《短信》PMFオケのマーラー5番


ゆえあって短信。くわしくは明日書きます。

準メルクル指揮によるマーラー5番を。あらゆる要素を差し引いても、メルクルの意図がよくわかる快演でした。というか、感動しました。

マーラーの持つ、ユダヤ民謡、軍楽隊、ウィナーワルツといった要素が混ざり合い、万華鏡のような複雑な文様を形作っているのがよくわかりました。プログレロックのようです。

その他、いろいろありますが、きょうは取り急ぎです。

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《短信》カラヤンとフルトヴェングラー


先日の続き。中川右介さんの「カラヤンとフルトヴェングラー」、面白いですよ。カラヤンがどうやってのし上がったのか、よくわかりますが、それよりももっと興味深いのは戦時中のドイツの音楽事情がよく分かるということです。
音楽は戦争遂行のための宣伝道具にされていたことはもちろん、敗色の濃い状況下においても、演奏会がきちんと催されていた、という事実に心打たれます。
もちろん、音楽が政治利用されているということで、いつにもましてなのでしょうけれど、そこまで音楽が力を持っていたということ自体が不思議なのです。
音楽とは実利には役に立たないものだと思っていましたが、たとえそれがプロバガンダとして政治利用されているものだとしても、力を持つということが改めてわかりました。
いいのか悪いのかわかりませんし、音楽家が望んでいるかどうかもわかりませんけれど。
明日で7月も終わり。早く正月が来ないか、待ち遠しいです。気兼ねなく休めるのは正月ぐらいです。

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アンフォルタスで検索したら…競走馬が。──ヤノフスキ《パルジファル》

今日、体調悪くありませんでした?
私は、絶不調。ちゃんと寝たのですが、どうも寝覚めが悪く、体中が痛かったのです。どうも気圧が下がっていたからではないか、と睨んでいます。ですので、今日は早めに帰ってきました。といっても帰宅は22時前ですが。

Googleに頭を覗かれている。。

昨日、アンフォルタス、で検索したら、私が昨年書いた記事が出てきました。
どうやら昨年の今頃は、フィッシャー=ディースカウのアンフォルタスに感動していたようです。
アンフォルタスの画像検索でもフィッシャー=ディースカウがトップに出ていて、私の記事にリンクされている。
2013-07-30 0.25 のイメージ
グーグルに頭の中を覗かれている気分。
ちなみに二番目の写真はアンフォルタスという名前の競走馬でした。
2013-07-30 0.24 のイメージ
調べてみると、ワーグナーの登場人物がたくさん登場しています。
ブランゲーネまでいるとは。
アンフォルタス
http://db.netkeiba.com/horse/2011104830/
ローエングリン
http://db.netkeiba.com/horse/1999106738/
ジークフリート
http://db.netkeiba.com/horse/1989101552/
http://db.netkeiba.com/horse/2005100873/
ジークムント
http://db.netkeiba.com/horse/2004102854/
タンホイザー
http://db.netkeiba.com/horse/2005100907/
http://db.netkeiba.com/horse/1989101555/
http://db.netkeiba.com/horse/1981101490/
ヴォータン
http://db.netkeiba.com/horse/2007109102/
トリスタン
http://db.netkeiba.com/horse/1979105879/
ブリュンヒルデ
http://db.netkeiba.com/horse/1985102183/
http://db.netkeiba.com/horse/1995106547/
イゾルデ
http://db.netkeiba.com/horse/000a00df8c/
http://db.netkeiba.com/horse/2001106080/
http://db.netkeiba.com/horse/2012101263/
ジークリンデ
http://db.netkeiba.com/horse/1955104314/
フリッカ
http://db.netkeiba.com/horse/2005100355/
ブランゲーネ
http://db.netkeiba.com/horse/2002106900/
トリスタンのコメントには「風邪薬みたい」との記載が。はい。そうですね。ドリスタン。
逆に探したけれど、いない馬は以下の通りです。そうか。ブランゲーネはいて、クルヴェナールがいない不条理。
テルラムント
オルトルート
ドンナー(ドンナーベルクはいる)
ハーゲン (ハーゲンベックはいる)
クルヴェナール
ヴァルター(ワルター)
グルネマンツ
クリングゾル
ティトレル

