アバドの「四つの最後の歌」を聞く

先日から辻佐保子さんの「『たえず書く人』辻邦生と暮らして」を読んでいます。

「たえず書く人」辻邦生と暮らして (中公文庫)
辻 佐保子
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その中に、シュヴァルツコップの「四つの最後の歌」に関するエピソードが出て来ます。

1998年の夏に、お二人で「四つの最後の歌」を聴かれていたというものです。

こんなにも深い夕映えに包まれ 、歩み疲れはてた私たちがいる 。これがもしかすると死なのだろうか。

夕映えの中でIm Abendrotの最期の歌詞は、辻佐保子さんが、辻邦生の晩年を回想するなかで、引用されているものです。リヒャルト・シュトラウス最晩年の静かな美しさに満ちた曲です。

昨日から、アバドが指揮しカリタ・マッティラの歌う音源を聴いています。アバドらしい、柔らかいうねり。なんだか、ベルクを聞いているような、妖しさも感じました。

Strauss;Four Last Songs

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なんだか騒がしい世の中になっています。できることは限られています。できる範囲でやれることをやるしかない、と思います。

ではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

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