狂おしいマーラー

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行き交う人もまた旅人なり。

オペラシティでの風景。こういう無機質な雰囲気も嫌いではないです。

マーラー:交響曲全集
マーラー:交響曲全集
posted with amazlet at 15.02.20
オムニバス(クラシック) アバド(クラウディオ) ウィーン国立歌劇場合唱団 シュターデ(フレデリカ・フォン) ベルリン放送合唱団 ステューダー(シェリル) ウィーン少年合唱団
ポリドール (1995-07-07)
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昨日から、アバドのマーラー全集のなかから、7番を聴いています。

以前も書いたかもしれませんが、こんな会話をしたことが有ります。

  • 私   「昔はマーラーが好きでしたが、今はシュトラウスが好きです」

  • Aさん 「え? 普通逆じゃないですか?」

私のイメージでは、マーラーは、実に直情的に世界を描いているのだと思います。ですが、シュトラウスは婉曲に世界を描いているのではないか、などと思います。哀しみや怒りは、マーラーの場合、直接心に響きますが、シュトラウスの場合は、物語の中に横たわっていて、あとでジワリと効いてくるような感覚です。

ですので、マーラーが少し激しすぎて、なかなか乗れない時期というのがあって、それが最近ようやくとけてきたなあ、という感じです。

アバドの指揮は実に陰影がはっきりしています。ひとことで言うと、「狂おしい」演奏、なのかもと思います。

それにしても、こういうアバドの指揮の機微が分かるのも、音楽を聴き続けてやっと、というところですね。さすがに聴き始めた小学生や中学生の頃は、そこまでわかりませんでした。あの頃は、同曲異演の違いなどわかりませんでした。まずは、いろいろな曲を聴きたいという感覚が強かったですし、当時はレコードやCDを買う資力もありませんでしたから。今は、NMLがあったりしますのでまた事情はべつでしょうね。

では、今日もグーテナハトです。みなさま、よい週末をお過しください。

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