VENOVAを試して見る。

週末、久々に時間が取れたので、公園でVENOVAを吹いてみました。ざっと感想など。
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まず、音を出すのが意外に難しかったです。おそらく、リード楽器の初心者が音を出すのは難しそうです。

リコーダーと同じ運指とはいえ、吹き方自体はサクソフォーンと同じです。マウスピースはソプラノサックスのものを使います。ですので、サクソフォーンのアンブシェアができていて、腹式呼吸できちんと呼吸を支えないと真っ当な音はでなさそうです。また、最低音域では、腹部で呼吸を支えないといけないという印象ですし、最高音域ではアンブシェアでのコントロールが結構シビアな印象でした。思えば、この感覚は、(マウスピースが同じなので当然ですが)ソプラノサックスと同じかも。テナーのように、ダラダラっと音が出るわけではなく、アンブシェア、喉、腹部をきちんとコントロールしないと音は出ないです。

逆にいうと、サクソフォーン(あるいはクラリネット?)を吹ける方なら、すぐに楽しめそうです。身もふたもない言い方ですが、そういうことだと思いました。

音色についてですが。あまり良い音は出ない印象です。ただ、これも当たり前で、ブラスで作られたサクソフォーン本体よりも良い音が出るわけはありません。あくまで、Reise Saxophone = 旅行用サクソフォーンというのがふさわしい、どこでも手軽にふけるサクソフォーンとして考えるのが良さそうです。

まだ試していませんが、ソプラノサックスのリードを使うともう少し良い音が出そうです。付属のプラスチックリードには限界があるかも。
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私は、近所の河川敷で吹いてみました。周りに人がいたので、少し気が引けましたがなんとか。

それにしても、この手軽さで、サクソフォーンのような表情をつけられたりするのはなかなか面白い体験でした。また、サクソフォーンよりも音は小さい印象ですので、サクソフォーンより気を使わなくて済むかも。ただ、あくまで、サクソフォーンと比べて、です。リコーダーよりは大きい印象でしょうか。もちろん吹き方にもよります。

日頃サクソフォーンを吹く機会がないけれど、アンブシェアや腹筋などを鍛えておきたい方にとっては、手軽にトレーニングができるツールだと思います。

そういえば、昔の記憶を思い出しました。サックスが欲しくて欲しくて仕方がなかった高校時代、代わりにカシオのデジタルホーンを朝から晩まで吹いていました。当時15万円ほどしたサクソフォーンをさっと買うことなどできなかったわけで、私は、昼食代をケチりながら、お金を貯めて、ようやくと買うことができたという次第です。

買ってからは、まあ、運指はなんとかなるのですが、音が出ませんでした。1年ほどかけてようやく人前に出せるような音が出てきた記憶があります。

もし、あの頃、このVENOVAがあったら、多分真っ先に買って、練習できていたはず。音ももっと早い段階で出せるようになったはずです。

なんてことを思いながらも、今後もVENOVAを散歩に持って行って、さらりと吹いて見る、という感じで楽しめそうだなあ、と思いました。

さて、9月に入って、秋が来たという話は昨日書きましたでしょうか。とにかく、冬へとまっしぐら。ということはお正月へまっしぐら。でも、今年のお正月は、波乱のお正月かも。なんて。

それではみなさま、秋の夜長をお楽しみください。おやすみなさい。グーテナハトです。

つれづれ

随分サボってしまいました。9月最初の投稿。めまぐるしい毎日で、ほとんど何もできず。やっと少し時間が取れました。

9月に入って、涼しい日が続いていましたが、今日は残暑の風情でした。本格的な秋に向けて、夏の名残を楽しみました。

今日は短く。みなさまもお身体に気をつけてお過ごしください。

 

今年の夏の元気のもと

夏が終わり近づいています。

何か、この夏は、なしうることをきちんとできないまま終わったような。それは、東京地方が冷夏で、夏らしい晴れた日が少なかったということがあるのかも、とも思いました。

そんな中で、いくらか元気をもらうことも。

この夏一番の元気のネタは、山の日の連休に見た、こちらの番組。トランス・ジャパン・アルプスレースを取り上げた番組。

富山湾から駿河湾まで、三つのアルプスを縦走するという恐ろしいレース。本当の超人達が限界を超え続けるというレース。

http://www.tjar.jp/

ここまでできる人間というか日本人というか、本当にすごいものだなあ、と。まだまだできることはあるのかも、ということを思いました。

今日はこちら。


マッド・ハッター


マッド・ハッター

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以前、「私を構成する9枚」という記事を書いたことがありますが、その中の一枚でした。

私を構成する9枚 ジャズ編

Humpty Dumpty, MadHatterRhapsodyl。どれも何か聞いていると故郷にかいってきたかのような感覚を覚えるものでした。

そうそう、このテレビを見た後に、うちの家族は「他人の人生を生きてどうする?」と言いました。

それから、テレビで元気をもらうというのものどうかな、とも。

確かにね。

自分でもベストは尽くしているつもりですが、まだまだ足らないなあ、と。三つのアルプスを縦断するのと同じぐらい頑張らないといけないことが我々一人一人にはあるはず。ということで、それぞれのミッションを頑張りましょう、というのがこの夏の結論かもしれません。

