疲れたと言うことで夕食はスーパーで買ってきたお弁当に。一週間に一回はこういう感じで家事を休むような恰好になっています。明日は体調を万全に整えてばらの騎士に望みたいと思います。
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Richard Strauss

Strauss
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲) R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)、フィルハーモニア合唱団 他 (1999/07/16)
東芝EMI

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Hab mir's gelobt, Ihn lieb yu haven in der richtigen Weis´. Dass ich selbst Sein Lieb´ yu einer andern noch lieb hab! Hab´ mir freilich nicht gedacht, dass es so bald mir aufgelegt sollt´ werden! Es sind die mehereren Dinge auf der Welt, so dass sie ein´s nicht glauben tät´, wenn man sie möcht´erzählen hör´n. Alleinig wer´s erlebt der glaubt daran und weiss nicht wie ß da steht der Bub´und da steh´ ich, und mit dem fremden Mädel dort wird er so glücklich sein, als wie halt Männer das Glücklichsein verstehen. In Gottes Namen.
私が誓ったことは、彼を正しい仕方で愛することでした。だから彼が他の人を愛しても、その彼をさえ愛そうと。でもそんなに早くそれが来ようとはもちろん思いませんでした。この世の中にはただ話を聞いているだけでは信じられないことがたくさんある。けれども実際にそれを体験した人は信ずることができるけれど、でもどうしてだかは分からない──
ここに「坊や」が立ち、ここに私が立っている。そしてあそこにはほかの娘が。あの人はあの娘と幸福になるでしょう。幸福と言うことをよく知っている男達と同じように。
ばらの騎士第三幕より

行って参りました、新国立劇場の「ばらの騎士」。結論から申し上げますと、圧倒的なパフォーマンスに終始驚かされ続け、涙を流さずには聴いておられないほど感動の連続で、現実を忘れ、夢のなかをさまよった四時間半だった、と申し上げましょう。僕は、先だっての「蝶々夫人」でも、滂沱の涙で、あんなにも感動したことはない、と書きましたが、それと同じく、いや、それに勝るほどの公演ではなかったか、と思います。オペラを聴き始めてからまだ五年弱で、まだまだ聴いているかずも少ないのですが、感動係数自己最高に並んだ、ないしは越えたと言っても過言ではありません。

 まず、ペーター・シュナイダーさんが棒を振り下ろして、あの序奏を演奏し始めた途端に涙が溢れました。なぜだか分かりません。弦楽部の美しがすばらしく、シュトラウスのオーケストレーションの甘美さに胸を激しく揺さぶられるのでした。

オクタヴィアンのエレナ・ツィトコーワさんは、以前書いたように、2003年に新国立劇場でフィガロの結婚にケルビーノ役で出演していますが、そのときの感動が再び訪れます。ツィトコーワさんの声質は、女声の美しさと言うよりボーイソプラノ的なのです。芯のあるしっかりした声で。圧倒され続けまそた。そして演技が巧い。男らしい挙措が本当に様になっているのです。マルシャリンのカミッラ・ニールントさんは、その品位ある姿に感銘を受けます。歌も巧いのですが、それ以上に溢れ出る魅力に圧倒去れ続けている感じでした。オックス男爵のペーター・ローゼさんの歌、演技ともに、慣れたるものと言うことで余裕な感じ。オックス男爵という笑いを誘いながらも歌唱力を要求される役柄を完璧に演じていたと思います。声も良いですしね。

幕が開くと、ジョナサン・ミラーさんの品の良いセットが出てきます。新国立劇場の「ファルスタッフ」の演出も手がけているミラーさんのセットは、淡い色調の寝室で、左側の大きな窓から朝日が差し込んできています。 第一幕の最後、マルシャリンが煙草を吸って、窓の外を眺めます。オクタヴィアンが馬に飛び乗って行ってしまったのを引き留められなかったのです。キスをせずに追いだしてしまったことを激しく後悔するマルシャリンなのですが、よく考えれば、もうキスをする機会を喪っているのですね。このあと、オクタヴィアンはソフィーと結ばれ、マルシャリンはひきさがるわけですから。我々観客はそのことを知っているから、窓の外を眺めているマルシャリンの心情を慮らずには居られません。そして秀逸な演出は、窓の外に雨が降っていることを表現するのです! 窓ガラスを雨水が伝っているのです。その雨の流れが影となって室内に動く影を投げかけます。マルシャリンの心象風景を完璧に表現しています。

 第二幕の聞き所はバラの献呈と、オックス男爵の歌うワルツだと思うのですが、バラの献呈のところ、ここでも泣きましたよ。本当に。テンポはかなりゆったりとしていて、豊かに歌いあげている感じ。幸福の絶頂でした。生きていたら良いことあるなあ、と。 第三幕、オックス男爵を仕掛けで驚かせて警察が来るドタバタの後、黒いドレスを着てマルシャリンが登場。いやあ、本当に威厳があるんですよ、ニールントさんは。その美しさ、気品、威厳に圧倒されて、もうオケの音はほとんど聞こえていない(すいません)。ずっとオペラグラスで眺めていましたが、微妙な表情の変化などをつけて、オックス男爵に対するときは威厳に加えて怒りの表情を品位を保ちながら示す。本当に素晴らしい。 演出も秀逸で、マルシャリンの登場後もドタバタして、舞台上はカオティックな状態になるんですが、その中にあっても、オクタヴィアンはマルシャリンを見つめ続けている。実に秀逸です。

そして最後の三重唱。上品で、甘美で、とけてしまいそう。この曲、シュトラウス先生のご葬儀に歌われたんだよなあ、と思うと、もう涙が止まらない。お恥ずかしながら……。 そうして、最後にファニナルとマルシャリンが手を携えて部屋を出て行く。マルシャリンは、手を取り合うオクタヴィアンとゾフーの方を一瞬振り返るんですね。オクタヴィアンを手放して、身を引いた大人のマルシャリン。でも、最後一瞬だけ心が揺れている。それを振り返ることで表わしている。うーん、素晴らしい。マルシャリンの心情が分かります。

 幕が下りた後、当然のようにカーテンコールがあったんですが、新国立劇場でここまで盛り上がったカーテンコールの記憶は僕にはありません。僕もはじめて「ブラボー」と叫んでみました(少し小さい声でしたが……。次はもっと大声出せると良いんですけれど……)。

 華麗な舞台、理想的な美へと立ち上ってゆく薫り高いパフォーマンス。うーん、こういう舞台って、なかなか観られないんじゃないでしょうか というわけで、先だっての「蝶々夫人」に続いて、感動にうちふるえた公演でした。いやあ、本当に生きていてよかったです。
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Strauss
Richard Strauss: Der Rosenkavalier Richard Strauss: Der Rosenkavalier
Gottfried Hornik、 他 (1990/10/25)
Deutsche Grammophon
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 昨日の余韻に浸るべく、カラヤンのばらの騎士を聴きました。昨日の演奏の印象が消えてしまうのではないか、と少し不安だったのですが、かえって昨日のことが思い起こされてきました。いやあ、思い起こせば起こすほど本当に夢のような時間でした。パフォーマンスに求められるのは、やはり現実を忘れさせてくれる甘美な体験です。それが結実していたのだなあ、と改めて思いました。

 さて、昨日貰ってきたパンフレットに秋のドレスデン来日の案内が入っていました。それをみてびっくり。昨日のマルシャリンを歌ったニールントさんがサロメに出演されるとのこと。さっそくぴあで調べてみたのですが、一番安い席でも三万円を越えています……。諦めました。

ですが、家人と相談をして、違う贅沢をすることに。9月2日のチューリッヒ歌劇場のばらの騎士にも行くことにしてしまいました。ウェルザー=メストさんの指揮です。しかし、やっぱり海外オペラは高いですね……。かなり勇気がいりました。これで、今年はばらの騎士を三つ観ることになります。出費が増えるのは痛いですが、頑張って働きます。


