先日行った公園の風景。樹の根元のたんぽぽにスポットライトのように日光があたっていて、なにかの演出のようでした。
今日は祝日でしたが、体を休めるまもなく、という感じです。明日は鼻血が出ない程度に早めに仕事を切り上げたいとおもっています。
さて、フォーレの室内楽を年代順に聴いていくシリーズですが、今日はピアノ四重奏曲第2番です。
こちらは、1886年に初演されています。1886年においては何があったかというと、チャイコフスキーの《マンフレッド交響曲》やサン=サーンスの交響曲第三番《オルガン付き》が初演されたのも1886年です。ワーグナーの《パルジファル》の初演は1882年ですので、それから4年が経っています。
また、フォーレの代表作である《レクイエム》の初演は1887年です。フォーレ中期の始まりを告げるものとして、《レクイエム》とともに位置づけられているのが、このピアノ四重奏曲第2番となっています。
今日もこちらの盤で楽しみました。
前作のピアノ四重奏曲第1番の7年後に作曲されています。さすがに7年という年月は短くはありません。奔流のようにほとばしる色彩が、1番より一層鮮やかになっていますし、旋律もドイツ的なものではなく、形を変幻自在に変えていくものに変わっているようです。
ピアノのキャスリーン・ストットはイギリスのピアニストで、シャンドスに多く録音をしているようです。またヨー・ヨー・マとの録音を持っているようです。
エルミタージュ弦楽三重奏団はロシア出身の3人によって2004年に結成されました。シャンドスやナクソスに録音しているようです。
それではおやすみなさい。グーテナハトです。