気だるい夜にBallads二枚

久々のエントリー。というのも、仕事場に求められたとある作業が続いていて、目処が立つかわからなかったのですが、やっと目処が立ったので、そろそろ書く時間を作れる、と思った次第。本当はかつてのように毎日書きたいのです。

今日はこちら。


BALLADS


BALLADS

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JOHN COLTRANE
IMPUL (2008-02-19)
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気だるい夜に急に聴きたくなりました。有名すぎるもで、何も言うべきことはないです。

で個人的には、このアルバムと対になるのはこちら。


Ballads: Remembering John Coltrane



Karrin Allyson
Concord Records (2001-05-22)
売り上げランキング: 8,973




おそらくは、20年ほど前に、渋谷のHMVで流れていたのを聞いたはず。いや、発売が2001年とあるので、15年前、というところでしょうか。この深みある歌声はコルトレーンの倦怠にふさわしい。バックバンドのサックスはボブ・バーグ。事故死したテナーサクソフォンで、私が大好きなサックス奏者の一人。

久々に静かな夜。しかし、考えることはたくさん。おそらくは何かしらの決定はなされてて、何かしらの困難はあるけれど、今ここにある倦怠に留まるよりは良いはず。

というわけで、みなさまも、ゆっくりおやすみください。グーテナハト。

 

思いつく日々とラプソディ

仕事始めでしたが、初日から色々と。何かしらの「思いつき」のようなものにこの数日間苛まれる、あるいは恵まれていて、少々あぐねているというか、高揚しているというか。

今日はこちらを聞きながら帰宅。


CHICK COREA/TRIO MUS


CHICK COREA/TRIO MUS

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Universal Music LLC (1986-11-24)
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I hear rhapsodyが、好きで、それを聞くためだけに、聞いているような感じです。それって、My One and Only Loveを聞くために、Now He Sings Now He Sobsを聞く、というのと似ています。後半は変幻な曲で仕事帰りには少し厳しい。

このアルバムを知ったのは、私の先輩が、I hear rhapsodyを弾いていて、感動したのですが、その方はChick Coreaの影響のものと弾いていたということで、入手。で、セッションで、サックスをChickのリフっぽく吹いたら、別の先輩に「Chick Coreaそのまま」と言われました。なんというか、とぎすまされた演奏だと思います。何か、もの哀しいラプソデイを胸が張り裂けそうになりながら聞いているイメージ。

ちなみに、素敵なMy one and only loveが収められているNow He Sings Now He Sobsはこちら。


Now He Sings Now He Sobs


Now He Sings Now He Sobs

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Chick Corea
Blue Note Records (2002-06-13)
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そういえば、とあるところでチャンドラーの「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない」という言葉を見かけました。結局、優しさというのは、努力の結果強くなり、そのご褒美として振る舞うことができるもの、なんてことを思いました。これも一つの「思いつき」かも。ただ、小説の一箇所を取り出してもあまり意味がなく、恣意的な解釈は忌避すべきものです。ということは、チャンドラーを読まないと、ということになりますかね。いくら時間があっても足りません。

それではみなさま、おやすみなさい。

あけましておめでとうございます。

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新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様にとりまして幸多き一年となりますことを願っております。

昨年末に「セッションでチック・コリアをやらないか?」と言われたりしまして、チック・コリアを聞き始めたら、なぜかとらわれてしまいました。

今日はこちら。「不思議の国のアリス」をモチーフにした1978年のアルバム。


マッド・ハッター


マッド・ハッター

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チック・コリア ゲイル・モラン エディ・ゴメス ジョー・ファレル ハービー・ハンコック スティーブ・ガッド
ユニバーサル ミュージック クラシック (2005-03-30)
売り上げランキング: 82,464




チック・コリアの音楽は、何か、70年代のオプティミズムのようなものが含まれているような気がしてなりません。20世紀のSFに描かれたオプティミズムのようなものと通底するものとも言えます。科学の発達が人類を栄光の未来へと導いていくというもの。あるいは、世界は歴史の流れにおいて必然的に発展し様々な問題は一つに収斂していく、というもの。それは、チック・コリアの来歴を知っているという要素はあるかもしれませんけれど。

今年は(あるいは今年も、と言いたいですが)、限りある時間を意義あることにきちんと使っていく年にしたいと思います。自分にとって意義あることは何か。それは不惑を過ぎていますので、定まっていますので、あとは時間を作ってやるだけです。