今日は4時半に起きました。最近、早起きするようにしています。22時から23時の間に布団に入ってぐっすり。4時過ぎに携帯電話に仕掛けたアラームが鳴り始めると、なんとか起きあがって、顔を洗って、果物やプリンを食べて、額に凍らした保冷剤を当てて、ブログの元ネタを書いたりしています。朝は確かに眠たいですが、夜に比べれば疲れも少ないですし、周りも静かなので、はかどるような気がします。でもさすがに読書は厳しいかなあ、と……。文章を書くといった、手を動かす作業のほうが眠たくならず、良いみたいです。もうすこしこの習慣を身につければ、早朝でも本を読めるようになるかも知れません。

午後には軽いトラブルに巻き込まれてしまい、すこし憂鬱気味。どうやら人を傷つけてしまったような……。「真実は人を傷つけるものである」ですので、たとえそれが真実であっても言ってはならないときがあると言うことなのですが……。私もシステムの仕事を始めて10年を越えていますが、システム開発のように二進数の世界に一日のほとんど浸っていると、正しくないものを正しくないと脊髄反射的に言ってしまいがちです。コンピュータに述べ立てるのなら問題はないのですが、人に対しても述べ立ててしまうような……。これは職業病だと思います。反省します……。っていうか、労災だよなあ……。

まあ、仕方がないですね……。言っちゃったことは取り消せないですしね……。

それでも食事をとって音楽を聴いたりしたら落ち着いてきました。少し風邪気味で喉が痛いのですが、明日から仕事。頑張ります!
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さきほどみてみたら、ぶろぐ村のクラシック観賞の部で10位に入っていました。ここまで上がったのは初めてです。皆様のおかげです。ありがとうございました。今後も良い記事を書けるように頑張ります。

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Tsuji

Tsuji
城・ある告別―辻邦生初期短篇集 城・ある告別―辻邦生初期短篇集
辻 邦生 (2003/02)
講談社

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講談社文芸文庫に入っている辻邦生先生の「城/ある晩年」というを読みました。

 目録のとおり、講談社から辻先生の本が出ているのは、これだけだと思います。なぜだかよく分りませんが……。所収されている数ある短編のなかから真っ先に読んだのは、大好きな「サラマンカの手帖から」でした。この小説については何度も取り上げているような気がしますが、それぐらい好きなのだ、ということです。

主人公はパリに来ている日本人、恋人とおぼしき女性もおそらく日本人でしょう。日本人であることが述べられているのは、文中において一カ所のみ。示唆されているのも一カ所(サラマンカでは同国人に出遭わない、といったくだり)のみです。

なぜ、この小説を読んでこんなにも感動するのか、いろいろ考えています。 まず主人公と女は、あることで悩んでいる模様。おそらくは、子供をあきらめたと言うところなのでしょう。それを女はとても後悔しているし、罪悪感を感じている。主人公の男もやはり同じ気持ちを女ほどでないにしても持っている。だから、「誰だって、過失はある。そのたびに何もかも投げだしたら、一生かかっても人は何もできやしない」という名文や、「おれたちだって幸福になる権利があるんだ」という名文において、必死にその過失と対決しているのです。

サラマンカでは、若い踊り子の情熱的な舞踏であったり、その踊り子が盗みをはたらき、警察署から出てくる場面に出くわしたり、地酒を飲んだり、旅館主の夫婦の落ち着いた暮らしぶりをみたり、灼熱の太陽を浴びたりするのですが、そうした体験で、二人は徐々に恢復していきます。 たとえば、踊り子の姿をみて以下のように女が言います。
「私ね、あんなに熱中し、没入できるものがこの世にあることを、なんだか教えられたみたいな気がするの。いままであんなふうに熱中したことがなかったみたい。熱中する前にさめちゃって、ぶつぶつ言ってたみたいな感じね」
現代人的な「分別」とでもいいましょうか、そうしたものが、熱中することを妨げていた。そうではなく、もっと人生に没入していかなければならない、ということを行っているのだと思います。

 さらに、終幕部に続きます。 盗みをはたらいた踊り子の娘が、オレンジを齧りながら、警察署からでてくる。それも堂々と。それは「野生の獣のような純粋な感じ」と表現されています。野生の獣は、日々生きるために対決しています。そうした空気を踊り子の娘が持っていたわけですね。 そして、この下りへ入っていきます。もう何度もこのブログに書いているかもしれませんが、ここだけはどうしても書かないわけにはいきません。
「オレンジを齧っていたね。あれが生きるってことかもしれない」 「オレンジを齧るのね、裸足で」 「そうだ、オレンジを齧るんだ。裸足でね、そして何かにむかってゆくのさ」
この主人公達は、冒頭においては、もう生きることが辛くて仕方がない風だったのです。それはある種の後悔の念や罪悪感によるものだと思うのですが、正面から対決し、生きていこうとしている。そういうある種の解決感、もちろん生やさしい解決などではなく、現実や社会との対決という、途方もなく辛苦に満ちた解決への道程が含まれていると思うのですが、対決する意志、野生の獣のような強い意志をもって生きようとする剛毅な態度への志向を感じるのです。

そう思うと、日頃、生きるためとはいえ、会社に従順になって、まるで柵に囲まれた羊のように生きている自分って何なのだろうか、と思わずには居られません。柵の中にはオオカミは入ってきませんが、柵の外にでることは決してありません。

 …… 少々、思考が暗くなっていますね。どうやら昨日の失敗が尾を引いているようです。 僕も、少し休んだ方が良いのかもしれません。

今日はフォーレを聴いています。プラッソンの振る管弦楽全集の第二巻です。
フォーレ:管弦楽曲全集
フォーレ:管弦楽曲全集
posted with amazlet on 07.06.11
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 シュターデ(フレデリカ・フォン) トゥルーズ・カピトール国立管弦楽団 フォーレ プラッソン(ミシェル) アリックス・ブルボン・ボーカル・アンサンブル ゲッダ(ニコライ)
東芝EMI (1997/03/05)
売り上げランキング: 88908
僕はいつも第一巻を聴くことが多いので、第二巻を新鮮な気分で聴くことが出来ました。よかったのは チェロと管弦楽のためのエレジー ハ短調 作品24 ピアノと管弦楽のための幻想曲 ト長調 作品111 ですね。フランスのエスプリって感じだなあ、と。

今日も、昨日のショックから完全に立ち直れていなくて、少々憂鬱な一日だったのですが、このCDを聴いてなぐさめられた気分です。いいですね、フォーレ。
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Gustav Mahler

 Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日から気を取り直すようにマーラーを聞き始めました。アバドの振る5番です。5番については、以前にもラトル盤をおすすめしていました。今回、アバド盤をじっくりと聞いてみました。といっても、通勤時間で、少々本を読みながら聞いている感じになってしまったのと、途中でヘッドフォンの調子が悪くなったということもあって、聴きは甘いかもしれませんが。ともかく、アグレッシブにテンポを動かすなあ、という印象が強いです。これは、ほかの交響曲を聴いたときにも感じました。音の波が幾重にも幾重にも打ち寄せるようなイメージです。 明日もすこし聞き込んでみようと思っています。

先だって「マーラーはニーチェが好きだったようだ」と言うことを書いたと思うのですが、その後、別の本を読むと「マーラーはニーチェがきらいだった」ということが書いてあって、混乱しています。もう少し調査を進めてから報告したいと思います。
Richard Strauss: Der Rosenkavalier Richard Strauss: Der Rosenkavalier
Gottfried Hornik、 他 (1990/10/25)
Deutsche Grammophon

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ところが、それだけではないのです。朝、通勤電車からバスに乗り換えて会社まで行くのですが、バスの中で、カラヤンの振る「ばらの騎士」の最後の三重唱を聴いたんですね。執拗に聴いている気もしますが。ところが、満員バスの中でまた涙ぐんでしまったのですよ……。これから会社だっていうのに、いきなり夢の世界に揺り戻されて、あの時の感動が再び……。ニールントさん、美しかったなあ……。そういえば、今日も公演あるんですよね……。そしてこれから会社ですか……。このギャップと言ったら、本当に悲しくなるよなあ……。あー、本当に涙腺緩んでいるなあ……。


ヘッドフォンですが、愛用しているのはBOSE社のクワイエットコンフォート2です。これは少々お高めなのですが、いわゆるノイズキャンセリングフォンですので、通勤時間、騒音の酷い電車の中でも良い感じにノイズを消してくれます。

