新国立劇場の2011/2012年シーズンも大詰めで、のこすは明後日のローエングリンを残すところとなりました。
このシーズンも本当にスリリングで興奮するシーズンでした。
一人気が早いですが、今年のまとめを勝手ランキングにて。
第一位:ローエングリン
いやあ、もうこれは凄かったす。ついこの前の日曜日でしたけれど。
なによりローエングリンを歌ったフォークトが素晴らしくて、これが世界の声なんだなあ、と感嘆すること仕切りでした。私の敬愛するペーター・シュナイダーの指揮を聴けたのも本当にうれしいです。
以下の二つをどうぞ。
https://museum.projectmnh.com/2012/06/11232027.php
https://museum.projectmnh.com/2012/06/10225000.php
第二位:オテロ
オテロも素晴らしかった。フラッカーロとババジャニアンのバトルを、いわゆる「あんぐりと口を開けて」、放心状態で聞き入ってしまいました。
この公演、凄く密度が濃くて、主役のフラッカーロはもちろん、急遽代役で登場したボルシ、前日の稽古中の怪我をものともせず歌ってくれたババジャニアンの充実した歌と演技に圧倒されっぱなしでした。
記事はこちらもどうぞ。
https://museum.projectmnh.com/2012/04/01190447.php
第三位:沈黙
意外にも(?)次に印象に残っているのは沈黙なのです。重くて重くて仕方がないオペラでしたが、学生時代の気分をしばし思い出しました。現実の重みと神秘への希求がせめぎ合うギリギリのラインを体験した気がします。音楽も素晴らしく、日本語のオペラもここまで出来るのか、と感動しました。
こちらをどうぞ。
https://museum.projectmnh.com/2012/02/18194149.php
合唱
今年、合唱が飛躍したのではないでしょうか? 3月の「さまよえるオランダ人」で感じ始めたと思います。パワーが今までとは違うように思えます。迫力がまして、パフォーマンスを引き締めていたように思いました。今後も期待ですね。
こちらもどうぞ。
https://museum.projectmnh.com/2012/03/18045549.php
そのほか
私は、このシーズンで2公演落としてしまいました。ボエームとドン・ジョヴァンニです。仕事と体調が理由でした。代わりにいったカミさんが楽しんでくれたのがせめてもの救いでした。特にドン・ジョヴァンニは素晴らしかったようで、悔しい限りです。
次のシーズンに向けて
よくよく考えてみると、新国立劇場の最前列というものを体験したことがないなあ、と思いました。来シーズンは前列の席を一部取ってみることにしました。いきなり最前列で「ピータ・グライムス:なんですが、どんな感じでしょうか。また新たな発見があるのではないか、と期待しています。
今シーズンのまとめはこちらでもどうぞ。
https://museum.projectmnh.com/opera/nntt/20112012/
それでは。You have.