<< NO MUSIC, NO LIFE | 歌手の声の種類と配役について その2 メゾ・アルト篇 >>
Sat
10
04
2010

散りかける桜の花のなかから美しいところを選んでみました。このレンズ、かなり絞らないとエッジが効かないんですが、少々暗めでしたので、絞りきれず、若干ぼやけた印象に見えるのが玉に瑕。カメラ道も厳しいです。
さて、先日読んだ堀内修さんの「ワーグナー」に声の種類と、それに応じた配役について、ワーグナーを例にとって詳細に説明してある大変秀逸な部分がありました。私の勉強をかねて、4日に分けてまとめてみたいと思います。
本日は第一回ということで、ソプラノ篇です。
スーブレット
非常に軽い声のソプラノ
- <フィガロの結婚>スザンナ
- <バラの騎士>ゾフィー
- <リエンツィ>平和の使者
- <タンホイザー>若い牧童
- <ラインの黄金>ヴェルグンデ
リリック・コロラトゥーラ・ソプラノ
非常に高い声でのコロラトゥーラがある。
- <後宮からの逃走>ブロンデ
- <ホフマン物語>オランピア
- <ラインの黄金>ヴォークリンデ
- <ジークフリート>森の小鳥
リリック・ソプラノ
もっとも自然な領域。高温も低音も均等に出せる。
- <魔笛>パミーナ
- <アラベラ>ズデンカ
- <タンホイザー>若い牧童
- <ラインの黄金>ヴェルグンデ
ユーゲントリッヒ=ドラマティック・ソプラノ
十分なやさしさ、やわらかさを持ちつつもう少し強さのあるもの。
- <カルメン>ミカエラ
- <オテロ>デズデーモナ
- <エレクトラ>クリソテミス
- <リエンツィ>イレーネ
- <タンホイザー>エリーザベト
- <ローエングリン>エルザ
- <ニュルンベルクのマイスタージンガー>エヴァ
- <ラインの黄金>フライア
- <神々の黄昏>グートルーネ
ドラマティック・コロラトゥーラ・ソプラノ
振幅のある劇的な歌唱。コロラトゥーラもできること。
- <サロメ>サロメ
- <椿姫>ヴイオレッタ
- <神々の黄昏>ヴォークリンデ
ドラマティック・ソプラノ
振幅の激しい劇的な歌唱。多くのオペラで主役となる。
- <トスカ>トスカ
- <ペレアスとメリザンド>メリザンド
- <サロメ>サロメ
- <タンホイザー>ヴェーヌス
- <ローエングリン>オルトルート
- <ワルキューレ>ジークリンデ
- <神々の黄昏>第三のノルン
- <パルジファル>クンドリ
ホッホドラマティッシャー・ソプラノ
強力な声で非常に激しく劇的な表現を行う。
- <エレクトラ>エレクトラ
- <さまよえるオランダ人>ゼンタ
- <タンホイザー>ヴェーヌス
- <ローエングリン>オルトルート
- <トリスタンとイゾルデ>イゾルデ
- <ワルキューレ>ブリュンヒルデ
- <ジークフリート>ブリュンヒルデ
- <神々の黄昏>ブリュンヒルデ
テオリン様や、エヴァ・マルトン、ヒルデガルド・レーベンスは、間違いなくホッホドラマティッシャー・ソプラノですね。上の表にはありませんが、トゥーランドットもこちらに分類されるはず。フレミングはユーゲントリッヒ=ドラマティック・ソプラノに分類されましょうかね? 「ばらの騎士」マルシャリンや、「カプリッチョ」伯爵夫人マドレーヌはこちらかと。
ソプラノと行っても一言じゃ言い表せませんね。メゾとコンバートすることもありますし。
明日は、メゾ・アルト篇です。
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