と、手放しに褒めたいところなのですが、一つ欠点があります。どうも音量レベルがほかのヘッドフォンと比べて小さい気がします。iPodで最大音量にしても、あまり音が大きくなりません。まあ、耳のためには良いことだと思うのですが、ちょっと物足りなさを感じることがあります。

 それでも購入してから一年、本当に楽しませて貰っています。飛行機に乗ったときは格別ですね。ジェット音をある程度消してくれますので。

 ノイズキャンセリングフォンを買うときには、SONY社のヘッドフォンとも比較したのですが、BOSE社に決めた最大の理由は、音声ケーブルの交換ができると言うところです。ヘッドフォンの音声ケーブルが断線しやすいというのはこれまでの経験で知っていたのですが、SONY社の場合、ケーブルの交換ができるようには見えませんでした(比較したのは3年ほど前なので、いまはできるようになっているかもしれませんが)。

BOSE社の場合は、ケーブルの交換が可能ですので、断線しても丸ごと買い換えなければならない、なんて言うことはありません。 それで、今日、いよいよとケーブルが断線してしまいました。帰りの電車の中でです。バックアップのイヤホンを持っていたので、音楽が聴けなくなると言うことにはなりませんでしたが、すぐにBOSEショップに電話をしてケーブルの取り寄せを依頼しました。今週中には届くそうです。不幸中の幸いでした。
日曜日に「人を傷つけてしまったようだ……」と書きましたが、その方から昨日反撃を食らってしまい、ますます憂鬱になってしまいました。まあ、僕にも非があるので仕方がないですが……。その方との関係上謝罪することもできず、というより、真実を言ったことで傷つけてしまった以上、謝罪するのも的確ではないと思ったりしていて、この件はこのまま塩漬けにするしかないようです。まあ、学んだことはこれからは、これまで以上気をつけよう、というところです。良い勉強になりました。ダメージ大きかったですが、今日一日で何とか落ち着いてきました。
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Brcukner Karajan

今日はカラヤンのブルックナー交響曲第7番を聴いています。ブルックナーを聞き込むのも久しぶりです。ここのところシュトラウスを中心に聴いていましたし、その後はマーラーに進みましたので。 カラヤンの美学の表出という感じです。深く豊かに彫刻された品の良い装飾品を眺めているような感じです。カラヤン的なレガートも健在ですし、彫りの深い印象的な演奏だと思いました。弦楽器が本当に美しすぎます。チェリビダッケのような雄弁さはないかもしれませんが、美しさは絶品だと思いました。

 しかし、久々に聴くブルックナーは素晴らしいですね。僕のブルックナー体験は朝比奈隆さんが大阪フィルを振った交響曲第7番でした。NHK-FMの番組をエアチェックしたのですが、金子健次さんが解説をしておられて、朝比奈さんのテンポ取りが、ほかの指揮者とくらべてゆっくりなのだ、ということをCDを自在にかけながら解説しておられました。

それで、今日思ったのは、やっぱり楽典→和声法→対位法の勉強した方が良いのかなあ、ということ。いまはそういった理論的なことをほとんど知らないまま聴いていますが、理論を知ればもっと楽しめるんじゃないかなということを感じています。きっと、オケに入っておられる方、楽器を弾ける方はきっと別の次元で楽しんでおられるのではないか、と思っています。頑張りますか!


今日は、いつもと違うヘッドフォンで聴いているので、音楽のきこえ方が少し違うような気がしています。いつものBOSE社のノイズキャンセリングヘッドフォンの偉大さが分かった気がします。やはり、普通のヘッドフォンでは、たとえクローズ型のヘッドフォンであったとしても、電車の走行音や周囲のお喋りが思ったより気になるんですよね。電車の中で音楽に没入するには、やはりBOSEのクワイエットコンフォートでなければ、と思っています。

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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日の帰りの電車の中では、マーラー交響曲第10番をアバドの指揮で聴きました。というのも、またすこし疲れていたと言うこともあって、マーラー先生に慰めて貰おうと思ったのです。こういうときは、いつも静かなボサノバ(イリアーヌ・イリアスですが)を聴くことにしているのですが、今日に限ってはあまり受け付けてくれません。そこで、マーラー先生にご登場願おうと思ったのでした。というわけで、最近大好きな10番の第一楽章をアバドさんの指揮で聴きました。昨日も書いたように、ヘッドフォンがいつもと違いますので、音楽を聴く心持ちも変わってしまっていますが、アバドさんの音作り、柔らかくて豊かだなあ、と思うのは変わりません。 いつ聴いてもトーンクラスターの部分の悲痛さに心が打たれます。シェーンベルクはこの部分こそ和声の革命だ、と言ったそうです。トランペットのロングトーンが驚異的です。おそらく循環呼吸しているのだと思いますが。私は循環呼吸できません。ごめんなさい。

alma mahler
グスタフ・マーラー―愛と苦悩の回想
アルマ マーラー 石井 宏
中央公論社 (1987/08)
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アルマ・マーラーの有名な著書「愛と苦悩の回想」の文庫本版を読んでいます。文庫版を買って分かったのですが、文庫では書簡が省かれているのだそうです。ということは、単行本も買わなければならないのでしょうか……。

それにしても、アルマ・マーラも文才ありますね。シェルブールから、ニューヨークへ向けてアメリカ号という客船に乗るのですが、港から艀にのってアメリカ号に向かうところの描写が良い感じです。悪天候で揺られていて、沖合に停泊するアメリカ号の客席から漏れる無数の明かりがぼんやりと見えている感じを巧く描写しています。それから、船の中でのマーラーの姿を、枢機卿の寝姿と表現しています。枢機卿の遺骸は、聖堂のガラス張りの棺の中に収められていて、聖遺物のように見えることがあります。そうしたことをふまえた表現。絶妙すぎますね。アルマが男に生まれていたらどんな芸術家になっていたのか、という感じです。アルマ自身、自分のことを「芸術家のはしくれ」と言っていますからね。作曲もできるし、もちろん対位法も知っている。いいなあ。
今日は朝からどんよりとしていましたが、いよいよ梅雨入りですね。関東まで梅雨入りしたそうです。これからじめじめとした日が続きますが、それが明けるといよいよ夏本番ですね。熱いのは苦手です。もう秋が恋しくなってきました。
ウチの会社は、一応システムの会社ですので、春と秋にある情報処理技術者試験というものをうけなくてはならない雰囲気があります。それで、今年は、若者達だけではなく、我々のような中堅どころもうけなければならない、という雰囲気になりつつあります。システムの勉強は嫌いではありませんが、なにせ忙しいので時間を見つけるのが大変です。僕は、ブログも書きたいし、音楽も聴きたいし、外国語の勉強もしたいし、ちゃんと睡眠もとりたい(あんまり体力ないので)。仕事もやらないと行けませんので、時間の捻出が大変な感じになりそうです。あ、それに音楽理論もやりたいんでした。何かを削らねばなりません。でも相当削ってますからね。ということは新たに時間を捻出しなければなりません。朝早く起きたり、早めに会社に行ったりして、時間を作るかなあ、と思っています。頑張ろうっと。
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少し遅刻気味ですが、「勝手にクライバーの日」に参加したいと思います・
ベートーヴェン:交響曲第5&7番 ベートーヴェン:交響曲第5&7番
クライバー(カルロス) (2002/09/25)
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クライバーさんといえば、
  • ベートーヴェン交響曲第五番
  •  ばらの騎士(DVD、ウィーン)
  •  カルメン(DVD、ウィーン)
  •  トリスタンとイゾルデ
 などが、印象的なのですが、その中でも、初のクライバー体験だった「運命」を取り上げたいと思います。 始めて聴いたとき、度肝を抜かれました。それまで、運命はカラヤン盤でしか聴いたことがなかったのですがここまでスタイリッシュな音楽に純化しているとは予想もしていなかったのです。ちょうどこのころ、同曲異演のことが分かり始めた頃だったのでなおさらでした。特に第三楽章のコントラバスのフレーズを速いテンポでリズムをしっかりキープさせながら、一糸乱れぬ兵卒の行進のように統御しているのの驚異的。第四楽章の入り方もきわめて祝祭的で絢爛としています。こんなベートーヴェンもありなんだ、と本当に驚いて、それいらクライバー盤を買うようになり、買えば買うほど驚きが待っているという状態でした。

