American Literature

「戦争の嵐」第一巻読了しました。すかさず第二巻へ。

第一巻は、ドイツのポーランド侵攻前夜から、ドイツ軍のノルウェー侵攻に至る場面まで。主人公は米海軍の中佐ヴィクター・ヘンリーとその家族。妻のローダ、息子のウォレン、バイロン、娘のマドリン。ヴィクターは駐ベルリン大使館付武官として夫婦でベルリンに赴任したところ。ウォレンも海軍の士官で、ペンサコラで飛行士になるための訓練を受けている。バイロンは、美術史の勉強のためにフィレンツェに赴いていたのだが、勉強に飽き飽きしていたところを、ユダヤ人学者のアーロン・ジャストロウの助手になるのだが、そこでジャストロウの姪であるナタリーと知り合う。マドリンは学業に専念するよう父親に諭されているが、勝手にCBSのスタッフに応募し、マスコミ界に生きがいを見出している。 1936年のミュンヘン会談で英首相のチェンバレンはヒトラーに譲歩しつかの間の平和を恵んでもらうのだが、ヒトラーの野心を抑えることもできない。

ヒトラーは、いつの世にもありがちな、ポーランド軍がドイツの国境線を越えたとか言うでっち上げをよりどころにポーランドへ侵攻する。第一巻の一つの山がドイツ軍のワルシャワ包囲の場面でして、バイロンとナタリーがワルシャワで戦火にさらされながらも勇気ある行動をとるあたり、一つの山場ですね。それから、もう一つ。ワルシャワに残されたアメリカなどの中立国の避難民をドイツ軍が保護する場面。ここで、ユダヤ人を選別するのですよ。映画などでは見知っていますが、いつ読んでも見ても非常にイヤな気分になります。

大河歴史小説ですので、まだ先は長いのですが、通勤時間がこれまでになく充実しています。

それからもう一つ。一晩寝ると、なんだか熱は下がりました。どんどんあがるかと思ったのですけれど。でも、熱が下がっても、脂汗はでるし、疲労困憊という感じでした。今日の夕方になってようやく恢復してきた感じです。ちと疲れているのでしょうかね。

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