私のiPodに入っている、クラシック系ヴォーカル曲をシャッフルして聴いています。極めて受動的な聞き方で、後ろめたさもあるのですが、普段聞かない音源にもたまには目を向けてみようということで。
全部で1005曲あって、気が遠くなりそうですが、興味深いトラックがいくつもあって、楽しいです。印象深い歌い手さんは、プティボンとパヴァロッティ。月並みですが。オッターやガランチャもすばらしい。
プティボンは変幻自在な声を出します。あるときはこまっしゃくれた小娘のような、少し媚びのある声だし、あるときは深く情熱的な激しい声を出したり。一度実演を聞いてみたいです。
フォーレの歌曲集も、なんだかアンニュイな感じで、心地いい。フランス語分かりませんが、今からでもがんばるかなあ。。。これ、分かるようになると、人生が光り輝きそうです。
あとは、三大テナーも何曲か聞きましたが、甘い歌声のドミンゴ、麗しきパバロッティ、情熱のカレーラス、といったところでしょうか。ドミンゴもこのころはまだ声が太くてかっこいい。しかし、パヴァロッティのポップスはあらゆる意味で面白い。
それから、マーラーの歌曲も良いですねえ。亡き子をしのぶ歌、さすらう若人の歌は、マーラーの交響曲群の外伝的な位置づけで、めちゃくちゃカッコイイし、興味深いし、感動的。
ブラームスの歌曲は聴いていて安心してしまいます。安心しすぎてすこし物足りなささえ感じる。ブラームス狂いだった時期もあったので、ある種の懐かしさ。心が和みます。
まだ500曲ほどしか聞いていないので、まだまだ隠れたお宝がたくさんでてくるはず。あと一週間はかかりそうです。
歌曲のトラックを聴き倒す一週間