天使の昇天を見た気がする。。

始めに

いよいよ熱くなってきました。我が社も節電対策に力を入れており、昼間は、事務室の照明を全部落として、個人に配布されたLEDライトスタンドをつけて仕事をしています。今日は故あって早めに帰宅しています。正午頃はずいぶん熱かったのですが、今は少し風邪も出始めていて、暑さも和らいでいる感じ。山の方角には入道雲が屹立しています。夏本番です。

みなとみらいホールのこと

今週末、日フィル横浜定期で「惑星」を聴きます。これも、先日からお世話になっている方のご縁で行くことが出来るもので、本当に大きな感謝です。
先日その方とメールのやりとりをしましたが、みなとみらいホールの響きの美しさについては、その方も同じご意見を持っていらっしゃるとのことで、とてもうれしかったです。
みなとみらいホールで「惑星」を聴けるという僥倖には本当に感謝しています。きっと弦の細やかなボウイングのなせる音が一つの生物体を作り上げていくのも見られるでしょう。ほどよい残響時間とにび色に煌めく残響音が、たとえば「火星」における金管の炸裂を昇華するでしょう。

天使の昇天を見た気がする

6月11日にみなとみらいホールで聴いた「ツァラトゥストラはかく語りき」では、すごい瞬間を体験しました。途中で、ゲネラルパウゼ的に、オケ全員が休符に入る瞬間があります。あそこで音を止めた瞬間に、残響音がホールの中を舞い上がるように昇り消えいったのです。
もちろん、ヨーロッパの教会ほどの残響はありませんが、それでもあの瞬間は天使か何かが昇り行ったのではないか、と思えるぐらいでした。少し大げさですが。あれはまさに天使がいたにちがいない……。
後から振り返れば振り返るほど、経験は解釈され浄化され昇華され純化されます。

最後に

惑星についてはもうすこし。

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新デザイン第一次稼働

新しいデザイン、やっと第一次稼働にこぎ着けました。
ウェブデザインは素人ですので、ググり続けて何とかここまで。まだ納得いかないところはたくさんあるのですが、とにかく先に進まないと。今年の目標は遂行能力の向上ですので。
あとは、タイトルヘッダを変えて、フォントを大きくして、もう少しシャドウをつけて。
これで、少しは気分良く書けるようになるはず。いろいろ書くことがあるし、書くために読んだり聴いたりするものもたくさん。楽しいと言うことにしておきます。
このところ、いろいろと気づきが多くて楽しいです。ここまで世の中が素晴らしいとは!(笑)

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デザイン中

このブログのデザインは5年ほど前に見よう見まねで作ったもので、さすがに古びています。ということで再びデザイン中。やはりCSS3はすごいですねー。近日リファイン版を出す予定。
あー試験勉強もやらねば。やること多いのはいいことだ。

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最近オケも面白い!─みなとみらいホール、すごいかもしれない。

!https://lh3.googleusercontent.com/-0lCSd9VMdxQ/Tf2mHReIkkI/AAAAAAAAFO0/48_SiAhFjmg/s400/image.jpg!

はじめに

この4年間ほどは、オペラ中心に聴いてきました。たぶんこの流れは変わらないと思います。しかしながら、4月2日と6月11日に日フィル横浜定期で生オケのダイナミズムにえらく感動してしまいました。
みなとみらいホールの最前列で味わったオケ音の奔流はやみつきになります。

いまさらなぜ?

いや、確かにこれまでも最前列近くで音楽聴いたことはあるはず。東京文化会館で二回ほど。一度目はヴェルディのレクイエムだったし、二度目はパルジファルだったのですが、たしかにすごかったけれど、みなとみらいホールほどの驚きはなかったと思います。

おそるべし、みなとみらい

みなとみらいホール、ステージと客席の距離がすごく近いのですよ。しかも、ステージのへりが階段状になっていて、その気になれば簡単にステージに上がることができる身近さがあるのです。だからますます演奏家と一体感を味わうことが出来るのかもしれません。
先日も書きましたが、演奏家の息づかいとか、声を掛け合っている様子とか、アイコンタクトをしてコミュニケートしているのを見るのは本当に興味深いものがあります。音楽は聴くだけではなく見ないといけないんだなあ、と。

音響問題?

