Jazz

先日、とあるウェブの記事で、堀江貴文さんが、「毎日6時間は必ず寝るようにしている」という記事を読みまして、確かになあ、と思い、昨夜は早めに寝てみました。6時間で起きる予定でしたが、結局7時間半寝てしまい、ただ、そうすると思いの外体調が良く、ああ、やっぱり7時間は寝ないとダメなのか、と思ったり。

このご時世で、7時間も寝るなんていうのは、相当贅沢です。

今日は山中千尋を。

モルト・カンタービレ
モルト・カンタービレ

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山中千尋
ユニバーサル ミュージック クラシック (2013-08-14)
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昔山中千尋を聞いた時は、キータッチがなあ、なんて不遜なことを思ったものですが、このアルバムは本当にかっこいいです。まったくすごいです。ここまで音が飛び回るのを聞くのは、聞いているだけで爽快な気分。

クラシックを素材にした楽曲も多々ありますが、かなり踏み込んだ解釈で面白いです。トルコ行進曲などはラテン風アレンジで、まあ、どちらも異国情緒的な風情を醸し出しております。

感動したのは、最後のプーランクの即興曲。あの、エディット・ピアフに捧げられた曲。この曲、本当に素晴らしい曲です。枯葉と同じコード進行ということもあって、懐かしささえ感じるわけですが、このアルバムでは、リズムのアプローチが先鋭的で、ずいぶんと派手なことをやってます。もちろん、派手さを感じさせないような洒脱さがあるのです。

明日もまた、頑張ります。今日も早く寝ます。おやすみなさい。

Music

今日の午後は、家で片付けをしながNHK-FMの「きらクラ」を聞いていました。今日はピアノ特集ということで、ピアノ曲ばかりだったのですが、私はピアノ曲をあまり聞くことはありません。なんでか、と問われたのですが、答えられず。多分、オケが好きなんだとおもいます。ピアノはオケ曲にはあまり登場しませんから。

《乙女の祈り》という曲があって、その曲が中村紘子の演奏で取り上げられたのですが、なんだか日本人的なレイドバックがかかっていて、とても共感しました。何か外国人とは違うノリで、こういうノリは、小澤征爾や、大野和士の指揮を聴いた時にもやはり感じます。というか、日本人の演奏に感じる臆見なのかもしれません。

それって、言葉の影響じゃない?みたいなことを家族に言われて、ああ、そういえば、午前中にNHK-FMでかかっていたヤナーチェクの《シンフォニエッタ》をチェコ人が聴いたところ、そこに言葉のイントネーションを感じるという話を思い出しました。

母国語の語感があるがゆえに、音楽表現も変わるのかもね、という感じ。

で、自分の演奏のことにひるがえってみて、少し唖然とした記憶が。

先週のNHK-FMのトーキングウィズ松尾堂でかかっていた《別れても好きな人》というカラオケ定番曲のレイドバックに妙に共感してしまいまいして、あれ、それって、今月の頭に吹いたStelle by Starlightのテーマのレイドバックと妙に似ていたな、と思い、ああ、やっぱり、私は日本人なんだ、と思いながら、結局今日の11時からのNHK-FM「日本の民謡」が違和感なくBGMとして聴けている、なんてことを思ったりしていました。

いやあ、NHK-FMはクラシック外も含めて、とても面白いです。

レイドバックといえばこちら。これも先月末に大学の先輩から教えてもらったアルバムです。先輩がこのアルバムを分析していたところ、一拍以上レイドバックしていたそうで、驚いたそうです。

今日二度ほど聴きましたが、いやいや、このアルバム、なかなか素晴らしいです。生まれる前のアルバムですが、と思いましたが、それってやっぱり、当時の方からは「お前みたいな若造が、このアルバム聞いてよかった、って、おもろいな」なんてことを言うかも、などと。

Our Man in Paris
Our Man in Paris

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Dexter Gordon bud powell
Blue Note Records (2003-07-18)
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とはいえ、このレイドバックは、日本歌謡のそれとは違うとは思いますが。。

