弛まず倦まず──シュナイダー「トリスタンとイゾルデ」
私が通っていた中学校の校歌に「弛まず倦まず」という歌詞がありましたが、あれは実に重要な一言でありました。続けた者にしか栄誉は訪れないでしょう。私も弛まず倦まずがんばろう。
というわけで、倦むことなくまたまた、シュナイダー、テオリン、スミスの「トリスタンとイゾルデ」。
この演奏のことばかり書いている気がしますが、本当に飽くことも倦むこともなく、まったく素晴らしい演奏。何が素晴らしいのか?
やっぱりシュナイダーの指揮。オケのサウンドは複雑なレース編みのようにも思えるほどです。縦糸が音のダイナミクスだとすれば、横糸はしなやかなテンポコントロール。オケサウンドは絶妙な柔らかさとしなやかさを持ちながら、ひたひたと溢れるような淡い銀色の液体のように、聴く者を虜にし、聴く者の感涙を誘う。
素晴らしい!
それにしても、テオリン姐さんの歌はすさまじいです。ドイツ語の口蓋音までも聞こえてしまうというパワーです。あともう少しで実演に触れられるとは! 楽しみです。
ディスカッション
こんにちは。時々訪問させていただいています。本年もよろしくお願いします。
「トリスタンとイゾルデ」はすばらしい作品でですね。演奏家による表現の違いも楽しめる作品だと思います。
私も、ずっと上演を待っていたワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を生の舞台で鑑賞できました。ブログに「トリスタンとイゾルデ」の感想やワーグナーの音楽について書きましたので、ぜひ読んでみてください。
http://desireart.exblog.jp/11874692/
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