あとは音響の問題かな、と。
みなとみらいホール、そんなに小さいホールではないのですけれど、かなり音が凝縮して濃密に思えます。
以下のサイトに内外さまざまなホールの音響情報がまとまっていますが、みなとみらいホールが際だって違うというデータはないみたい。データでははかれないなにかがあるのかな? ホールの材質なのかしら。あとは、公演ごとに音響調整していると思うので、データだけですべてを判断できなさそうです。
“http://www.asahi-net.or.jp/~mw5t-mzgc/ken3201-2-2.html”:http://www.asahi-net.or.jp/~mw5t-mzgc/ken3201-2-2.html
ちなみにこのサイト、えらく面白いです。オペラハウスの残響が押さえられているとか、オーチャードが微妙に残響短いとか、NHKホールってかなりデッドであるとか、感覚と合致する感じです。(やっぱりN響はハンデありなんだなあ。)

まとめ

いろいろホールに通い詰めてみないと、結論は出ないと思われますが、今後はそうしたチャンスが増えるかもしれないので(オフィス引っ越しによる)、今から楽しみです。
それから、7月上旬もみなとみらいで日フィルを聴ける予定で、そちらも楽しみです。
あとは不断の勉強が必要。がんばろう。

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我が家に地デジ対応レコーダがやってきた。

ふう。今週も終わりました。楽しい一週間でしたが、今日が一番楽しかったなあ。
7月24日の地デジ切り替えにそなえて、我が家もようやくとブルーレイハードディスクレコーダを購入しました。東芝のRD-BZ810という機種です。

我が家のDVDハードディスクレコーダの歴史

我が家には2003年に同じく東芝のRD-X3というDVDハードディスクレコーダがありました。発売当時、ネットワークとの連携が優れていたことと、録画ビットレートの自由度が高いという、というのが購入の決め手でした。
そのRD-X3ですが、昨年の夏まで7年間、問題なく動いていました。とはいっても機械は機械です。最後はDVDドライブが壊れてしまい、DVDを認識できず、ハードディスクからDVDへのダビングが出来なくなりました。
その時点で、地デジ対応のレコーダーを買っても良かったのですが、もう少し待ってみよう、ということで、中古で同じく東芝のRD-XS57というDVDハードディスクレコーダを購入したのです。
このハードディスクレコーダも、東芝らしい作りで、録画ビットレートの可変度はもちろん問題ありませんでしたし、RD-X3にはなかった番組表との連携も秀逸でした。RD-X3はとても古い機種でしたので、DVD1枚焼くのに1時間もかかったのですが、RD-XS57は15分で出来てしまうわけで、隔世の感がありました(とはいえ、最新スペックからはだいぶ出遅れているのですが)。
ただ、詰めの甘いところもありまして、たとえば、リモコンのボタンのデザインや配置などは分かりやすいものとはいえず、操作を覚えるのに苦労した記憶があります。
それから、当然ですが、アナログ放送にしか対応していませんので、地デジやBSハイビジョンは録画できず、残念な思いをしたことがたくさんありました。たとえば、昨年のバイロイト音楽祭の生中継は、当然録画することが出来ませんでしたし。

あらたな機種RD-BZ810

今回の地デジに備えるあたって、東芝以外の他社製品も視野に入れていました。特にパナのDIGAシリーズはかなり興味がありました。
ただ、以下の点が決め手となり、RD-BZ810を購入することにしたのです。

値段

まず、値段がリーズナブルです。DIGAの2割ぐらいは安く、近年の不景気にあってはなんとか財布のひもをゆるめることが出来る範囲に収まりました。

操作互換性

次は、これまでの機種との操作互換性があると言うこと。新機種意向に当たって操作性が違うとなると少し不便になりそう、と思いましたので。

外付けハードディスクの増設

三つ目の理由は、USBハードディスクドライブを外付けディスクとして使用できるという点です。まだ先になると思いますが、ハードディスクが一杯になったときのリスクヘッジが可能です。

ネット連携など

PCからLAN経由で操作や録画予約を出来るのは魅力的です。確かに、単体の番組表機能が秀逸で、それだけで完結することも可能ですが、やはりPCからですと、大画面で操作ができますので、ストレスなくいろいろと作業を進めることが出来ます。

