相変わらずヴォツェックが気になって仕方がありません。今日も聞いています。第二幕第四場のスケルツォがマーラーにそっくり。クラリネットの使い方、レントラー風の物憂げでシニカルな音楽。夢に出てきます。それから、場ごとに情景が切れていくあたりとか、酒場の舞踏の音楽が少々ジャズっぽかったりするのが先日見に行ったツィンマーマン「軍人たちSoldaten」にも似ているのですよ。何が何だか分らなくなっています。
音楽之友社の「名作オペラブックス」にこの「ヴォツェック」も入っていまして、初めて聞いた10年ほど前に購入してありました。改めていろいろ読むとおもしろいですね。ちょっと真面目に取り組みたくなります。
私が聞いている。ヴォツェックのCDのキャストを挙げておきます。アバド盤はこのメンツです。
- 作曲==アルバン・ベルク
- 指揮者==クラウディオ・アバド[←アッバード]
- 管弦楽==ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 合唱==ウィーン国立歌劇場合唱団
- 合唱==ウィーン少年合唱団
- ヴォツェック==バリトン==フランツ・グルントヘーバー
- アンドレース==テノール==フィリップ・ラングリッジ
- ハウプトマン==テノール==ハインツ・ツェドニク
- マリー==ソプラノ==ヒルデガルト・ベーレンス
- 鼓手長==テノール==ヴァルター・ラファイナー
- 医者==バス==オーゲ・ハウグランド
- マルグレート==アルト==アンナ・ゴンダ
ハインツ・ツェドニクさんは、少し前に新国立劇場にみえてましたね。CDではとても若い声です。ベーレンスさんのマリー、力強いけれど鬱蒼としたマリーの内面を巧く出しているように見えます。男達と渡り合うのに十二分なマリー。
今日は暑い一日。近所のカフェに出かけて、先日の旅行のまとめ。忘れないようにとにかく書き付けましたが、そちらも終わり。結構長くなってしまいました。
これからこのブログにも写真を出していきたいところなのですが、思ったより巧く撮れていなくてがっかり。教会のなかで撮った写真はほとんどだめです。すこし古いデジカメを持って行ったので、薄暗い教会での撮影は厳しい。今時のデジカメですとかなり感度が上がっていて、ISO3200なんてものもある。まあノイズは乗るとは思いますが、それでもぶれた写真やピントの合わない写真よりはマシです。また旅行に行くことがあったらデジカメを新調しようかな、と思いました。
しかし、明日から仕事ですね。今週は毎日更新したいです。