2011年6月アーカイブ

昨日に続いて、5月28日(土)に、東京初台の新国立劇場地下2階リハーサル室Bで催された「「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台美術~イタリアの工房から~」の模様を。今日は前半一時間にお話された舞台美術担当のパオロ・ファンティン氏によるお話を。

コジの演出意図について

今回のコジの演出意図としては、舞台上に身近で分かりやすい人間ドラマを作りたい、というコンセプトなのだそうです。これは、演出のダミアーノ・ミキエレットとパオロ・ファンティンが話をしたときに出てきたコンセプトだそうです。

先日も、オペラトークの紹介の際にも書きましたが、四人の若者が夏のバカンスをキャンピング上で過ごすという設定です。

舞台装置は映画の設定に似た回り舞台です。これは、舞台が回ることで、映画のカメラワークのような効果を狙っているのだそうです。歌手は、回り舞台に乗って歌っているのですが、舞台が回ると、視界から去っていくわけです。これが、カメラワークに擬されている、ということと思われます(まだ実際に観たわけではありませんが)。会場の入り口には、舞台装置の模型が置いてありました。写真は撮れませんでしたけれど。

回り舞台にはたくさんのシーンが設えられています。ピクニック場、バール(バーのこと)、ジープ、キャンプ場のレセプションなどです。場面は台本設定に対応づけられていて、たとえば、フィオルディリージどドラベッラの寝室はキャンピングカーになっていたりするようです。

オペラ演出の二つの要素

さて、ファンティン氏によれば、オペラ演出では、二つの考慮点があるとのこと。一つは場所をどうするか、もう一つは人物設定をどうするか、です。

今回の場所はキャンピング場です。自然の中とはいえ、リゾートホテルではありません。より自然環境との距離が近いということです。これは、人間の持っている「自然な部分」を引き出すための設定で、「自然な部分」とは、本能的であったり、動物的であったりするわけです。

登場人物の設定ですが、フィオルディリージ、ドラベッラ、グリエルモ、フェルランドは、都会からやってきた自然に不慣れな四人の若者に置き換えられています。また、狂言回し的な存在であるアルフォンソは過去に恋愛に失敗し傷を負ったキャンピング場のオーナーという設定で、デスピーナはキャンピング場のバールの女給仕という設定です。

今回の演出におけるストーリー

第一幕では、冗談のつもりでアルフォンソのかけにのった男性陣二人ですが、徐々に本気になってきて、嫉妬を抱くようになります。嫉妬こそ人間の本能的な部分のなかでもネガティブで強いもの。

第二幕では日が暮れて夜になるのですが、昼間は明るく楽しげだったキャンピング場も、夜になると真っ暗になり、恐ろしさや不安感を抱くよう環境に様変わりしてしまいます。そこで、ますます嫉妬という本能が助長されて言うという構造になるのだそうです。(このあたりは、まだ観ていないので何とも言えませんけれど)

結局は、冗談のつもりだった賭事の結果、恋人を裏切るという過ちを犯してしまうわけですが、これはもう元に戻せない、ぬぐい去れない過ちです。そういう後味のわるさがあるフィナーレになるようですが、詳しくはあえて不明のままに......。

おわり

ともかく一夏で大人になった四人の若者ということになりそうです。このあたりは今週末を楽しみにしたいと思います。

明日は、舞台美術コーディネータの白石さんのお話。これは本当に興味深いものでしたよ。

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引き続き、5月28日(土)に、東京初台の新国立劇場地下2階リハーサル室Bで催された「「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台美術~イタリアの工房から~」の模様を。長くなってしまいました。。

後半は舞台美術コーディネータの白石さんによる今回のプロダクションの舞台裏のお話でした。

見積もり依頼と取材

最初に。パオロ・ファンティン氏から白石さんに見積もり依頼が昨年の冬にあったのだそうです。そこで、舞台を作る上での材料と技法を考えるのだそうです。そのためには取材研究が必要になります。舞台の標高、どこの国の設定なのか、季節はいつか、など。それから資料写真もたくさん撮ったり入手したりするそうです。木々の樹皮の感じ、コケの月具合、池の水の色、などなど。そこまで取材するのですか、という驚き。

舞台の作成

舞台の作成はモデナで行われたそうです。リナルド・リナルディ社という会社にフリーランスの舞台美術家の方々が結集して作成を始めたのだとか。

今回のコジの舞台は、凹凸のある舞台ですが、そうした起伏は発泡スチロールで作られるそうです。とはいえ、重量を抑えたり、輸送を考慮するなかで、木枠で型を作ったしながら、作るのだそうです。

実際の写真などを見せていただきながら説明していただき本当に興味深かったです。

今回の舞台は、新国立劇場の回り舞台を一回り大きくしたものなのだそうです。新国の回り舞台の大きさでは足らないというパオロ・ファンティン氏の意見があり、予算の関係などで色々調整が大変だったのだそうですが、なんとか大きくできたとのこと。現実と理想の闘いはどの世界にもあります。

もう少し続きます。

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引き続き、5月28日(土)に、東京初台の新国立劇場地下2階リハーサル室Bで催された「「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台美術~イタリアの工房から~」の模様を。今日で終わります。

後半の講演

後半は、大きな液晶画面に写真を表示させて実際の様子が分かる感じでした。やはり写真を見るとイメージが湧いてよく理解できました。写真が載せられないのが残念です。

小道具のこと

今回の演出はイタリアのキャンピング場ですが、小道具はイタリアから持って来ているようです。ケロッグ、食器洗剤、コカコーラなどはイタリアで売られているものを使っているようです。これは白石さんが調達したとのこと。それだけではなく、ジェラート屋のショーウィンドに埋め込まれた冷凍容器なんかも本物を使っているそうです。

小道具というのか分かりませんが、今回の舞台にはジープが登場するようです。車を舞台に上げるときには、エンジンなどを取り除いてから上げるのだそうです。そうしないと舞台上で動かすのが難しいから。中古車を買って中身をくりぬいて使うのですね。まあ冷静に考えれば当然なんですが、舞台はお金がかかります。