気になる録画品質

昨日、セッティングを終えて、試験録画をしてみました。地デジハイビジョンを数分間録画してみました。最初に、ビットレートを8Mbpsで録画してみました。この品質だと、多少の劣化はあるものの、なんとかハイビジョン的な風情を保持しています。
次に4.6Mbpsで録画してみました。単調な模様で静止している部分はハイビジョン的な風情をとどめていますが、少し複雑な場所は、ノイズがのります。これは、アナログ放送を4.6Mbpsで録画したのとほとんど同じ品質に思えます。
電気屋では、最低ビットレートで録画したサッカーの試合をデモとして流していました。そのときの店員の説明では、動いている部分が多いので、サッカーをサンプルとして流しています、という説明でした。ところが、これはだましであることが分かります。サッカー中継では、選手の動きは速いですが、画像上で大きな割合を占めるピッチは、芝生が惹かれているだけでので、実は単調な模様です。この部分はハイビジョン風情が保持されるのです。
私の暫定結論としては、ビットレート8Mbpsでハイビジョンを録画していこう、というものになりました。

残念なこと

残念なことは、著作権の問題があるので当然ですが、録画した映像を持ち出せないことです。これは他社も同じようです。
検討した中では、DIGAは持ち出し機能はありますが、どうやら、ワンセグ付きの携帯で、ワンセグと同画質の映像を持ち出せる、というものにとどまるようです。しかも、パナの携帯に限られる模様。奥さんと私の携帯はパナでしたが、1世代古いため、見られないと言うことが分かりました。一時は持ち出し機能があるがゆえに、DIGAを選択しに入れたのですが、この制限からDIGAが選択肢から外れることになりました。

今後の課題

先ほども述べましたが、映像の持ち出し機能はなんとか達成したいものです。手間はかかりますが方法はあるのです。DVDに落とした映像を、PCでiTuneに取り込むという方法です。あまり推奨はされていないようですし、失敗することが多々あるので、かなりマニアな作業になりますけれど。
あとは、BSでのクラシック番組を期待しています。ハイビジョン画質でみるオペラは素晴らしいでしょうから。これまであまり経験したことのない楽しみが待っているように思います。

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佐渡さんのベルリンフィル、それから健康診断。

佐渡さんのドキュメンタリー

先週6月11日、日フィル横浜定期の感動さめやらぬ夜、BSで放送された佐渡さんのベルリンフィルデビューのドキュメンタリーを見ました。だいぶ周回遅れですけれど。
ベルリンフィルの恐ろしさを語る樫本さんが印象的。客演指揮者をオケが選べるというベルリンフィルの団員の特権の話や、オケが客演指揮者を見限る瞬間のリアルな話に戦慄しました。それから、佐渡さんを評価するベルリンフィルメンバーの言葉が怖くて怖くて、私もカミさんもぶるぶる震えながら観ていました。樫本さんもだいぶ言葉を選んでいたような。
それから、ショスタコの5番の演奏をプレミアムシアター枠で観ました。こちらは、録画していたものを昨日見終わった感じ。テンポ取りも個性的だったし、よい演奏だと思いました。

音楽をみるということ

ただ、佐渡さんのドキュメンタリーを見たり,日フィル定期を最前列で見たりして、なんとなくオケの機能性の理解が深まってきた気がします。岡田暁生さんがおっしゃるとおり、音楽は見ないと分からないことがたくさんあるなあ、と思いました。音以外のものを捨象したCDやラジオは、それはそれで楽しいですけれど、実演に触れたり、映像をみないと気がつかないことがたくさんあります。
音楽とはいえ、音以外の要素がたくさんありますね昔は、それは純粋な音楽的なものに混ざった異物ではないか、と思ったこともありますが、そうではないのですね。音楽は文化的な背景や知識を前提とすることもありますから。
もっともっと勉強しないといかんなあ。

余談

今日は会社の健康診断でした。いろいろと興味深いことがありました。

元気な老女医さんによる問診

まずは、診ていただいたお医者様がかなり年輩の女医さんでした。普通の会社なら定年を過ぎておられるぐらい年輩の先生で、この方には昨年も診ていただいた気がします。だいぶすいていたこともあって、親身に色々聴いてくださいました。
最初に、最近心臓が痛いことがあるんです、と言って、心電図でわかりますか? と伺いますと、心電図ではそうした症状の原因は分からないのだそうです。負荷をかけたり、ちょうど心臓が痛いときに心電図をとらないと出てこないのだそうです。健康診断にも限界があるようです。
それから、最近腰が痛くて、体を動かすのが難しいことがあるんです、と申し上げたら、要注意サインを立ててくださることになりそうでした。あわてて、動けなくなるわけではないので、大丈夫です! と申し上げて、要注意対象から除外していただくことが出来ました。
あと、肩が凝ります、と申し上げると、首筋を触診してくださって、かなり凝ってますね、とみていただき、さすがに休みなしで2時間働くのは駄目ですよ、1時間に1回10分ぐらい休んでください、と言われました。これはなかなか難しいことです。
最後に、聴診器で心臓や肺の音を診ていただきました。お歳を召しているのに、聴診器を使われているのはすごいなあ、と思います。私もあれぐらい元気で定年を迎えられたら、と思います。

