浜松つれづれ

2017-08-06

徒然になってしまいます。昨日から浜松へ一泊。仕事場関連の勉強会のようなものへ。

浜松といえば、これまで2回ほど来たことがあったなあ、などと思いました。そのうち一度は、小澤征爾音楽塾だったかで、ネトレプコがムゼッタを歌うのを実演で聴いた、という、今から思えばすごい経験でした。

写真はアクトシティ。この隣の劇場でかつてネトレプコを聞きました。

勉強会が終わって、東京行きの新幹線までに時間があったので、荷物をフロントに預けて浜松城に行って来ました。

行きはタクシー。ちゃんと指示しなかったので遠回り。まあありがちなこと。天守閣に登って、当時の風景を想像しました。天守閣は鉄筋での再建でした。天守閣は見晴らしが良く、武田軍が迫り来るのをここから眺めたのかも、などと思ったり。三方ヶ原古戦場が城の北側にあるというのも初めて聞きました。

三方ヶ原古戦場で敗れた徳川家康は、敗残の将である自分の姿を絵に残させたと言います。こちらの絵。徳川家康三方ヶ原戦役図。

この絵の存在について、先だってとある講演会で聴く機会があり、いろいろ調べましたが諸説あるようで、実際には江戸期に書かれた絵のようです。

ただ、その講演会では、徳川家康は、この姿を事あるごとに眺めて、謙虚さ、あるいは失敗から学ぶことの大切さを、噛み締めたのである、といった内容でした。いい話ですが、そんなわけないのですね。歴史の真実は絶対にわからない、という事だと思います。

浜松城は出世城と言われているらしいです。徳川家康が天下人になったのはもちろん、その後の城主たちの何人かは、譜代大名だったということもあり、老中や京都所司代になったということだそうです。うまい切り口を考えたものです。

浜松といえば、楽器の町。新幹線駅の構内に、カワイのグランドピアノが置いてあって、誰でも弾ける、という状況。金曜日は、誰かがショパンを弾いていて、驚きました。自動ピアノかと思ったら、荷物を持った普通の方が弾いているようにも見えました。

なんだか徒然日記になってしまいましたが、今日はこのあたりで。