Anton Bruckner

今日は移動日。

この写真は紀伊半島の南を対地速度567ノットで飛行中のものです。ヘディングは055。高度は3万5000フィート。順調でした。

客席から見るとボーイング747のエンジンは大きく見えます。

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飛行機に乗るとブルックナーを聴きたくなるようです。

雲海をみながらブルックナーなんて、本当に贅沢に過ぎます。

ブルックナー:交響曲第8番
ジュリーニ(カルロ・マリア)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2004-01-21)
売り上げランキング: 8000

ジュリーニのブルックナーを初めて聴いたのは1998年でした。

このころはブルックナー狂いでしたので、毎週渋谷のタワーレコードに通ってはブルックナーを買いあさっていました。

ちょうどチェリビダッケのブルックナーボックスが発売になったころ。

レコード芸術誌上で名だたる評論家の方々が「この暑さの中チェリのブルックナーを何曲も聴くのは辛い」とこぼしておられたのを覚えています。

クワイエットコンフォートでジュリーニのブルックナーを聴いているんですが、実に素晴らしい。

このCDの第一楽章がはじまった9分ぐらいのところ。初めて気聴いた1998年に、この圧倒的な情感の膨らみに圧倒されたのでした。

全体にテンポは緩めですが、チェリビダッケのそれほどエキセントリックではありません。マグマのような熱塊が地面の下からゆっくりと昇ってくるようなエネルギーを感じます。

ウィーンフィルが良く鳴っていて、本当に素晴らしいです。

 

この録音を聴いて、同曲異演の面白さに開眼した記憶があります。

 

録音場所は楽友協会大ホールにて1984年5月。

明日からは通常業務に復帰です。

それでは、You have.