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神奈川県伊勢原市と秦野市の境にある大山(おおやま)に登ってきました。 朝8時過ぎに、小田急線秦野駅に集合(といっても二人だけですが)。一緒に登ったのは中学校以来の友人なのですが、フルマラソンを走る強者で、毎年7月開催の富士登山マラソンにも出場しているというアウトドアな男。私はといえば、高校以来、運動、ましてや登山などする機会などなく、やったことと言えば、休日の3時間、地下の音楽スタジオでバンドの練習をしているようなインドアな男。というわけで、一緒に登ってもらったという方が正しい言い方だと思います。

Ohyama バスが登山口の蓑毛バス停に着いたのは9時前ぐらい。そこから一気に登り始めた、といいたいところですが、登り初めて5分でもう息絶え絶えな状態に。高校の頃の登山のイメージがあって、それに準じて登ろうとしたようなのですが、今の僕にはあまりにハイペースだったようです。みるみるうちにペースダウン。しかも、登山道は石がごろごろした急峻なもの。友人に言わせても、なかなか急な道だったようで、登山が久方振りの僕にとって厳しいものであったことは言うまでもありません。10分ぐらいはゼイゼイ言いながら登って、デッドポイントを過ぎたあたりから、すこし落ち着いたのですが、苦しいことは言うまでもありませんでした。本当は、いろいろ写真を撮ろうと思ってデジカメを持って行ったのですが、そんな余裕はもとよりなく、かえってデジカメの重さが苦痛に感じられるぐらい。ああ、持って行かなければ良かったと思いました(でも持って行って良かった。もっと撮れば良かったです……)。

Ohyama Ohyama Ohyama 3,40分間隔で休みながら、標高差900メートルぐらいを登って、11時過ぎにようやく山頂へ。途中で平坦な道も少しありましたが、基本的にはかなり厳しい上り坂が続いていて、山頂に立って一安心。ですが、天候のほうは微妙な具合でして、山頂では雨がふていましたし、ガスが流れているのが見える感じ。山頂には大山阿夫利神社の上社があって、参拝。記念写真を撮って、食事。登り切ったあとの食事というのも良いものですね。

食事をして少し軽くなった荷物に喜びながら、今度は下り坂。ここでも、高校時代の記憶に準じて一気に下ろうとするのですが、ものの数分も経たないうちに膝に痛みを覚える……。マジですか……。こんなにも衰えているとは知らなかった。そこからは、ペースダウンをして、段差の少ない道を選んで選んでそろりそろりと降りていきます。もちろん登りよりも気持ち的にも体力的にもとても楽でしたが、頭を使いながら降りないとなあ、という感じ。

実は、昨日(金曜日)の帰り道に、ストックを買ったのですよ。お店の人に相談して2本買ったのですが、これ、買っていって大正解でした。登り道も足だけではなく手を使って登ることができましたし、下りでも、足にかかる負担を手に分散することができましたので、膝への負担は軽くなっていたはず。それに、ストックがなかったら2,3回は転倒していたと思います。雨に濡れた登山道は気をつけてはいても滑りやすいです。ストックに支えられて何とか助かりました。ストックを持っていなかった友人もさすがに一回転びましたからね。

Ohyama Ohyama Ohyama そんなこんなで、標高700メートルぐらいの大山阿夫利神社の下社に到着。立派な社殿です。本来ならここからも歩いて降りるところだったのですが、膝への負担も考えて、ケーブルカーで下山。助かりました。

ちなみにルートはこんな感じです。

http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=659057573cdcd8454dc11f438b282657

小田急伊勢原駅までバスで30分ぐらい(意外と遠いですね)。友人の提案で、隣駅の鶴巻温泉まで小田急で移動。駅からそう遠くない「弘法の里湯」という秦野市営の温泉施設へ行きました。ここがまた良いんですよ。市営というので古いのかな、と思ったら、とても新しい施設で、気持ちよく温泉につかることができました。温泉に少々つかりすぎてのぼせてしまい、フラフラしたあと、2階の休憩所で一休み。友人はマッサージ機で体を休めていました。僕はというと、ところてんを食べてお昼寝。夕方までゆっくり休んで、施設内の蕎麦屋で夕食を食べて解散。

