Béla Bartók,Johannes Brahms,Miscellaneous

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヤンセン(ジャニーヌ)
ユニバーサル ミュージック (2016-01-27)
売り上げランキング: 3,619

ジャニーヌ・ヤンセン。まだApple Musicがない頃、テレビでその演奏を聴いた時、あ、この方はすごい、CD買わないと、と思ったのです。で、CDを買うべくタスクリストに入れておいたのですが、それから多分7年ぐらいは経ってしまったのでしょう。先日、Apple MusicのForYouに、このブラームスとバルトークの協奏曲が入ったアルバムが紹介されていたので、聞いてみたら…、やはりすごい。で、今日は何度も何度も聞いています。ブラームスのヴァイオリン協奏曲、この数年聞いていなかったんですが、素晴らしい。バルトークのヴァイオリン協奏曲第1番も美しくて、この世のものとは思えない感じです。これらを手軽に聞けるAppleMusicに感謝です。ありがたい。

で、昨今、なんだか、いろいろなことがある毎日。
本当に多くの新しい仕事に関わっていて、と言ってもそんなにヒロイックなものではなく、例えば、募金活動のような社会貢献活動だったり、別の会社の方々と話し合いをしたり、とある団体の機関紙に少しばかりの文章を書く寄稿するお話しをいただいたり、仕事場でパネルディスカッションのモデレーターに挑戦したり(NHKの番組をイメージしては企画したもの。アナウンサーの真似をしてみた。うまく行ったかどうかは、わからないですが、アナウンサーはすごいと思います)。いずれも規模が小さく、本業に比べれば、というところですが、これまでにはない経験でして、これまでなんだったのか、という思いに苛まれている感じ。なんだか、もう引き返せないところに来てしまった感覚もあります。
ともあれ、明日からの週末はまたやるべきことをやります。
それではみなさま、おやすみなさい。

Johannes Brahms,Miscellaneous

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いろいろ仕事の山が続いていて、といっても個人的なものなので、そんなに大きなものではないのですが、そうはいっても、大変なことは大変なので、差し当りの無事を神頼み。

まあ、この歳にもなると、自分のやっていることは、別に自分がやっているわけではない、という気分になってきてまして、うまくいくのもうまくいかないのも単なる巡り合わせに過ぎない、という感じになってきました。なので、怒られても褒められても、なんだか他人事のような感じです。なので、さしあたりは、自分ではない何かに思いを託すということなのだと思います。特に日本は災害が多いので、最終的には神頼みになってしまうのかなあ、なんてことを思います。

で、今日はこちら。

ブラームス:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第2番

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ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン (1997-05-21)
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相変わらず聞いているブラームスの交響曲第2番。今回はサバリッシュがロンドンフィルを振ったものです。正統的で高潔なブラームス。すこし癒されました。

先日イタリアで地震がありましたが、ドイツやフランスあたりでは地震はあまり少ないと聞いたことがあります。文化と自然環境は関係しているのかなあ、なんてことを思いました。

それではみなさま、よい連休を。

Johannes Brahms

Celibidache: Sacred Music & Opera

Celibidache: Sacred Music & Opera

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Sergei Celibidache
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夏も終わり、秋めく毎日。残暑はありますが、空の表情も本当に変わりました。セミに変わって虫の声が聞こえる日々です。すこし寂しさを感じます。

変なタイトルですが、なんか面白いので、あえてこのタイトルにしてみました。つまり、チェリビダッケがミュンヘン・フィルを振ったプラームスの交響曲第2番は、まるでブルックナーのような響きがする、ということです。

第二楽章なんて、ほとんどブルックナーの何かの交響曲の緩徐楽章のように聞こえます。9番とか7番とか。ゆっくりとオケを歌わせるので、そんな感じに聞こえます。

もちろん、ミュンヘンフィルとガスタイクで録音したブルックナーの交響曲のサウンドが記憶にありますので、そういう印象をうけてもおかしくないのですが、それでもやはり、ほかの指揮者のブラームスとは印象が違います。弦のうねりはもちろん、金管の咆哮が、ブルックナーの交響曲に出てくるワーグナーチューバに聞こえてくるのです。

そんなことを思いながら何度も何度も聞いてしまいました。

仕事の山は、高かったのですが、なんとか超えた気がします。ですが油断は禁物。次の山が迫ります。
どの山に登るのか、という問題もあるかも。

それではみなさま、よい1日を。

Johannes Brahms,Miscellaneous

先日からのブラームス交響曲第2番ばかりきくプロジェクト。先日以降、カラヤンとバーンスタインを聴きました。

特に感銘を受けたのがバーンスタイン。

ブラームス:交響曲第2番、大学祝典序曲
バーンスタイン(レナード)
ユニバーサル ミュージック (2015-08-26)
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これも先日書いたバーンスタインの田園の件と同じく、これも恍惚としたブラームス。緩徐楽章の恍惚とした美しさに酩酊してしまいます。この曲はブラームスの田園交響曲と呼ばれていますので、そういう共通性を、感じても不思議ではありません。深い悲しみとそれを咀嚼する静かな諦念のような境地。この曲を聴きながら、遠くに見える山を眺めていたい気分。まあ、若いときだと違うように聞こえるのかもしれません。