 「トリスタン」も素晴らしいですよね。ルネ・コロさんやディースカウさんが印象的。これもまた別の機会にかければと思っています。
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」 R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
クライバー(カルロス)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (2002/06/26)
ユニバーサルクラシック

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あとはウィーンで振られた「ばらの騎士」も。これも何度か取り上げたことがあると思うのですが、オッターさんのオクタヴィアン、ロットさんのマルシャリン、ボニーさんのゾフィー、モルさんのオックス男爵、と一分の隙もないパフォーマンスです。序奏部をふるクライバーさんの映像を見るだけで、心が揺さぶられます。本当にグルーヴしていますからね。
今日は、クライバーさんを聴くのもそうですが、アバドさんの振るマーラーの復活を聴いていました。このことはまた明日書きたいと思うのですが、これまでデフォルト音源だったショルティ盤との違いに驚いています。使っているスコアもちがうのではないか、と思うところもあったりして、とても刺激的でした。
今日の夜は、大学のころからずっとお世話になっている先輩と食事をしました。大学時代にくらべてお互い話題が歳をとってしまったね、とすこししんみりとした感じになりましたが、最後の方はふたたび哲学話で盛り上がる感じ。その方はまだ学問を続けておられて、本当に尊敬しているのですが、やはり学問にコミットされている方の精神力は並大抵のものではないな、という印象です。いろいろと教えて貰いました。勉強になりました。
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Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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マーラーの交響曲のうち、始めて聴いたのがこの「復活」でした。これも昔書いたことがあるかもしれませんが、小澤征爾さんがタングルウッドで復活を振った場面をテレビで観たのです。終楽章フィナーレに激しく感動したのでした。荘厳で重厚な音は、それまで経験したことのない音でしたし、あるいは、アプリオリに経験していたけれど、それまで知らなくて、聴いた途端に自分が持っていたある種のイデアと合致したと言う感じ、をうけました。始めて聴いたのですが、始めて聴いた気がしない、そんな妙な感じだったのを覚えています。 それから、カセットテープを買ったのですが、ショルティさんが振った復活でした。そのCDを繰り返し繰り返し聞いていたので、復活と言えばショルティ、と言う感じでした。 今回アバド盤を聴いているわけですが、速度はショルティ盤に比べて段違いに遅いです。ですが、一つ一つの音価を大事にしているというのがよく分かります。一音一音の意味を拡大鏡で覗いている感じです。ゆっくりになればなるほど難しいと思うのですが(速いのもむずかしいですが)、オケも頑張ってついてきています。第五楽章の冒頭のコントラバス、ショルティ盤とはリズムが明らかに違う気がしました。復活にもスコアの相違があるのでしょうか? 継続調査します。
今日は6時に起きたのですが、昨晩のつかれもあったので、少々昼寝。夕方は、後輩の結婚披露宴に出席。二次会に誘われていたのですが、やむなくお断りして21時過ぎに帰宅。良い結婚式でした。ピアノをBGMでひかれていたのですが、ヘンデルの水上の音楽や、バッハのフーガ、ベートーヴェンの「春」などをピアノに編曲して演奏されていました。生演奏はやはり良いですね。
辻邦生「小説への序章」を待ち時間の間にぱらりぱらりと読んでみました。この堅牢な評論のテーマの一つが小説が普遍性を獲得するためにはいかにするべきか、と言うものです。普遍性を獲得するには、全てを記述すると言う方法もあるのだが、この現代社会に於いてはそれは不可能となった。従って、逆の方向、拡散する情報を追いかけていくのではなく、自分の主体の中に沈潜していく。研ぎ澄まされた主観はあるとき全体を把捉しうるアノニムで普遍的な主観へと昇華していく。そこにおいて普遍性を獲得するのである、という論調だったと思います。こうしたアノニムで普遍的な主観へと純化していく方向は、カントで言えば超越論的認識であったり(これは科学の普遍性を獲得するための方法論ですが)、ルソーで言う内面への転回であると思いますし、禅の悟りの境地や、キリスト教で言う神の啓示といった境地をさしているのだと思います。
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Richard Strauss

Capriccio Capriccio
Richard Strauss、 他 (2005/09/13)
Deutsche Grammophon

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最近マーラーを聴いてばかりなのですが、久々にシュトラウス先生になぐさめてもらいたくなりました。毎度毎度で大変恐縮ですが、カプリッチョの最終幕です。 ヤノヴィッツさんとシュヴァルツコップさんの伯爵夫人を聴いてみたのですが、今日に限って言えば、ヤノヴィッツさんの歌にスッと入っていけるような気がしました。ヤノヴィッツさんの声は、とても透明でなめらかに澄んでいる声だと思います。清澄で品のある感じです。 もちろん録音の影響もあるでしょう。シュヴァルツコップさんが歌っている録音は残念ながらモノラル録音ですが、ヤノヴィッツさんの録音はステレオですので、奥行き感や広がり感はどうしてもヤノヴィッツさんの録音ほうに軍配が上がってしまいます。そういうことも影響していると思います。
ドイツ・グラモフォン名歌手名盤(2)オペラ・アリア集
ヤノヴィッツ(グンドゥラ) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 ベーム(カール) モーツァルト ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーンスタイン(レナード) ベートーヴェン ドレスデン国立管弦楽団 クライバー(カルロス) ウェーバー
ユニバーサルクラシック (2003/10/29)
売り上げランキング: 18286
ヤノヴィッツさんは、1937年にベルリンで生まれ、1959年(60年と記載されている向きもあります)ウィーンにてデビューしたそうです。特にドイツ語の歌唱で活躍されていて、モーツァルト、ウェーバー、ワーグナー、シュトラウス、バッハ、ベートーヴェンなどなどがレパートリーだそうです。 ヤノヴィッツさんのマルシャリンも聴いてみたくなってきました。ディスコグラフィーはこちらに

http://www.doremi.com/gundulajanowitz.html



やはりマルシャリンを歌っておられるようです。CD化はされていないようで、入手できるかどうかは分かりませんけれど。 それにしても思うのは、シュトラウスとマーラーは同時代に生きていながら、こうも比較にならないぐらい作風が違うのか、という感じです。マーラーの灰色の憂愁に対して、シュトラウスは地中海的明朗への憧憬という感じでしょうか。そもそも二人の出自はまるっきり違いますからね。ユダヤ人商人の息子だったマーラーにたいして、シュトラウスはバイエルンの名ホルン奏者の息子ですから。それでも二人ともウィーン宮廷歌劇場の音楽監督に就任していますが、やはりマーラーは無理したんでしょうね。体をこわして亡くなってしまう。それにたいして、シュトラウスはまだ余裕があったのでしょうか、戦後まで存命でしたからね。もちろん、シュトラウスの晩年は、ナチスとの関係で悩んだりしますし、音楽史的にも、時代遅れとされてしまいますが。
今日は少し調子が悪いです。昨日、後輩の結婚披露宴に出席して、少々疲れてしまったようです。いつものカフェにでかけて本を読んだりしようかな、と思って出かけてみたのですが、なかなか本の中に入っていけませんでした。少し疲れているようなので、午後からはゆっくりしよと思ったのですが、部屋の片づけを少々大々的にやってしまいました。夕方は、近所の文化センターに行ってサックスの練習。来週の土曜日はまた結婚式で吹くことになっているのですが、大丈夫なのでしょうか……。
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ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
大阪フィルハーモニー交響楽団 ブルックナー 朝比奈隆
ポニーキャニオン (2000/01/19)
売り上げランキング: 3048
つい先だって、NHKで「あの人にあいたい」という短いドキュメンタリーが放送されていました。その中で、朝比奈隆さんの言葉が紹介されていました。