家に帰ると、思った以上に疲れているのに驚きました。体痛いです。というわけでそのまま眠りへ直行。朝まで12時間近く眠り続けたというわけです。

実は、次回の登山も決まっていまして、7月14日からの連休に富士山に行くことになっております。今回一緒に登ってくれた友人と、広島の船会社(?)に勤めるこれまた高校の友人と三人で。今回は標高差900メートルでしたが、次回は標高差1500メートル弱を登ることになります。果たして大丈夫なのでしょうか? 気を遣ってくれて無理のないスケジュールにはなっていますが。また明日からも昼休みは森を歩いて鍛え続けることにします。あるいは、会社の階段を上るトレーニングをした方が良いのでしょうか?? 不安がつのる今日この頃でありました。

というわけで、この日は音楽を聴けずじまい。昼寝しながら「影のない女」の皇帝の独唱や、「誰も寝てはならぬ」や、「月光の音楽」を聴きはしたのですけれど。

Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」/亡き子をしのぶ歌/リュッケルトの詩による5つの歌
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今朝も、通勤からマーラーをおもむろに聴き始めました。ブーレーズではなく、カラヤンの6番です。朝から「悲劇的」かあ……。でも、朝の方が頭さえているから良いかなあ、と思っていました。カラヤンのテンポはアバドに比べて速い。第一楽章の疾走感はカラヤンならではでしょうか。感心したのは、冒頭の小太鼓。スネアドラムとも言うと思うのですが、その音色とリズム間が強烈に素晴らしく、そこだけ何度か聴き直しました。そのほかにもホルンがグリッサンドのような音を綺麗に出していたりしていてとてもスタイリッシュです。第二楽章は一転してアバドよりもテンポが遅いイメージ。でもグリグリと強烈なハーモニーを繰り出してきますね。往路はここまで。さすがに朝からマーラーは少し厳しいので、スムーズジャズに切り替えて、会社前の鋭気を養いました。

復路、バスが雨で遅れて、いつもの電車に乗れない。仕方がないので1本遅い電車に乗ることになったのですが、旧式の車両で、クーラーがまともに効かない。生ぬるい風が天上から垂れ下がっていて、乗車率100%の人いきれでむんむんしている。そんな中で6番聴くのはちと厳しい。正直途中でギブアップ。これってマーラー疲れでしょうかね。

 それで気を取り直して、シュトラウスの「ばらの騎士」を聴いてみると、まあ、なんて美しい! と感歎するのでした。決してマーラーが美しくないといっているわけではありません。マーラーは本当に美しい。だが本当に醜い。この世は双頭の鷲のように美と醜が混在している世界。マーラーの交響曲はそうした現実の二面性を内包している。最近読んだ新聞で、憂鬱にならないコツが紹介されていたのだが、そのうち一つは「報道番組をみないこと」でした。現実に向き合うと言うことは、それほど精神面に厳しい負荷を与えるわけで、そうした負荷をマーラーの交響曲を聴くと感じることもしばしばなのです。しかし、それが魅力なのではないでしょうか? だからこそ、あんなに個性的な交響曲群が屹立しているのです。そして、柴田南雄さんのおっしゃるように、60年代以降のポストモダンの潮流の中でマーラーの交響曲群が世界へ再浮上し始めているのです。


さて、突然ですが、明日登山にいくことになりました。丹沢山系のうち、小田急線の伊勢原駅が最寄りの大山(オオヤマと読みます)に、古い友人と一緒に出かけることにしたのです。もう15年ぐらい山になんて登っていません。とても不安ですが、何とか頑張ってきます。良い写真が撮れましたら、ブログにアップしたいと思います。明日、期待していてください。写真も頑張ります。


