エレクトロニカ、というジャンルに興味があったのですが、なかなか手を出せずじまいでした。ですがApple Musicのおかげでようやく勉強できるようになりました。
よく、「クラシックといっても何を聞いていいのかわからない」といった意見を聞くことがありますが、あまりピンときたことがありませんでした。そこにあるものを聞けばいいのだ、と思うからです。
ですが、いざ自分が新しいジャンルを登ろうとすると、途端に同じ疑問を感じてしまいました。何聴けばいいのか、と。やはり、歳を重ねて、時間も限られている中にあっては、体系的に効率よく聞かないと、と思ってしまうようです。手当たり次第だと、いつまでたってもわかったことにならないのではないか、と考えてしまうわけです。
そういう意味では、信じていいものかはまだわからないものの、Apple Musicのプレイリストはひとつのとっかかりにはなるのかも、と思いました。これは、大きな利点です。
また、ミュージシャンにとっても、こうした隠れた需要を掘り起こせるという点ではメリットがあるのかもしれません。(依然として、誰が得をするのかはわかりませんが。また新たな視点を見つけましたので、また書こうと思いますが)
ちなみに、このプレイリストの信憑性というのは、先日も触れましたが、クラシックのプレイリストであきらかな間違いを発見したので、感じているものです。
プレイリストをとっかかりに見つけて聴いているのは、The Orbというイギリスのグループ。90年代のアルバムを。
The Orb’s Adventures Beyond the Ultraworld (Deluxe Edition)
ミニマル、アンビエント、といった言葉を連想させるもの。ライヒのような繰り返しの旋律は、恐らくは人間の原初的なものを揺さぶるのでしょう。私はとくに、複雑な網の目のような旋律が現れたところでグッと引き込まれました。
新しいものと言っても、いまから20年前の音楽です。シンセサイザーの音も何か懐かしさを感じます。が、なかなか刺激的です。
今日も全国的に暑いようです。みなさまどうかお気をつけて。