お仕事をされている方もいらっしゃると思いますが、みなさまもどうか良いお正月をお過ごしください。

※今年はスマホで初日の出をとってしまいまして、こんな感じになってしまいました。来年はちゃんとカメラで撮りましょう。

絢爛──ウォルト・ワイスコフを聴く。

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今日は、沿線のとある場所へ。紅葉が見事。これもまた絢爛です。心も洗われた感じ。ですが、ちと重労働で、ヘトヘトになって帰宅。その後、再び買い物で重労働でヘトヘトに。。

今日はこちら。


Man of Many Colors


Man of Many Colors

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Walt weiskopf Quartet Walt Weiskopf Brad Mehldau John Patitucci Clarence Penn
Criss Cross (2008-12-03)
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大学時代は、ジャズのサクソフォーンを吹いていました。ジャズは大好きなのですが、最近思うにホームグラウンドはやはりクラシックだったんだろうなあ、と思います。

ジャズミュージシャンは、知っているようであまり知らなくて、社会人になってから、ジェリー・ベルゴンツィを知ったりしてお恥ずかしい限りなのですが、このウォルト・ワイスコフも、初めて聞きました。この土曜日のNHK-FMの「世界の快適音楽セレクション」で取り上げられていたのです。

いやあ、こういうバリバリしたサクソフォーンの音は本当に大好きでして、一人好きなサクソフォニストが増えました。ベースはジョン・パティトゥッチ、ピアノはブラッド・メルドー。うーん、いいサウンドだ。秋吉敏子のビックバンドにいた方のようで、これまでも聴いたことはあったかもしれません。バラードも素敵でして、なんだか心が休まりました。

ジャズは、朝に聞いたり、疲れて帰宅する通勤電車ではなかなか聞けないですね。週末の夜更けに一人で聞くのが一番いいかなあ、と思います。

明日からまたウィークデー。でも水曜日は勤労感謝の日。嬉しい日ですが、その日に勤労される方もいるわけで、なんともかんとも。。

それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

懐古主義というか古典主義

夏休み6日目。あと1日で終わり。今日も朝から晩まで働きました。ようやく家事?に終わりが見えてきた感覚があります。あともう一息です。

今日は、朝からこちら。


Made in Brasil


Made in Brasil

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Eliane Elias
Concord Records (2015-03-31)
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AppleMusicはこちら。

ブラジルの天才美人ミュージシャン、イリアーヌ・イリアス。夏のけだるい午前中に仕事をする気にさせてくれました。

こういう音作り、今の若い方には古っぽく聞こえるんだろうなあ。80年台後半から90年台にかけての音作りです。以前も書いたかもしれませんが、私より10歳ぐらい年下の方に言わせると、90年台が音楽が最も盛り上がっていた時代だ、との事です。まあ、その方が気を使ってくれた可能性のありますけれど。

まあ、こうして、私もJazz的な音楽においても、懐古主義というか古典主義のような聞き方をしているなあ、と改めて思いました。昔聴いた音楽を、現代の新しい解釈で聞き直しているという形です。それって、やはりクラシカルな音楽の聴き方なのだ、ということだと思うわけです。

岡田暁生さんの「西洋音楽の歴史」でも、ジャズをロマン派音楽になぞらえていた記憶があります。今は、さらにその先になっていて、ロマン派音楽をクラシカルとして聞いている時代になったのではないか、と思います。


西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)



岡田 暁生
中央公論新社
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マレン?・モーテンセンを聴く

昨日はかけず。なんだっけか。。

マレーネ・モーテンセンを聞いてます。なにがいいのか、ということを考えていたのですが、今日わかりました。

まるで、管楽器のように速いフレーズを良い声で歌うところが、いいんだなあ、と。

まあ、何度も繰り返し聴くと、いろいろわかってくる面もあるのですが、それでもなおやはりカッコ良いのですね。変拍子とか、少し大変そうなんですが、なにか、オペラの難しいアリアにも通じるスリリングさなどがあります。

あとは、英語の発音が好きというのもあるなあ、と。デンマークの方なので、やはり、英語発音はネイティヴとは違うキレのようなものがあります。

あれ、アマゾンみていたら、マレン・モーテンセンになっている。デンマーク語だとマレーネだと思うのだけど。

ツイート的に取り急ぎ。

私を構成する9枚のジャズ編からチック・コリア「スリー・カルテッツ」


Three Quartets


Three Quartets
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Chick Corea
Stretch Records (1997-02-18)
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このアルバムも、私にとっては実に思い出深いアルバムです。このアルバムの一曲目であるQuartet No.1を20年ほど前にバンドでやりました。で、漠然と聞くのではなく、人と合わせて演奏するなかで、裏拍と表拍の違いの感覚が随分わかるようになった記憶があるのです。おそらく、その認識の前後で楽曲の聴こえ方が全く変わってしまった、という記憶さえあります。