いつもご覧になって頂き大変感謝しています。毎日更新できるように頑張ります。今月はまだ落としていません(少し遅刻もありましたが……)。これは、僕がブログを始めてから、初の快挙かもしれません。

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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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本当にマーラー漬の毎日です。今日も昨日同様マーラーの5番を聴いております。第1楽章のちょうど真ん中あたり(アバド盤だと6分30秒付近)の、うねるような弦楽器の旋律に魅了されたり、第2楽章のもの悲しいチェロの噎び泣きに泣いたり、第3楽章のウィナーワルツに心を躍らされたり、第4楽章の静謐な雰囲気に浸って泣いてみたり、第5楽章の陽気な風情にすこし肩すかしを食らわされたり、と言う感じです。繰り返しになりますが、アバド氏の指揮はよく歌っていて良いですね。

というわけで、いったんアバド氏のマーラー全集は今日でひとくくりしようと思います。明日は、ブーレーズの9番を図書館から借りてきましたので、それを聴いてみたいと思います。


Shibata_Mahler

グスタフ・マーラー―現代音楽への道 グスタフ・マーラー―現代音楽への道
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今日の帰りは、マーラーの5番を聴きながら、また柴田南雄さんの「グスタフ・マーラー」を読みました。マーラーの音楽史的な位置づけを再確認しました。

古典的交響曲と言えば、ブルックナーやブラームスで成熟した、音楽形式を重視したものです。一方で、ベルリオーズの幻想交響曲や、リストの交響詩、ワーグナーの楽劇において、表現重視の音楽形式もあるわけです。その両者を統合したのがマーラーである、という解釈をとられています。「巨人」はもともとは交響詩でしたし、2番、3番も合唱付きの標題音楽です。にも関わらず「交響曲」なのです。形式的な交響曲というジャンルに、交響詩的表題を導入したのがマーラーで、マーラーは交響曲の形式を破壊し新たな概念へと昇華させた、という解釈です。マーラーの後継者であろうショスタコーヴィチも15曲の交響曲を書いていますが、通底した交響曲的様式というものはないのです。さらに言えば、シェーンベルクは、弦楽四重奏曲に声楽を導入し両者を結びつけ、逆にベルクはオペラに形式を導入したと言えるでしょう。

図に表わすと以下のような感じでしょうか。
Mahler
融合を果たしたマーラー以降の作曲家をまとめてみるとこんな感じでしょうか。

  • マーラー;合唱付き交響曲、交響詩として発表された交響曲(交響詩と交響曲の融合、合唱との融合)
  • シェーンベルク:浄められた夜、弦楽四重奏曲第二番(カルテットと声楽の融合)
  • ベルク;ヴォツェック、ルル(オペラに器楽の形式を導入)

本当に勉強になりました。引き続きほかの本も含めて読み込んでいきたいと思っています。


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今日はあまり音楽を聴けませんでした。帰りはアバド氏が振るマーラーの5番を聴いていたのですが、疲れて寝入ってしまい、前半部分をあまり聴けず。かろうじてアダージェットから目を覚まして聴いていました。アバドはやっぱりテンポの緩急をつけつつ、ゆっくりと歌っている(カンタービレでいいんでしょうか?)という感じです。アバド氏は、リハーサルでは、口頭で指示をせず、身振りで指示を与えて終ってしまうというのですが、どうしてこんなにもオケを掌握できるのか、本当に不思議です。指揮をされる方は本当に偉大だと思います。


Saru
さて、現れたのはサルなのだそうです。といっても、僕は残念ながら遭遇していません。この一週間、サルが付近で目撃されているそうで、散歩道の入り口に立て看板がされていました。しかし、会社の近くにサルが出没しているなんて、想像するだけで笑ってしまいます。まあ関東の端に位置していますので、そういうものなのでしょうか。意外と近くに自然が残っていると言うことですね。


