リベルタ!リベルタ!

カタルーニャの独立問題。以前から、スペインというEU構成国において、独立運動が発生し、中央政府と激しく対立している、ということ自体、なにか奇異なことの用意思われ、関心を持っていました。先日、フォーサイトという新潮社のウェブで、カタルーニャ州の首相だったプチデモン氏が、ドイツで逮捕拘束された、という情報を得ました。それは、大野和士さんの奥様の大野ゆり子さんが書いておられる記事においてでした。その中で、バルセロナのオペラ劇場(リセウ劇場と思われる)で、「リベルタ!リベルタ!(釈放!釈放!)」という叫びの合唱が起きた、というエピソードが紹介されました。
http://www.fsight.jp/articles/-/43496
確かに、調べてみるとそうした事実はあったようです。

https://amp.marca.com/tiramillas/actualidad/2018/03/28/5abb5700268e3e664d8b4685.html

https://vozlibre.com/actualidad/gritos-libertad-puigdemont-tras-una-opera-liceu-barcelona-12963/amp/

以下のTwitterの動画も重要なソースなのですが、「カタルーニャの春:など、独立派のアカウントのようにも思われますが、動画はそれぞれ別アングルの別のもののように思いますので、実際にバルセロナと思われるオペラ劇場で、カタルーニャ国旗が掲げられて、観客が「リベルタ!」と叫んでいたというのは事実だと思います。

https://twitter.com/jsblanch/status/977979505703874560

この話を読んで、こちらを以前読んだことを真っ先に思い出しました。18世紀から19世紀にかけてのオペラというのは激しく政治的だったというもの。私も実際そう思います。「フィガロの結婚」は貴族制度への反発ですし、喜歌劇「こうもり」もドタバタ喜劇ではなく、貴族制度や身分制度への批判が縫い込まれています。

このリベルタは自由という意味であり、釈放という意味もありながらも、カタルーニャ独立を目した「リベルタ!」であったようにも思えたりしました。桟敷席からカタルーニャの旗が掲げられたりするのをみると、もちろん仕込まれた事件だなあ、とも思いますし、動画を昇華しいているTwitterアカウントの一つは「カタルーニャの春」です。上演されていたのが、フランス革命をとりあげた「アンドレア・シェニエ」ということもあり、オペラというのは政治色満載な装置なのだ、と言うことをあらためて思いました。欧州の土俵に乗った上での感想ですが、成熟した文化がいまも息づいているのだなあ、と思いました

今日は4月1日。これがエイプリルフールでもありませんし、あるいはフェイクニュースでもないとおもわれます、ということでしめておきます。

それではみなさま、新年度もどうぞよろしくお願いします。おやすみなさい。

 

 

0