Anton Bruckner

新年度は本当に気を使います。年度の初めなので、行事もたくさん。気を遣います。でも使いきれていないという事もあるのですが。

で、ブルックナー。

先日からヨッフムを聴いて、その後バレンボイムに駒を進めました。バレンボイムは7番まで聴いて限界を感じました。苦手なんだなあ、と。バレンボイム。苦手です。わたしにはちと難しい。遊びがなく、ガチガチに固められた演奏には、疲れてしまいます。

で、アバドの7番を聴いて、しばし時を忘れる感じ。それはまた次の話として、次に思い立って聴いたのがマゼール。いや、これは本当に豪放で大きな演奏です。実はこれまで聞く機会に恵まれていなかったのですが、本当に心に染み入るマゼールのブルックナーです。

Bruckner: 10 Symphonien
Bruckner: 10 Symphonien

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テンポをきちんと動かすんですが、それが本当に絶妙に感じるわけです。ここぞ、というところにテンポを落としてメリハリをつけるのは見事。昔、マゼールのボレロを、「まるで歌舞伎役者が大見得をきるような演奏」と評しておられるのを聴いたことがあります。確かに。ここぞというときの爆発力、あるいは、なにかここぞというときに翼を広げる孔雀のような大見得なんだと思います。本当に期待を裏切らないですよね。。
最近隔日更新になってますが、途切れていないだけいいのかも。いや、もうなんだか身動きが取れません。

ではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。

Anton Bruckner

Bruckner: 9 Symphonies

Bruckner: 9 Symphonies

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A. Bruckner
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昨日から、ヨッフム&ベルリンフィルorバイエルン放送管弦楽団のブルックナー全集を聴き続けています。ただ、さすがに全て身を入れて聞いているかといえば、なかなかそうもいかない感じではありますが。

結構、スタイリッシュというか、テンポが早く激しい演奏だなあ、というのが印象でした。確かに、昔聞いたミサ曲第三番なんかもずいぶんスリリングな演奏で、老齢のヨッフムの写真が印象に残っている身にとっては、なんだかお歳を召しているのになんて元気な演奏なんだ、と思った記憶がよみがえりました。

3 Masses

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ブルックナー:交響曲第5番
ヨッフム(オイゲン)
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先ほど、九番まで聞き終わりましたが、もう一回聞いてみないと、と思ってます。

なんというか、きっとワーカホリックなんやろうなあ、と思いながら、予定時間より3時間も多く働いてしまうという。まったく。。そろそろ考えないと。

ではおやすみなさい。グーテナハトです。

Anton Bruckner,Apple Music

引き続きApple Music

今日も引き続きApple Musicを楽しみました、Woody Hermanや菊地成孔などを楽しみつつ、ブログ記事を書こうと思いました。

Apple Musicには、For You、New、Radio、Connectをいう4つのセクションがあります。

For Youというのは、最初に設定するお気に入りのジャンルやミュージシャンにあわせて、様々なプレイリストやアルバムをサジェスチョンしてくれるものです。どうやら再生すればするほど、その傾向を見ていて、プレイリストのバリエーションが最適化されてくるようです。

スクリーンショット 2015-07-13 1.01.41

Newでは、お気に入りのジャンルにとらわれずに、全てのジャンルの楽曲を選ぶことができます。あるいは、iOSのiTunesでは、自分が探したい楽曲を選ぶのはこのNewがスタート地点になるようです。

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Radioはまだつかっていませんが、どうやらApple Musicの目玉の一つのようで、キュレーションされた音楽が提供されるようです。

スクリーンショット 2015-07-13 1.03.17

Connectでは、フォローしたミュージシャンからのメッセージを読んだり聴いたりできるようです。私の場合、EWFとサイモン・ラトルが表示されています。今後、増えていくのかと思いますが、これからの機能でしょうか。

スクリーンショット 2015-07-13 0.52.40

今日の一枚

で、面白かったのは、このプレイリストの中で、ミステイクを見つけたことです。最初だけの混乱かと思いますけれど、とある有名作曲家のプレイリストだったはずが、そこに誤った作曲家の楽曲だけが登録されていたというものです。一応フィードバックしてみましたが、最初なのでいろいろ混乱があるのかもね、と思いました。