ちなみに、このアルバムで参加しているのは以下の方々です。

ピアノ:チック・コリア
サックス:マイケル・ブレッカー
ベース:エディ・ゴメス
ドラム:スティーブ・ガッド

この4人の方々が、私にとって最高のカルテットメンバーだったりします。

チック・コリアは、天才というか鬼才というか、恐ろしくピアノが上手く、驚くほどピアノの音が良いです。何枚もの素晴らしくそれでいて「変な」アルバムを繰り上げている方。

マイケル・ブレッカーは何回も書いていますが、なんでも吹けてしまう稀代のサクソフォーン奏者です。

エディ・ゴメスは、私がベーシストの個別認識を初めてできた方。つまり、この音聞いて「あ、ゴメスだ」とわかるようになったということです。この方、本当に巧くて、ベースソロとか、泣きます。古くはビル・エヴァンスのバンドにいましたが、その後、チック・コリアのバンドに参加したアルバムはどれも逸品です。

同じく、スティーブ・ガッドも、ドラマーの個別認識を初めてできるようになった方です。ソリッドなドラムプレイは、本当に素晴らしいのです。

大学の時、4学年上の先輩二人と、2学年上の先輩と4人で、嫌という程セッションをしたことがあります。1996年ごろのこと。ピアノがAさん、サックスが私、ベースがSさん、ドラムがAさん。セッションではありますが、私にとっては、このアルバムのカルテットと勝手に重ねあわせて演奏していた気がします。

あの頃は、みたいな話になるとつまらないのですが、まあ書いちゃうと、縦横無尽にテナーサックスを操っている感覚を持っていて、何でも吹けちゃう、みたいな錯覚を持ってました。若いときゆえの勢いです。そういう時期を持っているというのは、幸せでもあり不幸でもあります。そういう意味でも、このアルバムのサウンドは、そうしたなんでも受けちゃうと錯覚していた時代を象徴するサウンドとも言えるんだと思います。だから、私を構成する9枚なんだと思いました。

明日は祝日。ありがたい。

それではみなさま、おやすみなさいませ。グーテナハト。

私を構成する9枚のジャズ編から、イリアーヌ・イリアスのドリーマー

私を構成する9枚のジャズ編から、イリアーヌ・イリアスの「ドリーマー」を。


Dreamer


Dreamer

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Eliane Elias
RCA Victor (2004-05-01)
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このアルバムは、実はこのなかでもっとも付き合いが短いですが、深く付き合った一枚でもあります。ジャズでもあり、あるいはボサ・ノヴァでもあるという一枚です。

出会いは街のCDショップで、ジャズ売り場でかかっていたのです。数分聴いて、これがクラウス・オガーマンのアレンジで、マイケル・ブレッカーが吹いているということを見切りました。で、見てみるとイリアーヌ・イリアスだったというわけです。当時、イリアーヌ・イリアスはStepsのメンバーで、ランディ・ブレッカーの元奥さん、ということを知っていたぐらいだと思います。

ですが、聴けば聴くほど素晴らしいのですね。風行く浜辺で、波音と一緒に聴きたいアルバムです。

イリアーヌ・イリアスの歌が良いとか、マイケル・ブレッカーのソロが素晴らしい、とか、あるにせよ、もっとも素晴らしいのは、クラウス・オガーマンです。こなかた、アレンジャーとして有名で、アントニオ・カルロス・ジョビンやビル・エヴァンスとアルバムを作っています。有名なのはマイケル・ブレッカーとの組んだ二枚のアルバムで、私は一時期これらこそがコンテンポラリージャズのもっとも素晴らしいもの、と考えていたことがあります。

こちらがそのうちの一枚である「クラウス・オガーマン・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー」というアルバムです。


クラウス・オガーマン・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー(Claus Ogerman Featuring Michael Brecker (MEG-CD)



Claus Ogerman Featuring Michael Brecker(クラウス・オガーマン・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー)
株式会社ミュージックグリッド
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クラウス・オガーマンのアレンジは、おそらくは、フランス近代のオーケストレーションの潮流を組んだもので、素晴らしい不協和音をたくさん聞くことができます。60年代から70年代までの空気を残すアレンジです。

