イタリア紀行2007 その36 夕陽

Italy2007

 端を渡り路地をぬけるとザッテレ地区で、このあたりにスーパーマーケットがあると目星を付けていた。確かに、スーパのレジ袋をもってあるく女性とすれ違ったから、このあたりにあるのは間違いないのだろうが、派手な看板など景観保護上の理由からまったく望めないから、なかなか見つからない。やむなく、子供を遊ばせている、ヴェネツィア人とおぼしき若い女性に尋ねてみると、実に親切にスーパーマーケットの場所を英語で教えてくれる。教えて貰ったおかげで難なくスーパーに到着。旅を安くするには、夕食はレストランで取るのではなく、スーパーで買った食材を部屋で食べるのがコツだ。とはいえ、イタリアのスーパーに入ると、日本にはないものがたくさん売っているからついつい買い込みすぎるのが痛い。生ハムとサラダワインを購入。それでも2000円ぐらいのもので、レストランより全然安い。
 スーパーはザッテレ運河に面していて、赤い夕陽の甘い色に染め上げられている。ビルよりも大きな巨大な客船が、タグボートに牽かれて運河を外海へと向かっている。男と女が抱き合っていて、年配の女性がベンチに腰掛け夕陽を眺めている。現実とは思えない幻想的風景に体も心も溶けてしまう感じ。

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