辻邦生「春の風 駆けて」その3 終らせること

春の風駆けて―パリの時
  • 発売元: 中央公論社
  • 発売日: 1986/02
  • 売上ランキング: 1013849

昨年読んだ「春の風 駆けて」のメモがはらりと出てきた。今回で最終回。

辻邦生さんが、小説を書いているときのこと。とにかく、小説を書くこと。それも、いつまでに何枚書く、と言うような功利主義的な書き方ではなく、毎日少しずつ時間を気にせずに書いていき、気づいたらできあがっている、と言うのが理想的なのである、という。

思ったこと。現代は、何でもスケジュール化、タスク化されていて、時間やノルマに追われて仕事をするのだけれど、そうじゃない視点もある。ともかく、作品(仕事でも、小説でも、プログラムでも、ウェブもそうだが)を完成させること。形にすることが第一義的に重要なのだ。才能がある、才能がない、というのは関係ない。ただ、継続して何かを作り続け、完成に導き続けること。これしかない。

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