人より一日でも長く生きて
人より一回でも多く指揮台へ立つ

良い言葉ですね。指揮者でなくとも、そうありたいなあ、と思いました。
ブルックナー:交響曲第7番
大阪フィルハーモニー交響楽団 朝比奈隆
ビクターエンタテインメント (1987/08/21)
売り上げランキング: 3923
実は、朝比奈さんが大阪フィルを振った演奏をNHK-FMで聴いたのが、僕のブルックナー体験の始まりでした。小学6年生ぐらいだったでしょうか……。最初はよく分かりませんでしたが、聴いていくうちにブルックナーのすばらしさが分かってきたのでした。 それで、社会人になって、またクラシックを本格的に買い始めた時に出会ったのが、ザンクトフローリアンでのあまりにも有名な7番の録音でした。これはすごい録音でした。 今日は、1908年にお生まれになって、2001年になくなるまで指揮台に立ち続けた朝比奈隆さんの偉大さを改めて認識したのでした。
この文書は、6月18日に書いたのですが、FC2のサーバーの調子が悪くて、アップできませんでした。ちょっと遅刻気味ですが、18日分と言うことでお願いします。
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Pilgrimage
Pilgrimage
posted with amazlet on 07.06.19
Michael Brecker
Heads Up (2007/05/22)
売り上げランキング: 16884

マイケル・ブレッカーの遺作となるアルバムPilgrimageを聴いたのですが、一回聴いただけで悲しみを覚えてしまいます。全盛期のマイケル・ブレッカーならこうじゃないはず、という気分になってしまうのです。体調が悪い中の録音だったと言うことだそうですが、やはり元気がないなあと思ってしまう。フレーズもあと一歩吹ききれていないような。別に批判をしているわけではありません。吹ききれていなかったとしても、アルバムとしては問題なく聴くことが出来ますし、フレージングのすばらしさは相変わらず。だからおすすめなのですが、往時のマイケル・ブレッカーを知っている者としては、寂しさを感じずには居られないのです。

僕は80年代後半から90年代前半のマイケル・ブレッカーが好きなのですが、そのころのイメージが強いのかもしれません。さすがにそのころと比べるとなにか足りないものを感じてしまいます。体調が悪いからかもしれません。あるいは、年齢がそうさせたのかもしれません。いずれにしても、それは悲しみ以外のなにをも喚起することはありません。死を目前にしていたマイケル・ブレッカーは何を思っていたのか……。聴けば聴くほど、あまりに悲しすぎるアルバムなのです。

パット・メセニーやハービー・ハンコックも参加。ハンコックのバッキングやコード感、ものすごいなあ、と思います。

実は、お恥ずかしながら、発売からもう大分立っているというのに、今日始めて聴きました。iPodに入れるのが遅くなってしまったと言うこともあるのですが、こういう感想を持つような気がして、あえて逃げていたのかもしれません。悲しすぎるなあ……。もっと歳をとってもバリバリと元気に吹いて欲しかったです。やはりマイケルも生き急いだ偉人と言うことなのでしょうか……。グスタフ・マーラーやジュゼッペ・シノポリのことを思い出してしまいます。


金曜日と今日の二日間、久々にプレゼンの機会がありました。同じグループに属している別ユニットのリーダーの方々に、うちのユニットのシステム改善案をお示しして、なんとかご協力を願うというもの。もっともプレゼンをしたのは、ウチのユニットのリーダーなので、僕は資料をつくって横から合いの手をいれたり、いささか感情的になった他ユニットのリーダーさんと対決したり、なだめたり、という役柄。久々で疲れるかな、と思いましたが、思ったより楽しめました。やはりたまには人を相手にしてお話ししたり、説得したりする機会がないとだめですね。PCを叩いているだけでは駄目だなあ、と。もっと人と話したりしないと行けないですね……、などと、すこし若者めいた感想を持った一日でした。


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日は、アバドの振る「巨人」を聴きました。結構リズムをアクティブに動かしているのが印象的。特に第二楽章冒頭のコントラバスのフレーズ、こんなに動かしてもいいんだ、と思うぐらいテンポを動かしています。この曲でもアバドの指揮は全体にテンポはゆっくりだな、という印象です。やはり歌わせ方は巧いなあ、と思いました。本当に安心して聴くことができています。そういう意味でも、本当にアバドって偉大なんだなあ、と思うのでした。 僕が巨人を初めて聴いたのはたぶん中学一年生の頃だと思います。メータがイスラエルフィルを振った盤で、カセットテープで聴いていました。懐かしいですね。当時から第四楽章が好きでしたね。小さい頃はオーケストラの咆哮を聴くのが一番大好きでしたので。ちなみに、花の章は聴いたことがないです(不勉強で申し訳ありません)。タスクリストに入れましたので、近々聴けると思います。
今日の午前中は健康診断。静脈からのどす黒い血をさんざん抜かれました。そのせいか午前中から疲れてしまう感じ。やはり血は大事ですね(?)。午後は仕事の関係で、虎ノ門から霞ヶ関界隈に出かけたのですが、もう本当に夏ですね。経済産業省、財務省、文部省ビルにかけての通りを歩いたのですが、本当に日差しが強く、外にいるだけで汗ばんでくるぐらいです。いよいよ夏ですが、夏は苦手だったりします。そんなこんなでふらふらになって家に帰ってきてしまいました。これからは今まで以上に体調管理に気を遣わなければならない季節になってきました。

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日は、マーラーの交響曲第4番をアバドの指揮で聴きました。僕は数あるマーラーの交響曲のなかでも、この4番についてはなかなか聴く機会を持ちませんでした。マーラーには、ある種のカタルシスを求めているようで、第2番の終幕の衝撃的終了や、第8番の高らかに愛を歌いあげる、といった昂揚感を求めているのだと思います。4番はそう言う意味では地味でマーラーらしくないマーラーなのではないか、と今まで思っていました。
今日、本当に久しぶりに聴いたわけですが、おそらくもう10年以上立っていると思います。ですので、ほとんど新しく曲を聴いたという感じがぴったり来ました。第2楽章のシニカルな表情はさておいて、第3楽章って、こんなに静謐な水盤のような美しさを持って居るんだ、と驚きました。これは5番の第4楽章を通って6番の第3楽章につながっていくアダージェットの系譜なのだな、と思いました。心が洗われますね。しばらくぶりなので楽曲についての理解がまだまだ足りない気がします。また明日も聴こうかな、と考えています。
今週末は、こりずに、また後輩の結婚式の二次会でサックスを吹きます。今回は一人ではなく、カルテットでの演奏。気心が知れているメンバー(他のメンバーの方にとっては、僕が気心しれていると思ってくれているかどうかは分かりませんが)とやりますので、少し気が楽です。ですが、ジャズというものはインプロヴァイズが中心で、アイコンタクトで、その場で即興的に楽曲の構成を買えてしまうことがままあります。自由なのは良いのですが、今の僕は、そうしたアイコンタクトをとる自信が全くありません。まあ、2年だか3年だか全く吹いていなかったわけですから仕方がありません。少し不安だったりするのですが、なんとか頑張りたいと思います。あ、「楽しんで」頑張ります、というと少し楽観的に観ることができるようになりますね。楽しみたいと思います
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引き続き10位内に入っています。今日は8位にまで上がることができました。本当にありがとうございます! 訪れてくださる方も、昨日は100人を超えたみたいで、嬉しいです。ありがとうございます。

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Gustav Mahler

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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今日もマーラーの4番を聴きました。少々疲れもありまして、あまりきちんと聴くことが出来ませんでし た。
周知のように、2番から4番は、「子供の不思議な角笛」の影響が強く、角笛交響曲と呼ばれているわけですが、本当に3番とはよく似ています。特に第4楽章3番の影響が色濃く表れています。
明澄とした前半部に比べて、終わり方の不気味なことといったら。5番の冒頭の葬礼のラッパへ続いていることを知っている我々にとっては、解せるわけですが。それにしても、第1楽章のあの明るさは何だったんでしょうね。
それにしても、4番はマーラーらしいと言えばマーラーらしいのですが、10(11?)の交響曲のうち、この曲だけは本当に取っつきにくいです。まだ曲に嫌われているのでしょう。もうすこし聞き込まないとこちらを向いてくれないのだと思います。

最近は会社から帰ってくるときに音楽を聴くのが習慣になっていたのですが、冒頭でも触れたように、ちょっと今日は疲れてしまっていてきちんと聴けませんでした。理由はいろいろあるのですが……。またトラブル対応しました。それで少々疲れたようです。まったく気を遣いますね。それで食べているのだから仕方がないのですが。明日は、ちゃんと聴けると思います。
SAX
そういう、明日は後輩の結婚式です。サックスを吹くので今日は早めに寝て備えようと思っています。アンブシェアが持つかなあ、というのが今の不安。先だっての日曜日に練習したときは、少し吹いただけで筋肉が痛くなってしまいましたので……。やはりコンスタントに練習した方がいいのでしょうね。
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ちょっと遅刻気味ですが、23日のことなど……。
Bridge

