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わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
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ますますフィレンツェ付いているわけですが、今日はちょっと都内に出掛けたもので、軽い文庫版の「わが友マキアヴェッリ」を持って行きました。「春の戴冠」は今日はお休み。

所有しているのは、上の写真の「ルネサンス著作集」ではなく、中公文庫版でして、購入したのはおそらく10年ぐらい前。ですが、二度ほど手には取ったものの、どうにもこうにも入っていけず、書棚にしまわれたままでした。それで、最近また「春の戴冠」を読み始めたと言うこともありましたし、先日取り上げた塩野七生さんの「ルネサンスとは何であったのか」を読んだと言うこともありまして、また取り出してみたというわけです。

「春の戴冠」を一度読み通していますので、コシモ・メディチからロレンツォ・メディチへ至る大体の歴史は押さえてあったということもありますし、「ルネサンスとは何であったのか」で通史的な知識も得ているので、今回はちゃんと入っていけました。今日は、最初のマキアヴェッリの人となりについての考察を読んで、その後に続く、ロレンツォ・デ・メディチの卓越した外交手腕と、素人裸足の芸術家気質の両面性をフィレンツェの歴史に寄り添いながら考察している部分までを。相変わらずの冷静な筆にまたうなりました。今日は二時間ほど読んだ感じですね。


今日は午前中に虎ノ門でちょっとした用事、その後神保町のカフェで一仕事。午後は、神保町の鍼灸院で鍼をうってもらい、灸をすえて貰いました。身体が軽くなった感じです。それからまた神保町のカフェで仕事。夕立が来るという天気予報でしたので、曇り始めてきたのを見計らって帰宅しました。

今日は隅田川花火大会だそうですね。僕の住んでいるあたりでも、花火の鳴る音が聞こえましたので、外に出てみると、遠くで花火が上がっているのが見えました。それも別々の場所三箇所で、です。いろいろなところで花火大会をやっているのですね。最後に花火を見たのは五年前。それ以来見てないですね。花火を見ながらビールを飲むと気持ちいいのでしょうけれど。

明日こそは「窖」について書けるでしょうか? 仕事のはかどりかたからいって、少々厳しめかもしれませんね。


ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ポリーニ(マウリツィオ) (2002/09/25)
ユニバーサルクラシック

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今日聴いたのは、ラヴェルの弦楽四重奏とフォーレのヴァイオリンソナタ。帰宅してからはブラームスのピアノ協奏曲第二番をポリーニとアバドの演奏で。ポリーニのブラームスは、10年ほど前に発売されたものですが、当時タワーレコードで聴いて偉く感動した記憶があります。溶けるように美しい序奏に感動した覚えがあります。イタリア人の演奏するドイツもの、は良いなあ、と改めて思いました。