録音はウイーンフィルとのもの。もちろんAppleMusic にて。録音はおそらく1982年。

次回はチェリのブラ2を書こうと思います。
今日は朝から晩まで頭を使いました。明日も明後日も盛りだくさん…。

それではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

Johannes Brahms

半年に一度の仕事の山が来ています。それも険しい山が。1年前、半年前、そして今回と三回目で、少しずつ改善はしますが、問題はその都度違いますので、その場のインプロバイズで乗り切る感じ。

この二週間、ブラ2ばかりいろいろな指揮者を聴き比べています。

ラトル、ヤンソンス、ミュンシュ、バレンボイム、ハイティンク。指揮者やオケの個性がわかり、本当に勉強になります。これは全てAppleMusicのおかげです。これだけ聞くのに、昔なら5千円はかかっていたのでしょうが、今は月額1000円弱で聴けます。

あとは、他の有名な指揮者とか聞かないと。

ざっと書くと、ラトルは解釈が独特で聴いていて驚いたり唸ったりします。ベルリンフィルも巧いです。渋みのある重い赤ワインのようなサウンド。

ヤンソンス盤はオーソドックスですが、意外とかろやかな印象。

ミュンシュ盤は録音が古く少し難しさを感じます。

バレンボイム盤は、堂々とした正統派で、個人的には少し苦手な指揮者だなあ、と思っていたのですが、印象が変わりました。さすがだなあ、と。

シカゴ響の機能性も素晴らしく、最終部分の金管はしびれます。ハイティンク盤は、正統的でありながら、緻密で実直で緊密で、職人的な仕事と、芸術的的な仕事をあわせ持った素晴らしい演奏。

今のところ、一番の好みはハイティンク盤かなあ。

Symphonies 1-4 / Double Concerto
Symphonies 1-4 / Double Concerto

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London Symphony Orchestra
Lso Live UK (2005-10-11)
売り上げランキング: 21,925

先日も少し書きましたが、ブラ2は若い頃はあまり聴きませんでしたが、今聴くと本当にいい曲。ロマン派的な明るさポジティブさがあって、すさんだ日々に差し込む太陽の光のような力があります。

もうしばらくブラ2な日々が続きそうです。

それでは。

Johannes Brahms

Brahms - The Symphonies

Brahms – The Symphonies

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EMI Classics (2009-07-07)
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ダブルスピークではありません。本当に立派、という言葉がふさわしい演奏で、勉強になります。

ラトルがベルリンフィルを振っているブラームスの交響曲全集をAppleMusic で聞いてます。

本当に現代的でありかつ重みのあるブラームスだなあ、と勉強しながら聞いています。気をてらうような仕掛けはあまりないのですが、ラトルを聴くと耳にすることのある、かなり目立った感じの音量コントロールが品のあるダイナミズムを作り出しているように思います。また、微妙な間合いで盛り上がりを作ったりするのも本当にカッコいいなあ、と思います。

ベルリン・フィルも引き締まったサウンドで、最高峰のオケとはこういうものか、とあらためて感動します。決して華やかさはないのですが、品格と重みを備えた美しさだなあ、と思います。

私は特に交響曲第2番がいいなあ、と思いました。この曲、ブラームスの4つの交響曲のなかでも、あまり共感できなかった曲でしたが、なにか夢のような風情が、現実の諸々との鮮烈なコントラストを描きだしていている気がして、心が和みました。

2009年発売です。少し古いアルバムですが、AppleMusic で聴けるようになり、本当にありがたいです。
いよいよ夏も終わりに近付いています。暑いなかにも秋の風情があり、なにか秋に向かうにあたっての安堵と寂しさのようなものを感じます。四季があるというのは、日本に生まれた者にとって大切なことだと思います。

それでは。

Johannes Brahms

先日、クライバーのブラームスを聴いたと書きました。颯爽としている、と書きましたが、そうではないブラームスも聴いてみたくなり、そういう意味では、誰だろう、フルトヴェングラーかクレンペラーか、みたいな想像をしたのですが、ふと思いたってチェリビダッケのブラームスを。

ミュンヘンフィルではなく、もう少し若い頃のシュトットガルト放送管時代のもの。これ発売された時は嬉々として買ったのですが、いまはAppleMusic で聴けてしまいます。

今日はブラ4を。それにしても陰影の濃い演奏。テンポが異様に遅いというイメージを持たれがちですが、この演奏はそんなことはありません。また、結構あっさりとした表現もあって驚きます。