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Gustav Mahler

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予定通り、なんとか3番の第6楽章にたどり着きました。美しさの極み、という印象。もう5番のアダージェットが視野に入ってくる感じですね。これがマーラー初のアダージェットなのだそうです。それをアバドはテンポを抑制してじっくりと歌っています。僕が昔聴いたNHK交響楽団のマーラーはもっとテンポが速かった気がします。それに比べると本当にゆっくり。その分、音価がじっくりと伝わってきますね。そうしたスタイルは、この第6楽章に於いていかんなくその魅力を溢れさせているのだと思います。

僕の中のアバドさんのイメージは、アルゲリッチと組んで録音した、プロコフィエフのピアノ協奏曲の若々しくみずみずしい音楽だったものですので、アバドのマーラー全集を聴いて本当にイメージが変わりました。こんなにもゆったりと歌う指揮者でいらしたのですね。すこし安易な見方ですが、チェリビダッケ先生にも通じるところがあるような気がします。

マーラーの生前で成功した交響曲は、第2番、第8番、そしてこの3番なのだそうです。アルマも気に入ったのが分かるような気がします。

最近は、本当にマーラーのことが頭から離れません。今日は音楽之友社の「作曲家◎人と作品」シリーズの「マーラー」を読みましたが、この本もかなり秀逸にまとまっています。アルマの回想録も良いのですが、やはりどうしても偏っていたり誤りがあったりするようですので、そのあたりのフォローもなされていると思います。

マーラー
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村井 翔
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というわけで、本当に10年ぶりぐらいに3番を通して聴くことが出来ました。ありがたいことです。次は、何番を聴こうかな、と言うところです。アバドの5番でしょうか……。それともカラヤンの5番でしょうか……??。明日もまた愉しみが待っているようですね。


私の会社はなぜか山の中にあります。最寄りの駅からバスで15分ほどのところですが、山の上に建物が建っています。よく言えば自然に溢れているということで、昼休みは、森の中の道をウォーキングするのが日課になっています。30分ほど歩くと、もう息が上がってしまい、体力のなさを痛感するのですが、それももう3ヶ月版ぐらい続いているでしょうか。おかげさまで、体重を5キロほど減らすことができました。
森の中は、自然が一杯で、子供の頃にしか観ることのなかった、モンシロチョウやモンキチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウ、小さなトカゲ、山ガニ、などなどいろいろな生き物が出迎えてくれます。鳥のさえずり、鶯のファンファーレなども。もっとも、これから季節が下ると、蚊が増えてきそうですし、気温も30度を超してくるでしょうから、そろそろウォーキングができなくなる季節になりそうです。
そして、その山の中に現れたものは……。明日に続く……。


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Gustav Mahler

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今日はマーラーの3番です。この曲を聴くのも本当に久しぶりです。この曲だけは本当に10年ぶりぐらいに最初から聴いた気がします。今日は第4楽章までしか聴けませんでした。さすがに長いですね。アバドの指揮は、他の交響曲と同じく、テンポを遅めにとって、じっくりと練り上げ、歌い上げていくスタイルです。マーラーの全集を聴けば聴くほどアバドの演奏が好きになっていく気がします。この曲を初めて聴いたのは、NHK-FMで放送されたNHK交響楽団の定期演奏会のもの。指揮者がどなたで会ったかは記憶に残っていません。しかしアバドのテンポよりも早いテンポ取りだったことははっきり覚えています。それから少年合唱の声が違いますね。日本で少年合唱といえば、おそらく少年少女合唱団にならざるを得ないでしょうから。

第3番は、アルマが初めてマーラーの音楽に感嘆した曲なのだそうです。アルマは、結婚寸前に「私は1番しか聴いたことがなくて、全く好みではなかった」という類の発言を知人の集まりでして、ひんしゅくを買ったりしています。その後、アルマは、マーラーのスケッチないしはスコアの清書をするようになって、そこにやりがいを感じていくわけで、アルマがいなければ、4番以降の交響曲は生まれなかったかも知れません。

明日は、第3番の続きを聴くことにいたしましょう。


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Richard Strauss

Strauss

R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
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以前にも取り上げた、シュトラウスのアルプス交響曲です。昨夜、二次会の帰り、フラフラしながら、帰りの電車の中でおもむろに聴き始めた曲です。