ヤノフスキのパルジファル


今日はヤノフスキのパルジファルを聴いています。旧東ドイツから続く伝統のベルリン放送交響楽団です。NMLをMACで聞いているので、評価はしにくいです。
あとは、誰だどの訳を歌っているのかが、わかりにくいです。アルバム・タイトルを慣用的順番で考えると、パルジファルがクリスティアン・エルスナー、アンフォルタスは多分エフゲニー・ニキティン。グルネマンツはフランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒこれずーっと聴いてたいんですけどね。
第一幕しか聴いていませんが、ヤノフスキ、飛ばすところは容赦なく飛ばしますね。潔い感じ。
このアンフォルタスを歌っていると思われるエフゲニー・ニキティン。元ヘビーメタルバンドのメンバーで、全身に刺青を入れている。その中にハーケンクロイツがあったそうで、バイロイトを降板したようですよ。ソースはこちら。リンク先の写真ではハーケンクロイツは見えませんが。ご本人なんでしょうか。
http://jp.blouinartinfo.com/news/story/856835/ehugeninikiteinshi-hakenkuroitukagishi-zi-noci-qing-deyin-le
アンフォルタスがハーケンクロイツ。やばすぎるネタです。
明日もお仕事。がんばろう。

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苦悩する強さ──1962年バイロイト《パルジファル》におけるジョージ・ロンドンのアンフォルタス

はじめに

メガネを新調しました。今、流行のJ●NSにて。
ですが、色々失敗。
まず、度数調整を失敗。
目が疲れるのでPC用ということにしたので、度数を測るときにiPadを持って行って、距離を測りました。実際に使ってみると、iPadを使う時とPCを使うときは微妙に距離が違います。その差はおおよそ10センチ。その差が致命的。iPadは快適ですが、PCはダメ。肩こりがひどくなってしまいました。
次の失敗。ブルーライトカットなんで、メガネが薄茶色なんですが(すこし予想はしていたんですが)私がかけると、完全にあっち系の人に見えるらしい。これではガードマンに止められて出勤できません(おーげさ)。形はいいのですが。

クナッパーツ・ブッシュのパルジファル



今年の夏は、ワーグナーの研究をしないと。というわけで、今日はパルジファルを聴きました。
クナッパーツブッシュのバイロイトにおけるパルジファルの録音は複数残されていますが、私が聞いているのは1962年の録音。
パルジファルはジェス・トーマス、グルネマンツはハンス・ホッター、そしてアンフォルタスはジョージ・ロンドンです。

ジョージ・ロンドンのアンフォルタス

ジョージ・ロンドンのアンフォルタスには感動しました。
私は、アンフォルタスに一番共感を覚えます。
アンフォルタスは聖杯を守る城主。ですが、「罪」を犯し、槍の傷に苛まれている。
苦悩に耐え、死ぬことも生きることも能わない地獄にいる男。自分の弱さがゆえと知っているからこそ、誰をも責められず、ただ自らを責め続け、自らの責めに苛まれている。
聖杯の守護という重責を担うにはあまりに人間的。全然ヒーローなんかじゃありません。
ジョージ・ロンドンのアンフォルタスは激しい。全然枯れてなくて、苦悩しまくっています。苦悩しているのですが、が、苦悩を続けているからこそ得た強さのものを感じます。多分、普通に生きるには十分に強い王なのです。ですが、生半可に理想を求めてしまったのですね。
パルジファルが第二幕で「アンフォルタス!!!」と絶叫して、アンフォルタスと同じ罠にはまらない箇所がありますが、あそこは、パルジファルを通してアンフォルタスの胸中を見る思いがして、2010年の東京春祭では、あの場面で思いっきり泣いて、浄化された記憶があります。というか、本当に浄化されたんだろうな、と思います。

録音について

私の持っている録音は、1993年7月発売。S/N比は若干高めですが、そんなに気になるまではありません。
クナッパーツブッシュの1962年の録音についてはこちらのサイトが詳しいです。
http://solarisu.sakura.ne.jp/Record/Parsifal-Kna62/Parsifal-Kna62.html
この録音なんですが、第一幕と第二幕に途切れがないように聴こえます。いや、第一幕の最後で拍手がないのはいいのです。それが慣例なので。ですが、休憩なしというのは大丈夫なんですかね。

終わりに

カミさんに駄目だし食らったので原稿はまだ出来上がらない。おっしゃるとおり。それじゃあ書評にならんよ。。締め切りは水曜日。大丈夫か、オレ。

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7月29日からの東京オケ事情

7月29日からの東京オケ事情。来週はPMFで準・メルクルがサントリーホールに登場ですね。川崎のコンサート、平日なのに昼始まりなのは、夏休みだからですね、はい。羨ましい。
今週は出撃しませんが、来週は一日ぐらい出撃したいものです。
あとは、このページ、PHPで自動化したいです。

