Music

しかし、つれづれな日々です。仕事場の大きめなイベントも徐々にはけ初めて、気を使わなければならない対外的な仕事が終わっていっています。あとは、中でやる慣れた地道な仕事中心になる見込み。

それにしても、いろいろな方と話をしたおかげで、いろんな飲み屋を知ることができたりして、東京ライフが少し楽しくなりました。特に築地近辺のお店で日本酒を飲んだのはなかなか楽しい経験でした。

今日もAmazonプライムビデオで映画を見たり。落ち着いた時間が取れないなか多く勉強している感じ。

今日はこちら。

https://itun.es/jp/DfCfO?i=672514808

ジ・エレクトリック・レイディ(初回限定バリュー・プライス盤)
ジャネール・モネイ
ワーナーミュージック・ジャパン (2013-09-18)
売り上げランキング: 15,294

先日取り上げたエスペランサがフューチャーされているというDorothy Dandridge Eyesが、Apple Musicのエスペランサの関連プレイリストに加えられていたので知ったアルバムです。

特に、そのくだんのDorothy Dandridge Eyesは、最高でして、いやあ、こういう転調を繰り返すと、曲に奥行きが出ますよね。2013年のなのですが、90年代テイストが満載で、懐かしいサウンドです。うーん、本当にUSは奥深い。

週末は天気が良いようです。溜まっていた仕事をはかさないと。。

それではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。

Music

今日の午後は、家で片付けをしながNHK-FMの「きらクラ」を聞いていました。今日はピアノ特集ということで、ピアノ曲ばかりだったのですが、私はピアノ曲をあまり聞くことはありません。なんでか、と問われたのですが、答えられず。多分、オケが好きなんだとおもいます。ピアノはオケ曲にはあまり登場しませんから。

《乙女の祈り》という曲があって、その曲が中村紘子の演奏で取り上げられたのですが、なんだか日本人的なレイドバックがかかっていて、とても共感しました。何か外国人とは違うノリで、こういうノリは、小澤征爾や、大野和士の指揮を聴いた時にもやはり感じます。というか、日本人の演奏に感じる臆見なのかもしれません。

それって、言葉の影響じゃない?みたいなことを家族に言われて、ああ、そういえば、午前中にNHK-FMでかかっていたヤナーチェクの《シンフォニエッタ》をチェコ人が聴いたところ、そこに言葉のイントネーションを感じるという話を思い出しました。

母国語の語感があるがゆえに、音楽表現も変わるのかもね、という感じ。

で、自分の演奏のことにひるがえってみて、少し唖然とした記憶が。

先週のNHK-FMのトーキングウィズ松尾堂でかかっていた《別れても好きな人》というカラオケ定番曲のレイドバックに妙に共感してしまいまいして、あれ、それって、今月の頭に吹いたStelle by Starlightのテーマのレイドバックと妙に似ていたな、と思い、ああ、やっぱり、私は日本人なんだ、と思いながら、結局今日の11時からのNHK-FM「日本の民謡」が違和感なくBGMとして聴けている、なんてことを思ったりしていました。

いやあ、NHK-FMはクラシック外も含めて、とても面白いです。

レイドバックといえばこちら。これも先月末に大学の先輩から教えてもらったアルバムです。先輩がこのアルバムを分析していたところ、一拍以上レイドバックしていたそうで、驚いたそうです。

今日二度ほど聴きましたが、いやいや、このアルバム、なかなか素晴らしいです。生まれる前のアルバムですが、と思いましたが、それってやっぱり、当時の方からは「お前みたいな若造が、このアルバム聞いてよかった、って、おもろいな」なんてことを言うかも、などと。

Our Man in Paris
Our Man in Paris

posted with amazlet at 15.11.29
Dexter Gordon bud powell
Blue Note Records (2003-07-18)
売り上げランキング: 22,814