パソコン作業

私はパソコンが大好きです。プライベートと仕事で、一日13時間ぐらいパソコンをさわっていると思います。今回の健康診断で、一日のパソコン時間が13時間と申告したところ、係の方に怒られました。そんなに働いているんですか? と。ですので、実際に仕事をしている時間である11時間に申告し直しました。
その後、視力をはかったところ、メガネありで、すべての検査項目で1.5という視力をたたき出しました。係の方がおっしゃるには、一日11時間パソコンを使っても大丈夫なのは、視力が良いからでしょう、と教えていただきました。

腹囲は変わる

メタボ診断も受けました。腹囲をはかっていただいたのですが、最初にはかると。昨年と比べて1.4㎝太くなっていたのです。そのあと、係の方が問診票を見直したところ、昨年に比べて体重が5キロ減っていることに気がつかれました。係の方がもう一回はかりたいとおっしゃるので、もう一回はかっていただくことになりました。すると、腹囲は最初にはかって頂いたときよりも1㎝ほど細くなっていました。

シーベルト?

あとは、胸部レントゲンですが、係の方に、何シーベルトですか? と聴いたのですが、残念ながら教えていただけませんでした。とても残念です。

爽快ビタミン

健康診断は午後でしたので、朝食以降は食事をとってはならないと言われていました。朝出社してから、気合いを入れるために「爽快ビタミン」という日本たばこ産業謹製の栄養ドリンクを一口飲んで、問診票を書き始めました。その瞬間、血液検査前に栄養ドリンクを飲むのは御法度であることに気づき、大変落ち込みました。
!https://lh3.googleusercontent.com/-pKkQra9-yiE/TfizaIMaN3I/AAAAAAAAFOc/fV-JfJCO3k8/s288/image.jpg!
ちなみに、爽快ビタミンの姉妹商品に爽快グレープというものがあります。また、既に忘れられていると思いますが、1999年ごろには爽快アイソトニックというものもありました。これは、残念ながらGoogleで画像を見つけることは出来ませんでした。
今日はとても楽しかったです。

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今年のバイロイトは?

私の新国シーズンは終わってしまいました。次の楽しみは夏の音楽祭ですが、残念ながら出かけることも能わず、というところですので、ウェブラジオやオンデマンド放送を楽しもうと考えています。
まずは、 “バイロイト音楽祭”:http://www.bayreuther-festspiele.de/ の状況を確認しました。いまさらですが。
今年は、指環をやらず、その他の演目が充実しているふうです。
* タンホイザー
* ローエングリン
* トリスタンとイゾルデ
* ニュルンベルクのマイスタージンガー
* パルジファル
まずは、トリスタンとイゾルデ。やっぱりペーター・シュナイダー、イレーネ・テオリン、ロバート・ディーン・スミスがクレジットされています。あの2009年のバイロイトは素晴らしいものでしたが、今年はどうなるのでしょう?楽しみ。
あとはローエングリン。アンドリス・ネルソンスは、今年の東京春祭に演奏会形式ローエングリンお目見えするはずでしたが地震でキャンセルとなりました。せめてウェブラジオで聴いてみたいものです。
今年もオンデマンド放送や、NHKでの生放送はあるのでしょうか? 楽しみ。
っつうか、これから、ウェブラジオやオンデマンド放送の研究に本腰を入れて追いつかないと。。。

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きらめく金管──新国立劇場「蝶々夫人」

!https://lh5.googleusercontent.com/-FwVIW2F6t5w/TfYRY7ijc2I/AAAAAAAAFN4/nS41yWB_OpA/s400/IMG_6097.JPG!

はじめに

もう昨日のことになりました。
新国立劇場「蝶々夫人」。
このプロダクションを見るのは、2005年、2007年、2009年と二年おきで、今回が四回目です。すこしばかり、同じものを見過ぎているのかもしれません。逆に、だからこそいろいろ思うところがあるのかも。

秀逸な演出!

