Classical

この日曜日、NHKFMの「きらクラ」を聞きました。ふかわりょうさんがお気に入りとしてオンエアしたのが、ジェラルド・フィンジの《エクローグ》でした。昨年もオンエアしていて、どうやら毎年夏の終わりに取り上げてくださっているようです。

本当に夏の終わりには本当にぴったりな曲。

で、このアルバムをApple Musicで探し当てました。エクローグ以外の曲も実に素晴らしいです。

Finzi: Introit

Finzi: Introit

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G. Finzi
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何よりサクソフォーンがふんだんに使われているのが嬉しいです。私もサクソフォーン奏者の端くれとして、とても惹かれるアルバムです。例えば、Five Bagatellesなどは、クラリネットとピアノのための室内楽をオケとサクソフォーンのために編曲しているようです。クラシックにあったアルトサクソフォーンの音色が、夏の夜の気だるい感じに実によく合います。まるで、名探偵ポワロのテーマ音楽のようなアンニュイな感じ。

昨年、フィンジの映画が作れそう、という話を書いた気がします。どうやら、曲から勝手に物語を作り出そうとしているようです。レベルは違うかもしれませんが、どうもこういう感興が楽興と呼ばれるものであり、それこそが辻邦生の書いた「楽興の時」なんじゃないかなあ、と思いました。
昨年の記事はこちら。

https://museum.projectmnh.com/2016/08/15233435.php

もう少しで8月も終わり。季節は巡る。あと何度この季節の巡りに立ち会えるのだろう。そう思うことが生きる歓びとである、と辻邦生なら描きそうです。

とにかく、みなさま、暑熱の中どうぞお身体にお気をつけて。

おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

夏が終わり近づいています。

何か、この夏は、なしうることをきちんとできないまま終わったような。それは、東京地方が冷夏で、夏らしい晴れた日が少なかったということがあるのかも、とも思いました。

そんな中で、いくらか元気をもらうことも。

この夏一番の元気のネタは、山の日の連休に見た、こちらの番組。トランス・ジャパン・アルプスレースを取り上げた番組。

富山湾から駿河湾まで、三つのアルプスを縦走するという恐ろしいレース。本当の超人達が限界を超え続けるというレース。

http://www.tjar.jp/

ここまでできる人間というか日本人というか、本当にすごいものだなあ、と。まだまだできることはあるのかも、ということを思いました。

今日はこちら。

マッド・ハッター

マッド・ハッター

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以前、「私を構成する9枚」という記事を書いたことがありますが、その中の一枚でした。

https://museum.projectmnh.com/2016/02/01232447.php

Humpty Dumpty, MadHatterRhapsodyl。どれも何か聞いていると故郷にかいってきたかのような感覚を覚えるものでした。

そうそう、このテレビを見た後に、うちの家族は「他人の人生を生きてどうする?」と言いました。

それから、テレビで元気をもらうというのものどうかな、とも。

確かにね。

自分でもベストは尽くしているつもりですが、まだまだ足らないなあ、と。三つのアルプスを縦断するのと同じぐらい頑張らないといけないことが我々一人一人にはあるはず。ということで、それぞれのミッションを頑張りましょう、というのがこの夏の結論かもしれません。

それでは、残り少ない夏を惜しみながら、おやすみなさい。グーテナハトです。