音楽は難しい。

それではまた。おやすみなさい。

Music

自己ベスト
自己ベスト

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小田和正
BMG JAPAN (2002-04-24)
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今夜は、仕事場の若い人たちがやっているライブに行ってみました。驚いたことに、彼らが取り上げていたのが、小田和正だったり郷ひろみだったりしたことです。

特に、小田和正の「ラブストーリーは突然に」を、若い人たちが嬉しそうに演奏しているのはとても衝撃的でした。彼らにしてみれば、生まれた頃に流行った曲を演奏しているということになるわけですから。

もしかしたら、パロディ精神を持って演奏しているのかもしれませんけれど。

まあ、私らも、ライブで古い曲を取り上げてはいましたが、今時のライブハウスでこの曲を聴くとは思いもよらず。

あの、バブル真っ只中の雰囲気を感じさせる曲を、彼らが演奏しているのを聞いて、とある新聞の投書を思い出したり。今年の夏の国会で若者の活動を見た老人が、戦争中にできなかったこと彼らがやっている、と言って回顧的になっている投書でして、まあ、この投書が新聞に取り上げられること自体、何かしらの背景や意図があるのでは、と疑ったりもするんですが、ともかく、若い人がやることが自分たちとつながっている、ということを見るのは、何か面映い感興を覚えるものです。

先日も書きましたが、若さというのはあくまで相対的な概念ではありますが。

で、こちらも回顧的な一枚。というか、このアルバムを知ったのは最近のNHK-FMにて。回顧的な番組である、「洋楽グロリアスデイズ」にて。クリストファー・クロスは、AOR界の偉大なシンガーということも、最近になって知りました。小学生から中学生まではクラシックばかり聴いていましたので、洋楽的なものを全く知らなかったのですね。。そうはいっても、このアルバムを聴くと、当時の空気を思い出します。

Christopher Cross
Christopher Cross

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Christopher Cross
Imports (1994-10-19)
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それではまた。おやすみなさい。

SF

風邪ひいてしまい、なかなか調子が出ない日。水泳もストップ。仕事で朝から晩まで一人黙々と作りこんで、なんとか形にしたところで終わりました。

今日もこちらを行きの電車で。今日は出張だったので、いつもより読書の時間が少なかった感はあります。

双生児(上) (ハヤカワ文庫FT)
クリストファー・プリースト
早川書房
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それでもやっと上巻を読み終わり。ネタバレですが、パラレルワールド? みたいなイメージです。ホーガンの「プロテウス・オペレーション」を思い出しました。読んだのはもう30年前ですが。同じ第二次世界大戦ものですし。

この「双生児」では、そうしたパラレルワールドの刻印が、まるで《プルチネッラ》に現れる微細な不協和音のように、ところどころに感じられて、もちろん、それは歴史をある程度知らないとわからないものから、明らかにおかしいものまで色々とあるのですが、そういう刻印に気づく楽しみのようなものもあります。

つうか、巧い作品だなあ、とつくづく思います。

やはり、物語というものは、人の人生を何度でも味わうことができるものです。それだけでも生き方に深みが出てきそう、なんてことを思いました。

今日はこちらを。

ライヒ:管楽、鍵盤と弦楽のための変奏曲
ライヒ
ユニバーサル ミュージック クラシック (2003-07-30)
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「双生児」を読んでいたら、なんだかライヒが聴きたくなりました。ライヒの作品も徐々に変化の刻印が出てくるのを見つけるのが楽しいですね。その変化があるときとつぜん質的変化へ変貌するあたりは、まるでエッシャーのだまし絵のようでもあります。

どんどん寒くなります。どうか、風邪など召されないようお気をつけください。おやすみなさい。

Richard Strauss

リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンソナタは、なかなかの難敵で、まだまだ聞く余地があるのですが、Apple Musicで色々探すと、こんな名盤を見つけました。

