はじめに
暑い夏。昨日も今日も。でもこれからが本番です。頑張ろう。
昨日もまた横浜みなとみらいホールにて日本フィルハーモニー管弦楽団の横浜定期演奏会へ行ってきました。
曲目は以下の通りです。
* ドビュッシー(ビュセール編曲):「小組曲」
* カントルーブ「オーベルニュの歌」
* ホルスト「惑星」
オーベルニュの歌
私は、この曲を本当に楽しみにしていました。ケント・ナガノとドーン・アップショウのCDを聴いて、本当にいいなあ、と。
二曲目の「3つのブーレ」では、初っぱなから感激して独りで苦笑しました。大人が真面目に「遊んだり」、「演じたり」する姿に感動するといういつものパターン。
谷村さんの歌声は、少しメゾの入った深みのあるソプラノで、味わい深いもの。谷村さん、京都のご出身で、幕が引けた後のパーティーでは、関西のイントネーションで話しておられて、私は高校時代には北摂地方に住んでいましたから、本当に懐かしい気分でした。
“7月1日の記事にも書いています。":https://museum.projectmnh.com/2011/07/01220504.php
惑星
次は惑星。実は実演に触れるのは初めて。まったくすごい曲です。
前半のカントルーブもそうでしたが、ホルストも拍節が難しい曲だなあ、と思います。
二つとも途中で拍子がめまぐるしく変わるように聞こえますし、二拍三連なんてざらです。《火星》は五拍子ですし。
最悪(?)なのは、《木星》の最初の弦楽器と木管のパターンは、3音の旋律が4拍子の中に入れ子になっていて、パートによって微妙にずれるという、私にとっては悪夢のような譜面です。
昔、頭の切れる理系の諸先輩とやっていたバンドで、このたぐいのことをさんざんやりましたが、どうやら私には才能がなかったらしく、巧くできなかった苦い記憶があります。もちろんプロの方にとっては、朝飯前なんでしょうけれど。
特筆すべきところですが、《火星》ではテンポは落とし気味ながらも、最高潮では、オケのフルパワーを最前席で感じることができて、大満足です。のけぞりました。《土星》の最高潮部分もすごかったなあ。個人的にはこれがみなとみらいサウンドだなあ、と思います。満喫しました。
みなとみらいの音
そうそう。昨日ははホールの中をじっくり眺めてみました。1階席の壁は木製ですが、2階席以上は硬質な材質のようでした。やっぱり響きは素晴らしい。特に前半「オーベルニュの歌」で、オーボエとクラリネットのソロがありました。もちろん演奏された方の力量あってのものですが、あそこの絶妙なリヴァーヴ感と倍音をたくさん含んだ豊かな音は素晴らしかったです。演奏とホールが一体となった素晴らしさでした。
パーティがありました
演奏会終了後、シーズンのファイナルパーティーということで、ロビーでビールやソフトドリンクが振る舞われました。私もビールを頂戴しました。ありがとうございます。
!https://lh5.googleusercontent.com/-R7JG4urAodg/ThBkDf8rRxI/AAAAAAAAFR8/_0s8MMAGdpU/s144/%2525E5%252586%252599%2525E7%25259C%25259F.JPG!
広上さんや谷村さんが登壇して、いろいろお話しされたり、室内楽が演奏されたり。
ビールは美味しいですが、少し酔っぱらいました。。
日本フィル、暖かみのあるアットホームな雰囲気でいい感じです。おかげで、また1週間がんばれそうです。
そうかあ、来週の週末は、日フィルはサントリーホールで定期演奏会。指揮は広上さんで、シュトラウスのばらの騎士組曲。シュトラウス聴いてみたいが、来週末は出勤ですorz。