テディ・ペンダーグラスを聴いてみる。
音楽遍歴的に言うと、小学校5年生の冬に買ってもらったカラヤンのカセットテープがすべての始まりで、高校のころにジャズに目覚め、大学でサックスを吹いて、ジャズ・フュージョンを聴きつつ、クラシックも長い間聴いていた、と言う感じで、そこに「洋楽」の入り込む隙間はありませんでした。
(洋楽とは何か、という問題はありますが。そういう意味では、欧米のポピュラー音楽という観点で洋楽という言葉を使っています。もっと言うと、多分R&B)
ただ、ジャズ・フュージョンとなると、アル・ジャロウ、ジョージ・ベンソンといったボーカルに接する機会もありますし、あるいは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーをカバーするジャズミュージシャンを通じて、「洋楽」に触れる機会もあったように思います。
それで、先日聴いた「村上RADIO」で、まだまだ聴いていないいい音楽があるなあ、と思ったり、あるいは、毎週土曜日9時からNHK-FMで放送している「世界の快適音楽セレクション」を聴いて、少しずついい音楽を発見したりして、まあもう少しさまざま聴いてみよう、と思った次第。
それで、AppleMusicのR&B系プレイリストを聴いていて見つけたのがテディ・ペンダーグラス。
なぜ気になったかというと「Love TKO」という曲を知っていたからです。この曲は、Fouplayの2010年アルバム「Let’s touch the sky」でカバーされており、知っていたのでしたが、もともとはテディ・ペンダーグラスの曲であったことをプレイリストを聴いて見つけたのでした。テディ・ペンダーグラスがなくなったのは2010年。ライナーノートには等に記載はありませんでしたが、もしかすると追悼の意味が込められているのかも、と思いました。
さらには、インターネットで調べると、ドリフの「8時だよ全員集合」の髭ダンスのベースラインはもともとはテディ・ペンダーグラスの「Teddy」というアルバムに収められた「Do me」という曲なのでした。結構かっこいいです。
70年代の素晴らしいサウンド。ストリングス、ホーンセクションが豪華で、古き良き時代だなあ、と思います。このアルバム、全般的にオケのアレンジが秀逸、あるいは70年代色満載で、オーボエやホルンも登場していて、お金がかかっています。ボーカルがオーボエ-に乗っているのを聴くと、オペラ的でもあります。また、どこかで耳にしたことのある邦楽のアレンジにも似ていて、おそらく70年代から80年代の日本のミユージシャンも大きな影響を受けたんだろうなあ、と思いました。
「洋楽」は本当に不勉強ですので、なにか新しい可能性を見つけたようで嬉しいです。ご存じの方はご存知でしょうから、いまさら感はありますが、自分的には新しい体験なので、あえて書いてみました。
さて、東京地方にはまた夏が戻ってきた気がします。でも、朝晩はやはり涼しいです。繰り返しますが、ありがたいような寂しいような。
それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。
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