場所 指揮者 オケ 演目 開演時間
7月29日(月) サントリーホール チョン・ミョンフン アジア・フィルハーモニー管弦楽団 ワーグナー: オペラ『タンホイザー』序曲
: 楽劇『トリスタンとイゾルデ』から前奏曲と愛の死
ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 op.98
19:00:00
ミューザ川崎シンフォニーホール クリスティアン・アルミンク 新日本フィルハーモニー交響楽団 ○三善 晃:ヴァイオリン協奏曲(1965)
○ストラヴィンスキー:バレエ組曲「プルチネッラ」
○メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア
19:00:00
7月30日(火) サントリーホール 準・メルクル PMFオーケストラ ブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14
19:00:00
ミューザ川崎シンフォニーホール 小林研一郎 読売日本交響楽団 <オール・チャイコフスキー・プログラム>
○歌劇「エフゲニ・オネーギン」から ポロネーズ
○ピアノ協奏曲第1番
○交響曲第5番
15:00:00
7月31日(水) サントリーホール 準・メルクル PMFオーケストラ 武満徹: ア・ストリング・アラウンド・オータム
マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調
19:00:00
オペラパレス ミシェル・プラッソン 東京フィルハーモニー交響楽団 東京二期会公演
ホフマン物語
18:30:00
8月1日(木) オペラパレス ミシェル・プラッソン 東京フィルハーモニー交響楽団 東京二期会公演
ホフマン物語
18:30:00
ミューザ川崎シンフォニーホール 金聖響 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 マーラー:交響曲第1番「巨人」(花の章付き) 15:00:00
8月2日(金) すみだトリフォニーホール クリスティアン・アルミンク 新日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー/交響曲第3番 ニ短調 19:15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール 山下一史 NHK交響楽団 ○バーンスタイン:キャンディード序曲
○J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番から ガボット 第1番、第2番
○ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」から” 隣人の踊り”
○ラヴェル:古風なメヌエット
○J. シュトラウスII :皇帝円舞曲
○ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)から
“カッチェイ王の魔の踊り”,”子守唄”,”終曲”
18:30:00
8月3日(土) オペラパレス ミシェル・プラッソン 東京フィルハーモニー交響楽団 東京二期会公演
ホフマン物語
14:00:00
すみだトリフォニーホール クリスティアン・アルミンク 新日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー/交響曲第3番 ニ短調 19:15:00
8月4日(日) NHKホール 山下一史 NHK交響楽団 N響ほっとコンサート
オーケストラからの贈りもの
16:00:00
オペラパレス ミシェル・プラッソン 東京フィルハーモニー交響楽団 東京二期会公演
ホフマン物語
14:00:00
ミューザ川崎シンフォニーホール 小泉和裕 東京都交響楽団 ○ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
○ブラームス:交響曲第4番
17:00:00

※記載は正確なものを心がけますが、万一誤っていた場合、責任はとれませんので、自己責任でご参考にしてください。

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《トリスタンとイゾルデ》に《パルジファル》が聞こえる。

時のうつろいゆく流れはいとおかし。
1989年に知り合った高校時代の友人とその友人たち会食。当時はまだソ連があって、ペレストロイカ真っ盛りでした。このまま行けば平和な世界がくるのではないか、と思ったのが懐かしく思えます。お互い違う道を歩いていますし、バックボーンも違うのに。なにはともあれ楽しいひと時でした。

さて、恍惚とした感じのバーンスタインの《トリスタンとイゾルデ》ですが、今週集中的に聞いています。
前にも気づいてことですが、第三幕のマルケ王のモノローグ、erwachenというところ、《パルジファル》のアンフォルタスのモノローグとそっくりなことに思い至りました。和音や旋律が《パルジファル》そっくり。《パルジファル》のほうは、erbarmenだと思いますけれど。
今日はこれ以上深堀りできません。今後研究します。
明日はお仕事が、少し夜更かし気味です。早く眠らないと。
あー、日ユ同祖論って、トンデモだけど、なんか面白い。
ではまた明日。

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カラヤン帝国の興亡をたどる──中川右介「カラヤン帝国興亡史」

暑いです。コンクリートジャングルもやはりジャングルなんですか。。今日は外を歩く機会が多かったのでなおさらです。普通はオフィスからでませんので、体はインドア仕様になっていますので。

