Richard Strauss

Strauss

R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
カラヤン(ヘルベルト・フォン) (1998/06/10)
ユニバーサルクラシック

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以前にも取り上げた、シュトラウスのアルプス交響曲です。昨夜、二次会の帰り、フラフラしながら、帰りの電車の中でおもむろに聴き始めた曲です。

昔は、あまりに表題的過ぎるなあ、と思って、あまり親しんでこなかった楽曲なのですが、この数ヶ月間というものの、その魅力が徐々に理解できるようになった気がしています。始めてこの曲を聴いたのは多分小学校6年生か中学1年生の頃だと思います。何度か書いていますが、当時はCDなど買うお金など持っておらず(そもそもCDプレーヤーを持っていなかった)、両親が音楽は大して好きではなかったと言うこともあってレコードプレーヤーは壊れたまま。ですので、ただただ金曜日の夕刊に掲載されるNHK-FMの週間番組表と毎週にらめっこして、どんな音楽が放送されるのかを毎週楽しみにしていたのでした。当時は、ただただいろいろな作曲家の交響曲が聴きたくて、「交響曲」という文字に反応して、ただただひたすらエアチェック(死語です)していましたね。そんな中にやはりこのアルプス交響曲も含まれていたのですが、そのときの録音テープがあまりよくなく(SONYのHF-60というテープで、TAPE Iでした。懐かしいです)、ラジオのノイズが酷くて、一度聴いていやになってしまったのでした。もしかしたら、その演奏も今ひとつだったのかもしれません。ですので、アルプス交響曲の最初の印象はあまり良いものではなかったのでした。

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少し新しめのHFテープの画像。僕がアルプス交響曲を録音したのはもう少し古いバージョンでした。

それから二十年以上経って、シュトラウスのオペラを聴き始めてたということと、先だって書いたようにインターネットラジオでこの曲が放送されていたと言うこともあって、またこの数ヶ月、カラヤンに酔っていると言うこともあり、このCDを買ったわけです。いやいや、本当に素晴らしい演奏です。ようやく僕の方でこの曲を聴く準備ができたと言うところだと思います。

アルプス交響曲は1915年、シュトラウス51歳の時の作品です。初演は1915年にベルリンで行われ、指揮はシュトラウス、演奏はドレスデン・シュターツカペレ。やはりシュトラウスはドレスデンとはとても強い縁で結ばれているようですね。作曲はガルミッシュ・パルテンキルヒェンの山荘で行われました。ですが、体調があまり芳しくなかったのであまりと残はしなかったようです。それで、この曲の元になったのは、若い頃に登ったツークシュピッツェの印象が元になっていると言われているそうです。写真はツークシュピーツです。flickrで検索してお借りしてみました。


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Originally uploaded by elrecke.


壮麗な山の風景を本当に豊かに描いていると思います。雷鳴とどろく嵐の場面でパイプオルガンが低音で支えるあたりの荘厳さは筆舌に尽しがたいです。道に迷ってしまう部分の少しコミカルな感じも面白いですね。今は力を抜いて曲の中に入って聴くことが出来ている気がします。それはもちろんカラヤンの盤石な演奏に依るところも大きいと思います。これだけスケールの大きな曲の全体を把握して演奏するのは本当に難しいと思うのですが、きちんと振っておられますからね。当然ですね。カラヤンは本当に偉大です。シュトラウスももちろん偉大です。


今日は7時半に起きました。平日は5時〜6時半にかけて起きるのですが、今日は少し遅めになります。30分ほど英語の勉強をして食 事。それからいつものカフェにて仕事。雨が降ってきたのでお昼には帰宅して昼食。昨日の疲れが残っているので、1時間ほど午睡をとって、また少し仕事。気分転換にブログを書いているところです。明日からもまた仕事に行きますが、疲れが残らないと良いのですが。今日は早く寝ようと思います。


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