Franck/Strauss: Violin Sonatas
Franck/Strauss: Violin Sonatas

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Franck Dumay Lortie
Onyx Classics UK (2013-03-12)
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デュメイとルイ・ロルティによる録音。2012年発売の音源でした。

デュメイの音の甘さと豊かさには、本当に驚かされるばかりでした。弦をこするかすかな音にさえ、甘みが満ちているのには驚くばかりです。

私は、このアルバムにも収められているフランクのヴァイオリンソナタを、デュメイ、ピリスの音源で親しんでしましたので、なんとも言えない懐かしささえ感じました。

フランク:ヴァイオリン・ソナタ
ピリス(マリア・ジョアン) デュメイ(オーギュスタン)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-09-05)
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実のところ、ドイツ音楽を、フランスやイタリアの音楽家が演奏するのが好きだったりするので、このアルバムは本当に正解でした。

今週は、この曲ばかり色々な音源で聴いているのですが、オケとは違う楽しみです。

おまけ。

こちらの本、この面白さと興味深さは半端ないです。最近の読書傾向としては、色々な本を並行してゆっくり読む、という感じになってます。もう二週間も前に買ったものですが、まるで連続ドラマを観るような感じで、読んでいる感じ。学生の頃のように、徹夜して読む、なんて頃が懐かしいです。

双生児(上) (ハヤカワ文庫FT)
クリストファー・プリースト
早川書房
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今日のところは、内容には触れません。ネタバレになりそうなので。

それでは、皆様お休みなさい。グーテナハトです。

Johannes Brahms

今日、ふと思ったこと。

ハイティンクの音楽のように生きられればいいなあ、と。抑制的で、均整がとれた美しさを保った音楽のように。

わかりにくい直観ですが、そもそも、人を変えるものは論理ではなくていかに腹に落ちるか、にかかっています。腹に落ちればそれで良いのでは、と思います。科学でも哲学でもなく、それが文学の仕事の意味なんだろうなあ、と思いました。

こちら。ハイティンクのブラームス。当たり前なんだけど、美しい。気づくことのない仕掛けが埋め込まれていて、だけど、何かハイティンクらしい落ち着きを感じさせるような。こういう美しさが理想なんだろうなあ。前へ前へと進む生き方も大事だけれど、進むことを感じさせない生き方みたいな。ただ、それを叶えられる人は限られている、とも思ったり。。

Symphonies 1-4 / Double Concerto
Symphonies 1-4 / Double Concerto

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London Symphony Orchestra
Lso Live UK (2005-10-11)
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今日は短く。おやすみなさい。

Miscellaneous

今日も、シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを聴いています。20代前半で、よくもここまで豪奢な音をかけるものだ、と思います。
ですが、やっぱりシュトラウスの若さのようなものも感じます。まるで、奔放なオクタヴィアンが書いているような、そんな感じも受けています。

才能というものは、厳然としてあるんですが、特に音楽においてはなおさらです。いつも思うのですが、ヴァイオリンのソリストを前にして弾くオケのヴァイオリンのメンバーの気持ちというものはどういうものなのか、と思います。おそらくは、才能というものをきちんと熟知しているのだと思います。おそらくは、オケにいるということ自体で、才能を持っておられるのでしょうけれど、その才能の閾値のようなものも理解されているのでしょうか、などということをよく考えます。

努力だけでは抗えない世界というものがありますし、才能と努力があっても運がなければ、ということもあります。

数年前のバークリー音楽院を卒業したギタリストとの会話を思い出します。彼が言うには、才能とは、おそらくは、前世からの積み重ねなのだ、ということでした。彼は、ブラインドを操作するビーズ上の紐を、まるで僧侶が読経する時のように一つ一つ指で数えながら、人間の人生というものは一つ一つのビーズのように連なっているものだ、というのでした。モーツァルトが、たった一回の人生であそこまでできるわけがない、とも言っていました。

