2008年6月アーカイブ
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- Magnard: Symphonies 1 & 3
- レーベル: EMI
- 発売日: 1993/11/16
今朝は起き上がれず、8時まで眠ってしまいました。昨日、(医者に止められている)ビールを一口飲んだせいでしょうかね。アルコールは楽しいですが、睡眠 の質を低下させるとのことで、眠るという観点からはあまり良くないらしいです。学生の頃は、飲んだ翌日は寝起きが良くて良いな、なんて思っていたのです が、単に眠りが浅いだけなんですね。だから、翌日は一日中ぼーっとしてしまう。お酒はほどほどにいたしましょう。 って、家に溢れんばかりにワインが転がっている(そうなのですが)。どうしよう。ワインパーティでもしようかな。
さて、今日もちょっと穿ったCDを聴いてみました。マニャールの交響曲全集から交響曲第一番を。この曲もCDラックの中から探し出した隠れた名盤。ミシェ ル・プラッソンの指揮、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団の演奏です。以前聴いた頃は、どうにも入っていけなくて死蔵していたのですが、今日聴いてみると なかなか良いですね。ジャケットの絵が軽妙な感じだったのですが、軽やかさとは縁の遠い世界です。フランク的循環形式が見られたり、フーガがおもしろかっ たり、ルーセルやオネゲルが聞こえてきたり、いやいや、それだけではなくマーラーだって登場する。何遍も聴いているとそういった面白みが味わえます。iPodに入れましょう、これは。
今日は天気が良かったので、いつものカフェが忙しくなると見越して、行くのを遠慮しました。家でそのマニャールを聴きながら仕事をしようとしたのですが、 なかなかうまくいかず。11時頃、思い立ったように家の周りを散歩。十数分だけ歩いたのですが、空は高くて、空気は柔らかく、実にすがすがしい天気でし た。しかし、仕事は困りました。納期は来週。間に合うかどうか……。今15時過ぎですが、これからまた取りかかりましょう。平日にどれだけこなせるかが勝 負だなあ。
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今朝も起き上がれず、6時過ぎに起床。たくさん夢を見たということは、質のいい睡眠ではなかったということでしょうか。
往路では、いよいよ「ローマ人の物語4 ユリウス・カエサル ルビコン河以前」に取り掛かることができました。せめて五賢帝時代までは今月中に読み終わりたいのですが、少々無理が過ぎるでしょうか。 「ローマ人の物語」は決して史実に寄り添ってはいますが、決して事実を述べているわけではありません。歴史学者の書いた本にはない人間っぽい出来事がそっと差し込まれているのを感じます。たとえば……、とある元老院議員が会議に遅れたのだが、遅れた理由は、子供が生まれたから。日は9月23日で、あのオクタヴィアヌス=アウグストゥスの誕生のエピソードになっているんですね。これが史実だとしたら、よく見つけていらしたのだな、と思いますし、史実でなかったとしたら、作家の天才的なイマージュとでもいえましょうか。
しかし、塩野さんは本当に優秀な方でいらっしゃるのですね。大学は学習院大学哲学科で、そこで「リベラル・アーツ」を学んだのだとか。ラテン語やら、哲学史やら、歴史やら、そういったことだと想像します。その後、欧州で友人と語られるとき、そうしたリベラル・アーツを学んでいたおかげで、共通の話題についていけたのだ、と書いておられます。
でもその後イタリアに遊学されるんですが、そこがなかなか引っかかる。あの時代にイタリアで「遊」学出来るとは、本当に幸運なことだと思います。やはり外国で「遊」学しないとだめなのかしら、などと……。
私は、決してまじめな大学生ではなかったので、悔やんでも悔やみきれないところはありますね。英語は当然として、ほかの諸欧州語も少しでもいいからかじっておけばよかった、と後悔しています。まあ、「老い易く学なり難し」の典型ですが。それにあきらめるのもまだ早くて、そんなことすると神様の罰が当たりますので。
昨日に引き続きマニャールの交響曲第三番をミシェル・プラッソンの指揮にて。第一楽章に現れるフーガが印象的。第二楽章は軽やかな舞曲ですね。第三楽章はオーボエに導かれる静寂とした音楽。雨の中、ひっそりと森の中に身を横たえる池に、幾重もの波紋が広がっているのを見ている感じ。そろそろ梅雨入りですので、なんだか今のアンニュイな気分にとてもフィットする曲想です。第四楽章も不穏な動機をはらみつつも、弦楽器の旋律が曲を先導していきます。静かです。
演奏は少し迫力に欠ける感もあり、私の再生環境(iPod+BOSE QuiteComfort2)では弦楽器の音に不自然さを感じたりもします。録音場所に恵まれなかったのでしょうか?いい曲であることは間違いないです。他の指揮者でも聴いたみたいです。そうですね、意外とバーンスタインとかレヴァインのような、ちょっとまったりした甘さをかぶせてみるとまた違った味わいの曲に聞こえるのではないか、などと思っています。
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- フォーレ:室内楽曲全集I
- アーチスト: デュメイ(オーギュスタン)
- レーベル: EMIミュージック・ジャパン
- 価格: ¥ 1,300
- 発売日: 2006/11/22
- 売上ランキング: 18900
朝も起き上がれず。なんということでしょう。関東地方も梅雨入りしたそうですが、今日の雨はそれほどでもない感じ。道も水であふれている何ってこともなく駅につきました。 昨日から面倒なことに巻き込まれていますが、まあいつものようにえいやっと、うっちゃって片付けてしまいましょう。その片づけを今日やる予定です。
昨日のマニャールから時代をくだりフォーレへ。同じフランスの作曲家ですね。ヴァイオリンソナタ第1番、第2番をデュメイのヴァイオリン、コラールのピアノで。 この曲をはじめて聴いたのはもう十年ぐらい前になります。そのころ「フォーレの室内楽は、歳を取ってからじゃないとわからないのである」といった雑誌記事を読んだ記憶があります。確かに、あの若いころには、どうにもなかなか入っていけませんでした。ところが、最近はフォーレの室内楽も徐々にわかるようになってきた感じがします。昔はフォーレの室内楽にはある種の晦渋さのようなものを感じていた記憶があるのですが、いまはそうした渋みよりもむしろソフィスティケイトされた味わいのようなものを感じます。ただ甘く快いだけの音楽ではなく、そこにいくばくかの隠し味がきちんと利いている感じです。
