今日も近所の城跡まで自転車で行って参拝。本丸跡に神社は鎮座しています。この城、戦国末期に攻め立てられて落城したそうですが、遺構がかなり残っていて、戦国期の地方の城がどういうものだったか想像するにでは材料に事欠くことはありません。
城跡からは、武蔵野の風景が。往時にはここから敵の軍勢が迫り来る様子が見えたかもしれず、そう思うと、武者震いのようなものや、腹をくくる覚悟のようなものが理解できる気がします。仕事でトラブルの対応をしている時の気分と似ているのかもしれません。
近辺には、大きな農家がたくさん。司馬遼太郎の「この国のかたち」では、東国武士とは開拓農民だったとありました。その後、地侍や豪族だった彼らは豊臣政権の刀狩りで武士となり土地を手放すか、農民となり土地を守るかの選択を迫られました。きっとこの近辺の農家もやはり東国武士の末裔で、土地を守っていたに違いない、と思うのでした。
今日の午後久々に時間が取れたので、フーコーを読んで、その後図書館へ。ですが、焦るように読むばかり。
みなさまはどのような週末でしたでしょうか。
それではおやすみなさい。