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2010年12月アーカイブ

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乱紋〈上〉 (文春文庫)
永井 路子
文藝春秋 (2010-08-04)
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乱紋〈下〉 (文春文庫)
永井 路子
文藝春秋 (2010-08-04)
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永井路子「乱紋」完了。永井作品はやっぱりすばらしかった。

主人公は浅井三姉妹の末っ子であるおごう。おごうは、徳川秀忠の正室となり、徳川家光の生母となるけれど、そこにいたるまでの波乱とも言える半生を描いた作品。織豊政権から江戸幕府へいたる過渡期の様子は、小さいころから何度となく読んでいましたが、おごうの傍から見る視点というのはとても新鮮でした。

来年のNHK大河ドラマは、このおごうが主人公ですので、タイミング的にもよかったです。

それにしても、永井路子って素晴らしいなあ。この方の小説は、いわゆる客観的語り手がかなり全面に出てくるんですが、全然うざくないのです。自然に史的解説が述べられれて、ストーリーを阻害することがありません。解説付きでオペラを見ている気分です。

あとは、視点が独特。女性ならではというのもあるはず。多くの歴史は男性的視点で述べられますので。

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Sat

04

12

2010

11月は、旅行に行ったのもあって、更新日が少なすぎる。だが、本は何とか読みました。軽い読書が主ですが。しかし、永井路子を読んだのは大正解でした。やはり大好きです。今月もひたすらいろいろ読みます。

期間 : 2010年11月
読了数 : 9 冊
乱紋〈上〉 (文春文庫)
永井 路子 / 文藝春秋 (2010-08-04)
読了日:2010年11月30日
山霧―毛利元就の妻〈下〉 (文春文庫)
永井 路子 / 文藝春秋 (1995-11)
読了日:2010年11月30日
節約の王道 (日経プレミアシリーズ 57)
林 望 / 日本経済新聞出版社 (2009-10-09)
読了日:2010年11月26日
ボーイング787はいかにつくられたか 初代モデル1から最新787まで、世界の航空史を彩る歴代名機に迫る!!
青木 謙知 / ソフトバンククリエイティブ (2009-10-19)
★★☆☆☆ 読了日:2010年11月23日
山霧―毛利元就の妻〈上〉 (文春文庫)
永井 路子 / 文藝春秋 (1995-11)
読了日:2010年11月20日
ジャンボ旅客機99の謎―ベテラン整備士が明かす意外な事実 (二見文庫)
エラワン・ウイパー / 二見書房 (2004-12)
読了日:2010年11月19日
旅客機雑学ノート―フライ・ハイ 空の旅がもっと楽しくなる本
中村 浩美 / ダイヤモンド社 (1995-11)
読了日:2010年11月18日
旅客機雑学のススメ―航空事情の今がよくわかる (AIR BOOKS)
谷川 一巳 / 山海堂 (2000-02)
読了日:2010年11月16日
図解・旅客機運航のメカニズム (ブルーバックス 1689)
三澤 慶洋 / 講談社 (2010-06-22)
★★★★☆ 読了日:2010年11月15日

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広島旅行のこと、時系列に書こうとおもいましたが、このエピソード、いつ書けるか分からないので、そうそうに書くことにします。

広島空港の滑走路端

広島旅行最終日、広島駅から山陽本線で西条へ。呉に住む我が友人が薦めてくれたので、酒蔵を回ることにしたのです。西条では、試飲したり、吟醸酒をかけたシフォンケーキを食べたり、楽しい時間を過ごしました。

西条から広島空港へは、山陽本線を白市まで行って、そこからバスで向かうのですが、そのバスからすごい風景を見てしまいました。広島空港の滑走路10、つまり東向きの滑走路ですが、滑走路誘導灯がものすごいことになっていました。えらい構造物。霧の多い広島空港は、高度な着陸誘導施設がありますが、滑走路への誘導灯も規定により手厚くなっています。まるで宇宙基地みたいでした。

ハイジャック? 驚くべき航跡

僕らの便は、30分遅れで離陸。ボーイング777は、いったん西に向かって離陸した後に、大きく左へ旋回して東京へ向かいます。GPS受信機を持っていたので、刻々とかわる機体の位置を楽しんでいました。機体は津山上空から姫路の北部を通過し、右手に神戸、大阪の夜景を見やりながら近畿地方を通過して、中部国際空港上空近辺を通過しました。

