静かな週末──ワーグナー「ラインの黄金」

 今日はかなり早起きしました。何時に起きたのかは秘密です。明け方の静かな時間がとても好きでして、コーヒーを飲みながら、いろいろと頭の体操をするのは楽しいものです。基本的にインドア派なんでしょうね。海とか山とか行きたいけれど、それより家で本を読んだり音楽を聴いたりものを書いたりする方がリフレッシュ出来る気がします。

さて、今日も朝からずっとラインの黄金を聞いていました。最初はカラヤン盤を二回ほど聞いて、ショルティ盤を一回。これまであまりぱっとしない感じに思っていたショルティ盤が輝いて見え始めまたのには驚きました。カラヤン盤ばかり聞いていると、まだ若いショルティのアグレッシブな指揮ぶりに耳が行くようになったのです。驚いたのは、颯爽とかけていくと思っていたショルティが、あるところで強烈なタメを見せて、ダイナミズムを引き出しているところがあったということ。とてもスリリングな経験でした。相変わらず、ラインの乙女の場面がすてきでして、これをいい歌手が歌うのを生で聞いてみたい、と思ってみたり。

ともかく、3月のラインの黄金が楽しみ。無事に行けますように。