はじめに

中川右介さんの「カラヤン帝国興亡史」を読みました。
カラヤンの事績を振り返ることで、戦後ヨーロッパ楽壇の見取り図が、ほんとうによくわかります。おすすめです。

ベルリン・フィルは二番手だった

私がクラシックを聴き始めた10歳ごろ、グラモフォンが出していたクラシックベストシリーズのカセットテープは、すべてカラヤンとベルリン・フィルでした。これらが私のデフォルト音源。ですのでカラヤンとくればベルリン・フィルとなるわけです。
ところが、実際には、ベルリンは二番手でしかなかったのですね。カラヤンにとって本当に大事だったのはオペラだったようです。ウルム、アーヘンのオペラ監督を勤めたカラヤンです。また、小澤征爾も、カラヤンがオペラを大事にしていたと言っていました。
そういう意味では、ドイツ・オペラの最高峰であるウィーン国立歌劇場がカラヤンにとっては最高の獲物なわけです。
カラヤンの政治力というものは、自分の芸術のための方法論だったのでしょう。カラヤンにとってはウイーンやベルリンを得て、オペラを振らなければ自分の芸術を表現する事ができないと考えた。であるからこそ、ヒトラー譲りの政治的駆け引きで、ポストを手に入れたということでしょう。
出来る人はこうやって獲物を狩るのですね。
この本では、そうしたカラヤンの狙いと思惑、そしてやり方がよくわかります。ある意味、英雄が戦いに勝利する場面を見る戦史シリーズとでもいえましょう。爽快感すら覚えます。

天才でも失うものはある

実際、ウィーン国立歌劇場でカラヤンは8年にわたって監督職に就きますが、これは平坦なものではありませんでした。
ウィーン的というやり方、つまり、表では微笑み、裏ではあざ笑うといったたぐいの、一筋縄では行かない駆け引きがあったようです。カラヤンはもちろんヒトラー譲りの政治力を持っていて、同時期にベルリン・フィル、ザルツブルク音楽祭、ウィーンフィルを手に入れるのですから。
それでもなお、失うものがあるとは。
どんな天才でもすべてを手に入れることはできない、ということですね。人間誰しも、その場その場でその人なりの悩みを抱える、ということですね。

エーリヒ・クライバーのこと


この本を読むと、エーリヒ・クライバーがウィーンに戻りたくても戻れるわけがない、と思いました。
エーリヒはウィーンのポストが本当に欲しかったと思います。ですが、エーリヒはこうした権謀術数に長けているわけではありません。
エーリヒは芸術を最上のものとする信念の人です。にも関わらず、政治的な動きをしません。伝記には「政治に疎い」とまで書いてあります。筋を通すためであれば、最上のものとするべき芸術でさえ犠牲にしてしまいます。
東ベルリン当局と衝突して、ベルリン国立歌劇場再建目前にして、芸術監督職を辞任するのは、本当にもったいない話です。

おわりに

この本の前編として「カラヤンとフルトヴェングラー」という本があります。こちらも近々読む予定。最近読書が楽しいです。

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恍惚とした感じ──バーンスタインの《トリスタンとイゾルデ》

いやあ、暑い。蒸し暑い。
暑いついでに、最近googleアカウント乗っ取りが熱い。最近増えているそうです。パスワードを変えるなど、対策しました。
で、バーンスタインの《トリスタンとイゾルデ》。

バーンスタインといえば、ねっとりと歌わせる、という印象ですが、実際のところ私はこの音源を聴いてバーンスタインが分かった気がします。
とにかく、速度が違います。急激に速度を変えるようなことはしませんが、きちんと旋律やリブレットの意味を勘案した上で、速度をコントロールしています。だから、あ、こここんなに息が長くてかわいそう、という感想になります。それだけではなく、もちろん必然性を感じますので、すごくしっくり来るのです。
これは、名人芸といえると思います。
そうした境地が「恍惚」という言葉の由縁でしょう。
この「恍惚」という言葉は、吉田秀和さんが《田園》を表す時に使ったものです。小学生の頃に聴いて、「恍惚ってなんだ?」とおもった記憶があります。
今は、その言葉がよくわかります。オペラの中身を的確に映し出す演奏ですね。シュナイダーのトリスタンと双璧になるでしょうか。
今日も短めで。