それでは、残り少ない夏を惜しみながら、おやすみなさい。グーテナハトです。

つれづれな日

今日は本当の徒然メモ。

振替休日でしたが、日頃の寝不足を解消すべく、しばらく眠りにつき、起き出して、食事。やらなければならない家事をこなす。洗濯もしたし、食器も洗い、やるべきことを整理したり。今週に入って、休みだった近所のプールが今日から再開したので、泳ぎに行きましたが、ブランクが空くと、途端に泳げなくなっていて、あれれ、という感じ。

今日もこちらでございます。

まだまだ理解不足。

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こちらも部屋の片付け中に、少し読みました。「フーシェ革命暦」が途中で終わってしまったあたりの、少し悲しい感じなどを読んで、寂しい思いでした。

それでは、みなさま、おやすみなさい。

浜松つれづれ

徒然になってしまいます。昨日から浜松へ一泊。仕事場関連の勉強会のようなものへ。

浜松といえば、これまで2回ほど来たことがあったなあ、などと思いました。そのうち一度は、小澤征爾音楽塾だったかで、ネトレプコがムゼッタを歌うのを実演で聴いた、という、今から思えばすごい経験でした。

写真はアクトシティ。この隣の劇場でかつてネトレプコを聞きました。

勉強会が終わって、東京行きの新幹線までに時間があったので、荷物をフロントに預けて浜松城に行って来ました。

行きはタクシー。ちゃんと指示しなかったので遠回り。まあありがちなこと。天守閣に登って、当時の風景を想像しました。天守閣は鉄筋での再建でした。天守閣は見晴らしが良く、武田軍が迫り来るのをここから眺めたのかも、などと思ったり。三方ヶ原古戦場が城の北側にあるというのも初めて聞きました。

三方ヶ原古戦場で敗れた徳川家康は、敗残の将である自分の姿を絵に残させたと言います。こちらの絵。徳川家康三方ヶ原戦役図。

この絵の存在について、先だってとある講演会で聴く機会があり、いろいろ調べましたが諸説あるようで、実際には江戸期に書かれた絵のようです。

ただ、その講演会では、徳川家康は、この姿を事あるごとに眺めて、謙虚さ、あるいは失敗から学ぶことの大切さを、噛み締めたのである、といった内容でした。いい話ですが、そんなわけないのですね。歴史の真実は絶対にわからない、という事だと思います。

浜松城は出世城と言われているらしいです。徳川家康が天下人になったのはもちろん、その後の城主たちの何人かは、譜代大名だったということもあり、老中や京都所司代になったということだそうです。うまい切り口を考えたものです。

浜松といえば、楽器の町。新幹線駅の構内に、カワイのグランドピアノが置いてあって、誰でも弾ける、という状況。金曜日は、誰かがショパンを弾いていて、驚きました。自動ピアノかと思ったら、荷物を持った普通の方が弾いているようにも見えました。

なんだか徒然日記になってしまいましたが、今日はこのあたりで。

玉前神社参拝

今年も玉前神社参拝に行ってまいりました。



平成の大修理が終わり、恐らくは漆塗りの社殿は光り輝き、荘厳な空気を醸し出していました。社殿に入る機会を得たのですが、祭壇も金箔と漆に輝いていました。荘重で典雅でした。

一本の角を持つ狛犬が社殿内に有りまして、これはもうユニコーンだなあ、と思ったりしました。玉前神社では、かつてもオペラ《魔笛》の世界を見つけたりしました。東西の文化がどこかでつながっていることを実感します。

赴いたのは今週の頭。あまり気温も高くなく、過ごしやすい一日でした。東京の湿気を帯びた暑熱はありません。なにか太陽に焼かれる九十九里というイメージがあったので、少し意外な気分でした。
ちなみに三年連続で大吉でした。


また一年攻めの姿勢で頑張ろうと思います。
それではみなさま、良い週末を。おやすみなさい。グーテナハトです。

私の夢。ささやかな夢──ラトルのブラ3


ブラームス:交響曲全集


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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ラトル(サイモン)
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今日も色々とあった日。あるいはなかった日。作らなければ何もない日。

そんな中で聞いたラトルのブラームス交響曲全集。そのうち、第3番を聞いたのですが、いつもながら、私にとっては意表をつくようなダイナミズムに圧倒されてしまいました。それでも何か、そういうラトル節のようなものをすでにわかってしまっているような気もしていて、何かもう少し違うものを聞きたいような気もしたりします。

何をするにも、とにかく、時間を作ることが必要。今日はとうとう睡眠時間を少し削ってみました。いつか、毎日7時間寝て、毎朝5時に起きて充実した仕事をするのが夢です。夢の実現に向けて頑張ろう。