フランス音楽を聴いたからといって、フランスのことを思い出す必然性はないはずなのですが、それでもやはり昔パリに行ったときのことを思い出します。それもオルセーの展示室のこと。19世紀末美術の絵画を順々に回っていくと突然マルセル・プルーストの肖像が突然現れたのです。この絵はここにあったんだ、という驚き。それから懐かしさも。当時、「失われたときを求めて」に取り組んでいたということもあるのだと思いますが、思いがけない邂逅に驚き感謝したのでした。
「失われたときを求めて」まだ読みきっていないのです。「ソドムとゴモラ」の途中で中断しています。この本も死ぬまでに絶対に読みたい本。長いですが、また再開しようかななどと。鈴木道彦さんの訳でまた読み始めないといけないですね。とはいえ、「失われたときを求めて」を読んで、幸せな気分なのか、というわけでもなく、いくばくかの悔悟を念も生じるわけですが。
デュメイさんのヴァイオリンは力強くもあり、優雅でもある。まるで騎士の馬上槍試合を見ているような感覚。着飾った騎士と馬の持つ典雅さと雄雄しさとでもいいましょうか。豊かな音と繊細なテクニック。デュメイさんのヴァイオリンを始めて聴いたのは、フランクのヴァイオリンソナタのCDで、このときはピアノはピリスさんでした。コラールさんのピアノも絶品ですよ。柔らかいタッチを聴くと、水辺の草原で風に吹かれている気分でした。
このCDを聴きながら欧州を旅できたら幸せですよ、きっと。いやいや、旅だなんていわないで、どこか北海に面した小さな漁村に部屋を借りて、静かに住むのですよ。フォーレやフランクを聞きながら、ものを書いたりして過ごせたらどんなにすばらしいでしょう! 夢は努力で実現しましょう。
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- フォーレ:室内楽曲全集II
- アーチスト: コラール(ジャン=フィリップ)
- 発売元: EMIミュージック・ジャパン
- レーベル: EMIミュージック・ジャパン
- スタジオ: EMIミュージック・ジャパン
- メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 価格: ¥ 1,300
- 発売日: 2006/11/22
- 売上ランキング: 10065
今朝も起き上がれず。結局6時20分まで眠り込んでしまいました。参りました。そしてまたへんてこな夢を見続けました。夢ほど面白いものはありませんが、おきてすぐにメモを取らないと忘れてしまいます。今日はメモする時間がなかったので、きれいさっぱり忘れてしまいました。残念。
今日は一昨日に引き続いてフォーレ。今度はピアノ四重奏曲第一番です。一昨日のヴァイオリンソナタに比べて、ピアノ四重奏曲の方が数段激しい。激烈といってもいいでしょう。第一主題はきわめて深刻な旋律から始まるのですが、徐々に柔らかみをおびてきます。第二楽章はピチカートで始まる優雅な心地よい速度の舞曲風。中間部も変わらずピアノの低音部がリズムを刻み続けています。バレエの振り付けをつけたらきっと面白いことになると思います。第三楽章は転じて静か。霧深い森の中に分け入る感じ。第四楽章は長和音と短和音のせめぎあいが面白い。第二主題(?)が孤高の美しさでたまりません。第三主題(?)も高みを極めようとする強い精神が感じられるフレーズで元気付けられますね。コーダの盛り上がりもまたすばらしい。最後は調和音で締めくくられます。
この曲、聴いたら本当に元気が出ました。また譜面が見たくなる病がでてきました。ちょっと時間があったら、譜面に取ってみようかな、と思います。 仕事はなんとか平衡を保っている感じ。難しいことはまだまだたくさんありますが、一つ一つ着実にクリアしていくこと。予断を許さない状態。ともかく、気を張って立ち向かうしかありません。
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- フォーレ:室内楽曲全集III
- アーチスト: ロデオン(フレデリック)
- レーベル: EMIミュージック・ジャパン
- 価格: ¥ 1,300
- 発売日: 2006/11/22
- 売上ランキング: 13781
今朝も起き上がれず。目覚ましの音がむなしく鳴り響いているのを止めて、また寝床に戻る感じ。今日でやっと仕事も終わりです。ですが目の回るような忙しさでした。果断に乗り切れるように努力しています。
塩野七生さんの「ローマ人の物語4 ユリウス・カエサル ルビコン河以前」、余すところ十数ページまできました。ガリア総督時代のカエサルの所業を読むのは実に楽しいですね。二十年前に「ガリア戦記」を読んだはずですが、さっぱり覚えていません。塩野七生さんの手にかかると、ここまで史実が生き生きとよみがえるのですね。
今日もフォーレに挑んでいますが、今度はちと難敵です。室内楽曲全集Ⅲからチェロソナタ第一番を聴いているのですが、冒頭からピアノとチェロの複雑なモティーフが異様なリズムに乗って現れます。実にモダンな感覚で、調性も激しく揺れ動いているように聞こえます。それでいて一つ一つの要素は優雅さを纏っている。なんと表現していいのかわからないです。
この作品は1917年に作曲されました。フォーレは1845年に生まれていますので、72歳頃の作品ということになります。時代は確かに無調へと進んでいます。ウィキペディアによれば、フォーレの晩年作風は、無調的になる瞬間はあるとしても、それは激しい転調のなかに生じているわけであり、完全な無調音楽ではない、といった内容が書かれています。私は譜面をきちんと読めるわけではありませんし、絶対音感を持ち合わせているわけではないので、感覚的にしか聴くことができていないわけですが、それでもやはり、この転調の激しさと、無調感。拍節の複雑さなどを感じるにつけて、ある種の畏怖感をも覚えます。劇付随音楽のような節回しのわかりやすい音楽とは一線を画します。
明日から二日はありがたいことに休日です。何とか一週間を乗り切りました。充実した休日になると良いのですが。それにはまず明日の朝早く起きることが必要です。明日こそ必ず!