とはいえ、このレイドバックは、日本歌謡のそれとは違うとは思いますが。。

音楽は難しい。

それではまた。おやすみなさい。

Music

自己ベスト
自己ベスト

posted with amazlet at 15.11.28
小田和正
BMG JAPAN (2002-04-24)
売り上げランキング: 2,318

今夜は、仕事場の若い人たちがやっているライブに行ってみました。驚いたことに、彼らが取り上げていたのが、小田和正だったり郷ひろみだったりしたことです。

特に、小田和正の「ラブストーリーは突然に」を、若い人たちが嬉しそうに演奏しているのはとても衝撃的でした。彼らにしてみれば、生まれた頃に流行った曲を演奏しているということになるわけですから。

もしかしたら、パロディ精神を持って演奏しているのかもしれませんけれど。

まあ、私らも、ライブで古い曲を取り上げてはいましたが、今時のライブハウスでこの曲を聴くとは思いもよらず。

あの、バブル真っ只中の雰囲気を感じさせる曲を、彼らが演奏しているのを聞いて、とある新聞の投書を思い出したり。今年の夏の国会で若者の活動を見た老人が、戦争中にできなかったこと彼らがやっている、と言って回顧的になっている投書でして、まあ、この投書が新聞に取り上げられること自体、何かしらの背景や意図があるのでは、と疑ったりもするんですが、ともかく、若い人がやることが自分たちとつながっている、ということを見るのは、何か面映い感興を覚えるものです。

先日も書きましたが、若さというのはあくまで相対的な概念ではありますが。

で、こちらも回顧的な一枚。というか、このアルバムを知ったのは最近のNHK-FMにて。回顧的な番組である、「洋楽グロリアスデイズ」にて。クリストファー・クロスは、AOR界の偉大なシンガーということも、最近になって知りました。小学生から中学生まではクラシックばかり聴いていましたので、洋楽的なものを全く知らなかったのですね。。そうはいっても、このアルバムを聴くと、当時の空気を思い出します。

Christopher Cross
Christopher Cross

posted with amazlet at 15.11.28
Christopher Cross
Imports (1994-10-19)
売り上げランキング: 124,194

それではまた。おやすみなさい。

Miscellaneous,Music

Photo

夕方、仕事場の若い方が参加しているオケの演奏会に行ってきました。それも普通の演奏会ではなく、なんと、レーピンがショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を弾いたのです。

お恥ずかしながら、初めてミューザ川崎に行きました。コンパクトで、いいホールですね。残響がかなりあるなあ、という印象でした。通常のホールとは違う作りだなあ、とも。1F席がほとんどない、というのが少し驚きでした。

オケは、アマオケの皆さんでしたが、何とも素晴らしい演奏でした。フルタイムのオケとの違いもあるのですが、そうはいっても、じわりとくる感動を随分ともらいました。

アマオケを聴く機会はあまりないのですが、その中でもレベルは高いなあと(僭越ながらも)思いました。特に、木管とかパーカスとか、かなりの実力者ぞろいだなあ、と思いました。オーボエの方、巧かったなあ。

曲のほうですが、ショスタコーヴィチの持つ、ロシア的な大地の匂いとか、戦争や圧政に苦しみ悩む人々の思いとか、圧政の中でそれを笑い飛ばしてやろうという人間の力とか、そういうショスタコーヴィチの持つ精神性のようなものが随分と伝わってくる演奏でした。

レーピンが練習で色々とアドバイスしたとのことでした。プログラムの他の曲と、このヴァイオリン協奏曲では明らかに音が違うように思ったのも気のせいではないでしょう。

それにしても、アマオケをやっている方が羨ましいです。私はジャズをえらびましたので、こんなにクラシックのことばかり書いているにもかかわらず、いつも門外漢の気分でいます。おそらく、楽器ができてオケで吹いている、ということが、一つのステータスであり、あるいはフリーメーソんの入会の儀式のような、秘儀的な意味を持っているのではないかとすら思えてしまうことがあります。

もっとも、ジャズの方にもそういう何かしらの連帯感のようなものがあって、インプロヴァイズができるということが、あたかも隠された教徒の証、のように思えるときもあります。

