Gustav Mahler

Apple Music のレコメンドに表示されたハイティンクのマーラー。

Mahler 7 Haitink
Mahler 3 Haitink

最晩年の録音ですが、素晴らしいのです。先日、7番を聞き、今また3番を聞いていますが、なんというか、ただ、深く美しい藍色であったとしても、例えば藍染のような、実物に触れないとわからない淡く輝く織り目の輝きのようなものまでが現れていると思います。

デジタルではない、その場その場のフラクタルな輝き。じっと聞き続けてそんなことを思いました。

AIに関する情報が喧しい今日この頃ですが、だからこそ動かぬものへの憧憬が高まるばかりです。

それでは。

Miscellaneous

最近、満月ブログ的な様相を呈していますが、満月の前日である昨夜近所の高台から月の出を待っていると、面白い写真が撮れました。

夕日に燃え上がる都庁の右肩に月が昇り始めている感じ。人間がその視覚を拡張したのは望遠鏡の発明によるもので、天体観測によるパースペクティブの変容もそうですし、芸術表現もまた変化を遂げたのではないかと思います。

技術は世界を変えますが、またそこには変わらないオーダーもあります。知識・技術による進化とDNAによる進化の速度の違いもありますが、その速度の違いはどこまで許容できるのか、などと考えてしまいます。

それでは今日はこの辺りで。