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- ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)ローマ人の物語8 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 420
- 発売日: 2004/08/30
- 売上ランキング: 4032
- おすすめ度

- ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2004/08/30
- 売上ランキング: 4320
- おすすめ度

- ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 460
- 発売日: 2004/08/30
- 売上ランキング: 5307
- おすすめ度

- フォーレ:ピアノ作品全集(1)
- アーチスト: ユボー(ジャン)
- レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
- 価格: ¥ 1,939 (3% OFF)
- 発売日: 2001/07/25
- 売上ランキング: 1771
- おすすめ度

昨日今日の週末はなかなかに充実。「ローマ人の物語4 ユリウス・カエサル ルビコン以前」を読了。英雄譚を読むのは悪くないです。カエサルの人心掌握術とか、目的へ向かう強い意志などに魅惑されてしまいます。ルビコン川を渡ってからのカエサルは何を考えどう行動するのか。ポンペイウスとの闘いは? クレオパトラ? そしてブルータス。興味は尽きません。
今朝はなんとか5時に起きましたし、昨日は3時半頃に起きました。朝が充実すると、午後になるとどうしても疲れてしまいますね。バランスが大事です。いつもの家でやる作業は、はかどるにはかどったのですが、疲れに任せていきおい睡魔に襲われ、久々に午睡を派手に取ってしまいました。頭を使いすぎると、破裂しそうになるのですが、もう歳なのでしょうか? それともそう言うものなのでしょうか? まあ、資料を作ったりするのもやはり労働ですからね。時には身体を休まねばならない、と言うところでしょう。
今日もフォーレの室内楽を聴いてから、iPodに入っているフォーレのピアノ曲を聴きました。ピアノ曲自体聴くのは久しぶりでした。ノクターン集だったのですが、特にノクターン第三番は有名ですね。ノクターンだけで言えば、室内楽ほどに先鋭的ではありません。むしろ柔らかみをおびたしなやかな曲調で心が安まります。ピアノはジャン・ユボー。静謐なタッチに吸い込まれていく感じです。こういう世界に身を浸すのもいいものだと思いました。
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- ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2004/09
- 売上ランキング: 31817
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通勤電車の中では、引き続き塩野七生さんの「ローマ人の物語5 ユリウス・カエサル ルビコン以降」を読んでいます。いよいよ軍勢を率いて禁じられたルビコン側以南への兵力侵攻を成し遂げたカエサルは、宿敵ポンペイウスを追ってイタリア南部へ。当方へ撤退するポンペイウスを引き止められなかったカエサルは、一転してスペイン属州へ向かい、自治都市マルセイユを攻略し、スペイン属州群を大破せしむる。サルディニヤとシチリアを攻略し、食糧補給地を確保。カエサル隷下の元老院議員クリオ率いる軍団はアフリカ属州へ向かうが、ヌミディア軍に破れ全滅。ポンペイウスを追って、アドリア海を渡り、バルカン半島へ。さてどうなるのか!?
下手な漫画やドラマより、ぜんぜん面白いです⇒ローマ人の物語。史実としての面白さもあるのだけれど、やはり塩野七生さんの冷徹な筆致と、そこから浮き上がってくるカエサルへ向けられたある種の普遍的な感情。ついつい塩野さんと一緒にカエサルに感情移入してしまう。 それにしても、カエサルの人身掌握術はすばらしい。ストライキを起こした軍団に、厳罰で臨みながらも、軍団長らの(おそらくはカエサルが仕組んだ)とりなしに、仕方がなく従うあたりとか。これは、読む人が読めば実世界にも役立ちますよ。
そんなときに聴きたい曲を考えていたのですが、やはりダイナミックな音楽を。シュトラウスの「ツァラ」かな? とも思ったのですが、実際に聴いたのは先だって聴いたばかりのコルンゴルトの映画音楽集。古きよき映画音楽は、「ローマ人の物語」に良く似合う。血がたぎるぐらいに読書がワクワクします。それにしても、コルンゴルトの音楽は、肌触りが良い中に、難しいフレーズとか、無調感が仕組まれていたりして、面白いです。ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」にそっくりなのもびっくり。
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- コルンゴルト:歌劇「死の都」(全曲)
- アーチスト: ラインスドルフ(エーリヒ)
- レーベル: BMGインターナショナル
- 価格: ¥ 3,990 (5% OFF)
- 発売日: 2001/07/25
- 売上ランキング: 9975
会社も今週3日目。今週もやっと半分を超えました。
今日から、コルンゴルトのオペラ「死の都」を聴き始めました。先だってからコルンゴルトを聴いているので、この機会に、ということでです。ちょうど、家に「死の都」の映像があるのを思い出して、最近はオペラの予定も入っていないということで、「死の都」を聞き込んで、DVDを観ようかな、と思った次第。
あらすじ。舞台はブリュージュ。パウルは、マリーという妻を亡くしたばかり。ところが、マリエッタというマリーとそっくりの踊り子が現れ、パウルはマリエッタにおぼれていくのだが、最後には、マリエッタにも愛想をつかされてしまう。ところが、すべての出来事は夢の中の話であった。パウルは友人の進めに従いブリュージュを去っていく、というもの。
しかし、ここでも「マリー」が登場ですか。ベルクの「ヴォイツェック」もマリー、ツィンマーマンの「軍人たち」もマリー、コルンゴルト「死の都」もマリー。関係ないとわかっていても、なにか繋がりがあるんじゃないかとかんぐってしまう。
しかし、23歳でこんなオペラ作ってしまうコルンゴルトはすごいですね。ウィキペディアにはすさまじい略歴が載っております。天才はすごい。戦時中はアメリカに亡命して映画音楽を作り、オスカーも取っています。戦後、ヨーロッパに戻りますが、すでに時代遅れになっていただなんてかわいそうではあります。
ですが、コルンゴルトの映画音楽の及ぼした影響はすごいですね。先だって少し書きましたが、先日から聴いているコルンゴルトの映画音楽集のCD に収録されているKing Rowという作品、ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」とか「スーパーマン」に大きく影響しているのが分ります。
最近は、オペラの予定がなくてさびしかったので、いい目標ができてよかったです。演奏については後日ということで。しばらく聞き込みます。
- 作曲==エーリヒ・ヴォルフガング(エリック)・コルンゴルト(コーンゴールド)