今は、明日、急遽、演奏することになった曲を予習中。いつも好きで吹いている「酒とバラの日々」などスタンダード曲中心です。

明日も大変な1日になりそうです。

ではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

Music,Photo

Photo

昔、広葉樹の写真ばかり撮る写真家になりたい、という夢というか妄想がありました。デジタルカメラを持って、日本各地、あるいは世界各地を回って、空に広がる広葉樹の写真を撮る人生っていいなあ、みたいな。

この時代になると、iPhoneを持っていれば、それに似たことができるようになってしまったということみたいです。

今日は文化の日ということで、晴れの特異日だそうです。ですがニュースによると、この20年は晴れている日は大体半分ぐらいだそうです。時代によって変わりゆく気候。いや、変わらないものなどないので、大騒ぎするのもおかしいですね。

写真のように今日は快晴で、近所の公園に行ってきました。

今日はこちら。

Tapestry
Tapestry

posted with amazlet at 15.11.03
Carole King
Epic Europe (2010-10-19)
売り上げランキング: 2,645

急遽、このアルバムに含まれるとある曲の演奏に少しだけ参加することになりました。予習中。

1971年に発表され、グラミー賞4部門受賞の快挙を成し遂げた名作。最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、だそうです。

こういう曲を再認識できるのも、Apple Musicのおかげです。

明日は早出なので、これで寝ることにします。おやすみなさい。

Music,Symphony

今朝の冷え込みは厳しかったですが、日中は随分と暖かくなりました。ですが、季節の変わり目ですので、体調には本当に気を使います。

さて、今日はこちらから交響曲第5番を。

Vaughan Williams: THE COMPLETE SYMPHONIES
EMI Classics (2000-08-11)
売り上げランキング: 8,578

先日も書いたんですが、これ聴いただけで、イギリスのテレビドラマや映画に出てくる、地方の丘陵地帯の風景が目に浮かんでしまうんですが、それって、やはり先入観なんでしょうか。

第一楽章の冒頭なんて、朝の霧が丘陵地帯を這うように立ち込めていて、そのうちに琥珀色の太陽の光に霧が染まりはじめ、そのうちに霧が晴れると、丘陵に敷き詰められた青々とした草原が光で輝きはじめる、みたいな風景そのままに聴こえてしまうわけです。

これは、もう本当にヴォーン・ウィリアムズがイギリスの作曲家である、ということからくる勝手な連想です。

ですが、まあ、それはそれで良いのだ、ということです。音楽が伝えられることは、限られていますが、そこから何を汲み取るかまではコントロールできません。作曲家の意志に反して指揮者が曲を作ることがあるのなら、聴き手がその音楽にどういう意味を持つかまではコントロールできません。

聴き手が思う意味というものに、正誤もありません。ただ、そこにあるのは、引き出された解釈がどこまで豊かか、ということだけなんだと思います。

ですので聴くという行為は、やはり創造的であるべきなのでしょう。そこに創造がない聴き方も許されると思いますが、豊かさに欠けるのでしょう。最も、創造的という言葉は、おそらくはゼロから何かを創り出すということではなく、知識と知識を、偶然とでもいうほど論理的に組み合わないところを組み合わせる、ということなのだとも思います。

数ある物語のパターンは旧約聖書で出し付くされていて、その後の物語というものはその焼き直しに過ぎないということだそうですが、創造するということは、すなわち解釈にすぎないということなのでしょう。その状況においてもっとも効果的なパターンを旧約聖書的なパターンバンクから引き出して適切に配置する、ということ。創造=クリエイトというのはそういうことなのだと思います。

音楽が想起させるものも、やはり聴き手の解釈であり、がゆえに、そこでどういう意味を拾ってくるか、とか、その意味同士の結合の面白さのようなものが、音楽を聴くという楽しみなんだろうなあ、と思います。音楽の生成者は、そうした聴き手の解釈という創造性といかに交換できるかということが音楽の課題なのだと思います。