それから、面白かったのは、バーベキューセットのこと。舞台に登場する際には、ある程度使い込まれた状況にしなければならないと言うことで、実際に新品のバーベキューセットで肉を焼いて、使い込まれた感じを出したそうです。バーベキューをしている写真がスライドに出てきて「これは仕事中の写真です」と説明されると、みんな受けていました。

舞台の運び出し

できあがった舞台は日本へ船便を使って送られます。今回の場合、コンテナ7本半を使って日本に送り出したのだそうです。高さのあるセットなどは、組み立て式にして分解して荷詰めをするそう。だから、立木のセットなどは、幹を分割し、組み立て式にするそうです。

そのほか

コジの舞台美術の話だけではなく、モデナ歌劇場の様子も写真とともに紹介されました。たとえば、昔の名残で舞台裏まで通じる通路は馬車が入れるようになっているとか、舞台上で火災が起こった時に供えて、柄が非常に長い鎌が舞台裏に供えてあって、火災が出たら舞台の幕を切り落として天井への延焼を防ぐのに使うのだ、など、興味深い話がたくさんありました。

Q&A

最後にパオロ・ファンティン氏へのQ&Aがありました。

演出のアイディアは誰が出すのか?

時と場合による。演出家のこともあれば舞台美術家のこともあります。

演出に映像を使うことことについてどう思うか?

すべてのものは、意味あるものでなければならないコストカットのために使うのではだめだ。映像が必然的なものでなければ使うべきではない。

(白石さんの補足)

イタリアでも舞台画家が少なくなってきているそうです。舞台背景を描くときに使う下書き用の木炭も売られなくなり、柳の枝で自作していらっしゃるそうです。また、映像だけではなく、プリントアウトに変わってきてしまっていて、ますます厳しい状況だそうです。

舞台上の音と音楽の関係。水音は邪魔にならないか?

美術に魂がこもっていなければならない。美しいだけではなく意図がなければならないのです。水を使うのには必然性がある時だけ。もちろん指揮者の了解は取っています。歌手も最初は驚きますが、演技演出の意図に合えば、歌手の表現を助けてくれるものになるのです。

終わりに

長々と書き連ねました。全内容をかけたわけではありません。最近仕事が忙しく、平日は家で何も出来なくなってしまいました。推敲するまもなく、電車の中で書き続けて、その都度アップしていました。今後表現は見直すかもしれません。

ネヴィオ・カヴィーナ氏のことも書かなければなりません。当日の主役のお一人である白石さんの旦那様でいらっしゃるネヴィオさんは、物静かな方です。コジのプロダクションに直接参加してはいらっしゃらないですが、白石さんをご家庭にあって支えられたのだそうです。あとは、もう一人の主役であるパオロ・ファンティン氏は、5月28日のお昼頃に日本へ到着したとのことで、時間通りいらっしゃるか分からなかったのだそうです。ファンティン氏が遅れた際には、白石さんとネヴィオさんのトークに差し替えられる予定だったそうです。なるほど。。内助の功です。

あ、それから、面白かったこと。

リハーサル室の前に、小さな子供、4歳ぐらい? がお母さんと一緒に座っていたのです。子供は絵本を読んで屈託がない様子。なんでこんな子がいるんだろう? と思っていたんですが、子供は着物を着ていました。ああ、この子は蝶々夫人の息子役なんだなあ、と得心しました。

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はじめに

いやはや、もう、本当に楽しい3時間半でした。新国立劇場「コジ・ファン・トゥッテ」。一緒に行ったカミさんも喜んでいたようです。

コジのストーリーはオリジナルなものからみると、少しく無理があったり、なんだか都合が良すぎて、どうもなあ、と思うこともありましたが、今日の演出での読み替えを見ると、リアルにありそうな話しに思えます。少し軽薄とも言える若者文化の中にあっては、こういうこともあるんじゃないかなあ、と思います。

キャンプ場!

ミキエレットの演出とファンティン美術によって初台に現れたキャンプ場のセットは、周りに首都高やオペラシティがあることをしばし忘れさせ、若い日の何かしらのキャンプやら臨海学校なんかの記憶を思い出させてくれました。

特に第二幕のキャンプファイヤーの場面。曲調がまさにキャンプファイヤー的で、幼き日のことを思い出しました。ああいう場面は、確かに若者にとってはドキドキ感がありますね。あの感覚が良く伝わって来ました。

徴兵される部分も、ヨーロッパならあり得るなあ、と思いました。海軍のフリゲート艦の模型を使うあたり、「オランダ人」の演出みたいでしたが面白かったですし。あの模型、第二幕では、アルフォンソのレセプションの奥の本棚に飾ってありました。

神は細部に宿る

本当に細部まで緻密に練り込まれた舞台美術で、草の生え方とか、階段の隙間から草が生えていたりとか、もう至る所に仕掛けがたくさんで、目がくらむようでした。神は細部に宿る、ってこういうことを言うんでしょうね。

先日も書いたように、コカコーラの缶や、毒薬の設定の食器洗剤、生ビールベンダー、バーベキューセットなど、小道具のほとんどはイタリアから調達したようです。

あとは、テレビではサッカーが放送されてましたね。ポラロイドカメラ、今日は写真が出てこなかったようで、事務所の中から写真を持って来たりしていました。あの写真、結婚証明になっているのです。

やはり、こだわりを持って、細かいところまでしっかりとやるのが芸術的仕事です。割り切りを強いられる現実の仕事とは大違い。私もそういう仕事をしてみたい。

音楽面は明日書きます。

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新国立劇場オペラトーク「コジ・ファン・トゥッテ」その1
新国立劇場オペラトーク「コジ・ファン・トゥッテ」その2
新国立劇場オペラトーク「コジ・ファン・トゥッテ」その3
【短信】「コジ・ファン・トゥッテ」の舞台美術に行ってきました!
新国立劇場のリハーサル室に潜入!── 「コジ・ファン・トゥテ」の舞台美術 その1──
登壇された方々── 「コジ・ファン・トゥテ」の舞台美術 その2──
もう一度、コジの演出と舞台について── 「コジ・ファン・トゥテ」の舞台美術 その3──
コジの制作の舞台裏── 「コジ・ファン・トゥテ」の舞台美術 その4──
大道具小道具そしてQA── 「コジ・ファン・トゥテ」の舞台美術 その5──

