Tsuji Kunio

背教者ユリアヌス、第4巻を入手しました。

なんだか感無量です。

それにしても、本当に慌ただしくばたばたするま毎日で、本をとる間もありません。

ただ、ざっとこの本を開くとなんだか今の状況にヒントを与えてくれる文章に遭遇しました。

しかし政治というのは、頭のなかで考えたとおりに決して実現しないのだ。頭のなかでは、おれたちは丸い完全な形を夢みている。だが、それが実現する際には、三角になったり、梯子型になったり、歪んだりするのだ……

背教者ユリアヌス第4巻 82ページ

ものごとを前に進めるには、完全な形で進めることはできない、ということ。結局は、不完全なかたちで、周りを巻き込み、不満や痛みを起こしながらも、前に進んで行くもの、ということ。

まあ、そんなものです。それは、古今東西変わらないのでしょうね。

それでは、みなさま、良い夜を。お休みなさい。

Miscellaneous

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厳しい日々が続いています。来週も厳しそう。年度末は壮絶です。

今日は仕事なしですが、歯医者に行き、家事をしていたら、午後になって体力を失い、ダウン、という一日。今年から花粉症を患うようになり、そちらもちとつらい。

写真は先日行った神田明神にて。今日、東京では桜の開花となったようですが、梅も美しいです。

もうすぐ、春分の日です。夏へまっしぐら。早く夏の光に焼かれたいです。

それではみなさま、おやすみなさい。

Movie

仕事場へ向かう列車の中で、たまに映画をみます。Amazon プライム会員になってしまっているのですが、プライム会員ですとAmazon Primce ビデオに含まれる映画が、追加料金なしに観られます。

で、みたのが映画「コンタクト」。1997年発表です。私は、映画館で観た記憶は定かではないのですが、DVDを買って何度か観ました。

この「コンタクト」はカール・セーガンのSFが原作です。

異星人からの通信を傍受。そこに含まれる巨大なマシンが建造され、発見者はマシンに乗り込み宇宙へ、というストーリー。

中学生の頃に原作を読んでいました(日本語訳で)。観た理由は、中学の理科の先生が勧めていたから、という漠然とした記憶があります。ネタバレになるので書きませんが、最後のVTRに関する興味深い事案について、嬉しそうに語っておられたような。その中学の理科の先生が、何年生の先生で、だれだったか、という記憶も定かではありません。さらに、勝手な記憶で、プラネタリウムの番組として「コンタクト」が取り上げられていたという勝手な記憶も・おそらく、同じカール・セーガンの「コスモス」の勘違いと思います。

で、くだんの原作「コンタクト」ですが、30年前の記憶では、ひたすら宗教の話ばかりでした。そうか、アメリカでは進化論を学校で教えることができないケースもあるのか、という驚きを中学生ながらに感じたのを覚えています。科学と宗教の対決というテーマは、映画では重点から外されている感があり、どちらかというと政治に翻弄される科学、というテーマを強く感じました。

しかし、きっと、異星人とのコンタクトは、映画の中で示唆されたように、実際にはあったとしても秘匿されるんだろうなあ、と思います。今でもそうしたコンタクトがなされている、というオカルト的な宇宙人関連の話は、枚挙に暇がないのは周知の通りでもありますし。いずれにせよ、パラダイムシフトが起こり、あらゆる価値がよい方向なのか悪い方向なのかわかりませんが、ガラリとかわるんだろうなあ、と思います。

それにしても宇宙は巨大です。こうした巨大な宇宙がほかにもたくさんあるらしい、という話もききます。巨大すぎて想像できません。存在論は危険な魅力をはらんでします。考えると社会生活を送れなくなると思いますので、ほどほどにしないと。

というわけで、きょうはここまで。みなさま、よい一日を。

Jazz

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いつの間にやら春になっていました。
日が沈む時間は17時半を超え、気温も20度を超えました。またひととき寒くなるのでしょうが、着実に春になり、夏へと向かっています。

今日は、15時過ぎに近所の公園に出かけたのですが、あまりにも日差しが美しく、ここはどこかの観光地か?と思うほどでした。木々も日差しを浴びて輝いていて、おそらくは今日一日で春の準備が進んだことでしょう。もちろん、常日頃、こうした日差しを味わうことができるのでしょうが、仕事をしていると日差しを浴びることさえままなりません。いつもガラス窓の向こうの日差しを浴びたいと渇望するのですが、日差しが入るとブラインドを閉められてしまい、いつも悲しく思っています。ガラスの独房に入っている気分です。

仕事場の方もなかなかすすまず、年度末年度始は慌ただしく、ワクワクしています。はやく夏が来て、日差しを思いっきり浴びられるのが楽しみです。私も日差しを浴びて、いろいろ準備ができたみたいです。

今日はこちら。

マイケル・ブレッカーの1995年のライブ音源が2015年発売されていたということで、先だって遅まきながら入手しました。UMO JAZZ ORCHESTRAとマイケル・ブレッカーの共演。1995年10月20日の録音。これは、素晴らしい音源です。私は80年代後半から90年代にかけてのマイケル・ブレッカーのプレイが好きなので、まさにストライクゾーンでした。音楽へのアンテナが低くなっていて、今更のキャッチで、反省することしきりです。

私も、しばらくぶりにサクソフォーンを吹きたくなりました。なかなか機会がなくて、残念です。今度河原にでも持って行って吹いてみようか、と思いました。

また明日も頑張りましょう。みなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。