Conducts Brahms-Sym 1-4
Conducts Brahms-Sym 1-4

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Sergiu Celibidache
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それにしても、暑い毎日。こんな日にスーツを着て外出するのは辛いです…。ますます暑くなっているというのに。

今年からはクールビズは9月までらしく、10月からはネクタイが必要だそうです。裏の事情があるよのではないか、と思ったり。とにかく、今年は残暑がないことを願うばかりです。

それではおやすみなさい。

Johannes Brahms

昨日は近場に出張。パターンが違うと本も音楽も読めませんでした。しかも蒸し風呂のような天気。

今朝は、遠雷の音で目覚めました。どうやら東京南部や神奈川で随分雷がひどかったとのこと。交通機関も乱れたようで大変だった方もいらっしゃると思います。

今日は、いつものように仕事場に向かいましたので、久々に音楽をじっくり。クライバーのふるブラームス交響曲第4番。なぜかブラームスが聴きたくなり。。

Brahms: Symphonie No. 4 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker
Vienna Philharmonic Orchestra
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なんだか、クライバーのブラームス4番は、本当に颯爽としています。私のデフォルト音源はショルティだったのですが、そちらもやはり颯爽としているのですが、クライバーもやはり颯爽としています。それはそれで素晴らしいブラームス。確かに、夏に聴くには良いのかも。

ですが、もしかすると、秋や冬になるともっとどんよりとした黒々としたブラームスを聴きたくなるのかもしれない、などと思ったりもしました。

明日も暑い日が続きそうです。夏バテしないように気をつけながら過ごしたいと思いますが、皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。

それでは、おやすみなさい。

Johannes Brahms

先日、コンサートでブラームスの交響曲第1番を聞いたのですが、聴きながら何か、複雑な気分がありました。

ドイツ・ロマン派の真骨頂というべき音楽で、ビルドゥングス・ロマンのような、成長の物語で、まるで、ヘッセのような世界。これも、当時も本当に信じられていて、それが音楽で表現されたのがこの曲ではないか、と思ってしまったのです。

ブラームスの本心はわかりませんが、曲自体を聴くと、本当に純粋で理想へと向かういわゆる人間の成長の物語が聴こえてしまい、ブラームスの純粋さがよくわかったような気がしたのです。

もちろん、ブラームスが本当にそうかどうかはわかりません。ダブルスビークの可能性がありますから。

それでもなお、クララ・シューマンへの複雑な思いを勝手に想像したりして、なにか感慨深いものがありました。

その後、ワーグナー、マーラー、シュトラウスは、(恐らくは)西欧の自壊の前触れを感じとり、音楽自体の崩壊を予感させる作品を生み出し、ロマン派は終焉した、ということなのかと思います。(西欧の自壊:テキストの崩壊=ニーチェ、ユークリッド幾何学の終焉、主体の終焉=フロイト)

しかし、いまでもブラームスが好まれているのは、どこかに近代がなしえたことへの共感が、少しばかりはいまの日本にもあるから、ということなのかも、と思います。どこかへ進歩していこうとする。司馬遼太郎を読むと、それが、危険な方向に行くこともあるとのことですが、逆に日本人らしく「あいまい」に処理できるといいなあとも思います。これも司馬遼太郎の受け売りです。

今日はこちら。
ハイティンクのブラームス交響曲第1番。ロンドン響の弦の響きが力強く、ハイティンクらしい締まった演奏。

Symphonies 1-4 / Double Concerto

Symphonies 1-4 / Double Concerto

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London Symphony Orchestra
Lso Live UK (2005-10-11)
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そういえば、日本人の日本人らしさは、様々な文物を吸収するところ、と、司馬遼太郎が書いていたと思います。仏教と神道を融合したり。そうした融合の知恵、「あいまい」に処理できる能力が、もしかすると今でもブラームスを受容しているということと関係があるのかもしれないと思いました。

今日も仕事関係の用事で一日中外出。また明日から早出で働きます。

ではみなさま、おやすみなさい。

Johannes Brahms,Miscellaneous

昨今、なかなか時間が取れないというのは先日も書いた通りですが、なんだか考えることが仕事系に偏っている感じもあり、今日も、帰宅する地下鉄の中で、目を閉じながら色々と逡巡しながら考えを巡らせていたのですが、そのときブラームスを聴いてみようと思い、カラヤンのブラームスを。一瞬だけ、何か学生時代の淡い記憶のようなものを思い出しかけたりしました。この二週間、働いて、食べて、寝るだけの暮らしを続けるこうなるのかも。

で、こちら。

ブラームス:交響曲第1番&第2番&第3番&第4番
カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2003-09-26)
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今日たまたま聞いたのがカラヤンのブラームス。カラヤンは正直に言って今の私にはあまりにスタイリッシュです。世界が仮に間違っていたとしても、こういうものはあり続けるといいですね、と思います。

では、お休みなさい。