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先日舞台美術の観点でしたが、解釈面も書いてみないと。

最初の読み替え─グラビアを見る二人

まずは最初からして面白かったです。フィオルディリージとドラベッラが、お互いの恋人の写真を見て嘆息するシーンは、雑誌のグラビアをみてイケメンモデルの品定めをしているシーンに置き換えられています。この読み替え、二人のその後の成り行きへの複線ということになりましょうか。最初から変化球を投げられて、ワクワクしました。

徴兵のシーン

あとは、戦争へ行く部分の演出も素晴らしいです。。先日も少し書きましたが、ヨーロッパの場合、兵役がありますので、日本人よりも軍隊との間合いは違うのではないかと思っています。かなり古い話になりますが、辻邦生の作品の中に「洪水の終わり」という話があります。その中で、大学の夏期セミナーに参加したフランス人の学生が、アルジェリア戦争に徴兵されるシーンがあって、そのことを思い出したり。あとは、以前スイスに行ったとき、軍用列車を観たときのことも。普通の駅に兵士が乗った列車が停車していたんですが、あのときは現代日本では絶対に観られない風景だっただけに、驚いたのを覚えています。

脱線しますが、自衛隊員は、町中を制服で歩くようなことをあまりしないようです。わざわざスーツに着替えるのだそうです。ただ、一度だけ、町中で海上自衛隊の一等海佐を観たことがあります。ただし、それは呉港の客船待合室でしたけれど。

話がそれました。

徴兵されるシーン、一般的な演出では船に乗って出発なのでしょうが、キャンプ場ではそう言うわけには行きませんので、ジープが登場しました。兵士が迎えに来るという設定です。合図がクラクションなのはしっくり来ました。

グリエルモとフェルランドの変装はなぜばれないのか?

あとは、アルバニア異国情緒のある服装は、ヘヴィーメタルかパンクロッカーの服装に替わっていました。髭を生やして、鋲がたくさん打たれた革ジャンを着て、ピアスをしているという感じ。すごく面白いです。

ただ、そもそもの台本からしてそうなんですが、女性が、自分の彼氏の変装を見破れないということがあるんでしょうかね。私はその点については大きな疑いを持っています。さすがに声質やら、顔の骨格でばれるのではないかと。ばれないと思っているのは男だけかもしれません。というのも、私の奥さんは、顔認識能力が極めて高く(?)、先日もその能力に驚いたのですよ。まあ、女性には先天的にそうした能力が備わっているのではないか、と。でも、そこをやめちゃうと物語が成り立たない。難しいところです。

補遺:私の奥さんの顔認識能力の高さについて

先日、私の奥さんと歩いていたときのこと。とある場所で、えらく背の高い美人な女性とすれ違ったのです。すれ違ったあとに、奥さんは「あれ、佐藤しのぶさんじゃない?!」と言うのです。私は慌てて引き返して再度確認してきました。確かにあの深い声は佐藤しのぶさんに間違いない。そしてあの背の高さも。さすがに顔をじろじろ見るのははばかられましたので、ちゃんとお顔を観ることは出来ませんでしたが。ともあれ、私なら絶対に気がつきません。私はそんな経験を幾度となくしております。渋谷で大物カップルを目撃したり、新国で意外な有名人カップルを目撃したり。いずれも私は全く気がつかず、奥さんが教えてくれたものです。

ワクワクしっぱなしの今回の演出についてはもう少し続けようと思います。明日は池のことを書こうと思います。

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本日も演出のこと。あまりに楽しく興味深いことがあります。もう一度観に行きたいぐらいなのですが、さすがに時間が。。。残念すぎる。

最高! 池のシーン

第一幕ではピクニック場だったところは、第二幕になると、池に早変わりしていました。その池の周りで、デスピーナ、フィオルディリージ、ドラベッラが話をしているんですが、脈絡なく、フィオルディリージ、ドラベッラが池の中に入るのです。池は浅くて、膝下ぐらいの深さ。池は本当に水が張ってあって、水音が聞こえるぐらいです。で、そこにパンクロッカー調のグリエルモとフェルランドがやってきて、そこで、いきなり服を脱ぎ始める。マジですか! 

ほとんどストリップ状態で、劇場内からもクスクスという笑い声が聞こえます。で水泳パンツ状態な二人は池の中に入って、フィオルディリージとドラベッラに色目を使いながら、水を掛け合って、ついには池の中に身を横たえて寝そべったりする。あそこはほんとに面白かった。すごく意味のあるシーンで、無理して目を引こうという男二人の一生懸命さがよく分かります。

賭は成立するのか?

最近日本ではやっている八百長ですが、欧州人は八百長はしないのでしょうか。グリエルモもフェルランドも、何故に、アルフォンソの言うがままになっているんでしょうか。八百長すれば賭には勝てるはずなのに。

先日のオペラトークでも、アルフォンソの掌の上で若者達が動いているに過ぎないのだ、という話がミキエレット氏自身から語られました

そこで気がついたのはアルフォンソの奇妙な仕草。

今回の演出では、若者四人をアルフォンソがコントロールしているかのようなそぶりを見せます。私が気づいたのは二カ所でした。最後の結婚式の場面で、若者達四人をアルフォンソが座らせようとするところ。肩に手を置いているように見えましたが、よく見ると、手は肩に触れておらず、まるで魔術のように四人操って、を座らせようとしていました。グリエルモはだけはなかなか言うことを聴かない感じでしたけれど。