- 指揮者==エーリヒ・ラインスドルフ
- 管弦楽==・ミュンヘン放送管弦楽団
- 合唱==テルツ少年合唱団
- 合唱==バイエルン放送合唱団
- パウル==テノール==ルネ・コロ
- マリー、マリエッタ==ソプラノ==キャロル・ネブレット
- フランク==バリトン==ベンジャミン・ラクソン
- ブリギッタ==メゾ・ソプラノ==ローゼ・ヴァーゲマン
- フリッツ==バリトン==ヘルマン・プライ
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- コルンゴルト:歌劇「死の都」(全曲)
- アーチスト: ラインスドルフ(エーリヒ)
- レーベル: BMGインターナショナル
- 価格: ¥ 3,990 (5% OFF)
- 発売日: 2001/07/25
- 売上ランキング: 9975
- ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上) (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 500
- 発売日: 2004/09
- 売上ランキング: 12609
- おすすめ度

- ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中) (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 420
- 発売日: 2004/09
- 売上ランキング: 7407
- おすすめ度

- ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下) (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- レーベル: 新潮社
- スタジオ: 新潮社
- メーカー: 新潮社
- 価格: ¥ 460
- 発売日: 2004/09
- 売上ランキング: 6507
- おすすめ度

今日もブログがかけることを感謝しています。ものを書くのは結構楽しいですね。昔の知り合いがテレビでインタビューされているのを見ました。彼は、 10年近く前に会社を辞めていたのですが、どうやら夢をかなえるべく頑張っていたようで、いまでは某地方自治体の議員になっていたのでした。すばらしいですねえ。
「ローマ人の物語5 ユリウス・カエサル ルビコン以後」読了です。
ポンペイウスとの戦いを終え、ローマに凱旋するカエサル。終身独裁官に就任し、事実上「皇帝」となるカエサルでしたが、カエサル的な融和政策で、かつての敵をも寛容さを持って許してしまったため、反カエサル派の動きを掣肘しないまま。子飼いの部下も不遇にかこつけて反カエサルに身を投じ、運命の3月15日、ユリウス・カエサルは、元老院会直前に刺殺されます。傷跡は二十数箇所。
カエサルの下、平静を保っていたローマ情勢は緊迫します。カエサルの右腕で、執政官の同僚だったアントニウスは、カエサルの意外な遺言書に驚きます。カエサルの示した後継者は無名の若者、オクタヴィアヌス。だれそれ? と誰もが言うぐらい無名だったのです。ですが、オクタヴィアヌスは、カエサルから指名されただけのことはある若者だったのです。
ローマ史の最もおもしろいところが終わってしまいました。少し寂しい気分。あと、楽しみなのは五賢帝の時代でしょうか。そういう意味で言うと、ユリアヌスがどう描かれているのかも楽しみですね。辻先生の「背教者ユリアヌス」とどういった違いがあるのか、など。
音楽のほうは、引き続き「死の都」を。ストーリとは裏腹に、映画音楽的な甘い旋律も現れるわけですが、ただ甘いわけでは決してなくて、旋律もオーケストレーションも複雑。シュトラウスやマーラーの影響下にあったといいますけれど、それよりもコルンゴルトが影響を及ぼした種々の映画音楽との関連性のほうが浮き上がってくる感じを持っています。それだけ、コルンゴルトのオリジナリティが発揮されているのだと考えています(楽理的に述べられないのが痛いのですが。本気で音楽理論や譜面の勉強したいのですが、いまからでも間に合うものなのでしょうか、という感じ)。
あと余すところ一日。それで週末です。長いようで短い一週間。あっという間でした。ということは充実していたということでしょうか。
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- ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 420
- 発売日: 2004/10
- 売上ランキング: 39811
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今日もなんとか時間を取ることができました。ブログ書くのは楽しいですね。どんな方がごらんになっているのだろう、とアクセス解析を見ることがありますが、いろいろな方に見ていただいておりまして、大変感謝しております。本当は、美術館のようにいろいろなものを「陳列」したり、「展示品」の感想を書いたりするブログにしたくて、2003年からMuseum::Shushiをはじめたのですが、もうそろそろ5年にもなりますか。当初思ったような形とは違う方向に進んできた感もありますが、ともあれ、この一年ぐらいは「ほぼ」毎日更新になっていると思っています。そういう意味では少しは前進したといえそうです。今後も引き続き書いていくことになると思います。
今日も引き続き「死の都」を聞いていますが、昨日の夜あたりから、この雰囲気、プッチーニの「西部の娘」と似てないだろうか、と思い始めてきました。「西部の娘」はアメリカを舞台にしたオペラですが、ほかのプッチーニ作品に比べて、若干渋みのある作品で、「私はミミ」か「私のお父さん」と比べられるような大人気アリアを持たない作品です。しかしオーケストレーションの厚みとか色が鮮やかでなのです。「死の都」の持つ空気の色と同じなのです。これを楽理的に言えればもっといいのですが。
「ローマ人の物語」はとうとう6巻に突入しました。全15巻ですので、まだ半分にも達していない。先は長いです。今年は、せめて第11巻「終わりの始まり」までは今年中に読みたいと思っているのですが、ちょっと気を張らないと読み終われなさそうですね。さて、6巻は初代皇帝、オクタヴィアヌス治世のお話。「パクス・ロマーナ」という題名から察せられるように、ローマ帝国の国力は地中海世界を覆っていて、しばしの平和が訪れるわけですね。オクタヴィアヌスがどのようにして皇帝の地位を獲得してゆくのか。その老獪ともいえる手腕をまさに眺めながら、という感じで読んでいます。
「ローマ人の物語」をはじめとした塩野七生さんの著書を読んで良かったことは、困難なことに立ち向かう力がまた湧いてきた、ということにあります。特に仕事面でその効果は大きいです。オクタヴィアヌスの意志力の欠片にあずかった気分。読んで良かったです。
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昨日も少しアクセス解析のことを書きましたが、最近傾向が変わってきた感じを持っていて色々調べていました。GoogleでMuseum::Shushi bisを検索ワードにすると今まではこのこのブログがトップに出てきたのに、検索されてこないのです! これがいわゆる「Google八分」という奴か! と思ったのですが、どうやらそうでもないらしい。このブログのランクが大幅に下がっているということのようです。