ここで、機体は右に旋回し知多半島の上空を南進始めました。航路的には、まっすぐ東京へ向かうはずなのですが、南側の太平洋上を走る航路に転移するのかなあ、と思っていたら、右旋回を続け、GPS受信機の進行方向を示す磁方位は180度(南)を超えて、270度(西)を示してしまったのです。つまり、東京に背を向けてしまったということ。これ、ありえない。何らかの緊急事態が発生したのでは、と色めきました。機体の不具合か、あるいはハイジャックとか。

機体は、知多半島から西進して伊勢湾を横断し三重県へとさしかかりました。対地速度は260ノットほど。時速388キロ。三重県上空で、再び右旋回を開始。徐々に機体は北から東へと向いて、もう一度知多半島上空で進路を東へ定めました。大きく旋回して、わざわざ時間をかけたような形です。

ここからがすごかったんです。ボーイング777の二つの強力なエンジンが轟音を上げはじめたんです。機体の速度はぐんぐんあがり、対地速度でいうと610ノットに達してしまいました。610ノットって、時速1130キロほど。これは驚異的なスピードです。音速はだいたい時速1190キロぐらいと言われていますから、これはもうすごい速度。

実際には、音速は、温度と空気密度により変化します。高度が上がれば、気温は下がるため、音速は遅くなり、空気密度も低くなるため、さらに遅くなるはず。当時の飛行環境は、高度38000フィートで、気温はマイナス53度です。空気密度を考慮しない場合の音速は時速1077キロですので、もう少しマッハは下がっているはず。いずれにしても、マッハ1に肉薄する速度だったはず。

ボーイング777のエンジンは推力40910kg×2基の、ハイパワーエンジンで、エンジンの直径は3メートルちかくあり、DC-9やMD-90といった、旧ダグラス社の細身の旅客機の胴体断面と同じぐらいの大きさです。それがうなりを上げているんですから。

CAの方に聞いてみたら、彼女も大回りしたことは承知していて、なおかつ着陸滑走路が22であることも教えてくれました。遅れている理由は羽田空港の混雑のため。この日、つまり11月12日は、横浜のAPEC開催前日で、VIPたちが、ゾクゾクと羽田に降り立っていたのですね。ですので、フライトが遅れたり、時間調整のため大回りさせられたりしていたと言うことでした。私の予備知識では、着陸待ちは、空港近くのホールディングポイントで行うもの、だったのですが、まさか羽田から遠く離れた伊勢湾上空でぐるりと一回りするとは、いやはや。

そして翼は見た。

機体は、房総半島沖で左旋回し、房総半島を北上しました。船橋あたりまで飛んだところで、左に旋回して、羽田のB滑走路、ランウェイ22に着陸。

着陸後、新しい国際線ターミナルを横目に、タキシングを続けたんですが、第二ターミナルの南側で飛行機は停止してしまいました。よほど混んでるんだなあ、と思っていたら、機長からのアナウンスが。。

「えー、現在、セキュリティの都合上、停止を命ぜられております。前方右側から、エアフォースワン、おそらくはオバマ大統領が乗っていると思われる機体を待っております」

まじですか! エアフォース・ワンだなんて、映画の世界だと思っていたんですが、半径200メートル以内で遭遇するとは! ちょうど右舷窓側に座っていたので、カメラを構えていると、来ましたよ、エアフォースワン。残念ながら尾翼しか見えなかったけれど、証拠写真を撮りました。たぶんD滑走路を降りてきたんだろうなあ。

っつうか、あまりにレアな体験ばかりのフライトに、一人で盛り上がっていたので、カミさんの白い目が怖かった。。。

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炎環 (文春文庫 な 2-3)
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永井 路子
文藝春秋
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永井路子「炎環」を読み終わりました。梶原景時、全成禅師、北条義時、北条時政たちが主人公。短編がいくつか集まって、源平合戦から鎌倉幕府草創期の混乱を描いた作品でした。小さいころは、やはり源平合戦にしか目が向きませんでしたが、実はそうした有名な史実を埋めるさまざまな人間の動きこそが面白いと感じるようになりました。

あとは、源実朝の出自が興味深い。父親は頼朝で、母親は北条政子。ですが、育ての親は頼朝の弟である全成禅師だということ。全成禅師は、都で仏門に入っており、教養深い人物でもあったようです。全成禅師の影響下にそだった実朝は、風雅な人物として描かれています。