今日も全国で大変な雨になったようです。東京では雹が降ったとか。

今日は短く、おやすみなさい。

いまさら《ゴッド・ファーザー》を観て《春の戴冠》を思う。

《ゴッド・ファーザー》がAmazonプライムで観られるのですが、なかなか見る機会なくこれまで来てました。やる気と意識の問題。で、やっと観ました。本当にいまさら。45年前の映画なのですから。小説は8年前に読んでいたので、あらすじは知っていますが、映画の迫力にはかないません。


ゴッド・ファーザー DVDコレクション



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内容は良いのは言うまでもないのですが、勝手ながら、辻邦生《春の戴冠》と似たシーンがあって、イタリアつながりということもあり、あるいは執筆タイミングと公開時期が同じということもあり、深掘りをしたくなりました。

その場面というのは、ヴィトー、つまり、ドン・コルリオーネが襲撃されたあとの場面。ファミリーが全員ヴィトー家に集結するシーン。

これ、パッツィ家の叛乱でピエロ・デ・メディチが暗殺されたあと、メディチ党が全員メディチ家に集結するシーンだ、と思ったのです。主人公のフェデリゴもやはり、メディチ党の一人として、叛乱を恐れながらメディチ邸に入りました。

ルネサンスもマフィアも、やはりファミリー。辻邦生が、《ゴッド・ファーザー》を見て参考にしたかどうかは定かではないですが(確認しようとしたら、いつまでたっても投稿できないので、見切り発車してますが)、イタリアの血生臭さという意味では共通したものがあってもおかしくないなあ、と、なにか得心した思いがあります。凄惨な復讐もなにか同じもので、《ゴッド・ファーザー》の暴力シーンを見ても違和感を感じませんでした。

それにしても、本当に平坦な毎日。平坦であることを目指して頑張っています。日々我慢。

それでは皆さま、おやすみなさい。

ラトルの《惑星》を聴いて。

昨日、ラトルとベルリンフィルのモーツァルトを聴いて感動しましたので、同じ組み合わせの音源を。ホルスト《惑星》。

この音源、10年ほど前に、飛行機の中で聴いた記憶がありますが、あまり良くない機内設備できいたこともあったのか、あまりいい印象を持てませんでした。なにか、力が入っていない演奏のように聞こえていたのです。

ですが、今聞いてみると、なんだかすごいぞ、と。あまりはスピードを上げることなく、解像度の高いくっきりした演奏だなあ、という印象で、重みもあり、じっくりと練られた充実した演奏だと思います。

私の聴く限りでは、この曲はリズムどりが難しい曲だと思います。例えば、有名な「木星」の冒頭、各パートが、四拍の中で3音のパターンをずれて演奏します。これ、本当に大変だなあ、と。私だけですかね。以前、バンドをやっていた時に、この類の楽譜に苦労した記憶があります。


こういう実にところ複雑なことをあえてスピードを上げずに解像度を保つ、ということは、実はすごいことではないか、と想像したりしています。これは、バンド活動の経験なので、オケの場合は違うかもしれず、プロには朝飯前とは思うのですが、この解像度高さが、何よりこの音源のすごさだ、と思います。

もっとも、ラトルの指揮には、時折、そのスピードコントロールについていけない時があります。あれあれ、そこでこうするのか、みたいな感覚で、それは以前にも感じていました。

あれあれ、そんなに熱くなるんですか?──ラトルの《くるみ割り人形》

ただ、リンク先の《くるみ割人形》ほどではないですが、微妙にそうしたスピードへの違和感を感じるところが一箇所だけありました。

いずれにせよ、解像度の高いじっくりと聴かせる素晴らしい演奏だと思います。傷もあまりなく、繰り返しになりますが、くっきりとした締まった演奏で、音質も素晴らしいです。王道な《惑星》だと思います。

ラトル、やはりすごいんだなあ、と思います。身体的な感覚として、ラトルの表出する「感じ」が一層わかりました。

演奏の違いの件を昨日書きましたが、同じ演奏家で違う楽曲を聴くという軸と、同じ曲を違う演奏家で聞く、という軸もあります。次は、《惑星》をまた別の演奏で聞いてみてみると、あらためての反省になるかも。

今日もなんとか無事に。みなさまもどうかお気をつけて。

おやすみなさい。グーテナハトです。

モーツァルトの弦楽四重奏を聴く

なんだか、四月から仕事場が変わったこともあり、目まぐるしい毎日です。さらに、睡眠時間を確保したり、頼まれ仕事をしていたり。

そんななか聴いたのがこちら。


String Quartets


String Quartets
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アマデウス弦楽四重奏団のモーツァルトの弦楽四重奏曲集。茶道のように限られた空間に表出する美だなあ。きっと貴族の遊びのBGMとしての注文に応じて作曲していたのでしょうけれど、限られた条件の中で自分のやるべきことをやっていたんだろう、と想像しました。

モーツァルトは1756年に生まれ、1791年にこの世を去りますが、もし長生きして、フランス革命のその先とナポレオンをみたとしたらどうなっていただろう、と想像したりしました。

それでは皆さまも残り少ない良い五月をお過ごしください。