原因はただ一つ。http://shuk.s6.coreserver.jpの直下にエントランスページを作ったのですよ。それが先月半ばのこと。それ以来、アクセス傾向が変わっていることが分かったのです。どうやら、ドメイン直下に新しくページを作ると、下位のウェブページのランクが新しいページに依存してしまい、ランクダウンするみたいです。エントランスページを削除しようかとも思ったのですが、まずは現状のURL構成で復旧させるべく、Googleサイトマップなどを試してみることにしました。
ともかく、定期的にご覧になって頂いている皆様には全く影響なく、ご覧頂けているようで大変感謝しています。改めて御礼申し上げます。
今日もコルンゴルトを聴いたり、モーツァルトを聴いたり、という感じでしたが、最後に聴いたクレンペラーのミサ曲ロ短調が白眉。スケールの大きさが大好きで、何より冒頭のKyrieのおどろおどろしいともいえる合唱の入りにあらためて感銘を受けるのでした。
午前中はいつものカフェに言って、なんとか仕事をはかどらせました。月曜日が〆切ですが、後もう一息です。
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ヴェネツィアを発ったのはその翌日。7時半をまわったころに宿を出発したのだが、まだ日は昇らない。それでもヴァポレットは通勤客でいっぱいだった。ジャンパーを着た男、ズボンに赤い太い線の入った国家警察カラヴィニエリの将校……。夕食の調達で御世話になったスーパーマーケットBILLAの店の前には、台船に載せられたBILLAマークのトラックが。なるほど、ヴェネツィアにはトラックが乗り入れられないから、台船にトラック毎載せて店の前に着岸し、荷物の搬入を行うのだった。軽いカルチャーショック。
ローマ広場でヴァポレットからバスに乗り換える。バスはとても空いていて、本当に空港に行くのか心配。バスがラグーナにかけられた長い橋を渡りはじめると、なんだかヴェネツィアへの惜別の念がこみ上げてくる。ああ、また車の支配する文明社会に戻らなければならないのか、という感じ。車道の傍らには捨てられたゴミが片付けられないまま放ってあって、落書きも見られる。ヴェネツィアの美しさとは対極的な本土メストレ地区の風情。突然バスに小学生が乗ってくる。小さな男の子や女の子が色とりどりのジャンパーを着ている。乗ってきたと思ったらすぐに下車。学校の前だった。歩ける距離なんだがなあ……。
空港には定刻に到着。バスは到着ロビーについたものだから、閑散としている。出発ロビーに上がるとすごい混雑ぶり。フランクフルト行き、ミュンヘン行き、驚いたのはニューヨーク行きの飛行機もあったこと。ルフトハンザのチェックインカウンターへの列は乱れに乱れていて、割り込みしている男もいるが、腹の立つのを抑えてただただまつ。チェックイン出来たのは出発の直前で、あわてて手荷物検査場を通り過ぎて、搭乗口の列に並ぶ。
機材は、エアバス320。隣にはUS Airwaysのボーイングが並んでいる。きっとニューヨーク行きだ。アメリカ路線がヴェネツィアに乗り込んでいるのは、それだけ観光客がたくさん訪れていると言うことか。そう言えば、ロビーには裕福そうなアメリカ人が多かった気がする。思うところは色々。
エアバスが離陸すると、ラグーナに横たわる左側の窓に魚の形をしたヴェネツィア市街地が見える。今度この街に来るのはいつになるのだろう。きっと、もう一度来てみせる、そう誓いを新たにする。
エアバスは、アルプスを越え、フランクフルトへお昼前には到着。日本へのANA機は夜の20時に出発だから、まだまだ時間はたっぷりある、ということで、ドイチェ・バーンにのってマインツに向かうのであった。 (続く)
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フランクフルトへはほぼ定刻に到着。 味を占めた(?)フランクフルト空港の無料コーヒーを飲んでしばし休憩し、マインツへ向かうべくドイチェ・バーン(DB:ドイツ鉄道)の地下駅へ。昔は長距離列車もSバーン(近郊列車)もいっしょくたに地下駅で乗り降りしたらしいが、長距離列車は地上の新しい駅へ移って、地下駅にはSバーンが残された格好。切符を買うのにやっぱり一苦労。何とかクレジットカードが使えないかと試したのだけれど、やっぱり無理っぽい。ユーロの現金が少なくて困っているのですが……。
今回どうして番外編を書くことにしたかというと、とある感動的な出来事を書きたかったから。それは、なんと、この地方には珍しく、ドイツ人に親切にされたということ。フランクフルト近郊は、なんだかぎすぎすしていて、駅員や車掌に怒鳴られたり、ホテルのチェックインで気まずい思いをしたり、というわけで、なんともかんともあまり良いイメージを持っていなかったのです。ところが、親切なドイツ人に救われたのですよ!
マインツに向かうSバーンで、マインツのガイドマップを見ていたら、同じボックスに座っていた中年の男性が、何か質問はある? と話しかけてきました。どうやらマインツ在住の方らしい。いろいろ教えてもらったのです。マインツ大聖堂はマインツ南駅から歩いてどれぐらいですか? とか、ショッピングできるとしたらどのあたり?とか、マインツ南駅がいまはマインツローマ劇場駅(Mainz Römisches Theater)と名前を変えているということも教えてもらったいました。駅名変わっていたので、知らないでいたら、間違いなく降りられませんでしたね。列車がライン川を渡るときに、「Shönes Landschaf ! (いい景色ですね)」とよいしょしてあげたら、肩をすくめてました。このあたりのライン川の水の色、茶色なんですよね……。
もう一人の親切なドイツ人は、マインツ南駅でであったビジネスマン。ユーロをこまかく崩してくれたのですよ。見知らぬアジア人観光客を相手にしてくれるなんて、このあたりの方って、こんなに親切でしたっけ、みたいな。
さらに極めつけの親切なドイツ人は、マインツローマ劇場駅のプラットホームでであったご婦人。ちょうどSバーンが遅れていて、ダイヤがわからなくて、間違えてレギオン・エクスプレスに乗ろうとしたのですが、なんとご婦人が声をかけてくださって、間違いを指摘してくれたのです! これに乗ってしまうとあさっての方向についてしまうところでした。あぶないあぶない。
マインツの街は静かでした。マインツ大聖堂は薄暗くて、フィレンツェやヴェネツィアの大聖堂の絢爛さを見てしまうと、ちょっとさびしい気もする。もっとも、マインツ大聖堂自体、ロマネスク建築ですから、雰囲気が違うのは当たり前。堂内が暗いのも、壁で重量を支えているので、まどを小さくしなければならないから。
マインツで昼食を取ったのですが、ヴァイスビアがめちゃうまい。やっぱりドイツにきたらヴァイスビアだよなあ、という感じです。
フランクフルト空港には予定より遅く到着。免税店で買い物をして、出発ロビーへ。ファーストクラス、ビジネスクラスの優先搭乗なのに、我先にと飛行機に乗り込んでいくエコノミー席の浅ましき方々に、なんだかすごく憂鬱な気分。いつもそうなんですよ。日本へ向かう飛行機の団体旅行帰りのお客様って、本当にパワフルで、我が強いのですよ。いつも圧倒されてしまいます。気をつけなきゃ。
これで、イタリア紀行は本当におしまいです。次はどこの紀行文になるでしょうか? この経済情勢だとなかなか旅行にも行けそうにありませんが、希望は捨てずにいきましょう!
