クライバー親子対決──カルロスの《美しく青きドナウ》

禁酒三日目。アルコールの代わりに1リットル100円の炭酸水を飲んでいます。
今日はご令息のカルロスの《美しく青きドナウ》。1989年のニューイヤーコンサートです。


当時、私も元旦の教育テレビでみているはずなのですが、クライバーの偉大さを知らなかったので記憶には残っていません。全く残念なかぎり。
聞いていると、ところどころ、父親のエーリヒとそっくりなフレージングがあって驚きます。
たとえば、前奏からの入りにかけてのもたらせ方とか、絶妙な拍のもたらせ方は、そっくりで驚きます。
このもたらせ方が絶妙な美学なのです。
これは、あれですね。若い二人が初めて一緒に踊ろうかというシーン。

おずおずと手をあわせて、ステップを踏み出すのだけれど、最初はぎこちなく、呼吸も合わずゆっくりとしたステップなのだが、そのうちに互いの呼吸を理解し、音楽のノリにあわせて、スピードをあげてステップを踏む。女は紅潮し微笑み、男は真剣に前を見つめるが、女の背に当てられた手は動くことなく、女を支え続けている。

みたいな。
ただ、1923年から76年間で、世界も音楽もずいぶん変わっていますので、ボルタメントがないのは当然として、速度もずいぶん速いです。時代の必然でしょう。
昨日紹介したエーリヒの演奏のテンポは、チェリビダッケ並みに遅いもので、現代のコンサートなどではうけいれられるのか、と心配になります。
あー指揮してみたい、と四半世紀ぶりに思いました。
明日もトラブル対応。では。

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