さて、このヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番をなんとかイギリス以外の情景と結びつけようと試みましたが、なかなかうまく行きません。ただ、なんだかよくあるイギリスのテレビドラマのような情景はどんどん湧いてくるのが面白いです

というわけで、今日はこの辺りで。文章ばかりですいませんです。おやすみなさい。グーテナハトです。

Music

今日のお昼、仕事場のエレベータに乗っていました。

久々に、昔仕事をしていた10歳ぐらい年下の方とエレベータで一緒になりました。

こちらはイヤホン付けて音楽聴いてたので話しかけてくれたのですね。

何を聴いているんですか? と聴かれました。

で、Incognito聴いてます、と答えました。

Amplified Soul
Amplified Soul

posted with amazlet at 15.10.09
Incognito
Imports (2014-06-10)
売り上げランキング: 3,047

彼は、こう言いました。

「へー、それって洋楽ですか?」

私は、20年前に流行った洋楽です、と言ってその場を後にしました。

そもそも、音楽のことで仕事場で話しかけられることなどありませんので驚きつつも嬉しかったのです。

もしかすると、Incognitoのことを知っていて話が盛り上がるかもね、などと欲張った妄想を抱いてしまったのですが、なかなかそうは巧く行きませんね。

音楽というのは、本当に栄枯盛衰が激しいものです。

私にとって見れば、昨年発売されたこのAmplified Soulも、なかなか新しい響きだったりするわけですが、それでもやはり最新の時流ではない、ということなんでしょう。

その人のこれまでの音楽体験によって音楽認識というものは変わってくるはずです。

一ヶ月前にも似たようなことを書いていました。

今夜はとあるプロジェクトのこじんまりとした打ち上げを。そこでも少し音楽の話が出ました。やはり音楽体験の違いというのは多分にあります。とはいえ、若い方々と音楽について語るのは本当に刺激的でした。

というわけで、今日は短く。おやすみなさい。グーテナハトです。

Music

まったく、本当にスゴイバンドなんですね。Earth Wind & Fire、ってのは。

伝説のライヴ・イン・ヴェルファーレ(CCCD)
アース・ウィンド&ファイアー
カッティング・エッジ (2003-06-25)
売り上げランキング: 342,712

Apple Musicで、EWFのライブ盤「ライブ・イン・ヴェルファーレ」を聴いたんですが、本当にのけぞりまくってます。

いちいちカッコイイホーン・セクション。

いちいちカッコイイアレンジ。

いちいちカッコイイリズム隊

なんだか、スタイリッシュではないカッコよさなんですよねえ。けっしてフュージョンのバンドのようなテクニカルなものではないのです。なにか、一つ間違えると、やり過ぎじゃね、と思わせるような畳み掛けるようなアレンジなのです。

やはり、ムンムンする熱気が漂ってくる、尋常ではない音源です。その場にいたら、絶叫して血が出るほど拍手するに違いないです。

例えば、Apple Musicを聴ける方はこちら。

Boggie Wonderland.

https://itun.es/jp/XjCfA?i=437633947

いやあー、ティンバレスと思われるパーカッションのグルーヴ感がたまりません。中間部は、ストリングスとピアノのソロの掛け合い。その後のシンセベースの懐かしい雰囲気のライン。ホーン・セクションとドラムのユニゾン。

たまらないです。

Amazonのレビュー観ていて、あらためて思いましたが、EWFってIncognitoのルーツとして位置づけられるそうです。私はこのあたりのことちゃんと評価するほど知らないですし、この辺りの批評は一家言あるかたがたくさんいると思いますので、あまり多くは語りません。

ただ、ですね、ほんとこれ、仕事場行く時に元気づけられます。これ聴いて、きっとニヤニヤ笑って歩いているに違いなく、変人あつかいですよ。もっとも、すでに変人で通ってるはずです。