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週末までの締め切りは何とか終わらせました。昨日は健康診断。ちまたで論議を呼んでいるメタボ判定を受けてきました。おへそ周りの腹囲を測られたのですが、ちょっとおなかを引っ込めて見たりしたおかげで、セーフ。よかったです。体重も思ったよりも低かったのでBMI的にも大丈夫かなあ、というところ。最近立ちくらみがひどいのですよ、と医者に相談したら、それは疲れから来る自律神経の問題ですね、と一蹴。あるいは、平衡感覚が狂うことによるめまいとか、脳神経系障害ということも考えられるのだそうですが、確率的には自律神経の問題が一番高いのだそうです。疲れているということなんでしょうか。普通に働いているんですけれど。
というわけで、昨日は早めに帰宅してしまいました。やらないといけないことはたんまりあるんですけれどね。 「ローマ人の物語6 パクス・ロマーナ」を読んでいるのですが、やはり内政問題中心だと進みが悪いですね。戦闘描写は結果が気になりますから、いきおい読む速度が上がるのですけれど。ともあれ、アウグスティヌス=オクタヴィアヌスが、いかに老獪で強い意志の持ち主であることがわかって、感嘆しています。あるいは、人の使い方がうまい、というところも。外政や戦闘はアグリッパに任せ、内政はマルケルススを重用する。本当に力のある人は、人の使い方がうまいということなんでしょうね。そういう意味でも、カエサルに比べれば面白みのない男だといえるかもしれませんけれど。今読んでいるところでは、義理の息子のティベリウスとドゥルーススが防衛ラインをライン川からエルベ川へと移動するべくゲルマニア攻略に乗り出したところです。
音楽のほうはといえば、あいかわらずコルンゴルトの「死の都」を聞いています。だいぶフレーズにも慣れてきました。もう一息ですね。
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今日はちょっと短めです。所用で都心に出たもので、ちょっと時間が取れませんでした。
ブルノ・ワルターの「マーラー 人と芸術」ですが、音楽之友社から昭和44年に発売されたものを古本でゲットしましたので読んでいる次第。訳自体は戦前。
「回想」と「反省」の二部構成で、「回想」はワルターがマーラーと接した七年間の思い出話。「反省」で、マーラーの音楽的、芸術的な側面を分析しています。
マーラーには、音楽的才能と劇的才能の両方が備わっていて、だからこそオペラ指揮者として成功したのである、とか、マーラーの音楽は古典的側面とロマン的側面という二面性から理解されなければならない、など。もう少し分析的に読んでいく予定です。
ともかく、この本を読みながら、マーラーの三番などを聞いていたのですが、マーラーは聞いている人間を安心させることがなくて、あるときは流麗で映画音楽的美しさを持つのだけれど、次には突然、夜の兵舎に鳴り響くトランペットや鼓笛隊がうつろに行進するさまが描かれていたり、次には愛の告白をしているように聞こえるのだが、次には皮肉っぽく嘲笑って見せたりするわけです。マーラーの音楽を聴くと言うことは、人間や世界の多面性を理解すると言うことなのだなあ、なんてことを漠然と思ったりしていました。
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今日は目の回るような忙しさでした。 食事の時間も10分強あったかなかったか。こういうときこそ、きれいな音楽を聴いて元気を付けたいものです。
というわけで、私的にストレス解消の音楽となっている、プッチーニ「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」を、パヴァロッティ盤とドミンゴ盤で聞き比べて見ました。
パヴァロッティは力で押して、ドミンゴは優しさで圧倒する。「北風と太陽」のイメージ。もっともパヴァロッティ盤は、ハイドパークのライブ版であるのに対して、ドミンゴ盤は、カラヤン指揮のスタジオ録音全曲版ですので、方法論は違うでしょうね。パヴァロッティは、伴奏よりも相当走ったテンポでぐいぐいオケを引っ張っている。オケが必死に追随している様子がわかります。ライブならではの臨場感。ドミンゴ盤はもちろんそういうことはありません。完成された美という感じ。
ふう。ストレス解消になりました。
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今週から読み始めたブルノ・ワルターの「マーラー 人と芸術」を読んだから、ということもあって、昨日、今日とマーラーを聞いています。昨日は交響曲第4番を聞いたのですが、4番の中でトランペットが、交響曲第5番冒頭のファンファーレを吹いているのに気づいて、ああ、5番を聞かなければ、と思い、バーンスタイン盤を聞いている次第。
まずは第一楽章から。冒頭のファンファーレ、フレーズ自体の速度の遅さより、休符をためてテンポを遅くしているのがわかります。全体に荘重な空気に支配されていて、テンポの遅さからくるまどろっこしさを感じることはありません。きちんと統御されているのがわかります。
バーンスタインのテンポの取り方に注目し始めたのは最近になってからで、特にワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」やブラームスの交響曲などを聞いて大いに刺激を受けたのですが、この曲でもやはりたっぷりとした器の大きさを感じて、いいなあ、と思います。 テンポが遅くなると、音楽が拡大鏡で覗いたように思えることもあります。ティンパニーがパッセージをたたいたり、鼓笛隊の沈鬱なスネアドラムが聞こえたり。交響曲第10番の第1楽章、あるいはベルクの「ルル組曲」のような、トーンクラスター的な響きが聞こえたり。いろいろな意味でとても刺激的です。 第二楽章の冒頭はテンポが上がりますね。波打つように弦のうねりが迫ってきて、金管が吠えまくりますが、チェロの葬送行進曲風の旋律はかなりゆったり。テンポの変化が雄弁な楽章です。
上述のワルターの著書の中で、「音楽は地中海の明るい海なのではなく、なみうつ大洋のような暗さを持つのだ」、といったことが書かれているのですが、マーラーの曲はまさにそれに当てはまりますね。音楽に関わらず、世界認識も変えられてしまうかも、とまで思ってしまいました。そういう意味では実にショッキングな一文でした。
