本を読むための本を。


ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)



立花 隆・佐藤 優
文藝春秋
売り上げランキング: 18,331




立花隆氏と佐藤優氏の対談。お互いに教養を深めるためのブックリストを作って、それについて語るというもの。何かのタイミングで、引っかかっていて読みたかったのですが、今回入手。2009年の本ということで、少し古いのですが(なんと8年前)、紹介されている本は古典とも言えるものなので、色あせた感覚はありませんでした。

お二人とも、相当な読書家で、月に10万円本代に使うということで、そういう点でも見習わないと、と思います。面白かったのは、外務官僚についての記述。佐藤優氏は外務省に勤めていて、鈴木宗男との関連で退職された方です。官僚は収奪する側とされる側に別れるとか、上役は「うまくやれ」と下役を使い、うまくいけば手柄は上役へ。うまくいかなければ、罪過は下役へ、という構造は、どこも一緒だなあ、と本当に面白かったです。

大学時代は、今から思えば楽器を吹いて飲んでばかりでしたが、もう少し本を読んでおけばよかったなあ、と思ったり。残りの人生時間を見極めて、効率よく読書計画を立てなさい、というくだりがこの本の中にあって、まあそうかもしれない、と思ったり。若ければ若いほど、こうした本は効果的だなあ、と思います。

そういえば、高校時代に読んだ岩波文庫の宣伝文句に「良い読書は、悪い本を読まないこと」という趣旨のことがあり、まあそうかもね、とも。もっとも、効率的な読書って、なんだかお勉強みたいでつまらなさそうだなあ、とも思います。

ブックリストは、有識者の経験が詰まっているので本当に面白いです。

さて、今日もティントナー。7番を聴いています。


Bruckner: Symphony no 7 / Tintner, Royal Scottish National Orchestra



Naxos (1999-05-11)
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先日も紹介したばかり。思うに、ブルックナーでいちばん好きな曲はこの7番だなあ。優美で典雅。先日も触れたように、初めて聴いたブルックナーは7番。あれ、実演を聴いたことはないかもしれない。

それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。