天気が良い一日でした。8時頃に家をでて、午前中は小川町のカフェで仕事。お昼に神保町まで歩いて鍼灸院で鍼を打ってもらいました。僕の場合、肩こりが激しくて、仕事をするのが辛いと言うこともありますので、鍼を試してみようかと思った次第。結果はというと、打った直後はすっきりした感覚がありました。効いたと思います。打ってもらっているときはとても気持ちがよいのですよ。ですが、あとで書きますように、少々オーバーワーク気味だったので、また痛みが出てきてしまったような感じです。次回は7月7日に行きますので、効果が楽しみですね。

鍼を打ったあとは、神保町のスターバックスでしばらく休憩。15時頃に後輩の結婚式場に移動しました。会場は竹芝でしたので、神保町から都営三田線で御成門まで。そこからタクシーで竹芝のホテル入り。初乗り料金で行けました。

機材の搬入が16時からでしたので、時間ぴったりに会場に着きました。ちょうど披露宴が終わったところで、新婦である後輩とすれ違い。機材セッティングとはいえ、僕はサックスなので楽器を組み立てて、マイクとエフェクターの準備をしました。マイクはサックスに取り付ける専用マイクで、大学生の時にバイト代をはたいて買いました。3万円ぐらいだったと記憶しています。なかなか使ってあげる機会がなかったので、今日使おうと思った次第。エフェクターは、デジタルリバーヴです。バンドリーダのMさん(大先輩で私の音楽と人生の師です)にメタメタに怒られましたが(なんでエフェクター使うんだよ!と…)、今回の目標は、自分もたのしむこと、だったので、申し訳ないですが使わせてもらいました。

演奏したのは以下の曲です。
  1. The girl from Ipanema
  2. My one and only love
  3. That's all
  4. The days of wine and roses
  5. ビートルズの曲
  6. When you wish upon a star
  7. Misty
Mさんから「時間が余るかも知れないから、ソロを長く取るように」という指令が出ていたので、普段は2コーラスぐらいしか吹かないソロを3.4コーラス取ったりして、結構疲弊気味。なかなかうまくいかない。イパネマは、Bメロで激しく難しい調に転調するのですが、コーラスを重ねるごとに持ち駒が減っていって大変でした。すいません。

5曲目のビートルズの曲のあたりからアンブシェアのキープが難しくなってきました。筋肉の疲労が激しく、ロングトーンが吹けなくなって、高音域も徐々に厳しくなり始めました。練習してないですからね……。ある程度予想はしていたのですが、なんとか最後まで吹ききりました。Mistyは、本来なら激しく吹きたかったのですが、短いフレーズをつないで休み休みソロを取っている感じ。終わったときにはほっとしました。時間もぴったりで終わりましたし。なにもかもバンマスのMさんのおかげです。ありがとうございました。

結婚式といっても披露宴ではなく、二次会だったのですが、ゲストは255名もいました。こんな大人数の前で吹いたのは初めてではないでしょうか。

それにしても、二人の知己が255名にもなるのはすごい、と感心しました。もちろん、つきあうレベルの差異はあるでしょうけれど、そこまでの人数の知人がいることも驚きますし、逆にそこまでの人数を呼ぶことができるということにも驚きました。

でも、学生時代の先輩、後輩にたくさん会えて嬉しかったですね。いつの間にか、OB、OGの中でも年齢の高いほうのグループに入っていて、少しブルー。

会の後半には、偉大なる先輩達のバンドが登場。プロになっている方々を中心としたバンドでした。いやあ、すばらしかったです。リハーサルあまりしないで、その場であわせたみたい。それなのに、キメキメのポップナンバーを演奏できるのがすごい。僕らの演奏はスタンダード中心でしたから、ある程度は何とかなるんですが、そうじゃないですからね。しかも皆さんとてつもなく巧い。生演奏であの方々のプレーを聴く機会なんてそう滅多にないですからね。本当に嬉しかったです。ドラムのAさんは、学生時代にとてもお世話になった方。あのころもとても巧かったのですが、いまはもっともっと巧くなっている。流麗なスティックさばきに圧倒されました。スネアの音とか本当に良いんですよね。この方と昔演奏していたなんて、本当に贅沢な学生時代だったなあ、と思いました。

やはり、会場内の方々も、このバンドがただものではないということを察知したらしく、すごい盛り上がり方でしたよ。僕も、ここまでの演奏があることをすっかり忘れていたのですが、久々にバンドの音楽に感動しました。また生きていて良かったなあ、と心の底から思いました。

本当に充実した一日になりました。誘ってくれた後輩のYさん(結婚してSさんになりましたが)、誘って頂いてありがとうございました。

帰りの電車、フラフラしながら、音楽を聴きました。それがカラヤンのシュトラウスです。申し訳ありませんが、それは明日の話題にします。
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Richard Strauss

Strauss
R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
カラヤン(ヘルベルト・フォン) (1998/06/10)
ユニバーサルクラシック

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以前にも取り上げた、シュトラウスのアルプス交響曲です。昨夜、二次会の帰り、フラフラしながら、帰りの電車の中でおもむろに聴き始めた曲です。

昔は、あまりに表題的過ぎるなあ、と思って、あまり親しんでこなかった楽曲なのですが、この数ヶ月間というものの、その魅力が徐々に理解できるようになった気がしています。始めてこの曲を聴いたのは多分小学校6年生か中学1年生の頃だと思います。何度か書いていますが、当時はCDなど買うお金など持っておらず(そもそもCDプレーヤーを持っていなかった)、両親が音楽は大して好きではなかったと言うこともあってレコードプレーヤーは壊れたまま。ですので、ただただ金曜日の夕刊に掲載されるNHK-FMの週間番組表と毎週にらめっこして、どんな音楽が放送されるのかを毎週楽しみにしていたのでした。当時は、ただただいろいろな作曲家の交響曲が聴きたくて、「交響曲」という文字に反応して、ただただひたすらエアチェック(死語です)していましたね。そんな中にやはりこのアルプス交響曲も含まれていたのですが、そのときの録音テープがあまりよくなく(SONYのHF-60というテープで、TAPE Iでした。懐かしいです)、ラジオのノイズが酷くて、一度聴いていやになってしまったのでした。もしかしたら、その演奏も今ひとつだったのかもしれません。ですので、アルプス交響曲の最初の印象はあまり良いものではなかったのでした。

sony_hf_cassette_tape
少し新しめのHFテープの画像。僕がアルプス交響曲を録音したのはもう少し古いバージョンでした。

それから二十年以上経って、シュトラウスのオペラを聴き始めてたということと、先だって書いたようにインターネットラジオでこの曲が放送されていたと言うこともあって、またこの数ヶ月、カラヤンに酔っていると言うこともあり、このCDを買ったわけです。いやいや、本当に素晴らしい演奏です。ようやく僕の方でこの曲を聴く準備ができたと言うところだと思います。

アルプス交響曲は1915年、シュトラウス51歳の時の作品です。初演は1915年にベルリンで行われ、指揮はシュトラウス、演奏はドレスデン・シュターツカペレ。やはりシュトラウスはドレスデンとはとても強い縁で結ばれているようですね。作曲はガルミッシュ・パルテンキルヒェンの山荘で行われました。ですが、体調があまり芳しくなかったのであまりと残はしなかったようです。それで、この曲の元になったのは、若い頃に登ったツークシュピッツェの印象が元になっていると言われているそうです。写真はツークシュピーツです。flickrで検索してお借りしてみました。


1999_09 _Zugspitztour66E_Sonnenaufgang
Originally uploaded by elrecke.