昔は、あまりに表題的過ぎるなあ、と思って、あまり親しんでこなかった楽曲なのですが、この数ヶ月間というものの、その魅力が徐々に理解できるようになった気がしています。始めてこの曲を聴いたのは多分小学校6年生か中学1年生の頃だと思います。何度か書いていますが、当時はCDなど買うお金など持っておらず(そもそもCDプレーヤーを持っていなかった)、両親が音楽は大して好きではなかったと言うこともあってレコードプレーヤーは壊れたまま。ですので、ただただ金曜日の夕刊に掲載されるNHK-FMの週間番組表と毎週にらめっこして、どんな音楽が放送されるのかを毎週楽しみにしていたのでした。当時は、ただただいろいろな作曲家の交響曲が聴きたくて、「交響曲」という文字に反応して、ただただひたすらエアチェック(死語です)していましたね。そんな中にやはりこのアルプス交響曲も含まれていたのですが、そのときの録音テープがあまりよくなく(SONYのHF-60というテープで、TAPE Iでした。懐かしいです)、ラジオのノイズが酷くて、一度聴いていやになってしまったのでした。もしかしたら、その演奏も今ひとつだったのかもしれません。ですので、アルプス交響曲の最初の印象はあまり良いものではなかったのでした。

sony_hf_cassette_tape
少し新しめのHFテープの画像。僕がアルプス交響曲を録音したのはもう少し古いバージョンでした。

それから二十年以上経って、シュトラウスのオペラを聴き始めてたということと、先だって書いたようにインターネットラジオでこの曲が放送されていたと言うこともあって、またこの数ヶ月、カラヤンに酔っていると言うこともあり、このCDを買ったわけです。いやいや、本当に素晴らしい演奏です。ようやく僕の方でこの曲を聴く準備ができたと言うところだと思います。

アルプス交響曲は1915年、シュトラウス51歳の時の作品です。初演は1915年にベルリンで行われ、指揮はシュトラウス、演奏はドレスデン・シュターツカペレ。やはりシュトラウスはドレスデンとはとても強い縁で結ばれているようですね。作曲はガルミッシュ・パルテンキルヒェンの山荘で行われました。ですが、体調があまり芳しくなかったのであまりと残はしなかったようです。それで、この曲の元になったのは、若い頃に登ったツークシュピッツェの印象が元になっていると言われているそうです。写真はツークシュピーツです。flickrで検索してお借りしてみました。


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Originally uploaded by elrecke.


壮麗な山の風景を本当に豊かに描いていると思います。雷鳴とどろく嵐の場面でパイプオルガンが低音で支えるあたりの荘厳さは筆舌に尽しがたいです。道に迷ってしまう部分の少しコミカルな感じも面白いですね。今は力を抜いて曲の中に入って聴くことが出来ている気がします。それはもちろんカラヤンの盤石な演奏に依るところも大きいと思います。これだけスケールの大きな曲の全体を把握して演奏するのは本当に難しいと思うのですが、きちんと振っておられますからね。当然ですね。カラヤンは本当に偉大です。シュトラウスももちろん偉大です。


今日は7時半に起きました。平日は5時〜6時半にかけて起きるのですが、今日は少し遅めになります。30分ほど英語の勉強をして食 事。それからいつものカフェにて仕事。雨が降ってきたのでお昼には帰宅して昼食。昨日の疲れが残っているので、1時間ほど午睡をとって、また少し仕事。気分転換にブログを書いているところです。明日からもまた仕事に行きますが、疲れが残らないと良いのですが。今日は早く寝ようと思います。


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Jazz

ちょっと遅刻気味ですが、23日のことなど……。
Bridge

天気が良い一日でした。8時頃に家をでて、午前中は小川町のカフェで仕事。お昼に神保町まで歩いて鍼灸院で鍼を打ってもらいました。僕の場合、肩こりが激しくて、仕事をするのが辛いと言うこともありますので、鍼を試してみようかと思った次第。結果はというと、打った直後はすっきりした感覚がありました。効いたと思います。打ってもらっているときはとても気持ちがよいのですよ。ですが、あとで書きますように、少々オーバーワーク気味だったので、また痛みが出てきてしまったような感じです。次回は7月7日に行きますので、効果が楽しみですね。