実は、辻邦生の幻の作品に「浮船」というものがありました。構想だけに終わったようですが、「西行花伝」の続編的位置づけとして、実元を主人公として考えられていた作品だったとか。武家でありながら、芸術に打ち込むという人物が辻邦生の関心を引いたのはすごく首肯できます。きっと、西行やロレンツォ・メディチと重ね合わせていたのだと思います。そして、美に打ち込みながらも悲劇的な最期を遂げる実朝は、いわゆる「美と滅びの感覚」と称される辻文学の主人公としてあまりにふさわしいと思うのでした。

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ロッソ-イタリア・バロック・アリア集
プティボン(パトリシア)
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ベスト・オブ・3大テノール
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私のiPodに入っている、クラシック系ヴォーカル曲をシャッフルして聴いています。極めて受動的な聞き方で、後ろめたさもあるのですが、普段聞かない音源にもたまには目を向けてみようということで。

全部で1005曲あって、気が遠くなりそうですが、興味深いトラックがいくつもあって、楽しいです。印象深い歌い手さんは、プティボンとパヴァロッティ。月並みですが。オッターやガランチャもすばらしい。

プティボンは変幻自在な声を出します。あるときはこまっしゃくれた小娘のような、少し媚びのある声だし、あるときは深く情熱的な激しい声を出したり。一度実演を聞いてみたいです。

フォーレの歌曲集も、なんだかアンニュイな感じで、心地いい。フランス語分かりませんが、今からでもがんばるかなあ。。。これ、分かるようになると、人生が光り輝きそうです。

あとは、三大テナーも何曲か聞きましたが、甘い歌声のドミンゴ、麗しきパバロッティ、情熱のカレーラス、といったところでしょうか。ドミンゴもこのころはまだ声が太くてかっこいい。しかし、パヴァロッティのポップスはあらゆる意味で面白い。

それから、マーラーの歌曲も良いですねえ。亡き子をしのぶ歌、さすらう若人の歌は、マーラーの交響曲群の外伝的な位置づけで、めちゃくちゃカッコイイし、興味深いし、感動的。

ブラームスの歌曲は聴いていて安心してしまいます。安心しすぎてすこし物足りなささえ感じる。ブラームス狂いだった時期もあったので、ある種の懐かしさ。心が和みます。

まだ500曲ほどしか聞いていないので、まだまだ隠れたお宝がたくさんでてくるはず。あと一週間はかかりそうです。

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先日から、いまさらのように観ていた、ウィーン国立歌劇場の芸術総監督であるイオアン・ホレンダー氏のフェアウェル・ガラですが、昨日ようやく見終わりました。いやあ、本当に面白かったです。

後半のハイライトは、ネトレプコが歌うマスネの「マノン」からのアリアである「私が女王様のように路を行けば」。

宝石の歌~アンナ・ネトレプコ/ ヤング・オペラ・ヒロイン
ネトレプコ(アンナ) ウィーン国立歌劇場合唱団
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私は、「マノン」を通しで聞いたことはありませんでしたが、この曲は知っていました。「若さの特権を行使しよう。人生の一度の二十歳なのだから」という、なんだか今から思うと、ほろ苦い感覚もある歌詞ですが、まあそれはそれはネトレプコの巧さはすごいです。もっとも、映像つきなので、ネトレプコの美貌にだまされているのかもしれませんが。ネトレプコは少々太ったのではないかと思います。子供も生まれたようですし。

この曲、後ろで歌っている男声合唱が効果的です。だらしないマノン信奉者たちがマノンに媚びへつらっているという図式が見て取れるのですから。同じ男性としてはすこし情けない気分にもなりますけれど。

そういえば、2004年の夏に浜松まで出かけてネトレプコを聴きに行ったことがありました。小澤征爾音楽塾で、ネトレプコはムゼッタを歌っていましたのですね。当時は、深く憂いを帯びた声がすばらしいと思いましたが、ムゼッタのワルツだけじゃ物足りなかったです。あのころに比べると、今は比べ物にならないぐらいの世界的名声を勝ち得ています。実演に触れるためにはいまや一万円札が何枚も必要になりそうです。

今、iPodに入っているる歌曲アルバムを全曲聴く、というプロジェクトを進めていますが、プティボンが「マノン」の同じアリアを歌っている音源も聴きました。

フレンチ・タッチ
フレンチ・タッチ
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プティボン(パトリシア) リヨン国立歌劇場合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-03-26)
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ネトレプコがあでやかな美しさ、ある種健康的な美しさであるのに対して、プティボンは、凄みのある美しさで、近づいたものを焼き尽くすような力を感じました。魔性の女的な。いや、魔性の女以上。こういうのを悪女というのか、という感じです。