壮麗な山の風景を本当に豊かに描いていると思います。雷鳴とどろく嵐の場面でパイプオルガンが低音で支えるあたりの荘厳さは筆舌に尽しがたいです。道に迷ってしまう部分の少しコミカルな感じも面白いですね。今は力を抜いて曲の中に入って聴くことが出来ている気がします。それはもちろんカラヤンの盤石な演奏に依るところも大きいと思います。これだけスケールの大きな曲の全体を把握して演奏するのは本当に難しいと思うのですが、きちんと振っておられますからね。当然ですね。カラヤンは本当に偉大です。シュトラウスももちろん偉大です。

今日は7時半に起きました。平日は5時〜6時半にかけて起きるのですが、今日は少し遅めになります。30分ほど英語の勉強をして食 事。それからいつものカフェにて仕事。雨が降ってきたのでお昼には帰宅して昼食。昨日の疲れが残っているので、1時間ほど午睡をとって、また少し仕事。気分転換にブログを書いているところです。明日からもまた仕事に行きますが、疲れが残らないと良いのですが。今日は早く寝ようと思います。
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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日はマーラーの3番です。この曲を聴くのも本当に久しぶりです。この曲だけは本当に10年ぶりぐらいに最初から聴いた気がします。今日は第4楽章までしか聴けませんでした。さすがに長いですね。アバドの指揮は、他の交響曲と同じく、テンポを遅めにとって、じっくりと練り上げ、歌い上げていくスタイルです。マーラーの全集を聴けば聴くほどアバドの演奏が好きになっていく気がします。この曲を初めて聴いたのは、NHK-FMで放送されたNHK交響楽団の定期演奏会のもの。指揮者がどなたで会ったかは記憶に残っていません。しかしアバドのテンポよりも早いテンポ取りだったことははっきり覚えています。それから少年合唱の声が違いますね。日本で少年合唱といえば、おそらく少年少女合唱団にならざるを得ないでしょうから。

第3番は、アルマが初めてマーラーの音楽に感嘆した曲なのだそうです。アルマは、結婚寸前に「私は1番しか聴いたことがなくて、全く好みではなかった」という類の発言を知人の集まりでして、ひんしゅくを買ったりしています。その後、アルマは、マーラーのスケッチないしはスコアの清書をするようになって、そこにやりがいを感じていくわけで、アルマがいなければ、4番以降の交響曲は生まれなかったかも知れません。

明日は、第3番の続きを聴くことにいたしましょう。
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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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予定通り、なんとか3番の第6楽章にたどり着きました。美しさの極み、という印象。もう5番のアダージェットが視野に入ってくる感じですね。これがマーラー初のアダージェットなのだそうです。それをアバドはテンポを抑制してじっくりと歌っています。僕が昔聴いたNHK交響楽団のマーラーはもっとテンポが速かった気がします。それに比べると本当にゆっくり。その分、音価がじっくりと伝わってきますね。そうしたスタイルは、この第6楽章に於いていかんなくその魅力を溢れさせているのだと思います。

僕の中のアバドさんのイメージは、アルゲリッチと組んで録音した、プロコフィエフのピアノ協奏曲の若々しくみずみずしい音楽だったものですので、アバドのマーラー全集を聴いて本当にイメージが変わりました。こんなにもゆったりと歌う指揮者でいらしたのですね。すこし安易な見方ですが、チェリビダッケ先生にも通じるところがあるような気がします。

マーラーの生前で成功した交響曲は、第2番、第8番、そしてこの3番なのだそうです。アルマも気に入ったのが分かるような気がします。

最近は、本当にマーラーのことが頭から離れません。今日は音楽之友社の「作曲家◎人と作品」シリーズの「マーラー」を読みましたが、この本もかなり秀逸にまとまっています。アルマの回想録も良いのですが、やはりどうしても偏っていたり誤りがあったりするようですので、そのあたりのフォローもなされていると思います。
マーラー
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というわけで、本当に10年ぶりぐらいに3番を通して聴くことが出来ました。ありがたいことです。次は、何番を聴こうかな、と言うところです。アバドの5番でしょうか……。それともカラヤンの5番でしょうか……??。明日もまた愉しみが待っているようですね。
私の会社はなぜか山の中にあります。最寄りの駅からバスで15分ほどのところですが、山の上に建物が建っています。よく言えば自然に溢れているということで、昼休みは、森の中の道をウォーキングするのが日課になっています。30分ほど歩くと、もう息が上がってしまい、体力のなさを痛感するのですが、それももう3ヶ月版ぐらい続いているでしょうか。おかげさまで、体重を5キロほど減らすことができました。
森の中は、自然が一杯で、子供の頃にしか観ることのなかった、モンシロチョウやモンキチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウ、小さなトカゲ、山ガニ、などなどいろいろな生き物が出迎えてくれます。鳥のさえずり、鶯のファンファーレなども。もっとも、これから季節が下ると、蚊が増えてきそうですし、気温も30度を超してくるでしょうから、そろそろウォーキングができなくなる季節になりそうです。
そして、その山の中に現れたものは……。明日に続く……。
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Gustav Mahler

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日はあまり音楽を聴けませんでした。帰りはアバド氏が振るマーラーの5番を聴いていたのですが、疲れて寝入ってしまい、前半部分をあまり聴けず。かろうじてアダージェットから目を覚まして聴いていました。アバドはやっぱりテンポの緩急をつけつつ、ゆっくりと歌っている(カンタービレでいいんでしょうか?)という感じです。アバド氏は、リハーサルでは、口頭で指示をせず、身振りで指示を与えて終ってしまうというのですが、どうしてこんなにもオケを掌握できるのか、本当に不思議です。指揮をされる方は本当に偉大だと思います。
Saru
さて、現れたのはサルなのだそうです。といっても、僕は残念ながら遭遇していません。この一週間、サルが付近で目撃されているそうで、散歩道の入り口に立て看板がされていました。しかし、会社の近くにサルが出没しているなんて、想像するだけで笑ってしまいます。まあ関東の端に位置していますので、そういうものなのでしょうか。意外と近くに自然が残っていると言うことですね。
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Gustav Mahler

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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本当にマーラー漬の毎日です。今日も昨日同様マーラーの5番を聴いております。第1楽章のちょうど真ん中あたり(アバド盤だと6分30秒付近)の、うねるような弦楽器の旋律に魅了されたり、第2楽章のもの悲しいチェロの噎び泣きに泣いたり、第3楽章のウィナーワルツに心を躍らされたり、第4楽章の静謐な雰囲気に浸って泣いてみたり、第5楽章の陽気な風情にすこし肩すかしを食らわされたり、と言う感じです。繰り返しになりますが、アバド氏の指揮はよく歌っていて良いですね。

というわけで、いったんアバド氏のマーラー全集は今日でひとくくりしようと思います。明日は、ブーレーズの9番を図書館から借りてきましたので、それを聴いてみたいと思います。
Shibata_Mahler
グスタフ・マーラー―現代音楽への道 グスタフ・マーラー―現代音楽への道
柴田 南雄 (1984/10)
岩波書店

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今日の帰りは、マーラーの5番を聴きながら、また柴田南雄さんの「グスタフ・マーラー」を読みました。マーラーの音楽史的な位置づけを再確認しました。

古典的交響曲と言えば、ブルックナーやブラームスで成熟した、音楽形式を重視したものです。一方で、ベルリオーズの幻想交響曲や、リストの交響詩、ワーグナーの楽劇において、表現重視の音楽形式もあるわけです。その両者を統合したのがマーラーである、という解釈をとられています。「巨人」はもともとは交響詩でしたし、2番、3番も合唱付きの標題音楽です。にも関わらず「交響曲」なのです。形式的な交響曲というジャンルに、交響詩的表題を導入したのがマーラーで、マーラーは交響曲の形式を破壊し新たな概念へと昇華させた、という解釈です。マーラーの後継者であろうショスタコーヴィチも15曲の交響曲を書いていますが、通底した交響曲的様式というものはないのです。さらに言えば、シェーンベルクは、弦楽四重奏曲に声楽を導入し両者を結びつけ、逆にベルクはオペラに形式を導入したと言えるでしょう。