しかし、マーラーの曲は集中力を非常に要します。特にバーンスタインはゆっくりと重みのある演奏なのでなおさら。マーラーの五番だって、これまで何度聞いたか分らないのですが、分らないことが多すぎます。だからといって聴き過ぎると疲れてしまう。疲れるぐらいの曲のほうが歯ごたえがあって、分ったときのうれしさは格別なのだと思いますが、まだそこまで辿り着いていないです。 第三楽章以降は次回へ続く、ということで。
- 作曲==グスタフ・マーラー
- 指揮者==レナード・バーンスタイン
- 管弦楽==ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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また一週間が始まりました。週末は不本意ながら休息となってしまいましたので、ブログもかけずに終わってしまいました。週末は週末で仕事ははかどらず、少々苦しい思いをしましたが、新しい週は何とか充実したものにしていきたいものです。
週末のことを書きますと、いろいろと乱れ聞いていました。カーライル・フロイド「スザンナ」、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」、内田光子さんとザンテルリンクのピアノ協奏曲「皇帝」などなど。
気を取り直しまして、今日は、先日に引き続きバーンスタインのマーラーを聞いております。
第三楽章はウィナーワルツなわけですが、ホルン協奏曲と思うぐらいホルンが活躍しますね。音いいです。 第四楽章はテンポを動かすことでダイナミズムを得ています。ためるところはかなりためていますが失速することもなく、哀切とした感じが色濃くのってきています。またある場所では、さらりと身をかわすように旋律を続けざまに展開させていく場面もあります。いずれにせよよく統御された演奏です。あまりに有名すぎる楽章ですが、バーンスタインの演奏は実に雄弁です。
第五楽章も同じ色合い。フィナーレの疾走感も格別です。 全体にいえることですが、バーンスタインがテンポを動かすことで、音楽の躍動感を救い上げています。ただ、遅いの一点張りではなく、テンポを上げるところでは、ちょっと速過ぎるのではないか、と思う寸前までいくのですが、テンポを下げるところではぎりぎりのラインまで落としています。先日も書きましたが、テンポを落とすと、解像度が増して、響きがくっきりと浮かび上がってきます。
聞きごたえのある演奏なのですが、かなり考えて聞かなければなりませんし、軽く聞き流すことを許さない演奏ですので、疲れたときに一息入れたい、なんて場合にはちょっと遠慮しておいたほうがいいでしょう。もっとも、マーラーで一息入れる、ということ自体が難しいわけですけれど。
季節は周りましたね。夏至を過ぎたわけです。これからは昼の時間が少なくなっていきます。すこし残念な気分。
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昨日から、気分転換に読んだ、イアン・ピアーズ氏の「ラファエロ真贋事件」。面白かったです。少々情報が整理されていないところはあったにせ よ、未知のラファエロの作品が明らかになるという刺激的な内容に、一気に引き込まれてしまいました。ローマの小さな教区教会に掲げられている絵に、ラファ エロの絵が塗りこまれているという設定。ラファエロの絵なんて、もう絶対に売りに出ないですから、これがもし本当なら大騒ぎになるわけです。案の定、絵は オークションにかけられるわけですが、落札したのは……、という感じです。
この手のミステリーに良くあるように、二重三重に出来事がひっくり返っていくのが痛快で一気に読み終わってしまいました。もし人生をやり直せるのなら、美術史家になりたかったなあ、という夢を、またもや見てしまうのでした。
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- ローマ人の物語〈7〉― 悪名高き皇帝たち
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ローマ人の物語もとうとう7巻に到達しました。面白すぎて仕方がないですね。7巻は、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロまでの皇帝の治世が描かれます。
皇帝位というものは、中国の皇帝位や、後世のヨーロッパにおける皇帝位とはことなり、戴冠式などはない。民衆と元老院の承認により、「第一人者(第一市民)」、「ローマ全軍の指揮権(インペラトール:これがエンペラーの語源)」、「護民官特権(元老院決議に拒否権を行使できる)」の三つの権力を手中に収めるわけです。 神権授与説などではなく、まるで民主主義で選ばれる大統領のようなもの。しかしながら、前代皇帝の遺言により指名されたり(ティベリウスまでは)、近衛兵団に皇帝に祭り上げられたり(クラウディウス)するわけですので、現代的な民主主義とは全くかけ離れています。不思議な政体です。
読んでいても、「皇帝ティベリウス」とか、「皇帝カリグラ」という表現に出会うのですが、オリエント的、中国的な皇帝とは字は同じでも内面はまったく違いますので、かなり違和感を覚えてしまうのでした。皇帝といっても多義的ですので。
ただいえることは、一民族の長は王であるが、民族を超えた長は皇帝なのである、というところ。だから、カエサルはローマ人の王にはならなかったのです。神聖ローマ帝国や、フランス第一帝政、オーストリア=ハンガリー連立帝国など、西洋の皇帝位にはこの定義が当てはまりますね。
そんなわけで、今日はカリグラ帝の暗殺のところまで読みました。一緒にアイーダを聴いていたのですが、期待した演奏ではなくて少しがっかり。本当はこの盤のことを書こうと思ったのですが、ちょっと遠慮することにしました。というわけで、アイーダについては別の盤を探そうかな、と思っています。どなたか、おすすめ盤があれば教えていただきたいと思います。
それにしても、昨日の夢の話ではありませんが、オペラは難しいです。
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ミミ、といっても、耳ですが、どうも調子が悪いです。一年半前に、耳鳴りがするというので、病院に行ったのですが、そのときはいったん収まっていたと思っていたのですが、このところ耳鳴りがどんどん激しくなっています。iPod聞きすぎですかね……。耳の病気は命に関わらないことなので、あまり研究が進んでいないのだ、ということを聞いたことがあります。とある方「も、やっぱり耳なりがひどくて生活するうえで少々困っている、とおっしゃっていたので、私も不安を持っています。音楽が聴けなくなるのはいやですし、日常生活にも支障が出ると困るので、明日は聴力検査をしてもらって一年半前とどの程度聴力が変わっているかを確かめたいと思っています。
