Classical

昨日から再び仕事が始まりました。仕事というのは、おそらくはアグレッシブに関わるぐらいの方が気持的に楽ですね。

さて、仕事のあいだ中、「魔弾の射手」が頭の中に鳴り響いていて、少々疲れてしまいました。ここは一つ気分を変えてフォーレを聴いてみたいと思ったのです。昨日は「魔弾の射手を聴き倒す」と言っていましたが、やはり副業(?)とはいえ、音楽は心に深く結びついていますから、予定通りに行かなかったり、どうしても逆らえないことがあるものです。

Amazon、タワーレコード、HMVでは、私の持っている国内盤がなくて、どうやら新しいパッケージに変わったようです。ついでに、二枚組CDの順番も変わっていて、私の持っている二枚組CDの一枚目が、今売っているバージョンでは二枚目になっているようです。

ともかく、「ペレアスとメリザンド」や「マスクとベルガマスク」の透徹とした響きの中に吸い込まれまして、しばらくはそこから離れることが出来ないのです。海峡に面した霧の濃いの海辺の静かな街にいるような気分になれます。ついつい帰りの電車の中で白昼夢的な夢想が拡がってしまいました。

以前にも取上げたと思うのですが、「マスクとベルガマスク」の8曲目(13トラック)が大好きで、昔この曲ばかり何度も何度も執拗に聞き続けたのを覚えています。フォーレはどうしてこんな曲が書けるんだろう?室内楽だと少しばかり晦渋な感じはぬぐえないのですが、管弦楽は素晴しい。もちろん劇付随音楽と言うことにも理由があると思うのですが。この曲があれば、何もかも捨て去って、彷徨って、どこかで行き倒れても悔いはないなあ、と思わせられます。それほどの曲なのだと、思えるのでした。

 

※HMVでは二枚組のCDも扱っているようです。こちらの方がお得ですね。


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