鍼を打ったあとは、神保町のスターバックスでしばらく休憩。15時頃に後輩の結婚式場に移動しました。会場は竹芝でしたので、神保町から都営三田線で御成門まで。そこからタクシーで竹芝のホテル入り。初乗り料金で行けました。

機材の搬入が16時からでしたので、時間ぴったりに会場に着きました。ちょうど披露宴が終わったところで、新婦である後輩とすれ違い。機材セッティングとはいえ、僕はサックスなので楽器を組み立てて、マイクとエフェクターの準備をしました。マイクはサックスに取り付ける専用マイクで、大学生の時にバイト代をはたいて買いました。3万円ぐらいだったと記憶しています。なかなか使ってあげる機会がなかったので、今日使おうと思った次第。エフェクターは、デジタルリバーヴです。バンドリーダのMさん(大先輩で私の音楽と人生の師です)にメタメタに怒られましたが(なんでエフェクター使うんだよ!と…)、今回の目標は、自分もたのしむこと、だったので、申し訳ないですが使わせてもらいました。

演奏したのは以下の曲です。

  1. The girl from Ipanema
  2. My one and only love
  3. That’s all
  4. The days of wine and roses
  5. ビートルズの曲
  6. When you wish upon a star
  7. Misty

Mさんから「時間が余るかも知れないから、ソロを長く取るように」という指令が出ていたので、普段は2コーラスぐらいしか吹かないソロを3.4コーラス取ったりして、結構疲弊気味。なかなかうまくいかない。イパネマは、Bメロで激しく難しい調に転調するのですが、コーラスを重ねるごとに持ち駒が減っていって大変でした。すいません。

5曲目のビートルズの曲のあたりからアンブシェアのキープが難しくなってきました。筋肉の疲労が激しく、ロングトーンが吹けなくなって、高音域も徐々に厳しくなり始めました。練習してないですからね……。ある程度予想はしていたのですが、なんとか最後まで吹ききりました。Mistyは、本来なら激しく吹きたかったのですが、短いフレーズをつないで休み休みソロを取っている感じ。終わったときにはほっとしました。時間もぴったりで終わりましたし。なにもかもバンマスのMさんのおかげです。ありがとうございました。

結婚式といっても披露宴ではなく、二次会だったのですが、ゲストは255名もいました。こんな大人数の前で吹いたのは初めてではないでしょうか。

それにしても、二人の知己が255名にもなるのはすごい、と感心しました。もちろん、つきあうレベルの差異はあるでしょうけれど、そこまでの人数の知人がいることも驚きますし、逆にそこまでの人数を呼ぶことができるということにも驚きました。

でも、学生時代の先輩、後輩にたくさん会えて嬉しかったですね。いつの間にか、OB、OGの中でも年齢の高いほうのグループに入っていて、少しブルー。

会の後半には、偉大なる先輩達のバンドが登場。プロになっている方々を中心としたバンドでした。いやあ、すばらしかったです。リハーサルあまりしないで、その場であわせたみたい。それなのに、キメキメのポップナンバーを演奏できるのがすごい。僕らの演奏はスタンダード中心でしたから、ある程度は何とかなるんですが、そうじゃないですからね。しかも皆さんとてつもなく巧い。生演奏であの方々のプレーを聴く機会なんてそう滅多にないですからね。本当に嬉しかったです。ドラムのAさんは、学生時代にとてもお世話になった方。あのころもとても巧かったのですが、いまはもっともっと巧くなっている。流麗なスティックさばきに圧倒されました。スネアの音とか本当に良いんですよね。この方と昔演奏していたなんて、本当に贅沢な学生時代だったなあ、と思いました。