この「ドリーマー」というアルバム、最初から最後まで、いいことづくめで、私は一時、疲れた帰宅する時、このCDをただただひたすら聴き続けたという時期がありました。本当に気を休ませてくれるアルバムです。ちなみに、このCDを某ジャズ喫茶でリクエストしたら怒られました。

今日は、せっかく早起きをしたのですが、外出寸前にメガネを見失うというアクシデントに見舞われました。せっかくいい電車に乗ろうとしたのに、乗り遅れたんですが、まあ、早起きだったので、乗り遅れてもなんとかなるわけで、本当に助かりました。よかった。。

というわけで、みなさまも今宵をお楽しみください。おやすみなさい。グーテナハトです。

マイケル・ブレッカーの二枚

今日も「私を構成する9枚」から今日も2枚ほど。

私が敬愛しているマイケル・ブレッカーのアルバム二枚を「私を構成する9枚」に入れました。


Now You See It ... (Now You Don't)



Universal Music LLC (2007-03-01)
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まずはこちら。これが、私が初めて聞いたマイケル・ブレッカーの音源。1990年のアルバムです。何度も書いたことがあると思いますが、マイケル・ブレッカーの名前を初めて見たのは、石橋楽器のEWIの宣伝文句に「あの伊東たけし氏とマイケルブレッカーが愛用している」みたいな文句が書いてあり、「あれ、伊東たけしと似たようなプレイをする別のミュージシャンがいるのか?」というかなり浅はかな動機に基づいてレンタルCD屋でこのNow you see it を借りた、というところです。1992年のことだと。

で、あれれ、伊東たけしと違う?と思いながら何度も聞いているうちに、なんかいいぞ、ということになりました。

ちなみに、この1992年という年は、ブレッカーブラザーズが再結成された年でもあり、これも何度も書いているところですが、当時のマウントフジジャズフェスティバルの映像を食い入るように見ていたのも、マイケルブレッカーが好きになった理由でもあります。

まあ、マイケルブレッカーのようにサックスが吹けるわけがなく(吹けていたら、私はプロになりました)、これはまさに努力とセンスが足らなかったということなんだと思いますが(バークレーに行くぐらいの人は、マイケル・ブレッカーの方法論をきちんと会得して吹くことができるという)、それでもなお、随分と長い間CDを聴いていましたから、やはり、私を構成しているものなんだと思います。


Don't Try This At Home


Don’t Try This At Home

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Universal Music LLC (2009-07-14)
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こちらは、1988年のDon’t try this at homeこのアルバムも随分と聞きました。ジャケットが強烈。ギターはマイク・スターン。

個人的には、1980年台後半から1990年代初頭のマイケル・ブレッカーが好きです。昔、スティーリー・ダンのマイケル・ブレッカーを聞いたことがないことを先輩に怒られたのですが、いやいや、私が好きなのは1980年代後半以降です、と開き直った記憶があります。

このアルバムの頃のマイケル・ブレッカーは、徐々に深みを増しつつあるのですが、それでおなお若い頃の強烈な勢いが残っていて、そのバランスが素晴らしいのだと思っています。

というわけで今日はこの辺りで。明日でウィークデーは終わり。皆様、ゆっくりお休みください。グーテナハトです。

リトナーの音、いいわ。。──Lee Ritenour “Wes Bound”


Wes Bound


Wes Bound
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Lee Ritenour
Grp Records (1993-03-02)
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いやあ、本当にいい音を作るリトナーです。今日の帰宅時はこちらを2回ほど聴きましたが、本当にこの音には惚れ惚れします。

特に、Ocean Ave.という曲。溢れる音の感じが最高。定番のfour on sixのグルーヴもいいです。この曲聴きながら何度もなんどもコピーを繰り返したのを思い出しました。今から22年前のこと。Road Songという曲も随分と練習の材料でした。高田馬場の下宿の部屋の窓際でCDを聞きつつEWIでコピーしたりするという状況だったと思います。

ですので、サックスを吹いていた私が、このアルバムを「私を構成する9枚」の1枚に入れたというわけなんだと思います。

それにしても、音楽をやっている時でさえ本当に悩みぬいた学生時代でしたが、結局死ぬまで悩むんだろうなあ、と。悩みながら行動しないといけないのですけれど。

寒い1日。久々に泳ぎました。と言っても3日ぶりですが。相変わらず10分しか泳ぎませんが、今日初めて平泳ぎよりクロールの方が泳いだ時間が長かった気がします。もう少し体力がついて、疲れにくい体になるといいのですけれど、あと1年ぐらいはかかるかも。

ではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。