ペーター・シュナイダーの指揮

昨日に引き続き、フォークトの音源から。
 
ヘルデン
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今日はペーター・シュナイダーの指揮について。

ペーター・シュナイダーの指揮

 

このアルバムの特筆すべき最大の素晴らしさはなんでしょうか。

フォークトの澄んだ声のバックがペーター・シュナイダーの指揮によるものであるということでしょう。

ペーター・シュナイダーのオケの歌わせ方は、とにかく柔らかく軽やかなのです。この空気のようにも思える絶妙な音作りがたまりません。

 

これだけで終わると、誤解が生じるでしょう。

 

こうした、柔らかさとか軽やかさは、歌の伴奏、あるいはオペラのオケとして、一つの意味ある価値だと思うのです。

とにかく、空間感覚をひたひたと満たしているのですが、きちんと歌手を盛り立てているのですね。

 

この感覚は、私が2007年に新国立劇場で見た「ばらの騎士」の時も感じたことです。

 

そのときは歌に感動しているように思うのですが、思い返すと、オケが絶妙だったり、歌わせ方、テンポの取り方が素晴らしいなあ、と。

で、結局はシュナイダーの掌中にいたんだなあ、と気づかされてしまうという感じです。

 

ここまでのサウンドをいつで味わさせてくれるなんて、すごいと思います。

 

今回の新国立劇場でのシュナイダーの指揮が本当に楽しみでなりません。

付録:シュナイダーのおすすめ公演

ローエングリンも見ました&聴きましたが、私はこの音源が一番好きです。2009年バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」ですかね。

私は、この映像をバイロイト音楽祭のオンデマンドで見ました。ブルーレイは見たことはないです。

イゾルデを歌うテオリンがカッコイイですよ。

 

過去記事一覧

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バイロイト音楽祭/ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」第二幕&第三幕

続 バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」を

シュナイダー!!

 

それでは。You have.