結局は、才能とか自分のできることというのは、自分の努力だけでなしえたものではなく、前世から得たものなのか、あるいは、天から与えら れたものなのか、というところにすぎない、ということなんでしょう。別に、それらは自分とは全く関係ないもの、なんだと思います。

そう思うと、あらゆるものが、自然に思えるようになるのかもしれません。もっとも、この考え方は、才能というものを自覚している向きにはいいのですが、まだ自分の才能トイいうものを見つけられていない人には難しい考え方になるのかもしれなです。

結局は自分探しなんですが、まあ自分を探す前に、なんでもやってみよう、ということなんだと思います。スピードとピヴォットです。

で、見つけた才能はきちんと責任を持って面倒を見てあげないといけないということなんだとも思います。

いつも同じようなことを書いていますが、この曲を聴いたり、才能ある音楽家の方のことを読んだり聞いたりして、改めてそう思いました。

今日は、そのシュトラウスのソナタを、この天才二人の演奏で。絢爛です。

フォーレ&シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
パールマン(イツァーク)
ユニバーサル ミュージック (2015-10-28)
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風邪をひきかけていて、喉が痛かったのですが、泳いだら治りました。あるいは治ったような気がしています。体を動かすと、血流が良くなって、耐性が強められるのではないか、なんてことを勝手に思っています。

それではお休みなさい。グーテナハトです。

Richard Strauss

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今日の東京地方は、急に寒くなりました。コートを着込んで、落ち葉を踏みながら散歩をしたり。いよいよ冬の始まりですね。しばらくは天気が悪いようですが、その後は、きっと冬の蒼天が訪れることでしょう。

今日はこちら。

NHK-FMのきらクラを聞いていたところ、シュトラウスのヴァイオリンソナタが紹介されていたので、Apple Musicで早速聞いてみました。

選んだところ、アラベラ・美歩・シュタインバッハーのアルバムが出てきて、ちょうど、今日、北ドイツ放送管弦楽団の演奏会で、シュタインバッハーがメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルトを弾いているのを見ていたこともあって、様々なシンクロニシティを楽しみました。

きらクラでは、第三楽章を三舩優子さんが絶賛しておられたんですが、いや、本当にいい曲です。

ソナタということで、ヴァイオリンとピアノで演奏されているのですが、音数が多く、ピアノ四重奏かあるいは、ヴァイオリンコンチェルトを聞いているかのような気分になってしまいます。

室内楽を極度に拡張したもの、とされていますが、これ以降は、シュトラウスは室内楽を締めくくり、交響詩やオペラへと進んで行くことになります。

作曲されたのは1887年から1888年にかけて。23歳から24歳にかけてです。天才です。

しばらく、繰り返して聞きたい曲だなあ、と。エマニュエル・アックスとイツァーク・パールマンの録音もApple Musicにあるようですし。

明日からまた平日ですね。世界の変化も激しいですが、私の周りも変化がたくさん起きています。まあ、やるべきことを淡々とやるだけです。

それではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

GlobalPolitics

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昨日に続き、雲の文様を。世界は不思議です。

今日の午前中に見た日曜討論、実に興味深い内容でした。

私が印象に残ったのは、池内恵さんが言っていた、多くのイスラム教徒は違うにせよ、その教義のの中にジハード主義がある以上、ISのような勢力の成立根拠になる、という議論の後に、司会の方がさらっと「それはイスラム社会における問題点ですね」と総括してしまった場面でした。

それがイスラム社会の中だけにとどまらなくなっているのが、今回の問題なのではないか、と思ったのですが、さらっとかわされたか、あるいは、あえて司会の方がそう総括したのかどちらかだなあ、と思いました。

議論の主だったものは、やはり、中東諸国の経済的苦境や、それが理由で欧州に移住してみたものの、そこでもやはり失業状態にとどまらざるをえないという状況が、社会への反抗心を生み出し、若い人々を駆り立てるのだろう、というものでした。