ちなみに、そこに含まれていた誤った作曲家の楽曲というのがこちら。

Symphonies 3-5 & 7-9 (Coll)
Symphonies 3-5 & 7-9 (Coll)

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チェリビダッケが振ったブルックナーの交響曲第七番の音源です。チェリビダッケのブルックナーといえば、ミュンヘン・フィルとEMIに残した音源が有名ですが、グラモフォンにも、シュトゥットガルト放送管との音源が残っています。そちらの音源を聞いているのですが、録音も良く、ミュンヘン・フィルとの音源ほどテンポが緩くなく、実にスッキリとした端正で美しい演奏なのです。ちょっとこれはいいなあ、とあらためて聴きほれてしまいました。ちなみに、私、このCDもっていますが、この10年ぐらいお蔵入りでした。そういう意味では、Apple Musicのお陰でいろいろと新たな再発見をしたことになり、ますます音楽が楽しくなってきました。

ついこの間まで、なんだか新しい音楽の切り口がなくて悶々としていたのですが、Apple Music
のおかげで、立ち直れそうです。

ではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

Anton Bruckner,Symphony

Symphony 7
Symphony 7

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Bruckner Berlin Philharmonic Orchestra Wand
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いや、ほんと短信です。
いろいろあった一週間。あの騒動で、一時音楽が聴けなくなるんじゃないか、と思いました。それは、聴くことと語ることを一つにしようとしたからかも。音楽を語るということに対する苦しみというものは以前からあって、それが今回の騒動で色々考えざるを得なくなってしまったということだと思いました。
しかし、昨日から読んでいる伊福部昭「音楽入門」で、「わからない音楽ほどわかっている」という一節があり、ああ、語ってはいけないのかもしれない、などと思いました。まるで一神教の神のように。
で、ヴァントが振るブルックナーの7番を聴いて、ただただ、端正で静謐だ、とだけ思いました。
そうか、音楽を語るときに比喩表現を用いてはいけないのか、などと気づいたり。けっして、「かなしみは疾走」などと言ってはいけないのですね。安易に。
明日の関東はまた雪ですか。2日振り続けるようです。週末、大学時代の音楽関係者と会うんですが、開催されるのでしょうか。。。
ではグーテナハト。

Anton Bruckner,Book

ブルックナー:交響曲第8番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 バレンボイム(ダニエル)
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建国記念日の一日は、最近の疲れを癒やす一日になりました。少しゆっくり眠りましたし。
それでも、現行の構成を終えて、リードを削って、ウォーキングして、みたいなかんじ。朝食は寝坊したので抜きました。夕食は、友人が送ってくれた牡蠣を使ったパスタ。
ナクソスミュージックライブラリーに、TELDECが収められているのですね。バレンボイムのブルックナー交響曲も収録されていて嬉しい限りです。
今日はブル8。ブルックナーについては語りますまい。ブルックナーを語るのはハードルが高すぎます。それでもなお言えることは、バランスがとれている本格派の演奏ということでしょう。ベルリン・フィルの機能性を十分に活かしたものなんでしょう。隅々まで統御された丁寧な作りでいながら、ダイナミズムもある演奏というところでしょうか。実は好きな演奏かもしれない、と思います。
昨今音楽を語ることについてはかなり敏感になっています。絶対音感がないと語れない、という点が気になって仕方がないのです。
私にしてみると、多くの人々が例の交響曲に感動できるのなら、ブル8にも感動できるはず、と思うのです。ブル8が別の名前で別のストーリーがあって、日本でしかるべき形で演奏されると、きっと誰しもが泣くのだと思います。長さだって例の交響曲より少し長いぐらいなのですから。。ブルックナーといった有名な作曲家の名前が、逆に日本では一般に受け入れられないものとなっているのでしょうか。それほど文脈が重要ということでしょうか。
というわけで、グーテナハト。明日も頑張ります。