図に表わすと以下のような感じでしょうか。
Mahler
融合を果たしたマーラー以降の作曲家をまとめてみるとこんな感じでしょうか。
  • マーラー;合唱付き交響曲、交響詩として発表された交響曲(交響詩と交響曲の融合、合唱との融合)
  • シェーンベルク:浄められた夜、弦楽四重奏曲第二番(カルテットと声楽の融合)
  • ベルク;ヴォツェック、ルル(オペラに器楽の形式を導入)
本当に勉強になりました。引き続きほかの本も含めて読み込んでいきたいと思っています。
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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」/亡き子をしのぶ歌/リュッケルトの詩による5つの歌
ルートビッヒ(クリスタ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 マーラー カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ユニバーサルクラシック (1998/05/13)
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今朝も、通勤からマーラーをおもむろに聴き始めました。ブーレーズではなく、カラヤンの6番です。朝から「悲劇的」かあ……。でも、朝の方が頭さえているから良いかなあ、と思っていました。カラヤンのテンポはアバドに比べて速い。第一楽章の疾走感はカラヤンならではでしょうか。感心したのは、冒頭の小太鼓。スネアドラムとも言うと思うのですが、その音色とリズム間が強烈に素晴らしく、そこだけ何度か聴き直しました。そのほかにもホルンがグリッサンドのような音を綺麗に出していたりしていてとてもスタイリッシュです。第二楽章は一転してアバドよりもテンポが遅いイメージ。でもグリグリと強烈なハーモニーを繰り出してきますね。往路はここまで。さすがに朝からマーラーは少し厳しいので、スムーズジャズに切り替えて、会社前の鋭気を養いました。

復路、バスが雨で遅れて、いつもの電車に乗れない。仕方がないので1本遅い電車に乗ることになったのですが、旧式の車両で、クーラーがまともに効かない。生ぬるい風が天上から垂れ下がっていて、乗車率100%の人いきれでむんむんしている。そんな中で6番聴くのはちと厳しい。正直途中でギブアップ。これってマーラー疲れでしょうかね。

 それで気を取り直して、シュトラウスの「ばらの騎士」を聴いてみると、まあ、なんて美しい! と感歎するのでした。決してマーラーが美しくないといっているわけではありません。マーラーは本当に美しい。だが本当に醜い。この世は双頭の鷲のように美と醜が混在している世界。マーラーの交響曲はそうした現実の二面性を内包している。最近読んだ新聞で、憂鬱にならないコツが紹介されていたのだが、そのうち一つは「報道番組をみないこと」でした。現実に向き合うと言うことは、それほど精神面に厳しい負荷を与えるわけで、そうした負荷をマーラーの交響曲を聴くと感じることもしばしばなのです。しかし、それが魅力なのではないでしょうか? だからこそ、あんなに個性的な交響曲群が屹立しているのです。そして、柴田南雄さんのおっしゃるように、60年代以降のポストモダンの潮流の中でマーラーの交響曲群が世界へ再浮上し始めているのです。
さて、突然ですが、明日登山にいくことになりました。丹沢山系のうち、小田急線の伊勢原駅が最寄りの大山(オオヤマと読みます)に、古い友人と一緒に出かけることにしたのです。もう15年ぐらい山になんて登っていません。とても不安ですが、何とか頑張ってきます。良い写真が撮れましたら、ブログにアップしたいと思います。明日、期待していてください。写真も頑張ります。
いつもご覧になって頂き大変感謝しています。毎日更新できるように頑張ります。今月はまだ落としていません(少し遅刻もありましたが……)。これは、僕がブログを始めてから、初の快挙かもしれません。

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神奈川県伊勢原市と秦野市の境にある大山(おおやま)に登ってきました。 朝8時過ぎに、小田急線秦野駅に集合(といっても二人だけですが)。一緒に登ったのは中学校以来の友人なのですが、フルマラソンを走る強者で、毎年7月開催の富士登山マラソンにも出場しているというアウトドアな男。私はといえば、高校以来、運動、ましてや登山などする機会などなく、やったことと言えば、休日の3時間、地下の音楽スタジオでバンドの練習をしているようなインドアな男。というわけで、一緒に登ってもらったという方が正しい言い方だと思います。

Ohyama バスが登山口の蓑毛バス停に着いたのは9時前ぐらい。そこから一気に登り始めた、といいたいところですが、登り初めて5分でもう息絶え絶えな状態に。高校の頃の登山のイメージがあって、それに準じて登ろうとしたようなのですが、今の僕にはあまりにハイペースだったようです。みるみるうちにペースダウン。しかも、登山道は石がごろごろした急峻なもの。友人に言わせても、なかなか急な道だったようで、登山が久方振りの僕にとって厳しいものであったことは言うまでもありません。10分ぐらいはゼイゼイ言いながら登って、デッドポイントを過ぎたあたりから、すこし落ち着いたのですが、苦しいことは言うまでもありませんでした。本当は、いろいろ写真を撮ろうと思ってデジカメを持って行ったのですが、そんな余裕はもとよりなく、かえってデジカメの重さが苦痛に感じられるぐらい。ああ、持って行かなければ良かったと思いました(でも持って行って良かった。もっと撮れば良かったです……)。

Ohyama Ohyama Ohyama 3,40分間隔で休みながら、標高差900メートルぐらいを登って、11時過ぎにようやく山頂へ。途中で平坦な道も少しありましたが、基本的にはかなり厳しい上り坂が続いていて、山頂に立って一安心。ですが、天候のほうは微妙な具合でして、山頂では雨がふていましたし、ガスが流れているのが見える感じ。山頂には大山阿夫利神社の上社があって、参拝。記念写真を撮って、食事。登り切ったあとの食事というのも良いものですね。

食事をして少し軽くなった荷物に喜びながら、今度は下り坂。ここでも、高校時代の記憶に準じて一気に下ろうとするのですが、ものの数分も経たないうちに膝に痛みを覚える……。マジですか……。こんなにも衰えているとは知らなかった。そこからは、ペースダウンをして、段差の少ない道を選んで選んでそろりそろりと降りていきます。もちろん登りよりも気持ち的にも体力的にもとても楽でしたが、頭を使いながら降りないとなあ、という感じ。



実は、昨日(金曜日)の帰り道に、ストックを買ったのですよ。お店の人に相談して2本買ったのですが、これ、買っていって大正解でした。登り道も足だけではなく手を使って登ることができましたし、下りでも、足にかかる負担を手に分散することができましたので、膝への負担は軽くなっていたはず。それに、ストックがなかったら2,3回は転倒していたと思います。雨に濡れた登山道は気をつけてはいても滑りやすいです。ストックに支えられて何とか助かりました。ストックを持っていなかった友人もさすがに一回転びましたからね。

Ohyama Ohyama Ohyama そんなこんなで、標高700メートルぐらいの大山阿夫利神社の下社に到着。立派な社殿です。本来ならここからも歩いて降りるところだったのですが、膝への負担も考えて、ケーブルカーで下山。助かりました。

ちなみにルートはこんな感じです。

http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=659057573cdcd8454dc11f438b282657



小田急伊勢原駅までバスで30分ぐらい(意外と遠いですね)。友人の提案で、隣駅の鶴巻温泉まで小田急で移動。駅からそう遠くない「弘法の里湯」という秦野市営の温泉施設へ行きました。ここがまた良いんですよ。市営というので古いのかな、と思ったら、とても新しい施設で、気持ちよく温泉につかることができました。温泉に少々つかりすぎてのぼせてしまい、フラフラしたあと、2階の休憩所で一休み。友人はマッサージ機で体を休めていました。僕はというと、ところてんを食べてお昼寝。夕方までゆっくり休んで、施設内の蕎麦屋で夕食を食べて解散。

家に帰ると、思った以上に疲れているのに驚きました。体痛いです。というわけでそのまま眠りへ直行。朝まで12時間近く眠り続けたというわけです。

実は、次回の登山も決まっていまして、7月14日からの連休に富士山に行くことになっております。今回一緒に登ってくれた友人と、広島の船会社(?)に勤めるこれまた高校の友人と三人で。今回は標高差900メートルでしたが、次回は標高差1500メートル弱を登ることになります。果たして大丈夫なのでしょうか? 気を遣ってくれて無理のないスケジュールにはなっていますが。また明日からも昼休みは森を歩いて鍛え続けることにします。あるいは、会社の階段を上るトレーニングをした方が良いのでしょうか?? 不安がつのる今日この頃でありました。

というわけで、この日は音楽を聴けずじまい。昼寝しながら「影のない女」の皇帝の独唱や、「誰も寝てはならぬ」や、「月光の音楽」を聴きはしたのですけれど。

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