今日は諸事情で早帰りし、大学の大先輩と同期と一席。
グローバルな世界を覗けて刺激フルな時間だったなあ。
私も来世を信じて頑張ろう。
写真は有楽町周辺の並木道。そうか。ライトアップは年中やるものなのか。石の都市の底に這う光る並木道という風情。
今週末はタンホイザーですが、体調的に大丈夫かなあ。
人間には何といろいろな啓示が用意されているのだろう。地上では雲も語り、樹々も語る。大地は、人間に語りかける大きな書物なのだ。…… 辻邦生
今日は諸事情で早帰りし、大学の大先輩と同期と一席。
グローバルな世界を覗けて刺激フルな時間だったなあ。
私も来世を信じて頑張ろう。
写真は有楽町周辺の並木道。そうか。ライトアップは年中やるものなのか。石の都市の底に這う光る並木道という風情。
先日の話の繰り返し。
老ギタリストの会話で最も感銘を受けたのは以下のような会話。
「モーツァルトは生まれながらにして技術を持っていて無意識界にコネクトすることが出来た。シンフォニー全体(whole)を頭の中に細部に至るまで保持することが出来たのだ」
「それはどうしてなのでしょう?」
「それは、彼がその人生の前のいくつもの人生において研鑽を積んでいたからだ。人間に出来ることは有限だ。人生は短い。にもかかわらず、それが出来るのは、前世において研鑽を積んでいたからにほかならない」
途方もない怪しい考えかもしれませんが、天賦の才とか、生まれながらにして、という能力を合理的に説明する方法は、実はこれしかないのかもしれないなあ、などと。
偉大な才能と触れる機会が多ければ多いほど、こうした直観に行き着く可能性が高いのかもしれません。
だとすると、来世があるから、何歳になっても努力する意味があるということになります。死を目前にした老人となってもなお向上するためには、現世を超えたものを想定するのは、方法論的にはまっとうです。
人生は経過点に過ぎない、ということなんでしょう。
私も、ずいぶんものごとを諦めましたが、そうそう諦めることもないのかもしれません。
次の世界で生きるかもしれませんからね。
未来のわたしをもっと大切にした方がいいなあ、と思います。
これ、仏教思想では常識なのかもしれませんが、恥ずかしながらそちらのほうは不勉強ですねえ。反省。
今日は振替休日で、たまった作業を順次片付け中。
それでは。
先日から話をしているバークレー出身の老ギタリストの話が興味深いので備忘録的に。
彼の言葉の断片を。
彼は1970年代にバークレーに入ったのだそうだ。つまりは、ヒッピー世代に当たる。であるからこうした思想を語るのだろう。
おそらくはそこでときめく偉大なジャズメンと知り合ったのだろう。
才能の溝を説明するには輪廻転生で説明するしかない、ということなのだろうか。
私は、バッハがジャズ的であるということを、インテンポ、通奏低音と言った文脈で解釈しようとしたが、彼はもっと違う位相でそれを感じていたらしい。
そんなことをきいていたその翌日、、フィナンシャル・タイムズの過去記事でラヴィ・シャンカーの死亡記事を読んで、シンクロニシティにおののく。
こうしたことを直接の言葉で聞くことができて良かった。今週末も一時間ほど話す予定。どんな話に水を向けてみようか、と思案中。
素晴らしい経験だと思う。
ゆえあってパット・メセニーを聴く。
70年代の音楽シーンの生き証人のような方と話す機会があったので。
彼はバークレー出身のギタリスト。今は埼玉在住。たしかスコットランド出身で育ちはニュージーランドだったと思う。
彼と話して、今後の人生の方向が少し見えたかもしれない。
今聞いているのはStill Life。ナツメロ。
少し出遅れました。
来シーズンの予定がアナウンスされました。
今シーズンと同じく新制作が3本ですね。ワーグナーが消えて、シュトラウスが復活しました。ヴォツェックの再演は嬉しいですね。
国別には、
ということになります。
開場以来の作曲家別ですが、以下のとおりです。
盤石のイタリア・オペラ。
リヒャルト・シュトラウスがワーグナーを追い抜くのはいつか?
本公演演目の上位は以下のとおり。
蝶々夫人ダントツです。意外にもアラベッラが多いですね。アラベッラのプロダクションは2つあるはず。それぞれで二回ずつということになります。
それから、30歳台への割引制度が導入されました。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000456.html
個人的には、もっと早く導入してくれればよかったんですが。
とはいえ、裾野を広げるため意欲的な施策だなあとおもいます。
まずは取り急ぎ。
2011年6月に、コジ・ファン・トゥッテのオペラトークに行った時のこと。いつもは午後に出かける新国立劇場なのですが、お昼前に初めて入ってみると…。
何だか神々しく素晴らしい雰囲気。計算してこういう構造になっているとも思えませんけれど。
多分、初夏にしか見ることのできない光景なのだと思います。
久々に自宅にて映画を。
この映画、2010年に公開されていましたが、やっと観られました。
あらすじはご存じの方が多いと思います。
ブレジネフ政権下にユダヤ系音楽家を守ろうとして、ボシリョイ交響楽団の指揮者をおろされ劇場の清掃係に甘んじているフィリポフ。
支配人の部屋を清掃中、パリ・シャトレ劇場からのオケの緊急の招聘のファックスを受取ったフィリポフは、かつての仲間を集めてボリショイ交響楽団になりすまし、シャトレ劇場で舞台を踏もうとします。
曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ソリストは、気鋭のヴァイオリニストのアンヌ・マリー・ジャケ。
フィリポフがアンヌ・マリー・ジャヶをソリストに選んだには理由があったのだったが……。
フィリポフが集めた昔の仲間は、ろくすっぽ練習せず、パリでアルバイトに勤しんでいる。キャビアを売るトランペッター。地下鉄で演奏するもの。引越の手伝い。通訳。。リハーサルに誰も集まらないありさま。
本当にコンサートは成立するのか?
最後は、予定調和なんですし、前半の筋運びが強引でしたが、後半のパリでのエピソード以降で、あらすじに味わいが増え、感動したりと、ずいぶん楽しめました。
というか、最後のチャイコのヴァイオリン協奏曲は、映画にも関わらず感動してしまいました。
こういうのにも私は弱い。。おすすめです。
まあ、現実世界ではあり得ないファンタジーなんですけれどね。。
ゆるーく、風邪を引き続けてますが、全然平気。明日からも頑張ります。