Anton Bruckner,CD紹介

ああ、失敗。大事な申請を忘れてしまい、半年間途方に暮れることに相成りました。このところタスクが溢れかえっていて、夏バテだったりと、今ひとつでした。ちょっとタスク多すぎですわ。容赦ないです。

http://ml.naxos.jp/album/298244
というわけで、ブルックナーの交響曲第9番をフルトヴェングラー&ベルリン・フィルの演奏で。1944年の録音のようです。
第一楽章では、第一主題で突然高速になり、驚きます。そして、落とすところは相当にローギア。こんなに大胆なのですね。大時代的というのがこういうものなのでしょう。これを実演で聴いたら卒倒でしょう。かなり気に入りました。
最近はこういう振り方をする人がまた増えてきたように思いますけれど。
モノラル録音ですが、なんとか聴けます。
戦争末期の録音なので、色々と想像してしまいます。誰が聴いていたんでしょうかね。
週末もお仕事です。
ではグーテナハト。

Anton Bruckner,Book,CD紹介,Classical

先日も書いたとおり、エーリヒ・クライバーの伝記を読んでいます。

その中で紹介されていた失神に関するエピソードを。

運命の失神

1927年3月、ベートーヴェン没後百年祭の演奏会のこと。
ボンでエーリヒ・クライバー指揮による演奏会で交響曲第5番が取り上げられました。その日はどんよりと曇った日でした。
スケルツォから終楽章へ突入する瞬間、雲の切れ目から一筋の太陽の光がガラスの屋根から差し込んできました。
途端に立ち見で聴いていた学生たちが気を失ったそうです。
戦時中、エーリヒ・クライバーが夫婦で南米の小さい町を歩いていると、男が近づいてきて「私は、あのベートーヴェン百年祭演奏会で気を失った学生の一人なんです」と話しかけてきたそうです。
これは伝説とされていますが、先日出版されたエーリヒ・クライバーの伝記で紹介されているエピソードです。
あそこで突然光が差し込むなんて、出来過ぎた話です。本当なら私も失神したはず。

神は存在する?

これって、朝比奈隆がザンクト・フローリアン協会でブルックナー交響曲第7番を降った際に、第二楽章が終わった途端に、教会の鐘がなった、というエピソードを思い出しました。神様はいるのかも。
このアルバムです。



私はかなり遅い目のテンポをとり、広間の残響と均衡をとりつつ、演奏を進めた。十分な間合いを持たせて第2楽章の和音が消えた時、左手の窓から見える鐘楼から鐘の音が1つ2つと4打。私はうつむいて待った。ともう1つの鐘楼からやや低い音で答えるように響く。静寂が広間を満たした。やがて最後の鐘の余韻が白い雲の浮かぶ空に消えていった時、私は静かに第3楽章への指揮棒を下ろした。

朝比奈さんの言葉です。
第2楽章はレクエイムです。ザンクト・フローリアンに眠るアントン・ブルックナーに演奏が届いたのかもしれません。
ここでも私は失神するかもしれません。
鐘の音を確かめるためにCD聴き始めましたが、このアルバム、いろいろ言われていながらも、かなり感動的です。おすすめ。
ドライブした演奏。朝比奈さんがグイグイ引っ張ります。デュナミークの統率感は格別。
1975年の録音ですから、もう38年前ですか。

失神とは?

先日、読響の《アメリカン・プログラム》で、失神寸前と書きましたが、まあ、音楽で失神をするというのはよくある話なのでしょう。
失神とは「大脳皮質全体あるいは脳幹の血流が瞬間的に遮断されることによっておこる一過性で瞬間的な意識消失発作」です。
この内、音楽を聞いて失神するのは「神経心原性失神」のうち「血管迷走神経反射性失神」と呼ばれています。長時間の起立、驚愕、怒り、予測外の視覚、聴覚刺激、ストレスなどによるものが多いようです。
おそらくは、立ち見の学生は、立った状況で、予測外の視覚と聴覚刺激によって血流が脳から失われ、崩れ落ちたのでしょうね。
というわけで、また明日。