アルフォンソの魔術のようなものに操られているから、八百長をせずに、グリエルモもフェルランドも諾々と演技をしつづけたということなのかな、と。

ここは私ももう少し考えてみないと。

ふくろう

第二幕、夜になると、キャンピングカーの上にフクロウがとまっていましたね。あれはかわいい。何か意味があるはずなんだけれど、分からない。。。おそらくは文化史的な意味合いがあるはず。ミネルヴァのフクロウ? フクロウは知識の源泉であったり、理性や哲学を象徴するものでもあった、ということか? オリジナルの「コジ・ファン・トゥッテ」の最後は唐突な理性賛美に終わるということもあるから? などなど。

サッカー

やっぱり、ヨーロッパを理解するためにはサッカーが大切なのでしょう。キャンピングカー前のテーブルに置かれていたポータブルテレビに映っていたのはサッカーの試合でした。私もサッカーの勉強をするのが今年の目標。がんばります。

音楽面

音楽面のことなのか不明ですが、公演中日だった6月5日は、他の人比べて今ひとつな部分があったようです。確かに、ピッチの狂いや、オケと間合いが巧く取れていなかったり、という部分は少し感じました。

それから、あまりに演出が楽しくて、音楽まで気が回らない瞬間が何カ所かあったかもしれません。。。だから、語るのが難しいのかもしれません。

ともかく女声陣3人が素晴らしい。まずは、ダニエラ・ピーニのドラベッラ。リッチな低音域に支えられた太く豊かな声で、芯もしっかりとした安心の歌声でした。第一幕の独唱はすごかったです。この方のオクタヴィアンを聴いてみたいです。おそらくはレパートリ違いと思いますけれど。

あとは、フィオルディリージのマリア・ルイジア。ボルシも良かったです。前半、ピッチが乱れる場面があったものの、第二幕の聴かせどころでは外すことなく聴かせてくれました。この方のヴィオレッタはすごそうです。

デスピーナのタリア・オールも良かったですよ。私はこういう役どころを歌われる方が大好きです。

ちょっと意外だったのは、最後に公証人に変装した場面で声色を変えなかったところ。あそこは、面白いことをやってくれるんじゃないか、と期待していたのですが、普通に歌っておられました。

最後に

というわけで、楽しかったコジ・ファン・トゥッテについてはここまで。本当に素晴らしい公演でしたし、それに関連したオペラトークと、舞台美術講演会などがあって、この一ヶ月間はコジ・ファン・トゥッテを十全に楽しめました。新国の企画に本当に感謝します。ありがとうございます!

あとは、他の方々の感想も気になります。これから探してみようと思います。

次は、今週末にせまった「蝶々夫人」の予習をしないと。

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Tsuji

はじめに

辻邦生文学のこと。久々に。

読んでいないわけではありません。常に文庫本がカバンの中に忍ばせてあって、気が向いたときには読んでいます。

昔は、辻文学の甘美で雄々しいストーリーに惹かれていましたが、この数年は処世訓のようなものを見いだすことが多いです。本当にこの方の小説群は私にとって聖書と思えるぐらい大事だな、などと。

引用してみる

「ただ一回だけの<<生>>であることに目覚めた人だけが<<生>>について何かを語る権利を持つ。<<生>>がたとえどのように悲惨なものであろうとも、いや、かえってそのゆえに<<生>>を<<生>>にふさわしいものにすべく、彼らは、努めることが出来るに違いない」

これ、「ある告別」という作品の最終部に近いところ。今朝バスの中で読んで、少し引っかかったので。

作品の舞台は半世紀前のギリシアで、主人公が若い女性二人連れと知り合ったり、ギリシアの田舎で娘とであったり、パルテノン神殿で啓示を受けたりする、ストーリー性はあまりない作品です。これは、数ある短篇の中でも「城」や「見知らぬ町にて」と同系統のエッセイのような短篇小説です。

随想的短編群

辻作品を読み始めた大学生のころは、このストーリー性が希薄な短篇群がどうにも苦手でよく分かりませんでした。それよりも「背教者ユリアヌス」とか「安土往還記」のような歴史ドラマの方が面白くて仕方がありませんでしたので。

しかしながらこのストーリー性のない短篇群がいつごろからか、じわりじわりと私の中で水位を上げてきて、いつしかこういう作品にも深く感動するようになっていたようです。

この文庫にそうした短篇群が多く収められています。私がカバンに潜ませているのはこの文庫本です。
城・ある告別―辻邦生初期短篇集 (講談社文芸文庫)

生の一回性

生の一回性って、よく出てくるテーマですが、今の私が本当に体得できているかは不明。というのも、わかったつもりのことが、本当は今まで分かっていなくて、最近になってようやく体得した、ということが多いから。歳をとったのでしょう。良い意味で。だから、きっとこの「生の一回性」も、もうしばらくすると、大きな扉がギギギとあいて、別の認識体となって迫ってくるんだろうなあ。

最近思うのは、大事なことは身の回りにこそたくさんあると言うこと。そういうことを大事にするのが一回限りの人生を巧く過ごすためのこつではないかなあ、などなど。

今日は少々残業。久々にシャカタクを聴いて、その後「愛の妙薬」を聴いて。夜になるとずいぶん涼しいですが、迫り来る夏が怖い。冬将軍は居るけれど、夏将軍っていうのは聴いたことがない。

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開場記念公演から、2010/2011シーズンまでの演目一覧を作っています。本公演に加えて、高校生向け、子供向け、小劇場、コンサートオペラ、ガラ公演など、可能な限りデータ化しているところです。

その中で栄えある公演演目第一位は? 