きょうもアイーダです。聞いているうちにだんだんわかってきた感覚が出てくるようになりました。昨日のぼやきは、私の未熟さが故。何度も聞き返せば、いいところがわかってくるようになりました。もう、誰の盤かをあかしてもいいと思います。カラヤン盤ですが、1959年の録音ですから、円熟期のカラヤンの指揮っぷりを楽しむことができます。アイーダでもやっぱり迫力あるどっしりとした演奏です。録音が古いので少々S/Nが気になるのと、とある歌手の声質とかピッチが気になる場面があるのが難点。ですので特選というわけにはいきません。 ヴェルディのオペラは、僕にとってとても高い城壁でして、なかなか中に入ることができないのですが、先だって聴きました「リゴレット」とともに、「アイーダ」も聞き込むうちに徐々に、高い城壁の入り口の前にやっと辿り着いたという感じでしょうか。ですがまだ街の中に入ることは許されていないようです。もうすこし聞き込みましょう。
- 作曲==ジュゼッペ・ヴェルディ
- 指揮者==ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 管弦楽==ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 合唱==ウィーン楽友協会合唱団
- アイーダ==ソプラノ==レナータ・テバルディ
- ラダメス==テノール==カルロ・ベルゴンツィ
- アムネリス==メゾ・ソプラノ==ジュリエッタ・シミオナート
- アモナスロ==バリトン==コーネル・マクニール
- ランフィス==バス==アルノルト・ヴァン・ミル
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「ローマ人の物語7 悪名高き皇帝たち」ですが、皇帝クラウディウスの死までたどり着きました。
クラウディウスは、吃音癖などで、そもそもは皇帝になるべき人とはみなされていませんでした。ですので、歴史学者として生きてきたのですね。ところが、カリグラ帝による治世の乱れから、近衛軍団はカリグラ帝を誅殺し、クラウディウスを擁立する。50歳になってからの皇帝ですが、これがまたそんなに悪政というわけではなく、帝国は安定するし、ブリタニア(グレートブリテン島⇒イギリス)の征服も手がける。公共工事もしっかりやっていて、水道を作ったり港湾を整備したり。だのに、やはり生まれながらのカリスマというものがなかったのでしょうか、がんばるクラウディウスをせせら笑うような雰囲気もあったらしいです。
クラウディウスは(解放)奴隷を秘書官にあてて、官僚組織の走りのようなものを構築して、政策の実行を図っていくわけですが、これがかえって元老院との関係がギクシャクする原因になったようです。江戸幕府で言えば側用人政治とでもいいましょうか。それから、女性や家庭に対しては無頓着だったようで、最後に結婚した小アグリッピーナにしてやられて、どうやら毒殺されたらしいのです。気の毒な話。小アグリッピーナには連れ子がいたのですが、この子があのネロ帝というわけです。というわけで、私もネロ帝の治世の物語へと駒を進めています。
やっぱり、共和政時代のローマの上昇志向を読んでいるときのような痛快さはないですが、リーダシップとは何か、人間の性(さが)とは何か、など興味深いテーマがたくさん。人を信じても信じなくてもいけない。世界は汚濁に満ちた背理の世界なのです。マーラー的混濁の世界。だからこそ、抗うためには強い力が必要。剛健な身体と健全な精神。皇帝(あるいはリーダー)こそがその背理の世界を理想へとかえる意志が必要だと思うのですが、そういう意味では、カエサルもオクタヴィアヌスもすごいですね。普通にはなかなか難しいことです。だからこそ、辻邦生氏が「嵯峨野明月紀」でおっしゃられている「背理の世界を笑い飛ばす」ぐらいでないとなかなか生きていけないですね。
というわけで、今日も引き続きアイーダを聞き続けています。曲の雰囲気、演奏の雰囲気に徐々につかることができるようになってきました。もう一息です。もう少し聞き込めば光が見えてくる。ヴェルディという城塞都市への扉の向こうから、人間たちの生々しい息遣いが聞こえてくる予感。開門までもう少し。しかし、初めてヴェルディのオペラを見てから6年たちます。ようやく、というところでしょうね。 そういえば、「アイーダ」を歌舞伎化するというニュースを見ました。「愛陀姫」という演目になるようで、アイーダの曲も三味線などで再現するようです。
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新国立劇場でバレエを見てきました。チャイコフスキーの「白鳥の湖」です。 「白鳥の湖」は組曲版では小さいころから親しんでいたのですが、全曲版を聴くのは初めてでした。あの有名なオーボエの旋律が、悪魔「ロッドバルト」のライト・モティーフだったのですね。
今回の版では、白鳥に変えられたオデットが、最後には呪いが解けてジークフリート王子と結ばれるというハッピーエンドだったのですが、ウィキによれば、原典版ではジークフリートとオデットが呪いが破られないことに絶望して湖に身を投げるという悲劇的な終わり方をしているようです。最終曲で悪魔「ロッドバルト」のライトモティーフが短調から長調に転調していきますので、音楽的にはハッピーエンドでも納得がいったのですが。
これで、チャイコフスキーの三大バレエは全曲制覇(←意味レス(笑))。
- 2004年「眠りの森の美女」@ミュンヘン州立歌劇場
- 2007年「くるみ割り人形」@新国立劇場
- 2008年「白鳥の湖」@新国立劇場
一番感動的だったのは、「眠りの森の美女」でしたでしょうか。虚構の美的世界が、現実界に大きくせり出してくるのに衝撃を受けました。音楽的には「くるみ~」が一番好きですね。上演もクリスマスのころで、祝祭的ムードですし。「白鳥の湖」は、組曲版を聴き倒していたころから少し苦手めではありました。組曲版は、カラヤンとベルリンフィルの演奏をグラモフォンのカセットテープで、聞いていたものです。なつかしいですねえ。もう何十年も前のことです。
実は中劇場では、同じ時間に若杉弘さんが「ペレアスとメリザンド」を振っておられたのですが、都合でそちらは断念。新国立劇場の大劇場(=オペラパレスですか)は5月10日の「軍人たち」以来でした。劇場に入った途端に思い出したのが「軍人たち」強烈な印象で、あそこにジャズコンボがいて、スピーカーが随所に設置されていて、なんて感じでした。
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