大吉をひくということ──辻邦生『時刻のなかの肖像』から

節目節目に神社に行き、感謝とお願いをするのですが、この数年大吉を引くことが多いなぁ、と思います。もちろんたまには中吉なり小吉なり末吉が出るのですが、それでも諦めずにひくとなぜか大吉が出ます。確率的な問題なのかもしれませんが、気持ちの問題でもあります。

このこと、このブログでも何度も書いている気がしますが、辻邦生の言う「戦闘的オプティミズム」の教えです。

辻邦生のエッセー集『時刻のなかの肖像』に収められている「迷信について」という小文では、福永武彦の財布に「大吉」とかかれたおみくじが入っているのを見たことがある、とか、おみくじをひいてみて「凶」とでたら、「吉」が出るまで引いてみる気持ちが大切、とか、運というものがあるなら、自分には「好運」しかないと信じ込む力が大切、ということが述べられています。どれもなにか身につまされるものです。この教え、高校時代に始めて読んで以来忘れられない教訓で、なにかこの「戦闘的オプティミズム」という言葉に導かれながら、人生を送っているような気もします。確かに、大波にのまれたりもしましたが、ここまで至ったのも「戦闘的オプティミズム」のおかげです。

昨日、とある神社に初詣に行きまして、おみくじをひいたところ末吉でした。このままでは終われないと思い、本日近所の神社でおみくじをひくと、大吉がでました。昨年12月の頭に、少し運試しが必要で、近所の神社でおみくじをひいて、一発で大吉が出たりしていましたので、あれ、運気が逃げたかな?と思わされましたが、「戦闘的」に運を力づくで引き寄せました。

今年もいろいろありそうですが、よい1年になりそうです。

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