しかしながら、いつもながら驚くのは、最後の蝶々夫人自害の場面です。あそこで、セットがスーッと奥へ引っ込むのですね。蝶々夫人が死ぬ間際、気が遠くなり意識を失うのが視覚的に表現されているのです。照明も最高明度にあがります。そうか、ここをもっとも重要視しているんだな、というところ。
h3. 指揮者のイヴ・アベル
今回の公演では、イヴ・アベルの指揮が良かったと思います。この最後の場面でも相でしたが、金管、特にトランペットの輝きがいつもにも増して感じられました。
鋭利な刃物のようにグサリグサリと刺されるような鋭い響きで、その都度、どきりとしたのですが、最後の場面は、なんだか本当に自分の胸に刃が突き刺さったかと思うぐらいで、衝撃的でした。
全体のサウンドの印象は鮮烈さ、と言うところだと考えます。素晴らしかった。

歌唱陣

蝶々夫人を歌ったグリャコヴァ。声めちゃいい! ただ、少し歌が不安定なのが少し。。。
シャープレスの甲斐 栄次郎さん、すごく良かったです! 日本人離れした深いバリトンは、もっとも役柄にはまっていました。安定しているし。ウィーンで張っていることだけでも凄いというのに。
私の記憶では、2003年にウィーンで甲斐さんがシュレミールを歌っていたはず(当時の資料、探したが出てこない…)。幸いなことに、私はウィーンで実演を聴いています。信じられない話。マイバブルな時。

過去の公演の思い出

四回の公演で言うと、やはり2007年が忘れられません。若杉さんがタクトをとられた公演でしたが、あのときは、プッチーニのオーケストレーションが体に染み渡る感覚で、対旋律が現れるたびに感動して涙が止まらなかったのを覚えています。operaを観て感涙する快感はあのときの公演ではじめて覚えたものです。ジャコミーニのピンカートンも素晴らしかったなあ。
* “2009年の記事”:http://museum.projectmnh.com/2009/01/19231915.php
* “2007年の感想その1”:http://museum.projectmnh.com/2007/03/31205000.php
* “2007年の感想その2”:http://museum.projectmnh.com/2007/04/01232825.php
* “2005年の感想”:http://ms.projectmnh.com/2005/07/12232552.html
これで、私の2010年/2011年シーズンは終わりました。
次は、ウェブラジオで夏の音楽祭をウォッチしないと!

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日フィル横浜定期でドイツ後期ロマン派を聴く。

!https://lh3.googleusercontent.com/-NTrDvdxCUGY/TfQ4F-xnxLI/AAAAAAAAFNo/FQSfQjhyGoc/s800/IMG_6095.JPG!

はじめに

今日も、ご縁で日本フィルの横浜定期演奏会に行って参りました。ブラームスのヴァイオリン協奏曲と、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」という19世紀後半のドイツロマン派音楽をたっぷりと90分。濃密な時間で、まばたきに思えるほどあっという間でした。

堀米ゆず子氏のブラームスヴァイオリン協奏曲

前半はブラームスのヴァイオリン協奏曲でした。
ヴァイオリンソロの堀米ゆず子氏、マジですごかった。
私は一番前の席に座っていたので、彼女の細かい表情や息づかいまでよく分かったのです。眼光鋭く、苦悩とも恍惚ともつかない厳しい表情をみて、私は野武士のような気迫を感じました。そんな激しい気迫がほんの数メートルから発せられているのですから、もうなんだか気圧された感じ。音も分厚く激しい。北海の波浪。時折現れる流麗なフレーズさえもなんだか酔いしれるのに罪悪感を感じるほど。ブラームス的謹厳さでした。

ツァラトゥストラ!

後半は、ドイツロマン派最後期の巨匠、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。
「ツァラトゥストラはかく語りき」は、リヒャルト・シュトラウスの音楽の中で最も知られた曲ではないでしょうか。もちろんあの「2001年宇宙の旅」の冒頭の音楽だからということもあるでしょう。

幼き日々の記憶なき思い出

この「ツァラトゥストラはかく語りき」は、私が生まれて初めて好きになった曲らしいのです。幼き日々の思い出は、両親の語り聴かせにより創り出されるものかもしれません。ゆえに、それは直接経験ではなく間接経験です。つなり記憶なき思い出。
ともかく、厚い図鑑を重ねて指揮台にして、その上で鉛筆を振り回していたらしい。まったく、今も昔もごっこ遊びが好きらしい……。