もちろん蝶々夫人です。

本公演以外も含めると通算で15回公演されています。日本が舞台のオペラだけに新国立劇場のアイデンティティ的な位置づけとも言えるでしょうか。

制作は二回で、初代は栗山昌良氏による演出で1998年4月の公演がプレミエです。第二代は栗山民也氏による演出で2005年6月がプレミエです。

最初の演出は、開場以来3年連続で毎年2回公演があり、第二代演出からは、隔年で本公演で取り上げられています。本公演以外にも高校生のための公演や、オペラ鑑賞入門などでも取り上げられていますね。

個人的な思い出

個人的には、2005年、2007年、2009年と隔年で観に行っています。最もすごかったのは2007年の公演で、指揮は若杉前芸術監督、ピンカートンはジュゼッペ・ジャコミーニ氏でした。オペラでボロボロ泣いたのはこのときの公演が最初でした。あのときは、パフォーマンスの向こう側に広く深く広がる西欧音楽の歴史を垣間見た気がしたのを覚えています。そのとき私が書いたアンケートの感想は新国のウェブに載りました。

蝶々夫人上演の歴史

本公演 7
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2010/2011シーズン 1
オペラ鑑賞教室 3
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
高校生のためのオペラ鑑賞教室 5
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2009/2010シーズン 1
2010/2011シーズン 1
総計 15

今シーズン最後はやっぱり「蝶々夫人」

ご存じの通り、蝶々夫人は2010/2011シーズンの最後の演目です。初日は昨日でした。例によって感想は観ないようにしています。私はこの週末に出かける予定です。今回のパフォーマンスには本当に期待しています。

下のリンク先には、リハーサルで歌う、蝶々夫人のオルガ・グリャコヴァの声が。メチャすごい!

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001511.html

※データには万全を期していますが、万一誤りがありましたらコメント等でご指摘ください。

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Richard Strauss

はじめに

今日も、ご縁で日本フィルの横浜定期演奏会に行って参りました。ブラームスのヴァイオリン協奏曲と、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」という19世紀後半のドイツロマン派音楽をたっぷりと90分。濃密な時間で、まばたきに思えるほどあっという間でした。

堀米ゆず子氏のブラームスヴァイオリン協奏曲

前半はブラームスのヴァイオリン協奏曲でした。

ヴァイオリンソロの堀米ゆず子氏、マジですごかった。

私は一番前の席に座っていたので、彼女の細かい表情や息づかいまでよく分かったのです。眼光鋭く、苦悩とも恍惚ともつかない厳しい表情をみて、私は野武士のような気迫を感じました。そんな激しい気迫がほんの数メートルから発せられているのですから、もうなんだか気圧された感じ。音も分厚く激しい。北海の波浪。時折現れる流麗なフレーズさえもなんだか酔いしれるのに罪悪感を感じるほど。ブラームス的謹厳さでした。

ツァラトゥストラ!

後半は、ドイツロマン派最後期の巨匠、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」でした。

「ツァラトゥストラはかく語りき」は、リヒャルト・シュトラウスの音楽の中で最も知られた曲ではないでしょうか。もちろんあの「2001年宇宙の旅」の冒頭の音楽だからということもあるでしょう。

幼き日々の記憶なき思い出

この「ツァラトゥストラはかく語りき」は、私が生まれて初めて好きになった曲らしいのです。幼き日々の思い出は、両親の語り聴かせにより創り出されるものかもしれません。ゆえに、それは直接経験ではなく間接経験です。つなり記憶なき思い出。

ともかく、厚い図鑑を重ねて指揮台にして、その上で鉛筆を振り回していたらしい。まったく、今も昔もごっこ遊びが好きらしい......。

再発見

実演に触れるのは生涯二回目で、初回は20年前なので(お恥ずかしい)、今回は新たな発見がたくさんありました。

この曲、室内楽的要素や協奏曲的要素を持っていることに改めて気づきました。前半では、まるでシュトラウス最後のオペラである「カプリッチョ」冒頭の弦楽六重奏かと思うような合奏があったり、後半のワルツのところは、ほとんどヴァイオリン協奏曲だなあ、と。

それも、前半でヴァイオリン協奏曲を聞いているものですから、なおさら、協奏曲的に聴いてしまいました。それにしても日フィルのコンミスの江口さんも素晴らしい。柔らかくたおやか。

サウンド

オケのサウンド、前回聴いた広上さん指揮のときより少しおとなしい印象がありましたが、ツァラトゥストラの音響は十分すぎるぐらいリッチです。最前席で聴いていそるということもあって、大音響のまっただ中に放り込まれているようで、あまりに幸福でした。

サウンド的にも最前列はすごく面白くて、弦のソロが合奏にすっと吸い込まれていく様子がすごく不思議。ただ、やはり最前列だと、当然ながら管については聞こえづらくなります。

あとは、みなとみらいホールのこと。このホールの響きは硬質で、残響も長すぎずまとまっていてとても好感を持ちました。青葉台のフィリアホールに似た響きです。空間系サウンド大好き。

指揮者の高関健さん

指揮は高関健さんでした。実直な指揮ぶりで、正確に刻まれた演奏でした。といいながらも、テンポも速すぎない程度に動かして、ダイナミズムがすごく伝わってきました。予習にとある有名指揮者B氏の演奏を聴いていたのですが、なんだかテンポが速過ぎて軽く感じていたのですが、そんなことを感じることもなく、最後まで充実した演奏でした。

おわりに

オケのコンサートはこの数ヶ月で三回ほど行きましたが、オペラとは違う楽しみがあり、こちらにも捨てがたい魅力を感じました。こういう機会を頂いたのも、チケットのご縁で、本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。

岡田暁生氏の書かれた「音楽の聴き方」という新書に、音楽は聴くだけではだめで、観ることも重要なのである、というくだりがあったと思います。それを強く実感しています。来シーズンは、オケの定期会員になってみようかな、などと画策中です。

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Puccini

はじめに

もう昨日のことになりました。

新国立劇場「蝶々夫人」。

このプロダクションを見るのは、2005年、2007年、2009年と二年おきで、今回が四回目です。すこしばかり、同じものを見過ぎているのかもしれません。逆に、だからこそいろいろ思うところがあるのかも。

秀逸な演出!

