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あらら、もう今年の冬の記憶ですら怪しい。バンクーバーをソルトレークシティと間違えてしまうなんて。昔の記憶ほど鮮明なのでしょうか。

今日はレギュラーな土曜日の一日でした。午前中に都内に出て、午後はジムに行き英国人と話した感じ。

久々にテレビをがっつり観てしまいました。NHKハイビジョン特集で、ウィーン国立歌劇場で三十九年間も合唱団員として活躍した日本人女声歌手のアンネット・一恵・ストゥルナートさんのドキュメンタリーを観ました。小さい頃から歌に秀でていておられて、歌手となったアンネットさんは、イタリア歌劇団の合唱に加わったのがきっかけでウィーンに野垂れ死んでもいいという捨て身の覚悟で乗り込み、見事ウィーン国立歌劇場の合唱団に加わることができました。

ですが、やはり日本人ですので、相当いじめられたとのこと。「黄色い猿!」とののしられたりしたとか。そんな辛い日々の中でアンネットさんを救ったのはヘルベルト・フォン・カラヤンだったとは! アンネットさんを練習場で慰め励まし、「辛いことがあったら僕に言いなさい」と、みんなの前で言明してかばってくださったのだとか。翌日からはぴったりといじめはなくなったのだそうです。アンネットさんは、カラヤンに肩を抱かれた途端に身を崩して座り込んでしまい、カラヤンの足に抱きついて号泣したのだとか。

番組をみて、ものすごいパワーをもらった気がする。もっとがんばらないとなあ。ドイツ語ももっと使えるようなりたいです。

しかし、ウィーンの風景をみて懐かしくて仕方がなかったです。7年前に行ったきり。一人旅で大変にエキサイティングでした。小澤征爾指揮で「フィガロの結婚」を観ましたが、小澤さんは、演奏が終わったあと、ほとんど全パートの方と握手しておられました。相当に気を遣っているのだなあ、と感慨もひとしおでした。あとは、「ホフマン物語」が凄すぎて大変でした。

さて、バイロイト音楽祭生中継が始まりました。しばし現世を忘れましょう。

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