Ralph Vaughan Williams

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夏が終わり、寂しさにくれる日々です。いつから夏が好きになったのだろう? 先だって、そんな思いを書きました。生きるということは盛夏にある、ということなのかも、と。もちろん、歳を重ねればまた変わることでしょう。

今日は、ヴォーン・ウィリアムズを聞いています。交響曲第3番「田園」夏の終わりに相応しい音楽のような気がしてなりません。

夏の夕暮れ、田園に落ちるバター色の夕陽。暑さにうだりながらも、そよぐ風の中に涼しさを感じるころ。夏を惜しむ蝉の声が聞こえる。収穫を終え、籠に積まれた夏野菜を積み込んで、ふと空を見上げると、淡い空に微かに三日月が見える。息を吸い込むと、湿り気を帯びた土の匂いがする。いつもの匂いなのに、なぜか愛おしく思う。そうか、この匂いは来年までお預けだからか。暮れゆく空は一層淡いモーヴ色に染まつた。峰々の向こうに姿を隠そうとする輝く太陽に手を合わせた。陽光が畝を照らし、木々は陽光で燃えるように輝いていた。

季節の変わり目で、気温はジェットコースターのように変わる季節です。皆様もお身体にお気をつけて。

おやすみなさい。グーテナハトです。

Ralph Vaughan Williams

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先日近所を走り回っている時に撮った写真です。なんだかイギリスっぽいなあ、と。

というわけで、「初めてのハイティンク」というプレイリストを通して、ハイティンクがヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集に行き当たりました。

Symphonies Nos 1-9 (Clam)

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ハイティンクらしいしまった演奏で、さすがだなあ、と思います。引き締まった密度の高い演奏はハイティンクらしいなあ、と思います。

ヴォーン=ウィリアムズは、南極交響曲を幼い頃に聞いていましたが、2番、3番、5番のような静かで静謐な交響曲の方が好みになりました。人生のおいしいところは静謐です。

さて、「自分自身の生き様に、達成可能な状態がなくなった時、それを人は「老いた」という」、なんてことを考えました。もっと鮮烈な表現だと、「夢がなくなった時人は老いる」、なんですが、そこまで言うこともないのですが、なんてことを思いながら。ただ、前向きさは保持しないと。

では今日は短めでおやすみなさい。