しかしながら、いつもながら驚くのは、最後の蝶々夫人自害の場面です。あそこで、セットがスーッと奥へ引っ込むのですね。蝶々夫人が死ぬ間際、気が遠くなり意識を失うのが視覚的に表現されているのです。照明も最高明度にあがります。そうか、ここをもっとも重要視しているんだな、というところ。

h3. 指揮者のイヴ・アベル

今回の公演では、イヴ・アベルの指揮が良かったと思います。この最後の場面でも相でしたが、金管、特にトランペットの輝きがいつもにも増して感じられました。

鋭利な刃物のようにグサリグサリと刺されるような鋭い響きで、その都度、どきりとしたのですが、最後の場面は、なんだか本当に自分の胸に刃が突き刺さったかと思うぐらいで、衝撃的でした。

全体のサウンドの印象は鮮烈さ、と言うところだと考えます。素晴らしかった。

歌唱陣

蝶々夫人を歌ったグリャコヴァ。声めちゃいい! ただ、少し歌が不安定なのが少し。。。

シャープレスの甲斐 栄次郎さん、すごく良かったです! 日本人離れした深いバリトンは、もっとも役柄にはまっていました。安定しているし。ウィーンで張っていることだけでも凄いというのに。

私の記憶では、2003年にウィーンで甲斐さんがシュレミールを歌っていたはず(当時の資料、探したが出てこない...)。幸いなことに、私はウィーンで実演を聴いています。信じられない話。マイバブルな時。

過去の公演の思い出

四回の公演で言うと、やはり2007年が忘れられません。若杉さんがタクトをとられた公演でしたが、あのときは、プッチーニのオーケストレーションが体に染み渡る感覚で、対旋律が現れるたびに感動して涙が止まらなかったのを覚えています。operaを観て感涙する快感はあのときの公演ではじめて覚えたものです。ジャコミーニのピンカートンも素晴らしかったなあ。

これで、私の2010年/2011年シーズンは終わりました。

次は、ウェブラジオで夏の音楽祭をウォッチしないと!

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Wagner

私の新国シーズンは終わってしまいました。次の楽しみは夏の音楽祭ですが、残念ながら出かけることも能わず、というところですので、ウェブラジオやオンデマンド放送を楽しもうと考えています。

まずは、 バイロイト音楽祭 の状況を確認しました。いまさらですが。

今年は、指環をやらず、その他の演目が充実しているふうです。

  • タンホイザー
  • ローエングリン
  • トリスタンとイゾルデ
  • ニュルンベルクのマイスタージンガー
  • パルジファル

まずは、トリスタンとイゾルデ。やっぱりペーター・シュナイダー、イレーネ・テオリン、ロバート・ディーン・スミスがクレジットされています。あの2009年のバイロイトは素晴らしいものでしたが、今年はどうなるのでしょう?楽しみ。

あとはローエングリン。アンドリス・ネルソンスは、今年の東京春祭に演奏会形式ローエングリンお目見えするはずでしたが地震でキャンセルとなりました。せめてウェブラジオで聴いてみたいものです。

今年もオンデマンド放送や、NHKでの生放送はあるのでしょうか? 楽しみ。

っつうか、これから、ウェブラジオやオンデマンド放送の研究に本腰を入れて追いつかないと。。。

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佐渡 裕 ベルリン・フィル・デビューLIVE
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佐渡さんのドキュメンタリー

先週6月11日、日フィル横浜定期の感動さめやらぬ夜、BSで放送された佐渡さんのベルリンフィルデビューのドキュメンタリーを見ました。だいぶ周回遅れですけれど。

ベルリンフィルの恐ろしさを語る樫本さんが印象的。客演指揮者をオケが選べるというベルリンフィルの団員の特権の話や、オケが客演指揮者を見限る瞬間のリアルな話に戦慄しました。それから、佐渡さんを評価するベルリンフィルメンバーの言葉が怖くて怖くて、私もカミさんもぶるぶる震えながら観ていました。樫本さんもだいぶ言葉を選んでいたような。

それから、ショスタコの5番の演奏をプレミアムシアター枠で観ました。こちらは、録画していたものを昨日見終わった感じ。テンポ取りも個性的だったし、よい演奏だと思いました。

音楽をみるということ

ただ、佐渡さんのドキュメンタリーを見たり,日フィル定期を最前列で見たりして、なんとなくオケの機能性の理解が深まってきた気がします。岡田暁生さんがおっしゃるとおり、音楽は見ないと分からないことがたくさんあるなあ、と思いました。音以外のものを捨象したCDやラジオは、それはそれで楽しいですけれど、実演に触れたり、映像をみないと気がつかないことがたくさんあります。

音楽とはいえ、音以外の要素がたくさんありますね昔は、それは純粋な音楽的なものに混ざった異物ではないか、と思ったこともありますが、そうではないのですね。音楽は文化的な背景や知識を前提とすることもありますから。

もっともっと勉強しないといかんなあ。

余談

今日は会社の健康診断でした。いろいろと興味深いことがありました。

元気な老女医さんによる問診

まずは、診ていただいたお医者様がかなり年輩の女医さんでした。普通の会社なら定年を過ぎておられるぐらい年輩の先生で、この方には昨年も診ていただいた気がします。だいぶすいていたこともあって、親身に色々聴いてくださいました。

最初に、最近心臓が痛いことがあるんです、と言って、心電図でわかりますか? と伺いますと、心電図ではそうした症状の原因は分からないのだそうです。負荷をかけたり、ちょうど心臓が痛いときに心電図をとらないと出てこないのだそうです。健康診断にも限界があるようです。

それから、最近腰が痛くて、体を動かすのが難しいことがあるんです、と申し上げたら、要注意サインを立ててくださることになりそうでした。あわてて、動けなくなるわけではないので、大丈夫です! と申し上げて、要注意対象から除外していただくことが出来ました。

あと、肩が凝ります、と申し上げると、首筋を触診してくださって、かなり凝ってますね、とみていただき、さすがに休みなしで2時間働くのは駄目ですよ、1時間に1回10分ぐらい休んでください、と言われました。これはなかなか難しいことです。

最後に、聴診器で心臓や肺の音を診ていただきました。お歳を召しているのに、聴診器を使われているのはすごいなあ、と思います。私もあれぐらい元気で定年を迎えられたら、と思います。