Anton Bruckner,Miscellaneous

旅行二日目

夏休みに入って、宵っ張りの生活が続いていましたが、今朝は早起きでした。理由は宿屋の朝食の時間に間に合わせるため。。

宿屋を9時半にチェックアウトして、強羅駅まであるくんですが、日差しはあるもの、微細な雪が輝きながら舞っていました。相当寒いです。

箱根登山鉄道とロマンスカー

箱根登山鉄道は乗る度にいつも混んでいるイメージです。昨日も、15時半ごろ箱根湯本の駅から強羅行き電車に乗ろうとしたんですが、通勤ラッシュ並みで閉口しました。

ですが、月曜日の朝と言うことで、乗っている方はそんなに多くありません。乗っておられる方は、有閑な感じの年輩の方が多かったように思います。

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さて、箱根湯本の駅からは、まあ小旅行なので、気が大きくなっており、ロマンスカーにて新宿駅へ向かいました。

ロマンスカーもなかなか旅情がありますが、小田急線は丘陵を縫うように進んでいますので、カーブが多く、運航本数も多いとあって、スピードがなかなか出ません。まあ、その方が長い間乗っていられるのでいいんですけれど。

ロマンスカーは、10年ほど前、毎日のように乗っていたので、なんだか目新しさがなく、写真を取り損ねました。。

昼食

新宿でも、また奮発してしまい、小田急百貨店7階のトロワグロカフェで昼食をいただきました。

カフェですので、そんなに気張らず入れますし、価格もまあリーズナブル(?)なので、気楽に楽しめます。

ゆり根のポタージュだそうです。なかなか濃厚な味わい。

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こちらは、サラダなんですが、ドレッシングが絶妙すぎて、卒倒しました。

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トマトカレー。牛肉付き。これも美味すぎる。

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こちらのリゾットも濃厚な味わい。生ハムがうれしい一品。

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昼食後は、奥さんの仕事につきあい、スタバでまたVBAプログラミング。まったく楽しいです。

旅は一泊二日でしたが、東京ライフをずいぶん楽しめました。ほんとうにありがたいことです。

 

今日の音楽

佐村河内守:交響曲第一番「HIROSHIMA」

まずはこちら。

佐村河内守さんの交響曲第一番「HIROSHIMA」。

今日、東京芸術劇場で東京初演があったのですが、故有って参れませんので、CDを購入してなんども聴きました。

というか、何回聴いて分かるような曲じゃありません。あまりに壮大気宇です。演奏時間も1時間半に迫りますし。

これはブルックナーとマーラーへの壮大なオマージュではないかと思います。あとはニールセン、メシアンも聞こえました。

特にニールセンの「不滅」に関しては、弦のフーガがそっくりな場面が出てきます。カッコイイです。

もちろんこれは今のところの感想。もっと聴けば違うものがいくつも出てくるはずです。

ほんとうにコンサート聴きに行きたかったですが、このCDだけでもほんとうに満足です。

というか、理解するにはまだ聴き足らないですね。もう何日か繰り返し聞いてみる必要がありそうです。

ヴァント&ベルリンフィル:ブルックナー交響曲第五番

その次はこちら。

先日の読売日響のブル5の予習アルバムの一つ。

ヴァントとベルリンフィルが組んだブルックナー交響曲第五番です。

ブルックナーのことなんて、恐れ多くて書けないんですが、私的にはこれがデフォルト盤です。

枯れてるんですが、枯れてもなお淡々と熱い演奏。

もっとブルックナー勉強しないとなあ。

 

では明日からまた戦場に戻ります。

Anton Bruckner,Concert,Symphony

行ってきました、下野竜也指揮読売日響でブルックナー交響曲第5番。

みんな大好きブルックナー。

私も大好きです。でも、さすがにみんなに聞こえるぐらい大きな音で、ブル5第二楽章を鼻歌を歌う方がいるのには驚きました。

 