やはり、会場内の方々も、このバンドがただものではないということを察知したらしく、すごい盛り上がり方でしたよ。僕も、ここまでの演奏があることをすっかり忘れていたのですが、久々にバンドの音楽に感動しました。また生きていて良かったなあ、と心の底から思いました。

本当に充実した一日になりました。誘ってくれた後輩のYさん(結婚してSさんになりましたが)、誘って頂いてありがとうございました。

帰りの電車、フラフラしながら、音楽を聴きました。それがカラヤンのシュトラウスです。申し訳ありませんが、それは明日の話題にします。


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今日もマーラーの4番を聴きました。少々疲れもありまして、あまりきちんと聴くことが出来ませんでし た。
周知のように、2番から4番は、「子供の不思議な角笛」の影響が強く、角笛交響曲と呼ばれているわけですが、本当に3番とはよく似ています。特に第4楽章3番の影響が色濃く表れています。
明澄とした前半部に比べて、終わり方の不気味なことといったら。5番の冒頭の葬礼のラッパへ続いていることを知っている我々にとっては、解せるわけですが。それにしても、第1楽章のあの明るさは何だったんでしょうね。
それにしても、4番はマーラーらしいと言えばマーラーらしいのですが、10(11?)の交響曲のうち、この曲だけは本当に取っつきにくいです。まだ曲に嫌われているのでしょう。もうすこし聞き込まないとこちらを向いてくれないのだと思います。


最近は会社から帰ってくるときに音楽を聴くのが習慣になっていたのですが、冒頭でも触れたように、ちょっと今日は疲れてしまっていてきちんと聴けませんでした。理由はいろいろあるのですが……。またトラブル対応しました。それで少々疲れたようです。まったく気を遣いますね。それで食べているのだから仕方がないのですが。明日は、ちゃんと聴けると思います。
SAX
そういう、明日は後輩の結婚式です。サックスを吹くので今日は早めに寝て備えようと思っています。アンブシェアが持つかなあ、というのが今の不安。先だっての日曜日に練習したときは、少し吹いただけで筋肉が痛くなってしまいましたので……。やはりコンスタントに練習した方がいいのでしょうね。


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今日は、マーラーの交響曲第4番をアバドの指揮で聴きました。僕は数あるマーラーの交響曲のなかでも、この4番についてはなかなか聴く機会を持ちませんでした。マーラーには、ある種のカタルシスを求めているようで、第2番の終幕の衝撃的終了や、第8番の高らかに愛を歌いあげる、といった昂揚感を求めているのだと思います。4番はそう言う意味では地味でマーラーらしくないマーラーなのではないか、と今まで思っていました。
今日、本当に久しぶりに聴いたわけですが、おそらくもう10年以上立っていると思います。ですので、ほとんど新しく曲を聴いたという感じがぴったり来ました。第2楽章のシニカルな表情はさておいて、第3楽章って、こんなに静謐な水盤のような美しさを持って居るんだ、と驚きました。これは5番の第4楽章を通って6番の第3楽章につながっていくアダージェットの系譜なのだな、と思いました。心が洗われますね。しばらくぶりなので楽曲についての理解がまだまだ足りない気がします。また明日も聴こうかな、と考えています。

今週末は、こりずに、また後輩の結婚式の二次会でサックスを吹きます。今回は一人ではなく、カルテットでの演奏。気心が知れているメンバー(他のメンバーの方にとっては、僕が気心しれていると思ってくれているかどうかは分かりませんが)とやりますので、少し気が楽です。ですが、ジャズというものはインプロヴァイズが中心で、アイコンタクトで、その場で即興的に楽曲の構成を買えてしまうことがままあります。自由なのは良いのですが、今の僕は、そうしたアイコンタクトをとる自信が全くありません。まあ、2年だか3年だか全く吹いていなかったわけですから仕方がありません。少し不安だったりするのですが、なんとか頑張りたいと思います。あ、「楽しんで」頑張ります、というと少し楽観的に観ることができるようになりますね。楽しみたいと思います


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