パソコン作業

私はパソコンが大好きです。プライベートと仕事で、一日13時間ぐらいパソコンをさわっていると思います。今回の健康診断で、一日のパソコン時間が13時間と申告したところ、係の方に怒られました。そんなに働いているんですか? と。ですので、実際に仕事をしている時間である11時間に申告し直しました。

その後、視力をはかったところ、メガネありで、すべての検査項目で1.5という視力をたたき出しました。係の方がおっしゃるには、一日11時間パソコンを使っても大丈夫なのは、視力が良いからでしょう、と教えていただきました。

腹囲は変わる

メタボ診断も受けました。腹囲をはかっていただいたのですが、最初にはかると。昨年と比べて1.4㎝太くなっていたのです。そのあと、係の方が問診票を見直したところ、昨年に比べて体重が5キロ減っていることに気がつかれました。係の方がもう一回はかりたいとおっしゃるので、もう一回はかっていただくことになりました。すると、腹囲は最初にはかって頂いたときよりも1㎝ほど細くなっていました。

シーベルト?

あとは、胸部レントゲンですが、係の方に、何シーベルトですか? と聴いたのですが、残念ながら教えていただけませんでした。とても残念です。

爽快ビタミン

健康診断は午後でしたので、朝食以降は食事をとってはならないと言われていました。朝出社してから、気合いを入れるために「爽快ビタミン」という日本たばこ産業謹製の栄養ドリンクを一口飲んで、問診票を書き始めました。その瞬間、血液検査前に栄養ドリンクを飲むのは御法度であることに気づき、大変落ち込みました。

ちなみに、爽快ビタミンの姉妹商品に爽快グレープというものがあります。また、既に忘れられていると思いますが、1999年ごろには爽快アイソトニックというものもありました。これは、残念ながらGoogleで画像を見つけることは出来ませんでした。

今日はとても楽しかったです。

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ふう。今週も終わりました。楽しい一週間でしたが、今日が一番楽しかったなあ。

7月24日の地デジ切り替えにそなえて、我が家もようやくとブルーレイハードディスクレコーダを購入しました。東芝のRD-BZ810という機種です。

我が家のDVDハードディスクレコーダの歴史

我が家には2003年に同じく東芝のRD-X3というDVDハードディスクレコーダがありました。発売当時、ネットワークとの連携が優れていたことと、録画ビットレートの自由度が高いという、というのが購入の決め手でした。

そのRD-X3ですが、昨年の夏まで7年間、問題なく動いていました。とはいっても機械は機械です。最後はDVDドライブが壊れてしまい、DVDを認識できず、ハードディスクからDVDへのダビングが出来なくなりました。

その時点で、地デジ対応のレコーダーを買っても良かったのですが、もう少し待ってみよう、ということで、中古で同じく東芝のRD-XS57というDVDハードディスクレコーダを購入したのです。

このハードディスクレコーダも、東芝らしい作りで、録画ビットレートの可変度はもちろん問題ありませんでしたし、RD-X3にはなかった番組表との連携も秀逸でした。RD-X3はとても古い機種でしたので、DVD1枚焼くのに1時間もかかったのですが、RD-XS57は15分で出来てしまうわけで、隔世の感がありました(とはいえ、最新スペックからはだいぶ出遅れているのですが)。

ただ、詰めの甘いところもありまして、たとえば、リモコンのボタンのデザインや配置などは分かりやすいものとはいえず、操作を覚えるのに苦労した記憶があります。

それから、当然ですが、アナログ放送にしか対応していませんので、地デジやBSハイビジョンは録画できず、残念な思いをしたことがたくさんありました。たとえば、昨年のバイロイト音楽祭の生中継は、当然録画することが出来ませんでしたし。

あらたな機種RD-BZ810

今回の地デジに備えるあたって、東芝以外の他社製品も視野に入れていました。特にパナのDIGAシリーズはかなり興味がありました。
ただ、以下の点が決め手となり、RD-BZ810を購入することにしたのです。

値段

まず、値段がリーズナブルです。DIGAの2割ぐらいは安く、近年の不景気にあってはなんとか財布のひもをゆるめることが出来る範囲に収まりました。

操作互換性

次は、これまでの機種との操作互換性があると言うこと。新機種意向に当たって操作性が違うとなると少し不便になりそう、と思いましたので。

外付けハードディスクの増設

三つ目の理由は、USBハードディスクドライブを外付けディスクとして使用できるという点です。まだ先になると思いますが、ハードディスクが一杯になったときのリスクヘッジが可能です。

ネット連携など

PCからLAN経由で操作や録画予約を出来るのは魅力的です。確かに、単体の番組表機能が秀逸で、それだけで完結することも可能ですが、やはりPCからですと、大画面で操作ができますので、ストレスなくいろいろと作業を進めることが出来ます。

気になる録画品質

昨日、セッティングを終えて、試験録画をしてみました。地デジハイビジョンを数分間録画してみました。最初に、ビットレートを8Mbpsで録画してみました。この品質だと、多少の劣化はあるものの、なんとかハイビジョン的な風情を保持しています。

次に4.6Mbpsで録画してみました。単調な模様で静止している部分はハイビジョン的な風情をとどめていますが、少し複雑な場所は、ノイズがのります。これは、アナログ放送を4.6Mbpsで録画したのとほとんど同じ品質に思えます。

電気屋では、最低ビットレートで録画したサッカーの試合をデモとして流していました。そのときの店員の説明では、動いている部分が多いので、サッカーをサンプルとして流しています、という説明でした。ところが、これはだましであることが分かります。サッカー中継では、選手の動きは速いですが、画像上で大きな割合を占めるピッチは、芝生が惹かれているだけでので、実は単調な模様です。この部分はハイビジョン風情が保持されるのです。