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《短信》落雷停電

Thunder storm
夕方、東京地方は激しい雷雨に見舞われたようです。私は会議中で全く知りませんでしたが。
家にいたカミさんによると、一時的に停電が発生した模様。
マジですか。。。
実は、今年になってからNASを導入しました。中に3TBのハードディスクが入っています。そこに手持ちの音源ファイルをすべて入れて、MacのiTunesに登録しています。カミさんとの共用ファイルなども入っていますので、電源は常時ONにしています。
ですが、停電となると、ハードディスクの損壊や、過電流の影響が心配です。

中にはこれまで溜め込んだ音源約300GBが入っています。これが飛んだらアウトですね。。
身震いしました。
確認してみたところ、大丈夫なようです。ですが、いつ何が起こってもおかしくないですね。
対策としては、1)バックアップをとる、2)UPSを導入する、でしょう。早速週末とりかかります。
今日はこちら。ワーグナーは聞けませんでした。
モーツァルトのことを「音階ばかり」と評した人がいるようですが、音階だけでこれだけの音楽を作っているとしたら凄いことです。
こちらのクライバーは、シュトラウスとちがって、インテンポでまめやかです。スッキリしているので見晴らしがいいですね。デュナミークがしっかりしているので表情もくっきり。細密画のようです。

メガネが合わず、目の痛みと頭の痛みが激しいです。若い人の作った字の小さい資料を4時間の会議中ずーっと読んでいたから。メガネは今週末に進水式です。

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運命・失神・鐘楼。神はいるのかもしれない。エーリヒ・クライバーと朝比奈隆

先日も書いたとおり、エーリヒ・クライバーの伝記を読んでいます。

その中で紹介されていた失神に関するエピソードを。

運命の失神

1927年3月、ベートーヴェン没後百年祭の演奏会のこと。
ボンでエーリヒ・クライバー指揮による演奏会で交響曲第5番が取り上げられました。その日はどんよりと曇った日でした。
スケルツォから終楽章へ突入する瞬間、雲の切れ目から一筋の太陽の光がガラスの屋根から差し込んできました。
途端に立ち見で聴いていた学生たちが気を失ったそうです。
戦時中、エーリヒ・クライバーが夫婦で南米の小さい町を歩いていると、男が近づいてきて「私は、あのベートーヴェン百年祭演奏会で気を失った学生の一人なんです」と話しかけてきたそうです。
これは伝説とされていますが、先日出版されたエーリヒ・クライバーの伝記で紹介されているエピソードです。
あそこで突然光が差し込むなんて、出来過ぎた話です。本当なら私も失神したはず。

神は存在する?

これって、朝比奈隆がザンクト・フローリアン協会でブルックナー交響曲第7番を降った際に、第二楽章が終わった途端に、教会の鐘がなった、というエピソードを思い出しました。神様はいるのかも。
このアルバムです。



私はかなり遅い目のテンポをとり、広間の残響と均衡をとりつつ、演奏を進めた。十分な間合いを持たせて第2楽章の和音が消えた時、左手の窓から見える鐘楼から鐘の音が1つ2つと4打。私はうつむいて待った。ともう1つの鐘楼からやや低い音で答えるように響く。静寂が広間を満たした。やがて最後の鐘の余韻が白い雲の浮かぶ空に消えていった時、私は静かに第3楽章への指揮棒を下ろした。

朝比奈さんの言葉です。
第2楽章はレクエイムです。ザンクト・フローリアンに眠るアントン・ブルックナーに演奏が届いたのかもしれません。
ここでも私は失神するかもしれません。
鐘の音を確かめるためにCD聴き始めましたが、このアルバム、いろいろ言われていながらも、かなり感動的です。おすすめ。
ドライブした演奏。朝比奈さんがグイグイ引っ張ります。デュナミークの統率感は格別。
1975年の録音ですから、もう38年前ですか。

失神とは?

先日、読響の《アメリカン・プログラム》で、失神寸前と書きましたが、まあ、音楽で失神をするというのはよくある話なのでしょう。
失神とは「大脳皮質全体あるいは脳幹の血流が瞬間的に遮断されることによっておこる一過性で瞬間的な意識消失発作」です。
この内、音楽を聞いて失神するのは「神経心原性失神」のうち「血管迷走神経反射性失神」と呼ばれています。長時間の起立、驚愕、怒り、予測外の視覚、聴覚刺激、ストレスなどによるものが多いようです。
おそらくは、立ち見の学生は、立った状況で、予測外の視覚と聴覚刺激によって血流が脳から失われ、崩れ落ちたのでしょうね。
というわけで、また明日。

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