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ブラームス:交響曲第1番
小澤征爾
ユニバーサル ミュージック クラシック (2010-12-15)
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小澤征爾が復活公演で、ブラ1を振っているのがニュースで何度も流れていました。

私にとっては小澤征爾といえばブラ1です。中学生のころにサイトウキネンのドキュメンタリーを見て、感動したのが忘れられません。あんなにきれいな弦の音は聴いたことがない、と思ったのを覚えています。ブラームスは、昔だと1番が好きでしたが、最近は3番かもしれない。2番は明るくて少し気恥ずかしい、と思っていました。ブラームスは暗鬱な北ドイツを思い起こさせるものでないと、などと。でも、歳を重ねると徐々に受容できてくるものなのですね。

歌曲ばかり聴いているシリーズ、今日も元気に聞いています。たまたまですがヘンデル「リナルド」の「Lascia Ch'io Pianga」が連続して流れてきました。シャッフルモードなので、何が出てくるか分からないのです。最初は森麻季、次にプティボン。プティボンの声は中低音が充実していて、心温まります。そうか、だが、この方は悪女的だったんだ。心温まっている場合ではないのかもしれない。

で、なんと、今日で1005曲終了。全部集中して聴けたわけじゃないですが、すごく楽しかった。良い勉強になりました。

ラ・フロシキー箴言録「人に見放されるのも苦しいが、人を見放すのもまた苦しいものである」
ビスマルクの言葉「賢者は歴史に学び、愚者は経験でしか学ばない」

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深海のYrr 〈上〉  (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)
フランク・シェッツィング
早川書房
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いやあ、ヤバイですねえ、この本は。

会社の後輩が読んでいたので、借りて読んでいるのですが、激しく破滅的なストーリーが素晴らしいです。

緻密細緻な研究に裏打ちされた科学的見解と堅牢に組み立てられた物語世界は揺るぎないもの。近い将来、この小説に描かれた世界の破滅が、現実のものになるかもしれないなあ、などと。

ちょっとした現代批判も織り交ぜてあって、ありがちな指摘だけど、さもありなむ、とも思います。

しかし、膨大な研究と取材をされているはず。こういう仕事にあこがれる。

wikiでは、記述に誤りがあるとか、盗作疑惑、冗長すぎる、なんて言うのもあるけれど、えてして成功者は批判されるものです。気にしちゃイカン。それに冗長だとは全然思いません。文学に埋め草は必要だし、そうした埋め草こそ楽しまないと。

2011年に映画化なんだそうです。見てみたい。

とりあえず、海の近くに行くのが怖くなります。日本は津波の被害が大きいところですから、なおさらリアリティがあります。

上中下の三巻組でして、中巻をもう少しで読み終わろうとしているところ。あと2冊で、年間100冊達成。今年は行けそうだなあ。

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Sun

19

12

2010

広島空港近くの三景園にて。絞りを開けすぎたのかもしれない。だが、デジタル一眼ならではの写真かも。絞りをあけて背景をぼかすというテクはあまりに常識だが、初めて実践したときの感動は今でも忘れられない。

さて、年末を控えて、忙しさも増しています。でも、忙しさを外に出すことほどみっともないことはないんだそうです。これ、学生の頃から漠然と思っていたんだが、最近つとにそう思う。せせこましくてけちけちしたうつせみにあっては、なおさら、気をつけないと、と思うようになりました。

それから、知人によれば、アメリカだと、急いでいる姿をみせるということは、実にみっともないことらしい。気をつけないと。

今年は、いろんな意味で多くを学んだ一年間で、有意義でした。そういう意味では良い一年だったはず。来年は、結果がでるともっと良いですなあ。

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アバウト・ア・ボーイ 【ベスト・ライブラリー 1500円:第3弾】 [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル (2009-10-02)
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前々から、見たい見たい、と思っていた、ヒュー・グラント主演の「アバウト・ア・ボーイ」をやっと見られました。これは、カミさんの飽くなき執念によるもの。

おかげで、100分という短い時間でしたが、しばし現実を忘れておりました。

goo映画による情報はこちら。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD2117/index.html

