今週の日曜日、やっと時間が取れましたので、新国立劇場の収支計画を色々と確認してみました。
おさらい
昨年の三月と六月にも同じように分析を進めていました。これは昨年流行った事業仕分けがどのように新国立劇場に影響をしているのか調べるためでした。
“昨年の記事":https://museum.projectmnh.com/2010/06/06200553.php
当初事業仕分けでは、新国立劇場の予算を圧倒的に縮減するとしていました。大変心配していた平成22年度の予算においては、圧倒的とまで行きませんが、5億円近く縮減されました。本年(平成23年度)においてはどのようなトレンドになっているのか、大変気になるところです。
この四年間の予算額推移について
以下の表が平成20年度からの予算額推移です。注意をしなければならないのは、決算額ではないと言うこと。平成22年度以降は、新国立劇場のウェブにおいては予算のみの開示となっているためです。
こうしてみてみると、平成20年から徐々に削減されているのが分かります。
留意点としては、この収支予算は「特別会計」のものであるということです。昨年の調査が、新国立劇場への国からの「委託費」がどのように変化しているのかを調べるのが目的だったためです。
実は、これとは別に「一般会計」というものもあります。こちらでは興味深い事実があるのです。
続きます!