昨日からオペラを。「神々の黄昏」のハイティンク盤、「サロメ」終幕部分をニーナ・シュテンメさんで。「神々の黄昏」は聴けば聞くほど面白くて、来年の新国の実演が楽しみです。「サロメ」はシュテンメさんのソロアルバムから。シュテンメさんは声量があって力強く官能的でありながら強靭さを見せます。ブリュンヒルデ的ですね。このブログでも何度も何度も書いたと思います。
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このCDには私の大好きな「カプリッチョ」の終幕部も収められています。わたくし的には、月光の音楽を聴くたびに感動の渦の中に吸い込まれてしまいます。カラヤンもこの部分を録音していますね。あれはトモワ=シントウさんとのカップリングでした。
これも以前に書きましたが、「カプリッチョ」の実演を見たことがあります。ドレスデンのゼンパーオーパーで、ペーター・シュナイダーさんの指揮にて観たのでした。2006年の10月のことです。サヴァリッシュ盤のカプリッチョに感動して、ウェブを検索していたら、ちょうどドレスデンで公演があることがわかり、無理して夏休みをあてて観にいったのです。SKD+シュナイダーさん、って、今から思えば贅沢度無限大で身震いしてしまいます。あの時はまだまだ理解が足りなかったのですが、今となっては、ものすごい組み合わせに触れられたんだなあ、ということをつくづく思います。
あの時もやっぱり月光の音楽のところで感動しました。演出も美しくて、月光が降り注ぐ夜空が群青色に染まっているのですよ。衣装は18世紀的で、かつらをかぶった執事がゆっくりと歩いていて、奥に伯爵夫人がたたずんでいる。なんと感動的なことか。
終幕部は、シュワルツコップさん、シュテンメさん、ヤノヴィッツさん、フレミングさん、トモワ=シントウさんを聴いております。フレミングさんのカプリッチョは、2006年にBSで放送されまして、その後同じ映像がDVDで出ています。これはものすごく秀逸な演出で感動的ですよ。
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いつも同じ話題で申し訳ありません。ともあれ、いい音楽は何度も聴きたくなりますのでいたし方がないのです。
というか、ブログを書きながら、まだ聴いていないカプリッチョの音源がたくさんあることに気づきました。また買い集めます。