アウフヘーベン

それにしても、今回はこの曲のことをよりいっそう理解できた気がします。

第四楽章の冒頭で、第一楽章と第二楽章のテーマが出ますが、それをクラリネットが否定するんですね。

一語、「否」、みたいな。

で、クラリネットの否定に屈して、弦楽器がフーガを奏で始める、という構造。

ほんと、弁証法的です。

確か、ベートーヴェン第九の四楽章もそんな感じで、止揚していくんですよね。

本当にドイツ的だと思います。

 

論理的

そんな、論理的なドイツ音楽を下野竜也さんは、論理的緻密さで構築しきっていたように思います。もう本当に隙のない論理性で、マチュピチュの石垣のようにナイフが隙間に入らないぐらいぴったりと組まれた石組みの構造でした。

あとは一つ一つの石組みをきちんと見せてくれました。たとえば、ゲネラルパウゼの長さが残響を意識して取られているなど。

そのため、くっきりと鮮やかに個々の構造が見て取れたと思います。

ただ、私の勉強不足なんですが、そうすると全体の流れを捉えるのが難しくなったなあ、と思いました。自分が何処にいるのかはわかりますが、その場所がどういう意味を持つのか、認識するのが難しかったように思います。

テンポはかなり緩く、インテンポ。もちろん、加速するところは加速しますが、過度なテンポチェンジはありませんでした。こういう淡々としたところも論理的に思えた所以と思います。

でも、さすがに最終楽章最終部はみんな熱くなっていて、ビオラの方が凄くうれしそうに弾いていたのが印象的です。

ホールの音

全体の音量、音圧が小さく思えたのは、ホールと私の席のせいでしょう。今日もいつものように一番前で聴いたので、金管の音が頭上を抜けていったように思いました。以下のウェブでもそうしたことが指摘してあります。もうすこし後ろの席にすれば良かったのですね。

http://www.zankyo.com/hall/tokyo_detail.html

ステージから離れる程、両サイドの壁が遠くなって行くため、1・2階の中央席で聴くと音が頭の上を通過するようで落ち着かない。比較的高い壁のある2階の両サイドの席が、音が鮮明で落ち着いて聞こえる。

 

恐怖のエスカレータ

さて、先ほどの記事でも触れたように東京芸術劇場に来るのは久しぶりでした。恐怖の直線エスカレーターは以下のように作り替えられていました。

 

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上から見るとこんな感じでした。やっぱり怖いかも。。

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明日は縁あって上野に出張るかも。。

それではまた。

Anton Bruckner

今日は移動日。

この写真は紀伊半島の南を対地速度567ノットで飛行中のものです。ヘディングは055。高度は3万5000フィート。順調でした。

客席から見るとボーイング747のエンジンは大きく見えます。

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飛行機に乗るとブルックナーを聴きたくなるようです。

雲海をみながらブルックナーなんて、本当に贅沢に過ぎます。

ブルックナー:交響曲第8番
ジュリーニ(カルロ・マリア)
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ジュリーニのブルックナーを初めて聴いたのは1998年でした。

このころはブルックナー狂いでしたので、毎週渋谷のタワーレコードに通ってはブルックナーを買いあさっていました。

ちょうどチェリビダッケのブルックナーボックスが発売になったころ。

レコード芸術誌上で名だたる評論家の方々が「この暑さの中チェリのブルックナーを何曲も聴くのは辛い」とこぼしておられたのを覚えています。

クワイエットコンフォートでジュリーニのブルックナーを聴いているんですが、実に素晴らしい。

このCDの第一楽章がはじまった9分ぐらいのところ。初めて気聴いた1998年に、この圧倒的な情感の膨らみに圧倒されたのでした。

全体にテンポは緩めですが、チェリビダッケのそれほどエキセントリックではありません。マグマのような熱塊が地面の下からゆっくりと昇ってくるようなエネルギーを感じます。

ウィーンフィルが良く鳴っていて、本当に素晴らしいです。

 

この録音を聴いて、同曲異演の面白さに開眼した記憶があります。

 

録音場所は楽友協会大ホールにて1984年5月。

明日からは通常業務に復帰です。

それでは、You have.