主人公のウィル、この人は完全にあっちの世界の人。印税ぐらしで、働くことなくロンドン中央に居を構え、しゃれたデザインの家具に囲まれて暮らしている。で、孤独暮らしを楽しみながら、恋愛を求めてさすらっている。って、こういう生き方って、怠け者の諸氏にとっては、極めて理想なんじゃないか。私も少しあこがれる。

だが、出会った女性に、「あなたはブランク(=もぬけのから、虚無)なのよ」って言われるあたりも、また的を得ている。苦労なく遊び暮らす男はやっぱり女性から見てもかっこわるいらしい。無職の男に近寄るまともな女性はよもやおるまいて。

だが、私は思った。この境遇なら、もっと高飛車で、人に気を遣うこともなく、わがまま身勝手に闊歩しているに違いないのである。高級車を乗り回し、札束でパタパタ扇ぎながら、夜の女を侍らせ、ワインやらシャンパンやらをくらっていてもおかしくない。

ウィルは違う。もう一人の主人公である中学生?ぐらいのマーカスに親身に接したり、マーカスの最大のピンチで助け船を出してあげたりする。わりに普通の常識を持っているらしい。そういう意味では、ウィルは自律できるペルソナであるようだ。わりとまともな教育を受けていた、と言うことなんだろうか。

マーカスというのは、鬱病の母親をかかえるいじらしい男の子なんだが、物語の最終部で、このマーカスのピンチに、ウィルが助け船を出してあげるシーン、あれはちと感動的で、老体にはこたえました。敵が味方になる瞬間というのは、あらゆる物語において感動と高揚をもたらすものなのです。

やはり、映画はためになる。読書で一〇〇冊は(内容はともかく)目標達成できそうなので、来年は映画を見る本数も目標に入れてみようか、と思案中です。

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ベートーヴェン&ブラームス・チェリビダッケ・エディション VOL.3
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団 ミュンヘン・バッハ合唱団 ドナート(ヘレン) ゾッフェル(ドリス) オジェー(アーリン) リカ(ペーター)
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いやあ、久々にチェリビダッケで感動。

最近、つとめて第九を聞くようにしているのですが、久々にチェリビダッケらしい演奏で感動しました。10年ぐらい前に発売されたチェリビダッケボックスから第九をば。

テンポの緩やかさは相変わらずですが、それが巧い具合にフィットしていて、たゆたう感じがすごく良いのです。特に第三楽章は本当に素晴らしい。白磁か青磁を思わせる端正で静謐な世界です。会社帰りに聞いていたんですが、結構癒されました。

この感じで田園をふるとどうなるんだろう。早速聴いてみたいと思います。

いよいよ年の瀬ですが、なんだか仕事はやまほどある。公私にわたって。だが、やることが多いと言うことは幸せでもある。くじけずこつこつがんばろう、

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ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ラトル(サイモン) ボニー(バーバラ) レンメント(ビルギット) ストレイト(カート) ハンプソン(トーマス) バーミンガム市合唱団
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だいぶ周回遅れとなったけれど、いい話だったのでエントリー。

22日に行われた天皇誕生日にあたっての記者会見の中で、クニマス再発見について、天皇陛下からのお言葉になんとさかなクンの名前が。これは、天地がひっくり返ったような気分でした。

朝日新聞の記事

さかなクン記者会見(NHKかぶんブログ)

クニマス再発見の立役者は、各種ニュースでは「京都大学中坊教授の研究グループ」と伝えられることがおおくて、さかなクンの果たした役割について詳細に言及する例は少なかった。

NHKのニュースでは、最初からさかなクンが登場していたので、少なくない人がさかなクンの関与は知っていたはずなのですが。さかなクンの果たした役割は少なくないのに、やっぱり世の注目は結局学者に向いてしまうのだなあ、と少々残念な気分でいたのです。もちろん、中坊教授の果たした役割も極めて大きいと思いますけれど。

さかなクンは、折り紙付きの魚類マニアではあったけれど、硬い学界と体び越して、日本のメインストリームから承認された瞬間が、あの記者会見であったはず。拍手喝采。

たとえ、在野であったとしても、厳しい努力をたゆむことなくすすめ、内にこもることなく人と交わり、発信を続けていれば、世に認められることもあるという証左。さかなクンの謙虚で屈託のない人柄によるところも大きいはず。だからこそ、極めて希なケースだし、さかなクンだからこそ出来たことなのだろうけれど。

