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毒か薬か読者次第、の超大作
現実はいつでも創作を超えた驚きを与えてくる
読み終えて
歴史は繰り返すのか?
日航は潰れるべくして潰れた本当の「太陽」は沈んでしまい、「陽はまた昇る」となるかは分かりませんが、ともかく、山崎豊子「沈まぬ太陽」全五巻読み終わりました。良い社会勉強になりました。
しかし、書いてある内容は知らぬ者にとっては驚愕すべき内容です。もし本当だとしら、現状は極めて問題だと思いました。
主人公の恩地は、おそらくは鐘紡から総理によって招聘された新会長により、会長室付部長に抜擢されるわけですが、最後は新会長自身が政治的軋轢に翻弄されたあげくに更迭されてしまい、恩地も再びナイロビに左遷されてしまう、という救われない物語。唯一の救いは、ダークサイドの常務である行天が特捜部に事情聴取を受けたところでしょうか。
JALは、日航ジャンボ機墜落事故以降の経営難を打破するためにJASと合併したのですが、それも結局何の役にも立たなかったようです。そうした史的事実を見てみると、どうやら、山崎豊子氏が書いた「沈まぬ太陽」は極めて真実に近い小説である、と言われても、抗う術を私は知りません。真実は小説より奇なり。さりとて、真実は小説に含まれることもある。この小説を読むと、やはり、ちょっとJALに乗るのに躊躇してしまう。もちろん真剣に働いている方もたくさんいるのでしょうけれど。
なんだか、今年に入ってからのJALの動き方、歴史を繰り返しているように思えてなりません。
それにしても、サラリーマンはどこの世界でも同じだなあ。
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