また、あのフランスのテロの犯人とされている人たちは、そのほとんどが軽犯罪などで刑務所に収監された履歴があるということも衝撃的でした。どうやら、刑務所においてはイスラム教徒が多いということで、雑居房で過激な思想に触れて、刑期を終えて社会に復帰した時には、過激な思想を持ったまま行動に走る、という背景があるようです。

この議論は、まさにミシェル・フーコーが言っていたとされる、刑務所というものが、犯罪を生み出す装置である、という議論などにつながるものだ、と思い、背筋が凍る思いがしました。

まずは、世界が経済的安定に向かうよう、政治、軍事、民生の各部門が知恵を出さなければ、ということのようです。

世界はどんどん変わっています。

番組の中で言われていたのは、キリスト教社会とイスラム教社会のせめぎ合いというものは、これまで1000年以上にわたって続けられていたわけですが、そのバランスが動いているのではないか、という指摘でした。そう思えても不思議ではない時代だと思います。

今日はこちら。何かブラームズづいています。先日も少し書きましたが、どうもブラームスが古き欧州を体現しているような気がして、懐古的な気分で聞いています。

こちら、Apple Musicはもちろん、先日始まったAmazon Prime Musicでも聞くことができるようです。みなさまも是非。

Complete String Quartets, Quintets, Sextets
Amadeus Quartet
Deutsche Grammophon (2003-10-14)
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それではみなさま、おやすみなさい。

Johannes Brahms

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秋らしい風情となりました。私は物理はよく知りませんがこの規則的な文様はきっと波と同じ原理で形作られているんですよね、きっと。物理の時間に三角関数を使って波動の力学を習った記憶がありますが、おそらくはそれと原理は同じだったりするのかしら、などと思ったり。高校時代の古典の先生が、理系だからといって子分をやらないのは、理系ではなく怠け者系だ、なんてことを言ってましたが、私もそうかもね。

というわけで、いつもようにウィキで調べてみました。これは、大気波と呼ばれる重力波によって生じるものなのだそうです。

波の波紋と同じ現象が大気で起きるものということで、原理としては重力の作用によって力学的平衡状態にある媒質が、異なる密度の媒質中に変位したとき、重力を復元力として再び元の平衡状態に戻ろうとする過程で、媒質の界面で発生して界面に沿って進む波動ということのようです。

なるほど。。ウィキには数式も出ていますが、どうもそこは歯が立ちません。

さて、お世話になっている方が、今年のハイティンク&LSOの公演が素晴らしかった、とおっしゃっていました。

私も、もしかしたら映像を録画しているかも、と思い、調べてみたら、なんとちゃんと録画してありました。

ハイティンクのブラームス交響曲第1番は、ハイティンクらしい抑制された美しさに満ちていました。この静謐で目立たないようでいて、なおその中にある品性とか高貴さとか、そういう良心を感じるという演奏は。だからと言って、マンネリな演奏というわけではなく、透き通るような演奏の中に、時折強い光が差し込む瞬間があって、ああ、本当によく練られた演奏なんだなあ、と思ったのです。

こちらは、ハイティンクとLSOによるブラ1の参考音源です。

Symphonies 1-4 / Double Concerto
Symphonies 1-4 / Double Concerto

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London Symphony Orchestra
Lso Live UK (2005-10-11)
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ハイティンクの演奏がいいなあ、と思い始めたのは、多分2010年に聞いた《ニーベルグングの指環》をバイエルン放送管弦楽団を振った演奏を聴いてからだと思います。

Wagner: the Ring
Wagner: the Ring

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Bernard Haitink
Warner Classics (2008-03-04)
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この抑制の中にも鋭さを兼ね備えた演奏がじわじわと身にしみいってきて、それ以降ハイティンクをよく聞くようになったのだと思います。

ちなみに、スピード重視でいろいろやってますが、なんだかなかなか癒えないものもあり、明日はゆっくり休んで英気を養わないと、と思います。

それではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。