おめでとう、さかなクン! 私もすごくうれしいのです。いろんな人が勇気をもらったと思いますので。

そして私は予言したい。次の園遊会にはさかなクンが呼ばれるだろう、と。

というわけで、今日も歓喜とともに第九を聞きましょう。ラトル&VPO。チェリビダッケを聞いたときほどの驚きは感じないけれど、ラトルらしいアーティキュレーションへの工夫や、ダイナミクスは健在です。ウィーンフィルの音は幾分か柔らかくて安心できます。ただ、チェリビダッケ&ミュンヘンフィルのような激しい驚きはない。ということは、ラトルの演奏は私にとってデフォルトに近づいているのか。

気がつけばクリスマスになっていましたが、平生とかわらぬ生活を送る一日で、午前中は目白へ向かい、午後は地元にとって返し図書館にて書きもの。これからヨガに行く予定です。

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あと4回寝るとお正月らしいです。いつものように「もう正月! 早いねえー」などという感想には飽きましたが、最近はむしろ、自分よりひとまわり若い人が「最近時間がたつのがはやくてはやくて驚いてます」と言っているのを聴くときのほうがショックを覚えます。まったく。

最初のドイツ統一の立役者の一人であるビスマルクの銅像。1999年にベルリンにて撮影。当時はまだドイツマルク時代。景気も今より悪くはなくて、まだ希望があった時代。

「ドイツ統一戦争」と題された、教育社歴史新書を読みました。この本、高校時代に読んでいたはずですが、今一度読み直すと、ものすごく興味深くて仕方がありません。高校時代、世界史の授業で、ドイツ統一のくだりを聞いたときの感動は忘れられなくて、世界史の先生に紹介してもらったのがこの本でした。ビスマルクの鉄血政策がテスト問題に出題されて、先生と少し議論したような思い出もあります。

今回読んでみて、なんとも一番興味深かったのは、戦前日本との類似点が多いこと。日本ですと、統帥権干犯問題というのがありましたが、ドイツ(プロイセン)でも同じ問題があったらしい。なおかつ興味深いのは陸軍大臣の立場で、日本においても陸軍が内閣に不賛意だった場合、陸軍大臣を引き上げる、ということをやって、内閣をつぶしたりしていましたが、ドイツ(プロイセン)においても陸軍大臣は議会と軍部の狭間にあって、極めて不安定な立場だったようです。

ドイツ的という言葉は、極めて多義的で、イギリス的とかフランス的という言葉よりも含意を多く含むものです。ドイツ統一に向けて形成されたドイツ的なものとは、プロイセン的な保守主義、反動主義、貴族主義であって、今我々が思うドイツ的とは少し齟齬があります。ですが、これもやはりドイツの一部でありますから、無視しては通れないところです。

ちなみにビスマルクは1815年の生まれで、ワーグナーは1813年の生まれ。両人とも、19世紀後半に、ドイツを高みに押し上げたのですが、両人の延長線上にナチズムが垣間見えるというのは、なんとも複雑な気分です。

そういえば、高校のころ、「小沢一郎はビスマルク的である」という言説を聞いて、なるほど! と得心した覚えがあります。

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さて、2010年も今日で終わり。全般的に良い年ではありましたが、まだまだがんばれるはず。来年ももっとがんばろう。

毎年恒例の目標総決算を。

  • 仕事頑張ろう。⇒ まあまあかな。
  • 本百冊を目指しましょう。⇒ 達成した。これはうれしい。
  • プロジェクトFFB ⇒ 未達成。。。
  • プロジェクトT ⇒ 達成に近づいたが、まだまだである。
  • ブログの更新回数 ⇒ 未達成。残念である。
  • 体重減らそう。 ⇒ 未達成。体重は減ったがそれは筋肉が減ったから。残念。
  • ジムに毎週行こう ⇒ 7月までは達成、8,9,10月未達成。11月、12月は達成。
  • 風邪引かないように。⇒ 風邪は引いたが生活に支障なし。ゆえに達成。

まあ、100冊本は読みましたが、もう少しまじめな本も読みたいなあ、と思いました。来年も100冊がんばろう。大事なのは冊数じゃないんですけどね。

NHK音楽祭ハイライトをNHK-FMでやっていたので、ヤルヴィの運命を聞きました。テレビとビデオでも観たのでこれで三回目。テレビのハイライトでは、都倉俊一と緒川たまきが、ヤルヴィの斬新な指揮に冷たい炎を燃やしてたのが印象的。怖いですねえ。

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2012 年 5 月 21 日
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2010年12月更新率
更新率は45%

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