再発見

実演に触れるのは生涯二回目で、初回は20年前なので(お恥ずかしい)、今回は新たな発見がたくさんありました。
この曲、室内楽的要素や協奏曲的要素を持っていることに改めて気づきました。前半では、まるでシュトラウス最後のオペラである「カプリッチョ」冒頭の弦楽六重奏かと思うような合奏があったり、後半のワルツのところは、ほとんどヴァイオリン協奏曲だなあ、と。
それも、前半でヴァイオリン協奏曲を聞いているものですから、なおさら、協奏曲的に聴いてしまいました。それにしても日フィルのコンミスの江口さんも素晴らしい。柔らかくたおやか。

サウンド

オケのサウンド、前回聴いた広上さん指揮のときより少しおとなしい印象がありましたが、ツァラトゥストラの音響は十分すぎるぐらいリッチです。最前席で聴いていそるということもあって、大音響のまっただ中に放り込まれているようで、あまりに幸福でした。
サウンド的にも最前列はすごく面白くて、弦のソロが合奏にすっと吸い込まれていく様子がすごく不思議。ただ、やはり最前列だと、当然ながら管については聞こえづらくなります。
あとは、みなとみらいホールのこと。このホールの響きは硬質で、残響も長すぎずまとまっていてとても好感を持ちました。青葉台のフィリアホールに似た響きです。空間系サウンド大好き。

指揮者の高関健さん

指揮は高関健さんでした。実直な指揮ぶりで、正確に刻まれた演奏でした。といいながらも、テンポも速すぎない程度に動かして、ダイナミズムがすごく伝わってきました。予習にとある有名指揮者B氏の演奏を聴いていたのですが、なんだかテンポが速過ぎて軽く感じていたのですが、そんなことを感じることもなく、最後まで充実した演奏でした。

おわりに

オケのコンサートはこの数ヶ月で三回ほど行きましたが、オペラとは違う楽しみがあり、こちらにも捨てがたい魅力を感じました。こういう機会を頂いたのも、チケットのご縁で、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。
岡田暁生氏の書かれた「音楽の聴き方」という新書に、音楽は聴くだけではだめで、観ることも重要なのである、というくだりがあったと思います。それを強く実感しています。来シーズンは、オケの定期会員になってみようかな、などと画策中です。

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数字で見る新国立劇場 その2 公演回数の最も多い演目は?

開場記念公演から、2010/2011シーズンまでの演目一覧を作っています。本公演に加えて、高校生向け、子供向け、小劇場、コンサートオペラ、ガラ公演など、可能な限りデータ化しているところです。

その中で栄えある公演演目第一位は? 

もちろん蝶々夫人です。
本公演以外も含めると通算で15回公演されています。日本が舞台のオペラだけに新国立劇場のアイデンティティ的な位置づけとも言えるでしょうか。
制作は二回で、初代は栗山昌良氏による演出で1998年4月の公演がプレミエです。第二代は栗山民也氏による演出で2005年6月がプレミエです。
最初の演出は、開場以来3年連続で毎年2回公演があり、第二代演出からは、隔年で本公演で取り上げられています。本公演以外にも高校生のための公演や、オペラ鑑賞入門などでも取り上げられていますね。

個人的な思い出

個人的には、2005年、2007年、2009年と隔年で観に行っています。最もすごかったのは2007年の公演で、指揮は若杉前芸術監督、ピンカートンはジュゼッペ・ジャコミーニ氏でした。オペラでボロボロ泣いたのはこのときの公演が最初でした。あのときは、パフォーマンスの向こう側に広く深く広がる西欧音楽の歴史を垣間見た気がしたのを覚えています。そのとき私が書いたアンケートの感想は新国のウェブに載りました。

蝶々夫人上演の歴史

本公演 7
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2010/2011シーズン 1
オペラ鑑賞教室 3
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
高校生のためのオペラ鑑賞教室 5
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2009/2010シーズン 1
2010/2011シーズン 1
総計 15

今シーズン最後はやっぱり「蝶々夫人」

ご存じの通り、蝶々夫人は2010/2011シーズンの最後の演目です。初日は昨日でした。例によって感想は観ないようにしています。私はこの週末に出かける予定です。今回のパフォーマンスには本当に期待しています。
下のリンク先には、リハーサルで歌う、蝶々夫人のオルガ・グリャコヴァの声が。メチャすごい!
“http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001511.html”:http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001511.html
※データには万全を期していますが、万一誤りがありましたらコメント等でご指摘ください。

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