私の暫定結論としては、ビットレート8Mbpsでハイビジョンを録画していこう、というものになりました。

残念なこと

残念なことは、著作権の問題があるので当然ですが、録画した映像を持ち出せないことです。これは他社も同じようです。

検討した中では、DIGAは持ち出し機能はありますが、どうやら、ワンセグ付きの携帯で、ワンセグと同画質の映像を持ち出せる、というものにとどまるようです。しかも、パナの携帯に限られる模様。奥さんと私の携帯はパナでしたが、1世代古いため、見られないと言うことが分かりました。一時は持ち出し機能があるがゆえに、DIGAを選択しに入れたのですが、この制限からDIGAが選択肢から外れることになりました。

今後の課題

先ほども述べましたが、映像の持ち出し機能はなんとか達成したいものです。手間はかかりますが方法はあるのです。DVDに落とした映像を、PCでiTuneに取り込むという方法です。あまり推奨はされていないようですし、失敗することが多々あるので、かなりマニアな作業になりますけれど。

あとは、BSでのクラシック番組を期待しています。ハイビジョン画質でみるオペラは素晴らしいでしょうから。これまであまり経験したことのない楽しみが待っているように思います。

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はじめに

この4年間ほどは、オペラ中心に聴いてきました。たぶんこの流れは変わらないと思います。しかしながら、4月2日と6月11日に日フィル横浜定期で生オケのダイナミズムにえらく感動してしまいました。

みなとみらいホールの最前列で味わったオケ音の奔流はやみつきになります。

いまさらなぜ?

いや、確かにこれまでも最前列近くで音楽聴いたことはあるはず。東京文化会館で二回ほど。一度目はヴェルディのレクイエムだったし、二度目はパルジファルだったのですが、たしかにすごかったけれど、みなとみらいホールほどの驚きはなかったと思います。

おそるべし、みなとみらい

みなとみらいホール、ステージと客席の距離がすごく近いのですよ。しかも、ステージのへりが階段状になっていて、その気になれば簡単にステージに上がることができる身近さがあるのです。だからますます演奏家と一体感を味わうことが出来るのかもしれません。

先日も書きましたが、演奏家の息づかいとか、声を掛け合っている様子とか、アイコンタクトをしてコミュニケートしているのを見るのは本当に興味深いものがあります。音楽は聴くだけではなく見ないといけないんだなあ、と。

音響問題?

あとは音響の問題かな、と。

みなとみらいホール、そんなに小さいホールではないのですけれど、かなり音が凝縮して濃密に思えます。

以下のサイトに内外さまざまなホールの音響情報がまとまっていますが、みなとみらいホールが際だって違うというデータはないみたい。データでははかれないなにかがあるのかな? ホールの材質なのかしら。あとは、公演ごとに音響調整していると思うので、データだけですべてを判断できなさそうです。

http://www.asahi-net.or.jp/~mw5t-mzgc/ken3201-2-2.html

ちなみにこのサイト、えらく面白いです。オペラハウスの残響が押さえられているとか、オーチャードが微妙に残響短いとか、NHKホールってかなりデッドであるとか、感覚と合致する感じです。(やっぱりN響はハンデありなんだなあ。)

まとめ

いろいろホールに通い詰めてみないと、結論は出ないと思われますが、今後はそうしたチャンスが増えるかもしれないので(オフィス引っ越しによる)、今から楽しみです。

それから、7月上旬もみなとみらいで日フィルを聴ける予定で、そちらも楽しみです。

あとは不断の勉強が必要。がんばろう。

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このブログのデザインは5年ほど前に見よう見まねで作ったもので、さすがに古びています。ということで再びデザイン中。やはりCSS3はすごいですねー。近日リファイン版を出す予定。
あー試験勉強もやらねば。やること多いのはいいことだ。

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新しいデザイン、やっと第一次稼働にこぎ着けました。

ウェブデザインは素人ですので、ググり続けて何とかここまで。まだ納得いかないところはたくさんあるのですが、とにかく先に進まないと。今年の目標は遂行能力の向上ですので。

あとは、タイトルヘッダを変えて、フォントを大きくして、もう少しシャドウをつけて。

これで、少しは気分良く書けるようになるはず。いろいろ書くことがあるし、書くために読んだり聴いたりするものもたくさん。楽しいと言うことにしておきます。

このところ、いろいろと気づきが多くて楽しいです。ここまで世の中が素晴らしいとは!(笑)

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始めに

いよいよ熱くなってきました。我が社も節電対策に力を入れており、昼間は、事務室の照明を全部落として、個人に配布されたLEDライトスタンドをつけて仕事をしています。今日は故あって早めに帰宅しています。正午頃はずいぶん熱かったのですが、今は少し風邪も出始めていて、暑さも和らいでいる感じ。山の方角には入道雲が屹立しています。夏本番です。

みなとみらいホールのこと

今週末、日フィル横浜定期で「惑星」を聴きます。これも、先日からお世話になっている方のご縁で行くことが出来るもので、本当に大きな感謝です。

先日その方とメールのやりとりをしましたが、みなとみらいホールの響きの美しさについては、その方も同じご意見を持っていらっしゃるとのことで、とてもうれしかったです。

みなとみらいホールで「惑星」を聴けるという僥倖には本当に感謝しています。きっと弦の細やかなボウイングのなせる音が一つの生物体を作り上げていくのも見られるでしょう。ほどよい残響時間とにび色に煌めく残響音が、たとえば「火星」における金管の炸裂を昇華するでしょう。

天使の昇天を見た気がする

6月11日にみなとみらいホールで聴いた「ツァラトゥストラはかく語りき」では、すごい瞬間を体験しました。途中で、ゲネラルパウゼ的に、オケ全員が休符に入る瞬間があります。あそこで音を止めた瞬間に、残響音がホールの中を舞い上がるように昇り消えいったのです。

もちろん、ヨーロッパの教会ほどの残響はありませんが、それでもあの瞬間は天使か何かが昇り行ったのではないか、と思えるぐらいでした。少し大げさですが。あれはまさに天使がいたにちがいない......。

後から振り返れば振り返るほど、経験は解釈され浄化され昇華され純化されます。

最後に

惑星についてはもうすこし。

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