あの人の意外な言葉。そして世界は変わっている。

音楽業界が推進する定期購読型のオンラインサービスについては、「消費者はCDを買うのと同じようにダウンロードで購入したいと思うだけなのに」「消費者を犯罪者であるかのようにあつかう」厳しいルールだと冷やかす。

(449ページ)

これは、誰の言葉かというと、スティーブ・ジョブズの言葉とされています。おそらく2002年頃の言葉だと思われます。

「あんなバカなアイデアなんて、AOLを横目に観て、揉み手をしながら『あんなふうに毎月、使用料金が転がり込んだらいいだろうなぁ』とでも考えた金勘定に長けた人物がいたんだろう」

(450ページ)

なるほど、なかなかおもしろいですよね。Apple Musicのことを言っているようにも聴こえます。

こちらの本に紹介されていました。世界も変われば人も変わります。不思議ではありませんが、なかなか興味深いものがありますね。

おそらくは、前提となっている「CDを買いたいように」という部分が崩れてきているのでしょう。当時は、まだCDのメタファーとして、ダウンロードして買う、という位置づけだったのだと思います。

ですが、あれから10年以上たって、現在音楽を聴いている若者はCDをあまり買ったことがないという状況になっているのではないでしょうか。

CDを購入し所有する、というかつてのモデルが崩れ、コンテンツとしていつでもどこでも使うことができていれば、ものとしてあるいはファイルとして所有していなくても、所有していることと同じことだ、ということなのだと思います。

所有という概念が少しずつ変わっているのでは、という予感があります。

http://www.lifehacker.jp/2014/07/140728how_i_work.html

こちらの記事の中の印象的な言葉。

私は、所有にこだわりません。(中略)同じお金をかけるなら、高価な腕時計を買うよりも、友達と旅行に行く方が好きです。これは、ミレニアル世代と呼ばれる私たちの世代に共通しているような気がします。

CDをものとして抱え込むというよりも、コンテンツとして体験する方により価値を持つ。そういうパラダイムシフトが少しずつ起きているのではないか、という予感を持っています。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活
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それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

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