っつうか、オペラブログのはずなんだが。。

というわけで、また明日です。おやすみなさい。グーテナハトです。

Music

やっとひとつ〆切を終えました。それにしても、書く速度があまり衰えていなくてよかったです。

今日もこちらの本。

オペラの学校
オペラの学校

posted with amazlet at 15.09.27
ミヒャエル・ハンペ
水曜社
売り上げランキング: 65,096

著者のミヒャエル・ハンペは「上拍が大事!」といいます。上拍というのはAuftaktで、つまり弱拍であり、裏拍であり、四拍子でいうと、2拍目と4拍目です。

なぜ、上拍が大事かというと、そこで次の音楽への転回を表現するから、なのだそうです。私は、これを読んで、こういうことだと思いました。

上拍というのは、下拍の前で、指揮者が指揮棒を振り上げるあの瞬間のことです。

オペラ劇場の最前列指揮者の真後ろに座って指揮を観る機会が何度かありましたが、上拍のタイミングで、あえて大きく息を吸い込む指揮者が多く、粗い鼻息のような大きな音をさせます。あるいは、タクトは上拍の場面でより大きなものとなります。

指揮者も歌手も、最も大切な表拍の前で、意思表示をすることで音楽を推進しているわけですので、アンサンブルを推進するのに大切のは上拍=弱拍=裏拍ということになるわけですね。

これを読んで、もう一つ思い出したことがあります。

かつて入っていたプログレバンドのスパルタ(?)練習がありました。ひたすらメトロノームを鳴らして練習するのですが、そのメトロノームのクリックを裏拍としてとるわけです。裏拍でとると、リズムの乱れが如実に現れます。表拍だといい加減でもばれないのですが、裏拍でとるとシビアにズレがわかるのですね。

裏を感じることは、音楽を推進する一つのキーポイントなのだ、と思いました。

で、もう一つ。

仕事場の人とカラオケに行かないといけない時があったのですが、最近の人の歌う歌が全く分からず、正直音楽的にはつらい状況でした。そんな時に、ひたすら裏拍で拍手するというパワハラまがいのことをやって、顰蹙をかいました。「私は拍手も裏拍、組織人生も裏街道」みたいな。。もう二度とやらないですけれど。

それではみなさま、おやすみなさい。

Music

昨今、ジャズに加えて、Apple musicのプレイリストでR&Bなど含めていろいろ勉強しています。

だいたいは、自分が若い頃の音楽が、自分にとって重要な音楽になるはずです。若く輝いていた時間を、音楽を聴きながら、それを触媒にして追想するわけです。

それ以降の若い人々にとっては、それらはナツメロになります。

若い頃というのを、ものごころついてから大学の頃までをさすのだと思いますが、当時特に好んで聴いたことがなかったとしても、どこかで耳にしていた音楽が潜在意識のなかに埋められていて、後になって聴くと、何か故郷に帰ったかのような落ち着きを感じることになるのでしょう。

そうした音楽は、私にとっては、70年代から80年代、あるいは90年代初頭にあたるようです。
幼い頃は、自分こそが世界です。その唯一の世界の美的な音楽が絶対で、それは、あたかも、ヤハウェが、自分以外に神を持ってはならない、とするのと同じくらい絶大な信仰なのだと思います。

音楽嗜好の相互理解は絶対に不可能です。お互いに嗜好があえばそれは大変な幸運ですが、会話をしても議論をしても互いに理解することはできません。

そうした幼い頃の無意識で絶対的な音楽体験というものが、音楽の嗜好を形成する重要な要素になっているはずです。

それを思ったのはこちらを聴きながら。名アレンジャーであるクラウス・オガーマンのGaye of Dreamsです。私がこのアルバムを購入したのは20年ほど前で、中古レコード屋で見つけた時には狂喜したものです。オガーマンのアレンジは、ドビュッシー以降のフランス音楽的な不協和音の活用にあるのだと思います。

夢の窓辺に
夢の窓辺に

posted with amazlet at 15.09.07
ザ・クラウス・オガーマン・オーケストラ
ワーナーミュージック・ジャパン (2013-11-20)
売り上げランキング: 42,307

昨今、私的プロジェクトが動きません。多忙で片付く問題ではありませんので、注意深くしたたかにやらないと。

では。